勇者シャルのゼテギネア放浪記

〜第21話〜
黄昏・嵐のマッチョメン

(アラムートの城塞)

さて。
やってきたのは荒鷲の要塞アラムート

シャル
城塞よ、城塞」
天の声
「お?すっかりボケてしもうての」
ナイジェル(サムライマスター)
「大丈夫かよジジイ」
アッシュ(パラディン)
ワシを呼んだかーッ!
天の声
「ええい、いちいち反応するな!」
クリス(パラディン)
「成る程、荒『鷲』と『ワシ』をかけたのですね」
バダム(パラディン)
「残念ながらここでは関係ない

アイーシャ(プリースト)
「タイトルに一抹の不安が残りますわ…」
ニーナ(フレイア)
「そぉ?」
などとよくわからん内にGo!です。じゃぱぁ〜ん。


○基本構想○

両本拠の間に横たわる…川なのかなのかよくわかりませんが、とにかく、陸路を行く場合は迂回する必要があるステージです。
そして山岳と堅牢な城壁で鉄壁の防御を誇る【アラムート】
なかなか面白い構成です。
飛行部隊は取り敢えず直線コースなのはわかりきっているので、出来れば早いうちに対岸に前線を構築したいところです。
陸上部隊はおそらく北上してくると推察されますので、飛行部隊メインの前線が取り逃がした部隊を撃破する部隊を支援部隊としてこれに当てます。南下→東征というのは…ない事はないでしょうが、帝国軍はおそらくそこまで部隊を派遣できません。その頃にはこちらの前線が上陸しているでしょうから。

それでは行ってみましょう。


○町の人々○

このステージでは反乱軍本拠のすぐ近くにいくつか拠点が存在します。
…これだけ近いと既に拠点というほどのものではないですけどね。
町の人
「アラムートには、ジェミニ兄弟という将軍がいます。お願いですッ!奴等を…奴等を止めて下さいッ!」
シャル
「やめて?とめて?」
町の人
「普通は『とめて』でしょうが、別の言い方だと『やめさせて』ともなります」
アイーシャ
ジェミニ兄弟は一体あなたがたにどんなひどい事をするのですか?」
町の人
おっとそれは私の口からはとても…
アイーシャ
「?」
…なんだかよくわかりませんね。
町の人
カストルポルックスという名の双子の兄弟ですじゃ」
ナイジェル
「双子ねぇ」
町の人
「しかも、人間とジャイアントのハーフだという噂ですじゃ。確かにアレはそれを裏付けてもいますじゃ」
ラウニィー(フレイア)
「アレって何よ」
町の人
おっとそれは私の口からはとても…
ラウニィー
「んだよそれ」
またまた。
町の人
「ジェミニ兄弟のジェミニアタックは、あのドラゴンでさえ一撃で倒すといわれています。目の当たりにしたことはありませんが、ジェミニ兄弟ならやれるかも知れません
ノルン(プリースト)
「それは相当な破壊力ですね」
町の人
「あんたみたいな女性は、近づいたりしない方がいいですよ。身の為です」
ノルン
「な、何かされるとでもいうの?」
町の人
おっとそれは私の口からはとても…
ノルン
「…いざとなったらクアスが助けてくれるからいいもん」
【アラムート】で反乱軍を待ち受けるのはどうやらジェミニ兄弟という双子の将軍だそうですが…。
ランスロット(パラディン)
「何なのだ、口裏を合わせているかのように…」
ウォーレン(ゴエティック)
それは私の口からもとても申せません
サラディン(ゴエティック)
「ふむ。一見は百聞に如かずというわけですな」
ウォーレン
「然り然り」
2ジジイ
ぶわーっほほほ!
トリスタン
「最近絶好調だな」
サラディン
お褒めに預かり恐悦千万
ランスロット
「こればっかり」

アッシュ
「それにしても、ジェミニと兄弟とは本来同義になるのではないか?双子と言えばそれはつまり、同じ母から同じ日に産まれたものじゃろうが」
ガッシュ(パラディン)
「団長、その辺りは深く追求せぬようにとのお達しが来ております」
ラッシュ(パラディン)
「成る程、知らぬが仏というやつですな」
3馬鹿
うぉーっほっほっほ(だむだむ)

アイーシャ
余計に気になりますわ…
ラウニィー
「そうか?俺は別に気にならないが…」
ノルン
クアス…(はぁと)」

デボネア
っくしょ!
ユーシス(スローンズ)
「風邪ですか?」
デボネア
「いや、大丈夫だ。…多分ノルンだろう」
ファニータ(フレイア)
「まぁ、お熱い事。ごちそう様です
デボネア
「…最近は寒気も併発するのだが…」
カラマゾフ(パラディン)
「どうかされましたか?」
デボネア
「あ、いや、別に特になんでもない
ま、ともかく先に進めます。
差し当たり、前線へ向かっている部隊はどうでしょうか?


