罪滅し編・読後3

 話は変わるが、部活メンバーそれぞれに昭和58年以前に惨劇を回避する選択肢が用意されている気がする。

 圭一は児童連続襲撃事件に手を染めるかどうか、あるいは勉強漬けの毎日を拒否するかどうか。
 魅音はそれが故意だったのか不明なままだが、背中に刺青を入れる日に入れ替わりを決行するかどうか。
 礼奈は母親が連れてきたおじさんに好意を持つかどうか、あるいは母親についていくかどうか。
 沙都子はにーにーに甘えるかどうか。

 これらで全て良い選択をしておけば、少なくとも富竹さん鷹野さん死亡後の惨劇は免れたはず。
 雛見沢大災害は起こるかもしれないが。

まいったまいった(その2)


 その代わり、圭一は雛見沢に転校してこない。(おそらく灰色の生活のまま)
 魅音は「詩音」として聖ルチーア学園に入れられる。
 礼奈も雛見沢に戻ってこない。
 沙都子の前からにーにーは消えない。

 うーむ。
 こう並べてみると、確かに惨劇は起こらないかもしれないが、この状況は微妙だ。

 全員が互いに面識が無い事になる。
 それは寂しいな。

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