【文学作品(書物)】

    
学問のすゝめ (がくもんのすすめ)

【成立時期】
   
 明治時代 (1872年)

【作者・編者など】
   
 福沢 諭吉 (ふくざわ ゆきち)

【種別・ジャンル】
    
論文書

【内 容】
    万民(ばんみん)は生まれながらに自由平等であるという画期的な
   内容であった。このころは、江戸時代の封建的(ほうけんてき)な身分
   の考え方が色濃く残っていたころである。その上、人の価値を決める
   のは学問であり、その学問も特に現実に役立つ学問でなければなら
   ないとしている。また、個人の自由のみを主張する愚かなことはしては
   ならない。自制(じせい)するモラルも必要であるとしている。


【特 長など】


【備 考】
   〈 学問のすゝめの冒頭部分 〉
        天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らずと言へり。
       されば天より人を生ずるには、万人は万人皆同じ位にして、
       生まれながら貴賤(きせん)上下の差別なく、万物の霊たる
       身と心との働きを以(もつ)て、天地の間にあるよろづの物を
       資(と)り、以(もつ)て衣食住の用を達し、自由自在、……


    福沢諭吉の作品
      「西洋事情」「学問のすゝめ」「福翁自伝」「世界国づくし」など   



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