勇者シャルのゼテギネア放浪記
〜第20話〜
サタン・コールは闇と共に
(アンタンジル)
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封印の地・アンタンジル。
一体全体、何が封印されているというのでしょう?
- ランスロット(パラディン)
- 「甚だ謎ではあるな…」
- シャル
- 「クリア後の話を聞いてない人の為に、フェンリル姉さん、どーぞ」
- フェンリル
- 「私?ご指名なら答えるけど。ズバリ、暗黒の将軍ガルフよ」
- ニーナ(フレイア)
- 「4点」
- バダム(パラディン)
- 「3点」
- ナイジェル(サムライマスター)
- 「1点」
- クリス(パラディン)
- 「厳しいですね〜」
- シャル
- 「とかいいつつ、何気に0点だしてる癖に」
- クリス
- 「だぁって、全然ヒネリがないんだも〜ん」
- フェンリル
- 「…そういうお話だったのか?」
- スルスト
- 「まぁまぁ。おヒネリなしのユーでもMeは一向に構いませんデース」
- フェンリル
- 「だから、あなたのそういうところがダメだと言ってるの!」
- ランスロット
- 「…また論点がずれてしまった…」
とまぁ、正体をそうそうにバラしたところでいってみましょう。
○基本構想○
全ステージでも極めて例の無いこのステージ。それは…。
- カノープス
- 「拠点が1つしかないじゃないか」
- サラディン(ゴエティック)
- 「ふむ。封印の地と呼ばれる場所に人が住んでいるとは思いませんでしたな」
- カノープス
- 「はぁ?いや、俺がいいたいのはそーじゃなくてな…」
反乱軍の拠点と帝国軍の拠点のちょうど中間あたりに拠点がぽつんと1つだけ。他に何も無いステージです。
ここまで進んできた方ならすぐに推察できると思いますが、拠点1つだけから得られる徴収額…
- ランスロット
- 「徴収ではないと言うにッ!」
はいはい。援助金ですね。その額の程はたかがしれています。10ユニット一斉派遣どころか、3〜4ユニットすらまかなえない可能性が大です。そうすると必然的に隠れ拠点がある事が容易に想像できますね。
- ウォーレン(ゴエティック)
- 「問題はどの辺りにあるか、という事ですな」
- シャル
- 「封印の外でしょ?考えるまでもなく」
- バダム
- 「お。ものの本の登場だな」
- シャル
- 「それもあるけど…サラディン爺さんも言ってたように、封印の地と呼ばれている地に人が住んでいる事自体想像してなかったから、封印内には他に拠点はないかもしれないって事」
- マーチン(サムライマスター)
- 「されば封印の地の末端は、北に見えるあの雪原地帯でござるか」
その通り。前線の衝突地点が【イノンゴ】以西である以上、帝国軍が北上するというのはまず考えられません。が、念には念を入れて以下のように編成します。
北上解放部隊:3ユニット
西進戦闘部隊:7ユニット(内、2ユニットは南の陸地を牽制する役割を持つ)
では早速、ガルフを倒すべく進軍させます。
○イノンゴ○
唯一の既存拠点【イノンゴ】の解放まで、帝国軍発見の報も無く過ぎていきます。
そしてその【イノンゴ】を解放。唯一の拠点(に見える)です。
- 町の人
- 「ヒヒヒ……。よく、いらっしゃいました……。ヒヒッ…」
- アイーシャ(プリースト)
- 「…な、なんですかこの方は」
- エバンズ(ゴエティック)
- 「この様な呪われた地に住み続けるものが正気を保てる筈もありませんからね」
- 町の人
- 「言ってくれますねぇ…。その通り、ここはかつて魔界と契約した者が住む場所…。北に見える山脈より向こうへ足を踏み出すこともできない呪われた地・アンタンジルで唯一人間が暮らす町というわけです」
- カラマゾフ(パラディン)
- 「難儀な事ですね…」
- カノープス
- 「まっ、しょうがねぇじゃねぇか。まがりなりにも生きては行けるみたいだしな」
- アイーシャ
- 「カノぷ〜さんッ!」
- カノープス
- 「…ケンカ売ってるのか、この小娘!」
- アイーシャ
- 「こ…なんですか、鳥さんッ!」
- カノープス
- 「鳥言うな〜ッ!」
- デボネア
- 「いい加減にしないかッ!」
- 町の人
- 「…そういえば、あんたたちはどうやってここへ入ってきたんだぁ〜?