○前線の人々○

ナイジェル
「湖の上ってのは寒いなぁ」
マーチン(サムライマスター)
心頭滅却しても寒いものは寒いでござる」
エバンズ(ゴエティック)
「ききき、鍛えている方なら多少はたたた絶え多恵耐えられようもももものかんずめヒューヒュー♪
フレディー(パラディン)
「何を言っておるのだ」
それはそれとして。
前線を構築するべく向かっていった3部隊にはいずれも高速移動用にワイバーングリフォンコッカトリスを配属しています。
なるべく帝国軍と接触せずに向こう岸までたどり着きたいところなので、完全編成です。
その分だけ戦闘力はやや落ちますが、上陸してしまえば後はこっちのものです。後続の中速移動部隊と合流していつものように押すだけです。
幸い、有意義な場所に最前線拠点に使える都市がありますので、このステージ楽勝も同然です。

高速を生かしてかっ飛ばしたのですが、湖の島を越えていざ上陸という場面で帝国軍と衝突しました。
ナイジェル
「前衛にでしゃばるフレイアなど、俺の敵ではないわーッ!
アリエス(ビショップ)
「はいはいわかりましたってば」
ブラックバーン(エンチャンター)
「問題は後ろのコッカトリスだな、むしろ
高速を生かしてかっ飛んできたのはフレイアとコッカトリスの部隊です。
ナイジェルの言うように、フレイア全員が前衛なら敵ではありませんが、たった1体だけ後衛に布陣するフレイアがいる上にコッカトリスを率いているのは結構しんどい敵です。
カノープス
「しかし、どうやら突出してきたのはこの連中だけのようだな」
フィフス(ウィッチ)
「とすると、帝国軍の高速部隊はこの1種類って事?」
ホーク(エンチャンター)
「まぁ、中速部隊はいると思うが」
何度か衝突させれば先のフレイア部隊を殲滅させるのはさほど困難ではありません
いっきに上陸させるべく部隊を進めます。

コッカトリスを屠った前線部隊はいともたやすく上陸を果たします。
このまま前進させても拠点は奪取できるでしょうが、あんまり急ぐと北上した帝国軍が取って返してくるかもしれませんので少し前線を停滞させます。


○討手の人々○

さて。
北上して反乱軍の本拠を襲撃しようと姑息な手段を取る帝国軍に対して、当然ながら手をこまねいているわけがありません。
アッシュ
「お、ようやくカメラのてっぺんのランプがついたぞ」
ガッシュ
いよいよという事ですな、団長」
ラッシュ
「何度味わっても、戦の始まる瞬間というのは至福の時でござるな」
ノルン
「なんで私の方を見るんですかそこで」

