勇者シャルのゼテギネア放浪記
〜第24話〜
臆病な 君のヒトミが 佐渡を呼び
(ライの海)
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ダルムード砂漠で忍者軍団を退けた反乱軍は、新たに進攻可能となったシュラマナ要塞を放っておいて、ライの海へと向かいます。
- バダム(パラディン)
- 「ティコ?」
- シャル
- 「一段飛ばすな」
- クリス(パラディン)
- 「今回の選択基準はなんですか?」
- ニーナ(フレイア)
- 「もちろん、登場順ね」
- ランスロット(パラディン)
- 「決定方法が複数あるのは既にいい加減という証拠ではないか?」
- シャル
- 「そんなもんでいーんじゃない?」
そんなもんです。ではさっさと行ってみましょう。
○基本構想○
海峡、そして島、といった風情のステージです。しかしタコの出番はなさそうです。
それはそれとして。
ざっと見た感じ、大空部隊で進攻するにしても中央の海峡を超えるのが精一杯。帝国軍との予測衝突点は中間に位置する島の山間部であると考えるのが妥当。
が、直進ルート上には妥当な拠点が存在しない為、ビショップの役割がかなり重要となります。そして、帝国軍の陸上部隊は【セラム】【ダントラカストー】のルートを進攻してくることが容易に想像できる。おまけに、大空部隊の衝突ルートと【ダントラカストー】との間隔が大きい為、ここを帝国軍にすり抜けられる可能性もあります。後詰めは準備しておくべきでしょう。
また、反乱軍本拠近辺に資金源となる拠点が点在しています。できるだけ手間を取らせない為に、これらの解放部隊は最低でも低空部隊で行いたいところです。
といった点を踏まえ、反乱軍は以下の陣容で望みます。
中央突破軍×4 左翼×2 右翼×2 拠点解放×2(西方東方各1)
今回は、シャル部隊には右翼部隊の指揮を任せます。
○当然順調な拠点解放○
ゲーム開始に伴い、本拠地近辺にはべる拠点群の解放は当然ながらスムーズに運びます。
そんなところで、早速ここら近辺で収集した情報をば。
- デボネア(ジェネラル)
- 「ランドルス枢機卿だけでなく、教会に対する風当たりも強いみたいだな」
- アッシュ(パラディン)
- 「ま、確かに教会というのは信仰を持たぬものにとっては好まれないものだがな」
- アイーシャ(ビショップ)
- 「…そういうものなのですか」
- アッシュ
- 「お、別に批難するわけではないのだがな…気にせんでくれ」
- アイーシャ
- 「いえ、いずれ御仏に抱かれる運命にあると知れば進んで信仰してくれますわ」
- ナイジェル(サムライマスター)
- 「どこからそんな自信が出てくるんだ」
- アイーシャ
- 「お母様…必ず御仏の教え、広く世に流布してご覧に入れますわ」
- デボネア
- 「…まぁ、頑張ると言うのは良い事だからな」
- クリス
- 「それはそうですけどもね」
この地を治めるランドルス枢機卿は、あまりいい印象がなさそうです。…まぁ、当然ですけどね(笑)
さて、一方こんな話も。
- 町の人
- 「ランドルス枢機卿はお金を信仰しておいでです。まったく聖職者のカガミですよ。ハハハハッ!」
- ノルン(ビショップ)
- 「そのくらいでおやめなさい。あまりそう言っていると自分の中の信仰まで曇ってしまいますよ」
- 町の人
- 「あ、はい…」
- ランスロット
- 「ランドルスは元々商人出の男だとか。皮肉の一つや二つ言いたくなるのも止むを得まい」
- ユーシス(スローンズ)
- 「そうかと言って、真の信仰を見失ってはいけません。言葉に出して言うと実際にそういう気持ちになってしまいます。まさしく、口は災いの元なのです。こういう時こそ、信じる心が重要なのです」
