【文学作品(書物)】

    
宇津保物語 (うつほものがたり)

【成立時期】
   
 平安時代 (975年ごろ)

【作者・編者など】
   
 不  明
    ※ 源順(みなもとのしたごう)の作という説もある。

【種別・ジャンル】
    
物  語

【内 容】
   清原俊蔭(きよはらとしかげ)が唐にわたる途中、漂流(ひょうりゅう)して
  波斯国(はしこく)にたどり着き、天人から琴をさずかり、仙人から琴の曲を
  学んで日本に帰る。その孫の仲忠(なかただ)は貧しくて、うつぼ(洞くつ)で
  生活していたが、母から琴を学ぶ。やがて、仲忠(なかただ)の一家は音楽
  で栄える。

【特 長など】
     源氏物語(げんじものがたり)の先駆け(さきがけ)的な意味をもつ作品

【備 考】



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