シャル
「なんだか久しぶりに戦地に立つって感じがするなぁ」
アイーシャ
「そういえばそんな気がしますね」
天の声
「読者諸兄にはいまいちわからんと思うがな」
ラウニィー
「誰だよ読者って。これって全国ネット生放送じゃないのか?」
天の声
細かい事を気にするな
意外と多数の部隊が北上してきましたが、既にこの時前線が構築されつつあるので後続の心配はありません
カノープス
「ええい、その分だけ前線部隊が四苦八苦しているんだ、遊んでんじゃねぇぞ!」
ヴォニータ(プリースト)
うぇぇっ、ごめんなさ〜い
カノープス
お前じゃねぇッ!
マーチン
「なにやら久々でござるな」
ナイジェル
「ううむ、リバウンドでもしたか。惜しい」
アリエス
「何が惜しい、何が」
戦闘に於いては、ちと強烈なユニットがいくつか登場してきます。
ナイジェル
「ええい、このニンジャ共め!ちょこまかと鬱陶しい!」
エドバーグ(ゴエティック)
「ぬひょ。ここは朕等にまかせてたも」
シド(リッチ)
「目には目を。歯には歯を。手を挙げて、横断歩道を渡りましょう
カノープス
「さっさといかんかこのスットコ共〜ッ!」
ニンジャマスター×3全て後衛に配置されたユニットは、攻撃回数こそ少ないものの、その持ち前のスピードと意外と高い魔力で前線部隊および討手部隊を翻弄します。救いなのは前衛がタロスである事。これがニンジャか何かだったら一時後退もあり得ます。
アッシュ
「相変わらずサムライ共は手強いのぅ」
アレン(エンチャンター)
「むむ〜…目の前の敵を斬らずに離れた敵を斬るのも修羅道なのか〜…」
ガッシュ
「残念。このゲームのサムライはあまりそういうものに拘っておらぬゆえ」
ラッシュ
「成仏せいよ」
ミネルバ(ビショップ)
勝手に殺しちゃわないで下さいッ!
サムライ率いる部隊では、前衛はサムライニンジャ×2と、オーソドックスながらも手強い布陣。更に後衛にサムライ×2を布陣しており、これによってこちらの魔法使い系キャラが手痛い打撃を受けます。

その他、プリーストを擁したバルタン軍団名称がちょっとアレだが(^^)、この部隊もしつこさではピカイチですし、ゴエティックが率いるLサイズキャラ×2シリーズも並々ならぬ耐久力です。さすがは【アラムート】
シャル
「場所とは関係ないんじゃない?」
天の声
そーねー♪

○謎々な人々○

今回は戦闘についてはこの辺ですっぽかして、どうも様子のおかしいこの近辺の都市の人々をウォッチング!
町の人
「ええ、いやもう、そればっかりは…うっ!
ランスロット
「どうした!?」
町の人
ちょっと、思い出しただけでも…めまいが…それじゃこの辺で失礼します
カラマゾフ
「…何を思い出したのでしょう?」
マホニー(パラディン)
「ここのところ、こんな様な人ばかりにしか出会いませんな」

ラウニィー
「気になる事ばっかり言いやがって…」
アイーシャ
「余程な目にあっている…という事なんでしょうけどね」
クリス
「どんな目なんでしょうね?」

町の人
「いえね。ジェミニ兄弟は遠隔攻撃も出来るんですよ」
デボネア
「魔法か何かか?それとも俺のソニックブレードの様な技か?」
町の人
「いえいえ。ジェミニ兄弟は攻撃をするわけでもないんです。でも…グホッ!
ヴォニータ
「しっかり!どうしたというの突然」
町の人
いや失敬。不覚にも脳裏に浮かんだもので…気分が優れませんのでこの辺で…
デボネア
「一体なんだというのだ…」

シャル
「…っつーか、一番最初の段階でバレてんじゃないの?」
天の声
普通はそうだと思うが」
ウォーレン
画像を添付しないのが良心的というものですな」
天の声
「当たり前だ。それ以前に画像なんか準備できるか」
バダム
「後はどう表現するかだが」

○戦闘の帰結○

なんだかんだいっている間に、帝国軍の始末について簡単に述べておきましょう。
早期に前線を構築できた事もあって、帝国軍の全戦力はそちらに集中。既に北上していた帝国軍残存部隊も、後続が続かない事もあってそれを迎撃する目的で派遣した部隊によって完全に殲滅。それでもやはり、一撃の力が意外と馬鹿に出来ないニンジャマスターサムライ率いる部隊、プリーストを要した中速飛行部隊に手を焼く1コマも…1コマじゃないけど(^^;ありました。
しかし戦闘を行う部隊には属性武器を装備させてダメージ面で著しい差をつけている反乱軍に、帝国軍が基本的に勝てるわけが無いわけで、戦闘はそれなりに進めて勝利を迎えました。
アッシュ
「これだけで聞くと随分間単に聞こえるから不思議じゃて」
ランスロット
「確かに…」
天の声
「まぁ、個々の戦闘の厳しさは増してきているが、こっちもそれなりに強くなってるんだ。これくらい言ってもいいだろう」
あますところは【アラムート】ジェミニ兄弟・カストルとポルックスのみ。
シャル
「やっとこさかい」
天の声
「いや、裏イベント書いたもんでな」
バダム
「合わせて史上最大サイズだな」
天の声
ぐはっ
ラウニィー
「さぁて。いよいよジェミニ兄弟の正体が明かされるってわけだな」
アイーシャ
「…そういえば、女性陣は軒並み近づくなって警告されてましたね。何なのでしょうか?」
ノルン
「さぁ?」