- ヴォニータ(ビショップ)
- 「そうですね…」
前線部隊に大空部隊を編入している為、既に前線は手前の海峡を越えた位置に布陣しています。後続との連携を考えて、ここからゆっくり前線を推し進めていきます。
○前線大慌て○
前線の衝突が発生したのは、次の海峡を目指していた矢先でした。
- シド(リッチ)
- 「フムン。どうやらここは私が出る場面ではないようですな」
- マーチン(サムライマスター)
- 「その様でござるな…では某が先陣をきらせて頂こう」
- アッシュ
- 「お、出遅れたか。ま、たまにはこういうのも一興じゃの」
- ラッシュ(パラディン)
- 「おさすがでございます団長」
- ガッシュ(パラディン)
- 「なれば我らは高みの見物と洒落込むでござる」
- ノルン
- 「何を訳の分からない事を…」
- マホニー(パラディン)
- 「まぁまぁ、内側でどうこう言っている暇はなさそうですよ」
- フット(ニンジャマスター)
- 「お、それじゃ俺も退くぞ」
- ランスロット
- 「珍しい事を言うではないか」
- フット
- 「シドが下がる相手なら、我ら忍者軍団も下がらざるを得まい」
- ラウニィー(フレイア)
- 「…なるほど、確かにやばい相手みたいだな」
シドやフットが退いたのには訳があります。最初に遭遇した帝国軍は、シルフ×2を両脇に従えたスローンズ(後衛)です。いかにリッチのシドといえども、神聖系攻撃3連発で平気でいられるものではありません。
同様に、神聖系に対してリッチなぞ足元にも及ばないニンジャマスターであるフットが逃げ腰なのも至極当然なのです。
- フット
- 「分の悪い戦はせぬものよ」
- デボネア
- 「まぁ、確かにそのとおりだがな」
- フット
- 「いやに絡むなクアス」
- ノルン
- 「何故あなたがクアスと呼ぶのッ!!鞍替えでもしたのクアスッ!?」
- デボネア
- 「ななな、何を訳の判らぬ事を言っているのだノルン!?」
- ランスロット
- 「最近、妙にピリピリしているな、ノルン君は」
- ニーナ
- 「原因の一端が何を言うんですか」
- ランスロット
- 「…なんの事だ?」
さて。
取り敢えず急場をしのいだ前線ですが、前へ出たところで東側を迂回されている事に気が付き、急遽大空部隊を向かわせます。そんなところに前線本隊に帝国軍が大挙してやってきたものですから怪我人続出で、前線の移動を一旦中断して戦列を立て直さなければならなくなりました。
- シャル
- 「うー…思わぬ展開になっちゃったなぁ」
- クリス
- 「長い間にはこういう事もありますよ」
- シャル
- 「可愛い顔で可愛い事をいってくれるじゃない。…って、あんた後方の解放は済んだの!?」
- クリス
- 「…はい?」
- シャル
- 「ク〜リ〜ス〜ッ!」
- クリス
- 「痛痛痛痛痛痛!戻ります戻りますごめんなさいごめんなさい!」
○後方拠点確保○
取り敢えず、前線がてんやわんやしている間に、後方では資金確保の為に右往左往している部隊が2つほど。
- ヴォニータ
- 「戦わなくて済むのならそれに越した事はありませんわ〜♪」
- クリス
- 「それはまぁ、そうですね」
- ラウニィー
- 「まぁ、たまにはこういうのも悪くはない」
取り敢えず、解放した拠点からの情報で、魔女タルトの居場所についてというのがありました。
- ナイジェル
- 「うまそうな名前だな」
- バダム
- 「どっかのオレンジ色のぬいぐるみみたいな反応だ」
- ヴォニータ
- 「そういえば、あれってしょっちゅうタルトですね」
- ニーナ
- 「あ、それはいえるね」
- ランスロット
- 「何の話だ」
- フィフス(ウィッチ)
- 「アラゴアスが神聖都市だなんて、初めて聞いたよ」