お、お願いだッ!ここから出してくれぇ〜ッ!!こんなところはもういやだ〜ッ!」
暗黒の将軍・ガルフと一緒に封印された【イノンゴ】の住民…の末裔。
ガルフの封印と呼ぶにはあまりに広大と言わざるを得ませんが、これが精一杯だったのかもしれませんね。或いは、全開バリバリのガルフはそれほどに強大だったとか。
- シャル
- 「まっさか〜♪」
- 天の声
- 「ま、それはないと思うよな。その辺りどーなんだ?おい」
- フェンリル
- 「…確かにガルフだけならば大仰と言えなくもないがな」
- スルスト
- 「Oh、でもでも決して手抜きしたワケではありまセ〜ン!ガルフの力は生ハンガーじゃないデしたネ」
- ランスロット
- 「…ますます磨きがかかってきたな」
- トリスタン
- 「生ハンガー?」
とかいいつつ、そろそろ帝国軍が見え始めました。
○闇の軍団○
さて。先頭きってやってきた帝国軍ユニットを見てみましょう。
まるでヴァンパイアですね。実はヴァンパイアなんですけどね。
異様な事に、高速移動の為に編成されているグリフォン以外の3体が全てヴァンパイアです。
- ユーシス(スローンズ)
- 「さすがはアンタンジルですね。凄まじいまでの闇の瘴気を感じます…」
- シャル
- 「出番ね」
- ユーシス
- 「わ、私ですか、やっぱり」
アンタンジルに登場する帝国軍はその殆どが闇属性のクラスで固められています。
その先陣をきってくるのがヴァンパイア。彼らの防御能力の程は素晴らしいばかりで、直接攻撃・魔法攻撃のいずれにもトップクラスの防御力を誇ります。
が、神聖系に極端に弱い事と、HPが低い事につけこめば倒せない相手ではありません。
しかしながら…
- バートン(ヴァンパイア)
- 「気をつけたがよい。彼奴らは麿ほどではないが強力な精神支配の術を使う筈。惑わされては同士討ちの憂き目を見ようほどに」
- グレッグ(ウェアウルフ)
- 「ダンナダンナ、今周りには俺達だけですぜ」
- ディロン(ウェアウルフ)
- 「まだ日が高いので気が動転しておられる」
- バートン
- 「ええい、貴様らに言うておるのだこのスカポンタン!」
ヴァンパイアが後衛に控えているというのは前衛に揃われるよりも脅威となり得るのだ。こちらが強力であればあるだけ、その反動が大きくなるという事です。
○北の宿から○
- ヴォニータ(プリースト)
- 「前略…あれ?」
- フィフス(ウィッチ)
- 「根本的に間違ってるわね」
- 天の声
- 「何をやっておるかばか者」
さて、一方こちらは北上した拠点探索部隊。どうやら山脈以北に拠点が隠れているのは事実だったようです。
- アレン(エンチャンター)
- 「やはりこの地に封印されていたのは暗黒のガルフ…」
- カノープス
- 「…そろそろ帰るか」
- ヴォニータ
- 「今日は早いですね」
- バダム
- 「程よく吹雪になるかもしれませんからねぇ」
- 天の声
- 「クックック…大変よなぁ、そなたも…」
- カノープス
- 「テメーら一体何を知ってるんだコラ」
教会ではガルフの封印を維持するべく祈りをささげつづけているとか。しかし…
- カノープス
- 「って、確かアンタリア大地ではもう儀式はやらなくなったって言ってたな」
- 教会の人
- 「なんですと!?どうりで最近腰痛が痛むわけじゃわい」
- ヴォニータ
- 「それはあまり関係ないかも…」
- フィフス
- 「さりげなく腰痛が痛いとか言うあたり、ただ者じゃないわねこのおっさんも」
- バダム
- 「むむ、余計なキャラを増やすと七面倒では…」
- 天の声
- 「今回はちょっと欲しい様な気がしたのだが」
