【文学作品(書物)】

   
舞 姫 (まいひめ)

【成立時期】
   
 明治時代 (1890年)

【作者・編者など】
  
 森鴎外 (もり おうがい)

【種別・ジャンル】
    
小 説 

【内 容】
     明治政府の国家的な使命をおびた留学生(りゅうがくせい)の太田豊太郎
   が踊子(おどりこ)のエリスと恋愛するが、友人の説得(せっとく)や自分の「弱
   き心」のために帰国を決意する。そのため、恋人だったエリスは気が狂(くる)
   ってしまう。
主人公の太田豊太郎は、そのことを知り、自分を説得した友人を
   にくみ、また、自分の「弱き心」を後悔(こうかい)する。

【特 長など】
    ● 雅文体(がぶんたい)で書かれている。
    ● 主人公の複雑(ふくざつ)で屈折(くっせつ)した内面を表現している。

    ※ 雅文体(がぶんたい)
         平安時代の仮名文(かなぶん)をまねて書かれた文のこと。

【備 考】



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