勇者シャルのゼテギネア放浪記

〜第23話〜
プロきんの野望・全国版

(ダルムード砂漠)

遂に天空の三騎士全員を仲間にする事に成功した反乱軍。勇躍、次の目的地へ向かいます。

バダム(パラディン)
「オルゲウ?」
ランスロット(パラディン)
「誰だそれは」
与太はおいといて。
続いての地はダルムード。無限に広がる砂漠地帯。ひたすらに砂漠。
クリス(パラディン)
「ああ・・・これはまた徹底的に砂漠ですねー」
ニーナ(フレイア)
「一応、水源は確保できてるみたいだけど・・・すごい所ねぇ全く」
バダム
ビルの谷間でスーツ姿のままバスケを楽しむ様な連中は出ては来るまい」
天の声
でるかボゲー
トリスタン(ジェネラル)
「それはいいとして」
ナイジェル(サムライマスター)
いいんかい!
トリスタン
「この地の帝国軍は一体誰が指揮しているのだ?」
シャル
「あんた、ナレーションの言う事聞いてなかったの?」
トリスタン
「誰の事だ、それは」
バダム
「それ以前に、機種が限定されるのだが」
ナイジェル
「何だ機種って」
天の声
漢字の勉強くらいして欲しいよなぁ、あれ」
えー・・・。
リプレイはセガサターン版でお送りしておりますので説明申し上げます、セガサターン版ではステージ突入時に、そのステージの簡単な説明ネームがロールします。プレステ版は知りませんが(笑)
取り敢えず、そろそろそのロールも終わるのでゲーム開始です。
ランスロット
「だからゲーム言うなと言うのに」
天の声
「いい加減、慣れろ」
ランスロット
慣れるかッ

○基本構想○

えー・・・。
基本も何も、嫌と言うほど真っ直ぐに伸びた進攻ルートが雄弁にこのステージの特色を言い表していますね。
最初に前線をおくならば湖の手前です。予想される帝国軍のルートがそこに集約する筈。そこが一番の戦地となります。危惧されるのは、これだけ広大な土地を持つステージですから、帝国軍の飛行部隊が迂回ルートを使わないかと言う点ですが、ちゃんと拠点防衛しておけば全く危なげない筈です。拠点の配置も大体直線上にありますし。

そういうわけで、今回は部隊をどんどん前に押し出します。
前線構築×5、後方防御×3、遊軍×2
遊軍部隊は、高速を誇るユニットで、常に前線から一歩引いた位置に左右展開しておきます。あくまでも念のためです。念。
クリス
「そういう場合、何かが起こるっていう意味なんだろうなぁ」
天の声
「そう妙に勘ぐるな」
では早速行ってみましょう。


○少ない拠点○

ぐるり見渡してみても、比較的拠点の少ない土地柄です。
シャル
「ちょっと徴収額が心配よねぇ・・・」
ランスロット
「違うというに」
ニーナ
「って事は、例によって例のごとくってわけね」
エド(サムライマスター)
「・・・しかし、どこを探せと」
シャル
「う〜ん」
いや、これは困りますね。これまでのステージではある程度指標となる部分があったわけですが、このステージは本当に見渡す限り砂漠です。当たりが付けられない以上、ローラー作戦も辞さずという気持ちにもなりますが・・・。
ナイジェル
「でもよ、迂回するならここ、って筋なら読めるだろう」
シャル
「確かに。でも、それは取り敢えず前線がぶつかってから考える事にしよう」
サラディン(ゴエティック)
「それこそ自然の法理」
ウォーレン(ゴエティック)
「いやまこと」
シャル
「・・・ところで別のジジイはどうしたの」
マーチン(サムライマスター)
「今し方、亜高速で進んで行かれたでござるが」
トリスタン
「誰が出撃を許可したんだ」
シャル
しなくっても出撃するじゃん
いつもの様に前線部隊がかっ飛んでいったところで、近くの拠点を軽く解放してみましょう。