- 町の人
- 「え?そうでしたか?あははははは」
- シャル
- 「全く…こういうところも忠実に移植されてるのね」
- デボネア
- 「何を移植したんだ」
- クリス
- 「でも、ひょっとして何か意味があるんじゃないですかこれ」
- フェンリル(ドラグーン)
- 「例えば?」
- クリス
- 「え〜っと…神聖都市は間違いとして、実際、ポルポルじいさんはアラゴアスに住んでいた事実があるんじゃないでしょうか?」
- ニーナ
- 「う〜ん、無いとは言えないよね、それ」
- フェンリル
- 「戦乱が激しくなってきて、身を隠した…それがセルジッペという事か」
- ラウニィー
- 「…でも、あそこって殿様ガエルがいたじゃん。どこが神聖なん?」
- ユーシス
- 「食用ガエルですってば」
- ランスロット
- 「段々いい加減になってきたな」
- 天の声
- 「昔からだ。気にするな」
また、ランドルスの属性を窺い知れる供述も取れました。
- 町の人
- 「ランドルス枢機卿は聖職者の身でありながら、死霊の研究をしているという話しを聞きました」
- ギルバルド(ビーストマスター)
- 「…帝国軍のボスは死霊とか暗黒道関係の研究しないといけないのか?」
- クリス
- 「小心者でも、死霊は平気なのかな。ヘンな奴、ランドルスって」
- リロイ(バルタン)
- 「お、でも悪魔が嫌いな悪魔使いもいますね確か」
- カノープス(バルタン)
- 「似たようなものか」
- ギルバルド
- 「違うと思うがなぁ」
- (そこへ謎の爺が唐突に姿を現す)
- 謎の爺(師匠)
- 「何にせよ、死者の法は一生をかけても研究するに値する素晴らしいものじゃ」
- ラデッシュ(ブラックナイト)
- 「わ、何だこのジジイは」
- 謎の爺
- 「ホッホッホッホ。死者の法とは究めるものとおぼえたり。さらばじゃ」
- (謎の爺、唐突に姿を消す)
- カノープス
- 「あっ、テメーは…って言ってる側から消え去ったか」
- ギルバルド
- 「…何だ今のは」
- バダム
- 「作者の趣味だ」
- クリス
- 「変な趣味」
- 天の声
- 「やかましい」
明らかに暗黒魔法の使い手という事でしょう。とすれば、戦い方もおのずと決まるというものです。
○結集!三前線○
さて、大空部隊で先攻した中央前線が、数の少なさから四苦八苦している中、陸上部隊の到着を待ちつつ進んできた低空部隊で編成された両翼がそれぞれ【ライアガム】【ダントラカストー】に迫ってきました。
- シド
- 「おや?いつの間にか私は東の部隊に編入されていますね」
- フィフス
- 「編成に編成を重ねていると、どうしてもどの部隊がどうだったかっていうのがわからなくなるのよねー」
- エバンズ(ネクロマンサー)
- 「ふむ、しかしこれはこれでバランスが取れておりますな」
- サラディン(ゴエティック)
- 「然り。自然に身を委ねれば自ずと調和が生まれるのです」
- トリスタン(ジェネラル)
- 「…まぁいいか」
- デボネア
- 「しかし、今回は前線が揃うまでに随分苦戦させられたな」
- シャル
- 「平均レベル17のユニット群を出してるからねぇ」
- アレン(エンチャンター)
- 「悪ぅございましたね」
後方で拠点解放を続けている部隊はまだ進攻途上ですが、事実上前線は【ライアガム】と考えて大丈夫なので中央前線はそれぞれ遊軍として東西に分割編成します。とはいえ、両翼の間隔は随分広いので中央は屈強の2部隊に任せてそれぞれ両翼を3部隊にします。
- ギルバルド
- 「…ところで、誰が今どこにいるのだ?」
- ナイジェル
- 「そういう記録は一切残してないらしい」
- カノープス
- 「成る程、それで会話の人選がデタラメなわけか」