シャル
好きって人もいるんだけどなぁ」
ニーナ
「あんまり見かけないけどねぇ」
ランスロット
「何の話かわからんが、およそキモチの良いものではなさそうだな」
シャル
「おっ、わかってるじゃねぇのダンナ」
ランスロット
腐れ縁という奴だ」
バダム
「ふむふむ。朱に交われば赤くなるとはこの事か」
ランスロット
染めるなーッ!

○ボス戦に臨んで○

さて、一方のボス。
ポルックス
「兄者」
カストル
「うむ、どうした弟」
ポルックス
「我等のが最近おかしいとは思わぬか?」
カストル
「うむ、我もそう思っておったのだ」
ポルックス
「おお、さすが兄者だ
カストル
「しかし弟よ。我等の場合、声がどうであるかはさして重要ではないと思うがどうだ」
ポルックス
「然り、さすが兄者だ
カストル
「うむ。ところで、我等帝国軍の兵士達の姿が見えぬな」
ポルックス
「おお、まこと。何時の間に。しかし兄者、我等は反乱軍と戦っておる故、今その最中ではないかと思うが」
カストル
「おお、思い出した。さすが我が弟だ
ポルックス
「なんの、兄者にはまだ及ばぬわ」
カストル
「しかし、日がな一日を何もせずに過ごすのはいささか骨だの」
ポルックス
「我はなかなか楽しんでおると思うが」
カストル
「うむ、楽しいの
双子
ふわっはははは!
声だけでお送りすることをお許し下さい。

それはそれとして。
ボスの編成を調べて途方に暮れてしまう反乱軍。なんせ、クラスがジェミニというから訳が分かりません。
ナイジェル
「ジェミニというのは双子の意味だから、要するにボスは単なる双子以外の何者でもないという事か」
ニーナ
「おおっ、そうなのかも知れない」
アイーシャ
「でもでも、戦ってみないとわからない事には変わらないじゃないですか」
バダム
「案ずるな。我らは知らずとも、こやつは知っておる
天の声
「然り然り」
二人
ぬははははは
トリスタン
「ええい鬱陶しい」
ラウニィー
「お、久々だな皇子」
トリスタン
「余計なお世話だ、です

○ジェミニの壁○

ボスのユニットはカストルとポルックスの2体のみ。異様に楽そうに聞こえるから便利なものです。
取り敢えず、戦闘いってみましょう。
ポルックス
「兄者、反乱軍の奴等が遂にこの城まで来たようだ」
カストル
「うむ、我等の目の前に来ているな」
ポルックス
「なんと、そんなに近くまで来ておったとはッ」

アイーシャ
な…なんでしょうか、アレは
ノルン
わ…私に聞かれても…
ラウニィー
「取り敢えず、頭は悪そうだが…」

カストル
「反乱軍の勇者たちよ。よくぞここまで来たな」
(ポージング中)
アイーシャ
いやーっ!何だかよく分からないけどとにかく嫌ーッ!
ラウニィー
「こら、逃げてどうするテメー!」
双子
「我等兄弟が相手だ。さあ、かかってこいッ!!
(ポーズキメ)

ランスロット
「…女性陣が浮き足立っておるようだな」
トリスタン
「…気持ちはわからんでもない。私も逃げ出したいくらいだ」

ポルックス
「むむ?反乱軍とやらは一体どうしたのだ、兄者」
(ポージング)
カストル
「うむ、我等のあまりの力強さに恐れを抱いたとみえる」
(ポージング)
ポルックス
「どうでもよいが、先程から『ぽーじんぐ』とうるさいのだが」
(ポージング)
カストル
「うむ、特に何をしているわけではないのだがな」
(ポージング)