○闇を嫌う忍びの者○

前線で帝国軍と衝突する前に、この地を統べるボスについて幾つかの話を聞きました。
この地のボス・プロキオン闇に生きるニンジャの世界が嫌らしく、歴史の表舞台に颯爽と登場すべくエンドラに協力したという話です。
アイーシャ(ビショップ)
「主君殺しなんて・・・なんと非道な人なのでしょう」
フット(ニンジャマスター)
「・・・主君殺しは忍者の常套手段だ。今更とやかくいわれる筋合いはないと思うが」
ラウニィー(フレイア)
「肯定するなよ」
ホーク(エンチャンター)
「しかし、闇の世界を嫌うニンジャ・・・。珍しい奴だ」
ナイジェル
「って、ニンジャってみんなそれで納得しているわけなのか?」
ラデッシュ(ブラックナイト)
「いや、っつーか、なろうと思えばなれるんだけど、俺」
ゴルドン(ブラックナイト)
滅多な事を言うな
フット
「ま、ここでは生っ粋の忍者を言うんだろうがな。歴史に名を残すというのも、決して考えぬわけではないが・・・まずそういう思考にいたる事がないというのが我等忍者」
アイーシャ
「あなた元々はバーサーカーだったじゃないですか」
フット
「細かい事を気にするな」
(ざかざかざかっ←手裏剣が壁に刺さる)
フット
「おっと、日頃の癖でつい手が・・・」
デボネア(ジェネラル)
「き・・・気を抜けぬ奴
フット
「いやはやニンともカンとも。ともかく闇に滅するでござる。微塵隠れ!」
ナイジェル
「誰をどう真似しているつもりなんだあれは」
そのころのホルモズッサ忍者屋敷
プロキオン(ニンジャマスター)
「ぬぬ・・・妙な忍者のパルスが・・・」
忍者A
「は、もしや、甲州乱波でございましょうか、棟梁
プロキオン
「・・・お前、今、何気に何か間違わなかったか?」
忍者A
「いえ、別に」
忍者B
「前線がそろそろ反乱軍と衝突いたしやす、オヤビン!」
プロキオン
「おう、するってぇと火事と喧嘩は江戸の華ってあれかぃ?」
忍者C
「わかっててやっていらっしゃいますな?上様
プロキオン
「うむ、予はなかなか満足じゃ」
一同
はっはっはっは
忍者D
「は、もうこんな時間。そろそろお茶にでもしましょうか」
四忍者
はーい
どうやら忍者という連中はこういう者達のことをいうらしいですね。
フェンリル(ドラグーン)
「そー思っているのは貴様だけだと言うておろうが!」
(さくっ)
天の声
ギャース!

○激突○

それはそれとして。
前線へかっ飛んでいった連中が【カーンガーン】のある中洲に到着した辺りで、ようやく帝国軍と衝突しました。
中洲の【カーンガーン】【教会】を足場に前線を構築します。
【カーンガーン】補給拠点とし、そこから西へ渡河した位置と教会に部隊を集めます。
帝国軍もなかなか侮れないユニット構成で反乱軍に攻撃を仕掛けてきますが、数部隊が連なって敵の編成によって戦闘ユニットがころころ変えられる上に属性武器まで装備されては帝国軍にわずかな勝機もありません。
ランスロット
「ダメージを受けるのは仕方が無いが、補給拠点も近い上に移動用部隊も控えているのだ。有利なのは疑いようも無い」
デボネア
「うむ。久々に清々しい戦をしているな」
シャル
「何を爽やかに言ってんだか」
フォーゲル(ドラグーン)
「それはそうと、俺の出番はどうなっているのだ?」
シャル
「あんたの?ここであんたに出番なんかあるわけないじゃん」
フォーゲル
「何ィ!?・・・と、まぁ大方予想はしておったがな」
シャル
「あんた結構慣れっこになってんでしょ」
フォーゲル
「フッ。まぁな
ゲームも終盤に差し掛かると、敵からのダメージも相当なものになります。しかし、敵を知り己を知れば百戦して危うからず。敵によって部隊編成を変えるなどすれば造作もありません。
シド(リッチ)
「随分手間のかかる事をやっていますねぇ」
フィフス(ウィッチ)
「世の中には2〜3部隊だけで戦闘やる奴もいるっていうのにねぇ」
バートン(ヴァンパイア)
「しかも大概似た様な部隊とも聞くぞ」
グレッグ(ウェアウルフ)
「当然でしょうダンナ」
ディロン(ウェアウルフ)
「何といってもマスメディアの力だって言うからなぁ」
滅多な事を言う奴め。


○情報収集○

日もとっぷりと暮れ、いよいよ出番のバートン達闇の住人達。こうなるともう戦闘面ではつらつら書く事が激減するので、情報でも集めに廻る事にしましょう。
クリス
「なんだか、『バード』ってつく都市が多いですね」
リロイ(バルタン)
「報告〜。サイダバードを解放しました」
バダム
惜しい
デボネア
「何が惜しい何が」
サイダバートの人
「いやもう慣れっこですから
ナイジェル
慣れとるんかい!
サイダバートの人
「最近ではBGM付きで登場する様に・・・」
ランスロット
「ええい、やめんかッ

