バダム卿の手記

勇者シャルのゼテギネア放浪記・ネタ帳
-Part6-

【放浪記】において、非常に内輪受けしかしないと思われる箇所を、ゼノビア龍虎武神隊初代隊長バダム=ダイナー卿の手帳を元に説明いたします。


●プロきんの野望・全国版●

タイトル
光栄の歴史シミュレーションゲーム『信長の野望』シリーズの第二弾『信長の野望・全国版』から。
本編と全く関係ないと思われがちだが、どっこい微妙なところに繋がりがある。

オルゲウ
勇躍という単語を受けてバダムが発した台詞。
タクティクスオウガ』に登場する、同じ二つ名を持つキャラクター。デニム達に殺害された恋人(?)の仇を討つ為に立ちはだかるが、逆にデニム達に虐殺されるという悲劇を背負う男。

ビルの谷間でスーツ姿のままバスケを楽しむ様な連中
ある会社のTVCM。実はこの会社名が出てこない。
何故これが出てくるのかといえば、このCMには内山田洋とクールファイブの名曲『東京砂漠』が使われている為である。
繋がりは単に砂漠だったので、一段飛ばして(または続けざまに)語尾をエコーにしても良かったのだが。

ニンともカンとも/闇に滅する/微塵隠れ
ニンジャマスター・フットの台詞。
ニンともカンとも』は『忍者ハットリくん』(藤子不二夫・作)の主人公・ハットリカンゾウの決め台詞。
闇に滅する』はSNKの格闘ゲーム『サムライスピリッツ』シリーズに登場する忍者・服部半蔵の勝ち台詞の1つ『闇に滅せよ』から。
微塵隠れ』はADKの格闘ゲーム『ワールドヒーローズ』シリーズに登場する忍者・ハンゾウの技の1つ(2作目以降)だが、正しくは『微塵隠れの術』。
一応、全て基本は徳川四天王の中でも『鬼の半蔵』として名高い伊賀流・服部半蔵をモデルとしているキャラクターである。

甲州乱波
これは戦国時代の武田家が抱えていた諜報部隊の俗称である。
因みに、甲州ならば乱波(らっぱ)ではなく透波(すっぱ)であるというのが通例だが、響きの問題もあったので筆者が勝手に乱波としたものと思われる。

BGM付き
サイダバードの町の人のボケ。
当然ながらここで流れるBGMというのは『ThunderBird, A Go!』である。

ゴッド/オーラ/ファイアー
〜バードと語尾に付く単語群。
ゴッドバード』はTVアニメ『勇者ライディーン』のライディーン飛行モードの呼称。
オーラバード』『ファイアーバード』はともに、ADKの格闘ゲーム『ワールドヒーローズ』シリーズに登場するフランスの女剣士・ジャンヌの必殺技(後者は2作目以降)

短刀
ノルンの「盗賊?」を受けてのフットの返し。
RPGゲーム『Wizardry』の『Thief's Dagger(盗賊の短刀)』の事を言っているというのは明白。

多羅尾伴内
比佐芳武の探偵ものだが、作画:小池一夫、石ノ森章太郎(当時は石森)によって漫画にもなっている。
漫画に先んじて、かの名優・片岡千恵蔵を主役として映画化されたもので、二挺拳銃を手に「ある時はポリスマン、またある時は云々・・・」という台詞が非常にキマっている、七つの顔を持つ探偵
因みに、漫画の方のイメージソングは筆者のお気に入りの曲でもある。

ソッチ系/ソレ系
大体把握できたと思われる系統。

シスコンもどき
解説不要とみなす。

オリンポス十六闘神の添乗員/的中率0%のインチキ予言者
ギゾルフィが誰であるかを模索している反乱軍諸氏の台詞。
魁!男塾』の天挑五輪大武會編に登場した、ギリシャ神話をモチーフにした戦闘集団に付随してきた予言者を指している。正式名はデルフィ(蜒琉琲)
因みに正しくは『淤凜葡繻十六闘神』と書くが、読めない上に入力困難なのでわかりやすくカナにした。
余談だが、筆者は後に宮下あきらが『天より高く』で描いた男塾の面々は、作者が自己の作品を貶めたものと解釈している。

奈津子センセ
昼日中で錯乱中のバートンの台詞を意訳して頂いた方。
通訳・翻訳の業界で『奈津子センセ』といって「誰?」とか聞くトンマはおるまいというほどのお方。但し、この様に訳すわけでは決してない事も言うまでもあるまい。

門番でも出てきそう
闇の香りの台詞「どーれー」を受けての台詞。
この辺りの元ネタは筒井康隆作『時代小説』にあるが、詳しくは書かない。

アイドル伝説えり子
TVアニメにそういうのがあった、という以外知らない。
おまけに何故ここでそれが出てくるのか一切不明。
解説になってないな。
因みに主人公は『田村えり子』だが、当時は製作者も同名のアイドルが誕生しようとは思っていなかったかもしれない。