- バダム
- 「成る程、今回は教会ですなぁ確かに」
- カノープス
- 「…最近お前ら息が合うな」
- 二人
- 「滅相もない。クックック」
外部からの封印維持の儀式は既に絶えて久しい…。ガルフに対する呪縛の力も弱くなって当然かもしれません。
○闇の眷族の実力○
解放部隊の方は取り敢えず拠点探索が忙しそうですから、前線の方を見てみましょう。
- ナイジェル
- 「チッ、やはり陸上迂回ルートの部隊はチクとばかり強敵だぜ」
- ランスロット
- 「確かにな。しかし実力はどうあれ、日中を維持しつづける限り我々が敗北する確率はかなり低い筈だ」
- シャル
- 「説明ネームごくろーさま」
- ランスロット
- 「そう思うのならおまえがやれ!まったくこの忙しい最中におまえという奴は…」
- ニーナ
- 「ランス様〜、次来ますよ〜」
- ランスロット
- 「ええい、緊張感のない声を出すな!」
今回は日中に戦闘を行っている為、こちらも戦闘部隊である他称・夜のお仕事チームの出番がなくなるのでその分は苦戦します。
- バートン
- 「(ごとごと)」
- シド(ゴエティック)
- 「ふむふむ。確かに今の我らが日中に戦うのは不可能というもの」
- グレッグ
- 「昼間の俺達はまるで役に立たないからなぁ…」
- ディロン
- 「疾風の人狼なんて呼ばれてた奴もいるんだがなぁ…」
- グレッグ
- 「それはそうとミネルバお嬢ちゃんはどうした?」
- シド
- 「彼女はビショップだからのぅ。引く手あまたじゃて」
- ミネルバ(ビショップ)
- 「気楽に言ってくれますわ…。私は毎回戦闘に駆り出されて休む間もないというのに…」
- トリスタン
- 「…何やらHELPで名前を調べると悪い結果がでそうだな」
- サラディン
- 「殿下、あまり滅多な事はおっしゃいますな」
- トリスタン
- 「よいではないか。どうせ一気に老け込む身だ…」
- シャル
- 「どこからウワサを仕入れてくるんだかまったくこの唐変木は…」
- ギルバルド(ビーストマスター)
- 「お、シャル。そろそろ夜になりそうだぞ」
- シャル
- 「そうね…出でよ、ひかりのささやき!」
- 光の囁き
- 「ハイホー!」
- ランスロット
- 「…何度か経験したのだが、あれは囁きではないのではなかろうか?」
- ラウニィー(フレイア)
- 「今更何を言い出すやら…」
それはさておき。
実際問題、戦闘はこちらの有利な条件で行うのはどんなゲームにおいても基本中の基本です。資金を惜しむ必要はありません。
そんな中でも異彩を放っていたのはやはり貴様かのドラゴンと、シルフを引き連れたゴエティックでした。
ドラゴンゾンビはその装甲の分厚さ・タフネスぶりともこれまでのドラゴンとは桁外れですが、やはり神聖系の攻撃に対する免疫力もこれまでのドラゴンとは桁外れに低く設定されています。俗に言う、プラスマイナスゼロですが、それでもドラゴンには苦戦させられます。
シルフはその行動のすばやさが難点です。全登場クラス中最速を誇るシルフ×2が放つマジックミサイルは、ともすればそれだけで大ダメージになり得ます。
○出てくる出てくる隠れ拠点○
戦闘の方はどうにかなるとして、北へ向かった解放部隊を見てみましょう。
- マーチン
- 「ラシュディとガルフが何らかの契約を交わした…と言われるのでござるな?」
- 教会の人
- 「そうです。ガルフの悪霊どもと帝国軍が行動を共にしているのはその証となりましょう」
- カラマゾフ
- 「ふむ…しかし先ほどからずっと日が照っているような…」
- エリック(バルタン)