- シャル
- 「今に始まったことじゃないんだけどね〜」
- 天の声
- 「いやぁ照れるなぁ」
- デボネア
- 「照れなくていいッ」
- 天の声
- 「…ちゃんと部隊で管理すると出演者が多くなるのも理由の一つなんだがなぁ」
- トリスタン
- 「今でも十分多い」
- 天の声
- 「それを言うなよ」
さて。
実際問題会話部分については、プレイにおいて使った部隊・キャラクターとは一致していません。というかデタラメです(死)
そんな事は馬耳東風で次々進めましょう!舞台は戦闘面を通り越して拠点解放に戻ります。
○戦闘の方は…○
戦闘面では、例の如く夜のお仕事部隊に一任して…
- バートン(ヴァンパイア)
- 「世間様ではこういうのを『死神』とは言わんか?」
- グレッグ(ウェアウルフ)
- 「まぁ、今現在で23レベルっていえば…そうかもしれませんねぇダンナ」
- ディロン(ウェアウルフ)
- 「というか、俺らは基本的に強いクラスだからじゃねぇんですかねぇ」
- バートン
- 「うむ、それは当然だな。愚問であったな」
- 三人
- 「うわっははははは!」
- ミネルバ(ビショップ)
- 「…あんたたちは〜ッ」
- シド
- 「まぁまぁ。それ、次がきましたぞ」
…問題なさそうなので拠点の方を見てみましょう。
○枢機卿の評判○
東の海に浮かぶ小島にある【ラモトレツク】にタルトが住んでいるという話でしたが、やはり会うことはできませんでした。
それ以外の拠点では…
- ランスロット
- 「口を揃えてランドルスに対する悪口雑言ばかりだな」
- デボネア
- 「それだけ、聖職者からも民衆からも憎まれているというわけだ」
- ランスロット
- 「うむ。それらの人々の為にも、絶対倒さねばな」
- デボネア
- 「その通りだ」
- (ノルン、横合いからデボネアに抱き着く)
- デボネア
- 「?どうしたのだ、ノルン」
- ノルン
- 「べつになんでもないわよ」
- ランスロット
- 「…最近ノルン君に睨まれることが多いのだが、なぜだろうな?」
- ニーナ
- 「…自覚が無いから問題無いと思いますけど」
- ランスロット
- 「自覚…?何の話だ?」
- バダム
- 「自覚してやっていると知れれば、いずれ血を見るのは必定」
- ニーナ
- 「それも悪くないけどね〜」
- ランスロット
- 「随分お楽しみのようだな…」
- ニーナ
- 「えへへ〜。ま、心配しなくても大丈夫よランス様♪」
- ランスロット
- 「お前が楽しそうに言うほど不安が掻き立てられるのだが」
なんだこりゃ(死)
ま、とにかくランドルスの評判の悪い事悪い事…。
他にも…
- 町の人
- 「ランドルス枢機卿はラシュディから暗黒魔法をさずけられたという話しです。聖職者のくせに暗黒魔法とはなんということでしょう」
- カノープス
- 「根っからの聖職者じゃないみてぇだしな…元々そういう素養もあったんじゃねぇのか?」
- ミネルバ
- 「でも、本人は単に『枢機卿』という地位が欲しかっただけなんじゃない?戦う為の力を欲しがる人とは思えないけど」
- ライアン(ビーストマスター)
- 「…しかし、商人にとって枢機卿になる事にどんなうまみがあるんだろうな?」
- ギルバルド
- 「逆に言えば、枢機卿になる為に商人になった、とも言えんか?」
- ヴォニータ
- 「枢機卿の地位を買う為に…ですか?」
- アイーシャ
- 「許せませんわ不倶戴天の敵。必ずや仏罰の鉄槌を下して差し上げます」
- フォーゲル(ドラグーン)
- 「光にでもするつもりか」
- バダム
- 「それは私の仕事だ」
- トリスタン
- 「ええい厄介な奴等め」
- ランスロット
- 「金で枢機卿の地位を買うか…。それがまかり通るとは、帝国も底が見えるな」
