罪滅し編・読後5

 「罪滅し」編を読み終えた後、色々な考察サイトをのぞいてきた。

 「圭一妄想」説、大繁盛。
 「鬼隠し」編のみならず、「祟殺し」編の鉄平殺し等、物語の肝となる場面で圭一が「妄想」の世界に突入している、という説だ。

 そんな真相嫌だ…。

圭一夢想


 それが正解だとすれば、この「ひぐらしのなく頃に」は圭一の妄想が半分近く占めてしまいそうだ。
 なので、圭一の妄想は最悪「鬼隠し」編のみという説で脈絡なく色々な事を推測してみる。

 ここでは、梨花が同じ時を幾度となく回帰している事を前提に考えてみる。

 以下、一文推測。

・オヤシロさまの祟りというのは、同じ時間をループする事
・悟史は4年目の怪死事件の実行犯ではない
・雛見沢村民全員が無意識の内に前世界の記憶を踏襲している
・鷹野のスクラップ帳は1部分真実を含む
・富竹が、よくダム跡地にいるのは、そこに何らかの用事があるから

 次に少し長文な推測。

・礼奈は「祟殺し」編以外では全て鉄平とリナを殺害している

 「罪滅し」編が礼奈のイレギュラーな行動なのではなく、殺害をしなかった「祟殺し」編がイレギュラーなのだと考える。

 殺害後、遺体隠蔽前に仲間に発見されると「罪滅し」編に似た結末に至る。
 無事隠蔽すると「鬼隠し」編、「綿流し」編、「目明し」編等の話に至る。

 そのように考える理由としては、詩音がレナに抱いた「自分の上手をいく女」という感情だ。

 自分より先に手を下し、しかも露呈する事無く平凡な世界に戻る事ができている。
 その事を詩音は何となく察していたのではないだろうか?

・魅音は本当に白か

 解に移ってから、一人だけ限りなく白に近くなった魅音。
 それが逆に怪しい。

 現在、圭一に最も無償の愛を与え得る存在だというのも逆に怪しい。
 圭一は取りあえず全員から1回どん底に落とされなければならない気がする。

 そういう心情的推論とは別の理由も1つ。

 魅音は「鬼隠し」編、「綿流し」編、「目明し」編では確実に殺されている。
 そして、その場合は雛見沢大災害が起きていない。

 「祟殺し」編と「罪滅し」編では劇中で死亡する程の危害は加えられていない。
 そして、発生した雛見沢大災害で死亡している。

 怪しくないッスか?

 あと、もう1つ。

 「目明し」編で詩音が爪を3枚剥いだ後、魅音も同じ箇所を剥いでいる。
 この時の詩音はこの行為を誠意だと思っていた。
 しかし、爪の歪みによって2人に違いが出てこないように、わざとやったと考える事もできる。

 やはり「鯛の刺身」の入れ替わりの時に刺青を入れる事を把握していたように思えるのだ。

 魅音と圭一の組み合わせは1番好きなんだけどな。
 疑ってしまう自分が悲しい。

前へ  次へ

戻る