- 「これじゃ、悪霊の力は半減するだろうな」
- ノルン(プリースト)
- 「もう一人の12使徒…ドュルーダ…キャターズアイの魔力の基となった裏切りの使徒…」
- 町の人
- 「さすがは法皇様ですじゃ。よくご存知でおられる。しかしてそのキャターズアイは、魔界の神との契約にも使われるとか。ガルフの呪縛が緩み始めたのもその影響かも知れません」
- クリス
- 「それにしても…魔術師というのはどうしてどこかねじけてるんでしょうね?」
- エバンズ
- 「それを私に聞く君の無神経ぶりには劣りますよ」
- クリス
- 「わーい!わーい!えへへ、ほめられちゃった♪」
- ノルン
- 「天然バカな子ねぇ…」
- バダム
- 「待てーぃ!クリス今のはもしやこね…」
- ノルン
- 「ええい、いちいち時空をひしゃげてまでツッコミにくるなッ!」
- (ぼかっ)
- バダム
- 「ぐはぁっ!」
さて。
北へ向かった解放部隊には思ったとおり帝国軍が向かう事はありませんでした。丁度そのころには、前線が【アンタンジル】前に構築されており、派遣されたとしても即座に補足できたのですが…。
昼を維持し続けたのが大きな勝因となってか、さして被害も出さずに帝国軍は駆逐されました。
残すはただ1部隊。【アンタンジル】でずっと鎮座している暗黒の将軍・ガルフのみ!
いざ。
○対ガルフ戦編成○
ガルフのユニットは、あまりに貧相なものでした。
ガルフ以外はアンデッドというていたらくで、クレリックが先攻したらひとたまりもない部隊です。
- ラウニィー
- 「…これが、かつて恐れられた暗黒の将軍のユニットなのか?」
- フェンリル
- 「まだ結界は有効なのだ。ガルフの力は半分にも満たないだろう」
- スルスト
- 「Ha−Ha!コイツはお笑いデーッス!今のガルフならデコピンでも勝てそうデース!」
- シャル
- 「やっぱり…。期待してはいなかったけどねぇ…」
- アイーシャ
- 「何を期待していたというんですか何を」
- デボネア
- 「今回はさして苦労しそうにないな…どうするのだ、シャル」
- シャル
- 「んー?そーねー…」
- トリスタン
- 「獅子は野鼠を捕まえるのにも全力を出すという。侮らずにいこう」
- サラディン
- 「おさすがでございます若殿様」
- カノープス
- 「じゃあ、今回は出番無しだな」
- ギルバルド
- 「俺もだな」
- シャル
- 「じゃあ、デボネア、フェンリル、スルスト、ノルン、ラウニィー、準備して」
- デボネア
- 「ご指名か」
- ノルン
- 「クアス…こうして一緒の部隊になるのって、初めてね…」
- デボネア
- 「のっノルン?」
- ノルン
- 「考えてみれば、今まで何もなかったのが不思議なくらい…」
- デボネア
- 「めっ、目を覚ますんだノルン!?」
- ラウニィー
- 「ええい鬱陶しい!しっかりせんかい色ボケ法皇!」
- (ぽかっ)
- ノルン
- 「(はっ)…ここはどこ?…クアス、私何か言った?」
- デボネア
- 「いっ…いや、特に何も…なかったが…」
- ノルン
- 「…なかった?」
- デボネア
- 「あ、いやそのなんだ…別に大した事は言わなかったが」
- ラウニィー
- 「ったくガキじゃあるめぇし何だそのうろたえようはコラ」
- ノルン
- 「何かやったのかしらん…。余計気になる…」
- シャル
- 「…普段からストレス溜まってるんじゃないの?あれ」
- ニーナ
- 「あんた知っててキャスティングしたでしょ」
- シャル
- 「そりゃもう」
- クリス
- 「なになに〜?何の話〜?」
- ニーナ
- 「うふふ、坊やは知らなくていい事よ♪」
