皆殺し編(20)

 学校を休んだ梨花を心配して、部活メンバーが梨花宅に集結した。

 何があったのかと騒ぐメンバー。
 何が起こっているのかと推測するメンバー。

 その様を見て、梨花が真相を話す気になったようだ。

 よし!
 カモン、真相!


 (本編読み進め)


 やはり話の内容は「雛見沢症候群」だったか。
 これは雛見沢近隣出身者が遠方で患う重度のホームシックと精神不安定等の総称だという。

 しかも外因性精神疾患なのか。
 心因性じゃないのなら、やはり寄生虫なのか?

 ある医師は原因は雛見沢という風土にあるという仮説をたてたそうだ。

 それが正しいのならば、「村によそ者が入る事」を拒み、「村から出て行く事」を禁じられる旧鬼ヶ淵の慣習も理解できる。

 鬼ヶ淵の沼から鬼が湧き出し村人を襲ったというのも、急性発症した人達を鬼と称したと解釈できる。
 オヤシロさまの教えに従わないと祟られるというのは、オヤシロさまの教義を守るなら風土病と共存できるという事になるのか。

 なるほど。
 でも、まあ「罪滅し」編の寄生虫説と大した違いはないな。

 風土病を発症させない重要なルールは2つ。

 1つは被害妄想を膨らませる事になってしまう疑心暗鬼。

 あーあー、確かに「囚われ」トリオが囚われた時は疑心暗鬼になってたな。
 だから互いを疑わないように雛見沢は結束が固いのか。

 もう1つのルールは雛見沢を離れない事。

 あー、これもレナさんが体験しているな。

 レナさんすげえな。
 どちらも体験しているよ。

 というか、人の発言の真偽を測ろうとするレナさんは元々罹りやすいんじゃないのかね。


 (本編読み進め)


 あ、やっぱり圭一もこの病気に感染しているのか。


 (本編読み進め)


 あー、ああああ!

 親類の葬式のために雛見沢を出たせいで「鬼隠し」編の圭一は発症したのか。
 しかもその編では羽入が圭一についてまわり「ごめんなさい」を連呼していたのだという。

 迷惑だよ、羽入!

 逆効果!
 逆効果!

謝罪×∞


 そして、この病気を研究するイリー達を支援しているのが「東京」という裏の組織らしい。

 …何故東京?
 てっきり地名かと思っていたよ、「東京」。

 「雛見沢症候群」研究のために送り込まれた研究員がイリー。
 お目付け役が鷹野。

 トミーは?
 トミーの正体は、まだわからない。

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