【文学作品(書物)】 宇治拾遺物語 (うじしゅういものがたり) |
【成立時期】 鎌倉時代 (1216年) |
【作者・編者など】 不 明 |
【種別・ジャンル】 説話物語(せつわものがたり) ※説話(せつわ)…民衆の間に伝わる伝説や昔話、神話のこと |
【内 容】 貴族や民衆、仏教にわたって伝わる伝説や童話(どうわ)などをまとめたもの 人びとの生活感情や人間性の真実が鮮(あざ)やかに描かれている。 |
【特 長など】 ● 197個の説話を15巻に収める。 ● 仏教思想が色こく流れており、教訓的(きょうくん)な説話が多い。 ※ 教訓(きょうくん) … 教えさとすこと |
【備 考】 〈 今日の童話(どうわ)との関連 〉 宇治拾遺物語には、「こぶとり」「腰(こし)折れ雀(すずめ)」などの童話も 収められている。 ※ 「鉢(はち)かつぎ」「酒呑童子(しゅてんどうじ)」「一寸法師(いっすんぼうし)」 「ものくさ太郎」などの有名な童話は「御伽草子(おとぎぞうし)」に収められて いる。 |