シャル
「こうなると『ゴッド』とかつくのもありそうよね」
ニーナ
「『オーラ』とか『ファイアー』とかもあってもいいかもね。忍者ステージだし」
バダム
「お、なるほど。忍者といえばなぁ」
デボネア
「わけがわからんぞ」
サイダバートの人
「ああ、そういうのにも慣れてますから
ナイジェル
慣れとるんかい!
サイダバートの人
「最近ではパチモンも多くて・・・」
ランスロット
「ええい、やめんかッ
まぁ、『バード』なんてつける方がおかしいって事で、へい。
では拠点解放部隊の得た情報を見てみましょう。
デボネア
「暗殺部隊の存在だけでなく、その隊長の名前まで知れ渡っているとは・・・」
フット
「オファイスの裏世界というのは随分粗雑だな。そこらの盗賊ギルドの方が余程セキュリティがしっかりしているぞ」
ラウニィー
「盗賊がセキュリティを語るな」
フット
「いやいや、盗賊だからこそ、さ。ゲッゲッゲ」
ラウニィー
「やめんか馬鹿者」
ノルン(ビショップ)
「盗賊?」
フット
「いや、短刀持ってるし
ナイジェル
「何の話だ」
その頃のホルモズッサ城
プロキオン
「・・・どこぞの地下迷宮から怪しげな波動が・・・」
忍者B
「反乱軍でげしょか、オヤビン
忍者A
「はたまた謎の大大尽
忍者C
「そして又ある時は」
忍者D
多羅尾伴内
プロキオン
「お前等、事を楽しんでおるな?」
忍者A
「そういう棟梁だって」
五忍者
はっはっはっは
プロキオン
「さぁ、飯も食ったしそろそろ寝るか」
四忍者
「あーい」
忍者C
「夜の忍者屋敷といえば・・・うふふふふ
忍者D
「そうそう、このホルモズッサには48の忍者怪談が・・・」
プロキオン
「そんな話は初耳だが・・・」
忍者C
うふふふふふ
(明かりが消える)
忍者A
ぎゃー!!

カラマゾフ(パラディン)
「・・・いかがなさいました、ランスロット殿」
ランスロット
「・・・いや、久しぶりに感じるめまいに襲われてな」
フィフス
「そういえば、最近くらっとこないみたいですね」
ニーナ
「朱に交わったもんね♪」
デボネア
「それはともかく、精神的に不安定になりやすいから油断は禁物だ」
ランスロット
「うむ、まさしくそのとおりだ。気をつけよう」
二人
っはっははは
(爽やかに笑う)
ノルン
「・・・最近おとなしいと思ったら、そーゆー事?
ニーナ
「まぁ、ソッチ系に走ってもらっても相手が相手だし許しちゃってもいいかな〜?」
ノルン
ソッチ系・・・やっぱりあの時、そっちに転んだのね・・・不覚だったわ」
ユーシス(スローンズ)
「何のお話なんでしょうか?」
ニーナ
「そういえば、あんたもちょっとソレ系で描かれる事、多いよね」
ユーシス
はい?
デボネア
「ええい、話が先に進まんではないかバカモン!
天の声
「そりゃこっちの台詞だ」
ますますもってよくわからない世界のようです。
また、これ見よがしに砂漠に咲いたオアシスの近くに隠れていた拠点からも情報が・・・。
アイーシャ
「13番目の『十二使徒の証』・・・ですか」
ラウニィー
「確か、前にも聞いた事があるな、これ」
エド
「確か、キャターズアイ・・・ドュルーダの魔石・・・ミザールがラシュディにプレゼントしたという・・・」
ユーシス
姉さん・・・
ニーナ
「だから、シスコンもどきな発言は控えなさいってば」
ヴォニータ(ビショップ)
「ところで、ギゾルフィってどなたでしたっけ?」
アレン(エンチャンター)
オリンポス十六闘神の添乗員?」
フィフス
「ああ、的中率0%のインチキ予言者ね」
カラマゾフ
「わかりませんよ」
カノープス(バルタン)
「いや、マジに誰だ?
その答えは前線に程近い拠点【コンシュ】で判明しています。
町の人
「プロキオンはギゾルフィ様の暗殺が目的だそうです。大陸一の賢者として名高い魔導師様を殺そうなんて・・・」
クリス
「あれ?大陸一の賢者って、ラシュディじゃなかったんですか?
ラデッシュ
「なるほど、ラシュディがトップなのを妬んだギゾルフィがラシュディをたぶらかして暗黒道に導き、自分は大陸一の賢者の名をほしいままにした訳か」
マーチン
「とすると、事の発端はギゾルフィとやらでござるか」
アッシュ(パラディン)
「ではまず手始めにそやつを血祭りにあげねばなるまいの」
フット
出番か
シャル
「またジジイでゴメンね」
フット
「なに、大概の暗殺依頼はそんなものだ。気にするな」
トリスタン
何を良からぬ企みをしておるかッ
ギゾルフィは、【コンシュ】から東にある【アリアバード】という都市にいるらしいのですが、会う事は出来ませんでした。


