【文学作品(書物)】

    
国性爺合戦 (こくせんやかっせん)

【成立時期】
   
 江戸時代 (1715年)

【作者・編者など】
   
 近松門左衛門 (ちかまつもんざえもん)

【種別・ジャンル】
    
浄瑠璃(じょうるり)

    ※ 浄瑠璃(じょうるり)
        物語と三味線(しゃみせん)、人形とが結びつき、三味線の
        伴奏(ばんそう)で、人形が劇(げき)として操られる。
                

【内 容】
   ● 中国の明(みん)の国の家臣と日本の女性の間に生まれた和藤内
    (わとうない 後に国性爺となる)が主人公で、苦難(くなん)にあいな
    がらも、明(みん)の国を再興(さいこう)しようとする物語。

【特 長など】
   ● 江戸時代の封建社会(ほうけんしゃかい)のきびしい制約(せいやく)
     のもとで真実の愛に生きることを願った人々の悲劇(ひげき)を描いて
     いる。

【備 考】 
  
● 近松門左衛門(ちかまつもんざえもん)の作品は、この他に「曽根崎
     心中(そねざきしんじゅう)」、「冥途の飛脚(めいどのひきゃく)」など
     がある。



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