- クリス
- 「ちぇーっ」
- バダム
- 「どんどん幼くなっていませんかな?」
- 天の声
- 「もののはずみという奴は恐ろしいのう」
- バダム
- 「まことまこと」
- 二人
- 「ぶわーっはっはっは!」
- ヴォニータ
- 「あれ、何でしょう?」
- ユーシス
- 「放っておきましょう。バカが伝染りますよ」
- フェンリル
- 「…」
- スルスト
- 「Heyフェンリル!どーしまシタ?」
- フェンリル
- 「いや、別に…」
- スルスト
- 「Oh、ダイジョブね。フォーゲルはいないデスが、ガルフはあのザマデス。問題ナッシングね♪」
- フェンリル
- 「フッ、あなたを見ていると、いろいろ悩むのがバカらしくなるわ」
- スルスト
- 「…やっと笑ってくれまシタネ♪やはりユーは笑顔でいるのが一番似合いマース!」
- フェンリル
- 「ふ、ふん。サルにそう言われてもうれしくないな」
- スルスト
- 「Meはまたサルですか?」
さて。正直ガルフを相手にこれだけの陣容は無用だと思いますが、今まで殆ど出番がなかったので連れ出しました。ええデボネアを。
ノルンさん、えらいことですなぁ(死)
○暗黒の将軍の末路○
徹底を期するために戦闘はタイムリミットぎりぎりの決算直後。とことんまでガルフをいぢめてやる算段です。
- ユーシス
- 「…ここまでやると、少しは憐憫の情がわいてくるものなのですね」
- アイーシャ
- 「いけませんわ。御仏に逆らう愚かな悪魔を懲らしめるのに情けは無用ですわ」
外野は放っておくとして。
- ガルフ(サタン)
- 「ええい、漸く出番かと思えばなんじゃこの扱いは!」
- 天の声
- 「必然だ馬鹿者」
- ガルフ
- 「ぬかしたな小童ー!」
- デボネア
- 「うるさい!いい加減に余興で躓かせるのはやめろ」
- ガルフ
- 「ふん、せっかちな輩よのぅ…ム、貴様らは…」
- スルスト
- 「…ユー、ホントにガルフデスか?」
- フェンリル
- 「なんという事だ…ずいぶんまた貧相な姿だな。本物だろうな?」
- ガルフ
- 「ふん。かつてのパワーがないとはいえ、貴様ら如きに遅れは取らんわい!」
- ラウニィー
- 「ちったぁ骨があるトコ見せてくれよな。俺も漸く出番なんだからな」
- ノルン
- 「ラウニィー様?出番回ってこないかもしれませんよ?」
- ガルフ
- 「ええいやかましい!とっととかかってこぬかッ!」
- デボネア
- 「む。ALI下がったりしないだろうな…」
- ノルン
- 「クアス、なんでそんな心配をするの?」
- デボネア
- 「ものの本で弱いものイジメをすると下がると読んだ覚えがあるのだ」
- ガルフ
- 「ウガ―――ッ!貴様ら生かしておか――ん!」
どっこい。
ガルフのお供のファントムはあっという間に天に召されます。
ガルフもメテオストライクを炸裂させますが、日中のサタンに何が出来ましょうか。しかも相手は全員イベントキャラ。
続けざまに繰り出された神聖系武器によって、ガルフは一瞬のうちに倒されましたとさ、チャンチャン♪
- ガルフ
- 「ぐはぁっ…こ、この俺様が…敗れるというのか…オオオオオ!」
- シャル
- 「さぁ、サル芝居もそこまでにしなさい」
- ノルン
- 「シャル?どうしてここに…サル芝居ってどういう事?」
- ガルフ
- 「おお…この禍禍しき波動…聖なる剣ブリュンヒルドが近くにあるるるる〜…」
- フェンリル
- 「いかんシャル、それをガルフに渡すな!」
- シャル
- 「はぁ?どこにガルフがいるって?」
- スルスト
- 「ユーの目の前に転がってるデース!」
