勇者シャルのゼテギネア放浪記

〜第3話〜
輝かしき天空に舞う赤き鳥

(シャローム地方)

ウーサーを焼肉パーチーの合間に倒したシャル率いる反乱軍。
次はこのシャロームを統治しているギルバルドが相手です。聞けば元ゼノビアの魔獣軍団長とか。
何故帝国に従っているのか?
それ以前に、何故あれほど見事な…

ギのつく頭髪天空(禿)
「俺はハゲじゃねぇっていってるだろーッ!」
天の声
「誰もそんなこといってないだろが」
カのつく焼鳥素材(鳥)
鳥言うな〜ッ!そんでもってなんだこの紹介の仕方は!」
天の声
「だーら、出てくるなっての」
ユのつくお嬢さん(?)
「私の名はユ(中略)私の名はユ(中略)妖邪界の(以下削除)」
天の声
「おまえもかい!そんでもって何だそれは」

○進撃の理由○

ランスロット(ナイト)
「…なんだ、今のは?」
ウォーレン(ウィザード)
「じきにわかります。全ては星のお告げです」
シャル
「焼鳥…そそられるね〜」
ナイジェル(ファイター)
「む、酒盛りか」
バダム(ファイター)
「いいねぇ」
クリス(ファイター)
「未成年なんですけど、僕」
ニーナ(ヴァルキリー)
「大丈夫よ、おねーさんが介抱してあげるから♪」
クリス
「お、お手柔らかにお願いします」
ウォーレン
「ほっほっほ」
ランスロット
「グラン王、私は…私は一体…」
シャル
「とりあえず、いくぜ野郎どもッ!」
反乱軍一同
おおっ!
ニーナ
野郎言うな〜ッ!」

○事前の補充○

ともかく、部隊の再編成を行うことにしました。
キャラの入れ替えを頻繁に行った後は往々にして部隊編成がめちゃくちゃになりやすく、ゲーム序盤は色々再編成する必要があります。
そして、今回の補充大作戦。
ヴォニータ(クレリック)
「シャロームの辺境の海上では、なんでもホークマンがうろうろしてるそうですよ」
シャル
「へぇ…。って、ホークマンって何?鷹男?」
ウォーレン
「有翼人です。移動タイプが低空の戦士です」
シャル
「おおっ♪それは早速仲間にしないと…。モイラ、行くよ♪」
モイラ(グリフォン)
「くるるるるる(ばさっ、ばさっ)
クリアしたステージには中立キャラクターが存在します。画面表示上では『中立キャラクター率いるユニット』となっていますが、面白い事にどのステージでも1キャラだけ、配置は後衛の中央で固定という編成で登場します。
それは余録として、この中立キャラは仲間に出来ます
戦闘状態に突入すると、コマンドリストに説得するが追加され、これに成功すれば仲間になってくれますが、この時リーダーキャラのCHAが成功率の高さとなっている、らしいです。
中立軍は出没場所・クラス・レベルがステージ毎にそれぞれ決まっていますが、出現するかどうかはランダムです。
今回はエリック・ウォーリーの2人のホークマンを仲間にしました


○部隊の行動○

さて、編成しなおした反乱軍、いよいよシャローム地方に向かいます。
部隊は、前線構築×6・西進×2・南下×2に分割します。西進と南下の2方面は『低空』『草原』のペアで構成します。別に意味があるわけじゃありませんが。
前線構築は『大空』×2とその他×4。先行部隊にはLV.3ジャイアントを採用。
当然の如く、このままでは前線が【チャンジガル】手前で構成される事になります。ここが勝負のしどころ。【チャンジガル】を拠点とするには、押して押して押しまくるパワーが必要です。
その為にも2部隊が共同で戦線を勤めるのが肝要、という事です。


○解放○

進軍は快調に進み、本拠のすぐ南に位置する教会、更に南西の都市【バンヌ】を解放。
【バンヌ】は前線構築の雄・ランスロットにお願いしています。通過点ですし(笑)

一方の南下部隊は更に南へ進み、【サジガバード】を解放。
その頃、西進していたヴォニータの部隊が教会を解放します。
ヴォニータ
「今回は、戦わなくて済みそうですね」
アルバート(ファイター)
「嬉しそうだな」
ヴォニータ
「だって、こわいんですもん」
ナイジェル
編成やり直せーッ!

