ソクラテス (ギリシア) |
紀元前470〜紀元前399 |
古代ギリシアの哲学者(てつがくしゃ) アテネの彫刻師(ちょうこくし)の家に生まれる。親の後をつぎ、彫刻家(ちょうこくか)になろうとしたが、哲学に興味をもって研究をするようになる。後に天文学や自然科学などのあらゆる学問を研究するようになった。紀元前424年のデーリオンの戦いに参加し、数々の功績をたてた。 【古代のギリシア世界】 その後、人間はいかに生きるべきかということに興味をもち、研究を続けた。「なんじ自身を知れ」と説き、若者たちに「無知の知(自分は何も知らないということを知りなさい」を自覚させるために徳の「なんであるか。」を質問する独特の問答(もんどう)を行った。だが、 このことが、青年たちをまどわすものだとされ、死刑を宣告(せんこく)され牢屋にいれられた。友人や弟子たちは、牢屋(ろうや)から逃げ出すことをすすめたが、「悪法も法」であり、法律は守らなければならないといって、毒(どく)を飲んで死んだ。弟子の中には、プラトン、クセノフォン、アルキビアデスなどがいる。 |