- ガルフ
- 「グッグッグ…聖剣さえ手に入れれば…」
- シャル
- 「だまされちゃ駄目よ。こいつはガルフの替え玉よ」
- ガルフ
- 「?」
- ラウニィー
- 「何を分けの分からん事を言い出すんだシャル」
- シャル
- 「考えてもみなさい。いくら封印がまだ残っているとはいえあの暗黒の将軍ガルフが、ただのサタンなわけないじゃないの」
- フェンリル
- 「…なるほど、それは確かにそうかもな」
- ガルフ
- 「??」
- シャル
- 「本物のガルフであれば、その力を利用する事もできるわ。うふふ」
- ガルフ
- 「オオ…俺がそのガルフだ…さぁシャルとやら…その聖剣をよこすがよい」
- シャル
- 「うざってぇぞコラ。テメーのドコがガルフだってんだ?」
- ガルフ
- 「だから聖剣を…」
- シャル
- 「ええい、ザコはおとなしく死んでろっちゅーの!」
- (ざくざくざくっ)
- ガルフ
- 「ぎょはぁ――ッ!?何をするやめんか、俺がご所望のガルフだぞ!?」
- シャル
- 「まだ言うか、ウチにゃあテメーくらいの奴はゴロゴロいるんだ、この能無しめ!」
- (どかっどかっ)
- ガルフ
- 「ごはーっ!?」
- ラウニィー
- 「なるほど、これは徹底的だな」
- ノルン
- 「何が起こっているんですか?」
- フェンリル
- 「…さすがにちょっと、憐れになってきたな」
- スルスト
- 「Ha−Ha!これはいいデース」
憐れガルフはシャルとスルストの手によってフクロにされます。
- シャル
- 「おりゃー去ねやボケー!」
- ガルフ
- 「ガァ―――ッ!…っく…おぼえとれー!次回こそ必ずー…」
- バダム
- 「江戸川先輩状態ですな」
- 天の声
- 「うむ。ごっついのう」
暗黒の将軍ガルフはこうして再び封印されました。
…おそらく次があるとしたら、その憎悪はすさまじいものになりそうです(笑)
次があれば、ですが。
アンタンジルの帝国軍は明らかに低ALi値を誇るユニットです。夜に戦闘を起こすのを極力避けてみましたが、こちらにもそれを上回る低ALi値のユニットがいるならば、無理に昼を維持する必要はありません。むしろ逆効果かもしれません。
ただ、敵の能力も高いとこちらの被害も大きくなるので、夜よりは昼を戦闘時間に選ぶのは一般的には得策と言えるのではないでしょうか。
ガルフですが、ガルフを倒した後の会話は2通りあります。
1つは王道パターン。悪を許さぬ反乱軍に徹底的に滅ぼされるものです。
もう1つは魔導パターン。丁度、シャルが出てきた辺りから先がそれを意識して描いた部分ですが…。
…
今回私が言いたかった事はただ一つ。
ガルフ将軍はあんなヘボサタンなんかじゃないやいッ!
うわぁ〜ん(脱兎)
−☆−☆−☆−☆−☆−☆−☆−☆−☆−
さて。
反乱軍は次の目的地として、堅牢で噂高いアラムートの城塞を目指します。
…というより、そこに行くほかないというのが実状で(^^;;
- シャル
- 「その前に…【ポワントノアール】と【ガボン】を闇討ちしてきなさい」
- フット(ニンジャマスター)
- 「合点!」
- ラデッシュ(ブラックナイト)
- 「承知之助!」
- ランスロット
- 「うむ。いつの世も悪党のはびこる道理なし」
- シャル
- 「しっかり強奪してくるんだぞ〜ぃ♪」
- シノビの者共
- 「あーらほーらさっさ〜ぃ♪」
ガルフを仲間にさえすれば…ううっ…
←暗黒道マニヤ
帝国の城塞アラムート。堅牢なこの地を守る将軍は?
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