○前線大移動の結果○

さて!話は前線に戻ります。
待っているとなかなか出てこない帝国軍に対して、反乱軍は湖を超えた位置に前線を構築しました。
殊にプリーストが率いるドラゴンゾンビは厄介で、大抵プリーストが先に倒れてしまうので放っておくと何度も登場してきます。サムライマスターが後衛にズラリと3人並んでいる部隊にはシドとフィフスをメインに当てて何も出来ないうちに殺害。ゴエティック×3もフィフスによって無力化したところをタコ殴り。最早、反乱軍が一方的にイジメているといっても過言ではありません。
ランスロット
「そういう台詞は怪我人を出さない様にしてから吐け」
フィフス
「私がいっちゃんしんどいんだからね、もう」
そりゃそーですね。毎度毎度フィフスにはお世話になります。
しかし、実際問題攻撃力皆無のウィッチではつらい場面が多々出てきました。常に命中するわけでもないので、外れると大打撃を受ける事もあります。
バートン
麿は相変わらず依託も粥食うもエニシンオッケー
(意訳:私は相変わらず痛くもかゆくもござぁませんよ、ハイ[訳:奈津子センセ])
グレッグ
「いかん、シャル!早くしろ!」
シャル
「はいはい。そりゃ!『闇の香り』〜」
闇の香り
どーれー
トリスタン
香りが喋るなッ!
バダム
門番でも出てきそうだな」
天の声
「あまりあからさまに出展をバラさないように」
バダム
「ちゃんと手記に記録するから大安心」
天の声
「尤もだ」
闇を維持すれば、闇の住人達が負ける事はまずありません。どうせ資金は大量に余るので、こういう戦略系アイテムに注ぐのが正しい道かと思います。


○忍者屋敷の攻防○

そんな事を繰り返しているとあっという間に帝国軍はボスを除いて滅亡します。
反乱軍全体の底上げにはあまり役に立っていませんが、まぁ全員20近くまであがれば十分でしょう。20なんて軽く超えている人々もいるにはいますけどね。
フォーゲル
「なんでそこで俺が出るんだ!俺は最初っから21レベルだから仕方ねーだろーが!」
天の声
「まぁ、気にするな」
フォーゲル
気にさせるなッ!
(ソニックブーム炸裂)
天の声
ぐはっ!
それはよいとして。
残るプロキオンの部隊は先刻ご承知の通り、忍者4人とプロキオン。先攻されるのは仕方が無いですね。ただ、魔法攻撃力は魔術師ほどではないのであまり気にする必要はないでしょう。比較的力押しに弱い事が想像できるので、前衛を強力な戦士系3人と後衛に魔法攻撃の得手2人で編成します。
プロキオン
「ふふん。漸くやってきたか、オレの晴舞台を彩る駒どもが」
バダム
アイドル伝説えり子みたいな奴だな」
デボネア
何の事だかさっぱりわからんぞ
ユーシス
「それも悪くないかも知れませんね」
プロキオン
「他人事だと思って勝手な事をぬかすな痴れ者め」
ラウニィー
他人事じゃん
プロキオン
「そりゃまあそうだ」
忍者C
魔法少女シリーズというのも一興かも」
プロキオン
「うむ。魔法使うしな
五忍者
ふわははははは!
デボネア
「なんだこいつらは」
フット
「ともあれ、忍は闇に滅してこそなんぼ。ニンニン
プロキオン
貴様か〜ッ!妙な忍者像を植え付けているのはッ!」
マーチン
「・・・妙でござるか?」
クリス
「そーかなぁ?」
プロキオン
「殺!奥義爆裂究極拳!
(どかーん)
一同
うわー!
ユーシス
「私にはお互い様に見えますけど、どうでしょうか?」
フェンリル
「どっちかというと、あっちの方がおバカね」
プロキオン
オラオラオラアッ!
ランスロット
「・・・忍者、なのか?」
忍者A
「いや、お恥ずかしい限りで」
フット
忍者レッグラリアーット!
プロキオン
炎龍破!
トリスタン
うるさいッ!
(ソニックブーム乱発)
二忍者
ぐわーっ!
ニーナ
「もう・・・忍者の悲哀ブチ壊しまくりって感じ?っちゅーか何こいつ」
プロキオン
「いやっははは。生まれも育ちもADKだからな」
フット
「うむ、文句はそっちにつけてもらおう」
バダム
「なるほど、忍者と言えばなぁ・・・」
ランスロット
わかるのか
ギャラリーが多いですがお気になさらず。毎度の事なんで(笑)
さて、プロキオンとの戦闘ですがやはりプロキオン側が先手を取ります。が、お日様カンカンな現状故か、ダメージ量はさほどではありません。その分だけこちらの攻撃力がいや増します。
プロキオンは既に攻撃不能、お供の忍者どもも前衛を勤めるフット・デボネア・トリスタンの攻撃力とユーシスのピンポイント神様ビーム、そしてエバンズの容赦ない魔法攻撃により、いとも簡単に倒されます。プロキオンももののついでで倒れます。
ユーシス
「ちょっと待って下さい。神様ビームって何の事ですか?
天の声
「違うのか」
ユーシス
「勝手に名称を変な風に変えないで下さい」
天の声
「意外と気に入っているんじゃないか?」
ユーシス
「・・・六道輪廻!
天の声
ぐはっ!?