- ラウニィー
- 「だから俺も戦ってんじゃねーか。寝ぼけた事いうなよ」
- アッシュ
- 「元々商人だったせいか、金にはうるさい様だな」
- ラデッシュ
- 「まったく、このゲームに出てくる商人ってのはどいつもこいつも…」
- ニーナ
- 「便乗して教会も悪し様に言われてるね」
- バダム
- 「カント寺院だからな」
- 天の声
- 「マントラは唱えないぞ」
- デボネア
- 「何の話だ」
- シャル
- 「まとめると、ランドルスは臆病で金にうるさい聖職者のカガミの様な人物だ、と」
- ランスロット
- 「皮肉の部分まで繋げるなッ!」
…まぁ、こんなもんですかね。
○四天王の影○
戦闘面ですが、簡単に言えばレベル差のある部隊を投入したおかげで随分苦戦を強いられました。
ここでもフィフス、シドや夜のお仕事軍団にお世話になります。特にヴァンパイアであるバートンは昼日中の絶対防壁として八面六臂の大活躍をして頂きました。
- バートン
- 「麿はぬりかべではおじゃらぬぞ」
- バダム
- 「おお、どっちだかよくわからないボケだ」
- シャル
- 「ごめんごめん」
- バートン
- 「竜巻蹴足〜」
- (バートン、グレッグとディロンにかつがれて退場)
- トリスタン
- 「…最後のは何だ?」
- シャル
- 「さぁ?」
…まぁ、いいや。
おかげでここでも反乱軍の底上げができました。なんとか19〜20レベルまで。感謝感謝の一語に尽きます。
さて、西側と中央ルートの前線部隊の補給拠点となっている【ライアガム】で気になることを聞きました。
- 町の人
- 「ソロン城に四天王のひとりルバロン将軍が来ているという話しを聞きました」
- ニーナ
- 「…あれ?って事は、ランドルスとルバロンが一緒にいるって事?」
- デボネア
- 「それは強敵だ。ランドルスがいなくても強敵度数は同じだが」
- ニーナ
- 「それはランドルスは眼中に無いって意味ね」
- デボネア
- 「当然だ。ルバロンは…」
- (そこまで言って黙ってしまうデボネア)
- ノルン
- 「…どうしたの、クアス?」
- デボネア
- 「いや…。ともかく強敵には違いない」
- シャル
- 「じゃ、ランドルスは放っておいて、ルバロン対策を練るとしましょうか」
- ノルン
- 「大丈夫?」
- デボネア
- 「…できればあまり出会いたくないものだ」
- ノルン
- 「え?」
- デボネア
- 「あ、いや、何でもない」
四天王は残り2人。その内の一人がここへ来ているという話です。
という事は、ボスが2人という事になるのでしょうか?
○対ランドルス編成で○
とかいってる間に残るはボスのユニットだけ。
しかしボスのユニットはレベル20ブラックナイト×4(前衛後衛各2)に後衛中央にボスというもの。…これまでの四天王の布陣を考えても、ありえないものではなさそうです。あれがルバロンかランドルスか…。
- スルスト(ドラグーン)
- 「Ha-Ha!そんな事気にしないでOKデース!このMeが来たからには100人チカラ…」
- フェンリル
- 「今ごろそんな話を持ってくるなサル」
- シャル
- 「えーっと、前衛はこの二人で十分ね。あとは…」
- ウォーレン(ゴエティック)
- 「やはり神聖系魔法の行使者が欲しいところですな」
- シャル
- 「う〜ん。ま、今回はいいっしょ!シド!エバンズ!準備〜♪」
- シド
- 「人気者はつらいですな」
- エバンズ
- 「それはあなただけですよ」
- アイーシャ
- 「それでは、私も行きましょう」
- ランスロット
- 「…危険ではないか?」
- アイーシャ