○前線の構築○

その頃、前線は既に構築開始段階に突入しました。
シド(ウィザード)
「やはり、チャンジガルの手前が衝突点でしたか」
フィフス(ウィッチ)
「まぁ、負ける気はしないよね」
ラデッシュ(ファイター)
わっはっはっは
シド
『ペイトン』に改名しませんか?
ラデッシュ
「誰だそりゃ」
レベルが低いとはいえ、STRアップアイテムをそれぞれ装備した前衛と、既にレベル6のウィザードが相手では、強くなった帝国軍もなす術もなく敗走していきます。
しかし、回復手段がない以上その内倒されてしまうのは必定。故に一気に前線を押し進めます。
さすがに蓄積が効いてきたのか、そろそろHP残量がまずくなってきた頃、後続部隊4隊が到着。一気に【チャンジガル】を解放し、前線を構築します。これで戦線は完全に安定状態に移ります。


○風使い・カノープス○

ランスロット
「ギルバルドとかいう奴は、ただ己の保身の為に裏切りが出来る男ではないようだ。何か子細があるのではないか?」
マーチン(サムライ)
風使いと呼ばれる戦士が、何か知っているらしいでござる」
ファニータ(アマゾネス)
「何処に居るのよ、その人は」
フレディー(ナイト)
「確か、バハーワルプルにいると聞いたが」
シャル
「ヴォニータに行ってもらいましょうか」
元々、ヴォニータには北西部の拠点解放を任せるつもりで派遣しています。で、首尾ですが…。
ヴォニータ
「こ、こんにちわ…」
カノープス
「おまえたちが野蛮人の集団…、ウワサの反乱軍か」
ヴォニータ
「うえええ、ごめんなさいいいい」
カノープス
「あ、いや…別に泣かなくてもいいじゃないか」
ヴォニータ
「だだだ、だってだってだって……」
カノープス
「うう、と、とにかく俺は戦いは止めたんだ」
アクティ(アマゾネス)
闘鶏は卒業したのね」
カノープス
ケンカ売ってンのか、こらあッ!
ヴォニータ
「ひぇぇぇっ、ごめんなさいいーっ」
カノープス
「あーっ、もう!」

ヴォニータ
「なんにもわかりませんでした〜」
シャル
「大丈夫、ちゃんとわかったから。あとは何か彼について知ってる人がいる筈なんだけど…」
ヴォニータ
「うええ〜ん、こわかったよ〜ぅ、ニーナちゃ〜ん(泣)」
ニーナ
「よしよし、もう大丈夫だからね♪」

○マジメなお話○

チャンジガルを解放した後、南の【レニナカン】を解放したのですが、ムーンローズを貰っただけだったので更に南の森へ。
そう、あの怪しげに広がる空間に都市を求めて部隊を派遣し、【アナトリア】を発見・解放したのですが…。
町の人
「あの方の立場を理解してください。そして力になってあげてください」
エド(ナイト)
「むむ、いつになく真剣な話で私にはさっぱり理解できぬ」
ウォルター(ファイター)
「エド、レニナカンに帝国軍が進撃しているという情報が…」
エド
「むっ、それはわかりやすいぞ。各々方、なれば参ろうぞ」
一同
ははっ!

○教会の存在○

【レニナカン】に到着したエド部隊は帝国軍を駆逐して【レニナカン】に駐留します。その際…
町の人
「帝国軍本拠地ペシャワールの西には古い教会があるんですよ」
エド
「むむ?そんな場所に教会があるとは初耳だぞ?」
クィン(アマゾネス)
「シャルに伝えておこう」

シャル
それだ!シド、エバンズ、前線の指揮はお願いね。私が行ってくるわ」
シド
「は。どうでもいいのですが、私このままではゴエティックになれない様な気がしてなりませんが…」
エバンズ
「後曲に控えなされ。先ほどから別部隊から『替われ』コールが…」
シド
「願ってもございません、すわ!
ランスロット
「漸く出番か。今宵の剣は一味も二味も違うぞ、覚悟しろ帝国軍!」
エリー(アマゾネス)
うす塩、のり塩、バターコーン、しょうゆマヨネーズ…
ランスロット
やかましいッ!