プロキオン
「・・・こ、こんな連中に負けるとは
フット
「心配ゴム用。みねうちでござる」
バダム
「・・・ということは」
プロキオン
「オレは信長じゃないぞ
フット
「お約束だ。気にするな」
プロキオン
「むむ〜・・・これまでか。幕だ幕!起きろ者ども!」
(どんどん)
忍者D
「や、もう出番おしまいですか」
忍者C
「うーん、でもまぁ、結構目立ってた気はしますね」
忍者A
「終わり方はあっけなかったですけどね」
忍者B
「それもまたお約束だ」
五忍者
かわっははははは!
トリスタン
「げ、元気な連中だ・・・」
プロキオン
「というわけで、俺の出番はもう終わりだが、他のボスと違って結構目立った気がするので結構満足?っちゅー感じ?」
忍者C
「お、なんちゃってコギャル
忍者D
「それは既に死語かも」
忍者A
Gメン’82くらい?」
五忍者
ばっははははは!
シャル
「砕けているなぁ」
プロキオン
「というわけで、史書に名前載せないとまた立てこもるぞ」
バダム
春高史にしっかり載せてもらえるでせう」
トリスタン
「なんだそれは」
プロキオン
よーし、うむうむ、よーし。ではそれでよいとするか」
トリスタン
「納得するのか」
こうして、闇の世界に生きるものの悲哀などという勝手な風聞を一笑に伏してしまったプロキオンとその一派は、再び闇の世界へ戻っていったのでした。以後、その名が表舞台に現れる事はなかったが、暗躍の噂はまことしやかに囁かれつづけたとかないとか。
プロキオン
「まぁ、先の事だからなぁ」
天の声
「そうそう。これでいーのだ」
忍者D
「は、そろそろ夕食の支度でもしましょうか」
四忍者&天の声
「わーい♪」
忍者C
「今日は『影の軍団』の再放送だったよねー」
五忍者
ぃやっほー♪

といった具合にダルムード砂漠を突っ切った反乱軍。プロキオンのイメージが随分違うと思いますが、それは今に始まった事じゃないですんで(妖)
このステージは結局、湖から先へどう進んでいくかというのが問題ですが、【カーンガーン】に防衛部隊を残して左右から迂回するのが一番でしょう。ビショップやキュア系アイテムは必須・・・って、言うまでもないですね。
別に湖の手前で頑張ってもいいですけど、帝国軍の移動距離が短い方が早く済みます(笑)

−☆−☆−☆−☆−☆−☆−☆−

さて。影の軍団チバープロキオン一味を退けた反乱軍の前には、新たな道が・・・

シャル
「・・・なーんか忘れている様な気がするなぁ?」
ニーナ
「う〜ん・・・そんな気もするねぇ?」
クリス
シャ〜ル〜
(手に何かを持って駆け寄ってくるクリス)
クリス
「これこれ。確かテッペン丸禿さんから預かったヤツだよ」
シャル
「ああ、あったあったそういえば」
ランスロット
「いつの間に会ったんだ」
ニーナ
「そうなのよねー。さっさと会ってしまうと忘れちゃうんだよねー」
シャル
「っつー事で、ギゾルフィを探すか」
天の声
「といったところで残り放送時間が30秒となりました。続きは地方局ラジオかスポーツニュースでお楽しみ下さい」
一同
えー?

NEXT
〜第23話補記〜
勇者の宅急便

ギゾルフィに会いに行く反乱軍。何をお届けするのでしょう?


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