皆殺し編(23)

 沙都子のトラップでできた隙を活かして、どうにか家から脱出はできた。

 だけど絶体絶命な状況は変わらない。
 追い詰められる梨花と沙都子。

 そこに圭一が颯爽と登場した。

 うっおー、かっこいー!

 続いて、魅音、詩音、レナも登場し、敵を次々と昏倒させていく。

 すごいなー。
 ヒーローみたいだ。
 (別世界では犯罪者の人が多いが)


 (本編読み進め)


 新手が6人やってきた。
 梨花達は逃げるのではなく、彼らをねじ伏せて乗ってきたワゴン車を奪うつもりらしい。

 ちょっと、相手プロですぜ?

 あぁ、でもこの人達は日頃の部活がハードだもんな。
 こんなところで役立つのか。

 役立たないような世界にしたいもんだ。
 (遠い目)


 (本編読み進め)


 あ…圭一殺された。
 しかも鷹野に。

 どうしてだ。
 どうして、最初に圭一なんだ。
 中心人物から先に叩くという事か?

 主人公(?)最初に退場だよ。
 また死んだー!

スペランカー圭一


 本当にクリアできないゲームをプレイしている気分だ。

 ああ、ムカムカしてきた。
 完膚なきまでに鷹野をブン殴りたい。

 生存許可を取り消すだけなんて生ぬるい。
 取り消しなんてさせない。
 まずは捕らえ、園崎の地下祭具殿に放り込む。
 そして両手両足の爪をはぐ。
 生えてきたら、またはぐ。
 そんな事を繰り返しながら、新しい拷問具の実験台として扱ってやる。
 何十年を苦しみ呻きながら生きろ。

 と思うぐらい腹が立つ。

 そんなにオヤシロさまになりたいなら羽入と代われ。
 そして一生誰とも交わる事なく永遠を生きろよ。

 うん、そんなエンディングがいいな。
 鷹野や山狗に何の制裁もなく、この物語が完結したら怒るぞ。

 ……いかん、ワシが「囚われ」気味になってどうする。


 (本編読み進め)


 結局、鷹野に完敗し、皆殺された。

 あ、死後の世界みたいな所でレナが羽入に突っ込んだ。

 やっぱりそうだよねぇ。
 「惨劇回避には羽入の力も必要」だ。

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