○出番の歌姫○

海上廻りで帝国本拠ペシャワールの西側にある、これまた不自然な道の切れ目の先に旗をたててシャルの部隊を移動させます。確かに教会がありましたが…
ユーリア(歌姫)
「やっと私の出番ですね。私の名はユーリア私の名はユーリア妖邪界の…」
シャル
「あんたもしつこいねぇ」
ユーリア
やれってうるさいんだもん…。ところで、何故人は戦うのですか?…平和を口にするくせに、誰も実行しようとしない……」
マーチン
「シャル殿、何やら失敗の模様でござるぞ」
ユーリア
「最後までしゃべらせてよぅ」
シャル
「後でね♪」
伝令
「シャル殿、シド殿からの伝令です。ここにはカノープスの妹、ユーリアという歌い手が…あれ?」
シャル
「先にそっちだったか」
ユーリア
「兄にあわれたのですね。…えっと…」
ミネルバ(クレリック)
「3ページ目の…9行目ですわ」
ユーリア
「あ、ありがとうございます。では単刀直入に。二人をお救いください
シャル
いきなりそこまで飛ばすかい
ユーリア
「今度は容量がどうとか…私、これで出番殆ど終わりなのに…」
フレディー
「結構出張ってたと思いますよ、レディ」
ユーリア
「いや〜ん、『レディ』だなんて。でも私には愛しい方がもういるのよ♪」
シャル
「ヒゲハゲ先生ね」
ユーリア
「そう、あのヒカリ具合とかヒゲの見事さが…(うっとり)
マーチン
「…人は見掛けによらぬものでござるな」
シャル
「(意外な展開に唖然としている)」
フレディー
「と、とにかく、カノープスにもう一度会わねばなりますまい」
シャル
「(はっ)そ、そうね。じゃあこの羽根をヴォニータにとどけて」
伝令
「御意」
ユーリア
「(ちょいちょい)」
シャル
「ん?」
ユーリア
「『ヒクイドリのハネ』募金にご協力お願いしまーす」
シャル
「(すてーん)」

○カノープス、折れる○

それはさておき、ヒクイドリのハネをヴォニータに届けて再びカノープスに会わせます。
カノープス
「それは『ヒクイドリのハネ』。妹に会ったのか」
ヴォニータ
「あの…手っ取り早くお願いできます…か?」
カノープス
のわにーぃ!?オレもこれが済んだら出番殆どないんだぞッ!」
ヴォニータ
「ふ、ふぇ」
カノープス
だああーッ、わかったオレが悪かった!仲間にしてくれッ!
アルバート
「あっという間に話がまとまってしまったな」
ナイジェル
「さすがヴォニーちゃんだ」
カノープスは、レベル4のグリフォン×1とホークマン×2を引き連れています。既にこのステージでは登場させる必要もありませんが、高速を生かして前線まで飛んでこれるので活躍させたい人は派遣するのもいいでしょう。
今回はギルバルドとの戦闘に加わってもらうべく、前線までご足労して頂きました。
…別に特別な会話イベントが発生するわけじゃないですよ(笑)。


○対ボス編成○

さて、この段階で不要となったユニットは全て引き上げてもらう事にします。
ギルバルドと戦うユニットには、ランスロット・カノープス・シャル・フィフス・シドに決定。
シャルは未だ3レベルですが、そう簡単にはくたばらないので組み込んでいます。
単にもう一体分のコストを払うのが嫌だったという話もありますか。
シャル
「他に適当なキャラがいなかっただけよ。滅多な事いわないでよ
へい、すんません。

そうはいっても、1日目の決算には後退が間に合わず数部隊分のコストを払わされましたが、基本的に無茶なユニットを残してなければ資金は増える一方なので大した事ありません。
2日目の決算を迎えるにあたり、シャルのユニットをボス前面に押し出します。決算を迎えると同時に切り込む算段です。


○ギルバルドとの戦い○

(りんご〜ん、りんご〜ん)
シャル
「突撃のドラがなったぜ野郎ども!いくぜ、レッドゾーン!
カノープス
ウチで働け〜ッ!
シド
「順応が早いですねぇ」
ランスロット
「そんな順応力、必要ないッ!