魔法少女シリーズ
これも何故出てきたのか不明。
おそらくこの寸劇の作者は相当錯乱状態にあったものと思われる。
因みに魔法少女シリーズとは、『魔法使いサリー』(横山光輝・作)を始祖とする、作中で魔法(または類似した超常能力)を駆使する少女の活躍を描いたアニメ作品を総称する。
が、変身能力が基盤となっている『キューティハニー』や『セーラームーン』は違うジャンルに類別される。同じ変身するにしても『ミンキーモモ』『クリーミィマミ』などは魔法少女である。
因みに『カードキャプターさくら』は魔法少女シリーズに分類されるのかという愚問を筆者は受け付けない模様。

ニンニン
忍者ハットリくん』のハットリカンゾウの語尾づけ。
これによって、忍者といえば「ニンニン」と語尾づけをするのが一般的となった。未だにその風潮が残っている点からも、作者・藤子不二夫の巨大さというものがかみしめられるというもの。

奥義爆裂究極拳
ADKの格闘ゲーム『ワールドヒーローズ』シリーズに登場する忍者・フウマの必殺技(2作目以降)
但し、同社から先行した『ニンジャコマンドー』で、39代目風魔小太郎という主人公、リュー・イーグルが使用したのが当然先。風魔の伝統芸であると思われる。

オラオラオラアッ!/忍者レッグラリアーット!/炎龍破!
いずれもADKの格闘ゲーム『ワールドヒーローズ』シリーズの忍者・ハンゾウフウマの必殺技と雄叫び。
オラオラオラアッ!』『炎龍破』はフウマ、『忍者レッグラリアット』はハンゾウのもの。

ADK
ゲーム開発会社。よく『アマテラス・キング・ダムズ』と間違われると憤慨していたのは公然の秘密らしい。
ニンジャコマンドー』『ワールドヒーローズ』に代表されるように、忍者に確固たるこだわりのある作品群を排出した忍者集団(一部間違い)
余談だが、『ワールドヒーローズ』最終作『パーフェクト』で、キャラクターイメージイラストをるりあ046に依頼した事は、結果的にシリーズ最大の汚点と筆者は認識している。

六道輪廻
仏教用語。人は死ぬと6つの道のいずれかを歩まされるという事。
が、ここでいうのは『聖闘士星矢』に登場する黄金聖闘士・シャカの必殺技を言っている。
なんでそれをユーシスが使えるのかは甚だ不明。

心配ゴム用。みねうちでござる
やはりADKのシューティングゲーム『ニンジャコマンドー』のリュー・イーグルの名台詞。正しくは、「しんぱいごむよう、みねうちでござる」と全てひらがな。
あれだけショットしておいて、峰打ちもあったものではないが、彼がいえばそれはきっぱり峰打ちなのである。

信長じゃないぞ
ADK『ニンジャコマンドー』最終ボスは信長であった為。
ここがタイトルと微妙に繋がっているところ。

Gメン'82
Gメンシリーズは、あの丹波哲郎を筆頭とした層々たるメンバーをそろえた人気番組で、恐ろしく長命だった為、第一作の『'75』の続編が『'82』という異常事態となった作品。
しかしこの続編は他の人気番組に完全に食われてしまい、20話ともたなかったもの。その為、Gメンといえば『'75』であり、『'82』はGメンとみなされていないというのが一般の見解である、という事から死語扱いしている。

春高史
究極超人あ〜る』の舞台・春風高校の歴史を記した書物、らしい。

よーし、うむうむ、よーし
究極超人あ〜る』で春風高校光画部OBがよく使う台詞。

影の軍団
千葉真一主演の忍者もののTV番組。
何故か筆者はこの番組がお気に入りだったらしく、かかさず鑑賞していたらしいがあまり詳しく覚えていないらしい。


●勇者の宅急便●

タイトル
宮崎駿監督アニメ映画『魔女の宅急便』をそのまま流用したもの。それ以上の他意は無い。

ベン・ケーシーのテーマ
アメリカのTVドラマ『Ben Casey』のテーマ曲の意。結構、聞けば聞き覚えのある人も多いと思うが・・・。
因みにこのケーシー(Casey)は、短い診療衣を指す単語でもある。これは、このベン・ケーシーが着用した事が始まりとされており、現在でも外科系医師がよく着用している。

喪黒福造
笑ゥせぇるすまん』(藤子不二夫A・作)の主人公兼ストーリーテラー。
何故ここで出てくるのか。答えはジェムオブ『ドーン』にある。それ以外の他意は無い。
実は『笑ゥ』は続編にあたるというのは知られていなさそうで結構みんな知っている事実。

末はスーパースーパーズ。終いにはスターになってミュージカル
シャルの『宅配便リターンズ』を受けてのバダムの台詞。
それぞれを分割すれば、それが全て『美少女戦士セーラームーン』に繋がっている事など明々白々である。

客を待たせてお昼寝
屋敷に火を放つと息巻くナイジェルを見ての台詞。
三国志演義』において、希代の軍師・諸葛亮孔明の庵を訪れた人徳の王者・劉備玄徳だが、その孔明は昼寝の最中であった。起こそうという家人を止め、起きるまで待とうと言う玄徳。それを外で見ていた玄徳の義弟・張飛翼徳が怒って孔明の庵に火をつけようとしたが、それをいま一人の玄徳の義弟・関羽雲長がなだめるという逸話から来ている。


Part7

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