ラウニィー
本人達に自覚が無いというのも問題だな」
何のことはありません。ジェミニ兄弟はその魅惑の肉体美をアピールしているだけで、しかも本人達はその自覚が全く無い、つまり自然にポージングになってしまうという、ただそれだけです。
しかし、ただでさえ巨大な体躯というのに更に異常とまで思える程に鍛え上げられた筋肉。なぜかよくわかりませんが全身くまなく照り返しており一種異様な姿です。そう、普通なら逃げ出す程の。
ラウニィー
「…なんで逃げなきゃならんのだ」
シャル
「ラウニィーは免疫があるみたいだねぇ」
それはさておき。
相手の手の内がよくわからないまま、取り敢えず第一陣は直接攻撃に耐性のあるキャラを集めます。
が、ジェミニ兄弟の放つ一撃は恐ろしいほどに強力でした。
カストル
「むむぅ!さすがは反乱軍の勇者、遂に我等にこれを使わせおるか」
(ポージング)
ポルックス
「おお、やるか兄者!
(ポージング)
カストル
「うむ、行くぞ弟!でりゃぁああッ!
双子
ジェミニアターック!
幻の肉体攻撃・ジェミニアタックを直に食らった勇敢なるヴォニータ嬢は、あまりの事に再起不能
取り敢えず壊滅的な打撃は受けましたが、その分ジェミニ兄弟にも多大な打撃を与えております。
トリスタン
「さぁ、これでトドメとしてやる。覚悟するがいい!
ポルックス
「ほう!我等を倒すつもりでおるとは見上げた根性」
(ポージング)
カストル
「うむ、なれば存分にまいるがよい」
(ポージング)
ラウニィー
「ええい、戦闘中にもポージングするな!」
ジェミニアタックの後、カストルとポルックスの位置が入れ替わるのは意外と頭脳的ではありましたが、第一陣でそれなりの打撃を受けたポルックス魔法攻撃で沈黙。残るカストルも、その攻撃力は驚異でしたが蓄積されたダメージは如何ともしがたく、ジェミニ兄弟は倒されたのです。
トリスタン
「て、手強い相手であった…
アイーシャ
お…終わりました…?
ラウニィー
「テメーどこ逃げてたんだコラ」
ポルックス
ふぬっ!
(突如起き上がりポージングキメ)
カストル
とうっ!
(突如起き上がりポージングキメ)
アイーシャ
ひニャ〜ッ!
シャル
「こらこら、嫁入り前の娘がなんという悲鳴を」
トリスタン
何とタフな奴等だ…
ポルックス
「我等を打ち倒すとは、なかなかの勇者と見た!」
(ポージング)
カストル
「うむ!強い奴等は好きだ!故にお前等は我が兄弟!」
(ポージング)
双子
わーっはっはっはっは!
(キメ)
ラウニィー
「…取り敢えず、敵でなくなったって事?」
アイーシャ
でもでもでもでも、仲間になってもらってもこまこまこまこま…
シャル
「まぁ、そういう心配はなさそうだからいいんじゃない?」

アラムート、クリアです。
なんかジェミニ兄弟が生きてますが、このゲーム、敵とロード以外は絶対死なないので、それはなんか理不尽だなぁと感じたのでついつい(ついつい何だ)
いや、本当に映像でご覧いただけなくてよかった(悪かった)です。描いてたらあまりの事に多分人死にが出ます。多分ですけど(死)

帝国軍も最上級クラスがバンバン出てくるようになって、なかなかにしんどくなってきます。1戦闘でケリがつかない場合はこちらも被害甚大になりやすく、人は死神に走ります。って、普通はもっと早くから走ると思うけど…。
シャル達反乱軍も戦力の不備を考慮して、ここぞの破壊力を持つキャラをいくつか用意しはじめました。

−☆−☆−☆−☆−☆−☆−

フット(ニンジャマスター)
「シャル、南にカオスゲートがあるらしいぞ」
フェンリル
「シグルドへのゲートね。そこにはフォーゲルがいる筈…」
スルスト
「でも、多分Me達と同じくラシュディに操られているネ」
クリス
「…じゃあ、このまま放っておいたら悪さしないんじゃないでしょうか」
シャル
「成る程。こっちから出向かなければ特に何も無いわけだし…」
ランスロット
「そういうわけにもいかんだろうが」
シャル
「冗談よ。でも、シグルドはちょっと後回しね」
トリスタン
「何故だ?」
シャル
「ここも放っておくわけにはいかないんでね…」
もうちょっと、アラムート近辺が続きます。


NEXT
〜第21話補記〜
浜の真砂は尽きるとも…

アラムートに巣食う謎の組織壊滅録


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