ギルバルド(ビーストテイマー)
お前はカノープス…生きていたのか…
カノープス
盗賊風情が何を言うかッ!
シャル
「(ちょいちょい)」
ギルバルド
「ん…おおっと、すまんすまん。オレもここで出番終わりだからな、もっとしっかりせんといかんのだがなぁ。がっはっはっは
フィフス
「何か、混ざっているような気もしますね」
ランスロット
「ええい、話が進まんではないか。剣を引け、ギルバルド!お前も、帝国を倒す為に我々と共に来るのだ!」
ギルバルド
「オレにはこのシャロームの平和を維持し続ける役目があるのだ。…と」
ランスロット
「棒読みするなーッ!」
シャル
「時間がないわ、さっさといくよ!(ポチッとな♪)
ギルバルド
「オレの出番、これで終わりか〜ッ!?
ギルバルドのレベルは1ランク上ですが、リーダーを倒せばクリアというこのゲームの基本理念から、倒すのはそう至難の技ではありません。
それでもやはり腐ってもハゲ。ギルバルドとその配下であるワイアーム2体の破壊力は並々ならぬものがあります。
しかし攻撃力に秀でたシャル部隊に押され、シャルにトドメをさされたのでした。


○帰結○

ギルバルド
「オレは大きな間違いをしていたようだな……」
シャル
演技力が少しね」
ギルバルド
「精進しよう。次回作には、きっと…きっと…」
カノープス
「その為には、ここで反乱軍に加わって活躍しないとな」
ギルバルド
「ふむ、これで出番が終るのは少々癪だが、まあいいとしよう」
ランスロット
「うむ。これにて大団円だな」
フィフス
「あ、珍しく怒らない」
ランスロット
「…もう慣れた」
シド
「おさすがでございます、ランスロット殿」
(どこからともなくはばたきの音)
ユーリア
「私の名はユーリア私の名はユーリア妖邪界の(以下削除)」
カノープス
「ユーリア!お前、出番ないクセになにしに来た!」
(ユーリア嬢、着地)
ユーリア
「私に黙ってギル様連れ出そうったって、そーは問屋が大大尽
シド
「やあ、にぎやかになってまいりました」
ランスロット
あーやかましい貴様ら!
シャル
「最後の最後までドタバタなのね、ウチは」
(唐突にシャルの側に人影が…)
ウォーレン
星がそう告げておりますれば。はい」
フィフス
「どこから出てきたのよあなた」
ウォーレン
「それも星のお導きにて。はい」
シャル
「うっしゃ!取り敢えず、ミッション・コンプリートや!」
(指パッチン、何故か大瀑布から巨大な蓮の花が…)
シャル
そっちとちゃうーッ!

ともあれ、カノープス・ギルバルドを戦列に加えてより強固な戦闘力を得た反乱軍。
どうやらヒマができると何か食べている連中らしいという事は判明したと思われるのですが…(笑)
ランスロットもそろそろ染まって欲しいところですがねぇ…。

そろそろ初期状態以外でもクラスチェンジしたキャラが何体かいる筈。次で一気に弾みをつけたいぞ、と思って全体マップを眺めると、初めて『交差剣』マークが2つ!どどど、どーしましょー!?

シャル
「んなもん、悩む必要ないじゃんか」
はい御尤も。ではでは、美しいと評判の湖へ参りましょうか。


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〜第4話〜
わんわん大明神始末記

ちょっと寄り道の反乱軍。 美しいジャンセニア湖からの猟奇な香りが反乱軍を包み込む!


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