【文学作品(書物)】 土佐日記 (とさにっき) |
【成立時期】 平安時代 (935年ごろ) |
【作者・編者など】 紀貫之(きのつらゆき) |
【種別・ジャンル】 日記・紀行文(きこうぶん) ※ 紀行文(きこうぶん)…旅で見たり聞いたりしたことの記録や感想 |
【内 容】 古今和歌集(こきんわかしゅう)の撰者(せんじゃ)であった紀貫之 (きのつらゆき)が晩年(ばんねん)に土佐守(とさのかみ 高知県の 国守)の任務を終えて京都に帰るまでの55日間の旅の出来事を日 記にしたもの |
【特 長など】 ● 男性である紀貫之(きのつらゆき)が女性のふりをして書いた ひらがなの日記 ● 役人として話せない気持ちを、女性のふりをして自由に告白 (こくはく)した日記 ● 日記中に57首の和歌と3首の船歌(ふなうた)がのせられている。 |
【備 考】 〈 土佐日記の書き出し 〉 をとこもすなる日記(にき)といふものを、をむなもしてみんとてするなり。 [意 味] 男もすると聞いている日記というものを、女の私もしてみようと思ってする のである。 【土佐日記で紀貫之(きのつらゆき)が旅した道】 |