罪滅し編・読後4

 更に話を変えてみる。

 「鬼隠し」編では殺人をやらかした圭一。

 圭一の過去を調査した警察内部なんかで、
「やっぱり、あの少年は異常者だったんだな」
と言われていたかもな。

 不本意だ。



 「祟殺し」編でも圭一は最終的に精神病院に収容されている。
 しかも、雛見沢大災害の唯一の生き残りという事で名前も世間に出ているようだ。

 圭一一家が以前住んでいた町の人達が、
「やっぱり精神病院に入ってしまうような子だったのよ。
 もしかして、あの子が何かやったのかもよ」
と噂していそうだ。

 圭一が児童連続襲撃犯だという事は公表はされていないとは思う。
 ただ、そうだとしても、近所の人は突然転校した誰かさんが事件に関与している事は何となく察するだろうし。
 そんな悪意に溢れた噂が広まっていても、おかしくはないでしょうな。

 それもやはり不本意だ。



 それ以外の編でも圭一が死んだ事が耳に入れば、
「因果応報よ。
 大きくなって何か犯罪をする前に死んでよかったのかもよ」
ぐらい言うかもしれない。

すごく不本意だ。



 被害妄想で憤慨するワシ。

被害妄想怒


 まあ、圭一はその悪意ある評価を甘んじて受けなければいけない立場なんでしょうけどね…。

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