- 「待ってなさい不忠不義の退転者…御仏が許しても私が許しません。いいえ、民衆が許しません。よって御仏がお許しになられる筈もありません」
- ヴォニータ
- 「ううっ、ニーナちゃんこあいよ〜っ(泣)」
- ニーナ
- 「よしよし♪」
- デボネア
- 「…凄まじいまでの殺気だ。普通のお嬢さんだと思っていたが…」
- アイーシャ
- 「お嬢言うな〜ッ!」
- (銀のロザリオがデボネアに炸裂)
- デボネア
- 「ぐはっ!?」
- バダム
- 「久々だなぁ」
- ノルン
- 「私のクアスに何するのッ!?」
- トリスタン
- 「ええい話が先に進まんではないかッ!」
と、取り敢えず…今回は全体魔法が2人合わせて5回、直接攻撃(ブリュンヒルド+カラドボルグ)が2人合わせて6回、全体回復魔法が2回という、直接攻撃に弱そうなランドルスなら瞬殺疑いない布陣です。…ルバロンでも大丈夫かも(笑)
○ランドルス始末記○
- ランドルス(バニティ)
- 「ルーたん…ぐっすん…わしの事は嫌いなのか…」
- (いじけているランドルス)
- 黒騎士A
- 「閣下、反乱軍がやってきましたぞ!」
- ランドルス
- 「なっ、なななななな何!?」
- シャル
- 「あー、ルバロンじゃなかったねー」
- デボネア
- 「(ほっ…)」
- ノルン
- 「…クアス?」
- スルスト
- 「Hey,ユーの命ラックもこれまでデーッス!アダルトちっくに観念したまえランドセル!」
- フェンリル
- 「サルは黙ってろ」
- ランドルス
- 「わわわ、わしを殺すとただでは済まんぞッ!すすす枢機卿なるぞッ!わかっとるのか!?」
- アイーシャ
- 「枢機卿…その名を私の前でなお口にするその度胸だけは誉めて差し上げますわ」
- ランドルス
- 「なんじゃこの小娘は」
- アイーシャ
- 「小娘言うなッ!」
- (アイーシャ、ロザリオを手裏剣のように投げつける)
- ランドルス
- 「ぎゃーっ!?」
- ウォーレン
- 「今回は荒れてる方が多いですな」
- サラディン
- 「されど自然の法理はまことに絶妙なバランスを保っております」
- シド
- 「あまり関係なさそうな気がしないでもないですが」
- ランドルス
- 「と、取り敢えず逃げるのじゃッ!」
- シャル
- 「システム的に無理なこといわないの」
- フォーゲル
- 「そういうシステムだから諦めろ」
- ランドルス
- 「うわーんルバローン!反乱軍がいじめるよーぅ!」
- バダム
- 「ありきたりだの」
- 天の声
- 「基本だからな」
- デボネア
- 「何のだ」
- ランドルス
- 「…っと、わしにはまだラシュディ様に授かった暗黒魔法が…」
- アイーシャ
- 「あったらどうだというんです?」
- ランドルス
- 「あっ、ごめんなさいごめんなさいっ!」
えーと…。
臆病者とは名ばかりにルバロンは果敢に反乱軍を攻撃します。とはいえ、逃げられないシステムなので仕方が無いんですけどね。
さて、その実力のほどは…
- ランドルス
- 「ここここうなればやけっぱちじゃ!いくぞ!『ダーククエスト』!」
- シャル
- 「じゃあ『ダーククエスト』に『ワールド』で割り込み」
- ランドルス
- 「むにゃっ!?」
魔法攻撃しか芸の無いランドルスなので、『ワールド』で無効化すると屁でもありません。
後はブラックナイトが残っていますが、脅威の破壊力を誇るドラグーンと抜群の魔力を誇るリッチ・ネクロマンサー、そして最終日の決算を終えた直後(笑)では紙屑同然です。
哀れなランドルスは何もできないまま、お供のブラックナイトの断末魔を聞きつつ、最期を迎えたのでした。合掌。
- アイーシャ
- 「…私の出番は?」
- シャル
- 「十分でしょ?」
- アイーシャ
- 「私、何かしました?」
- ランスロット
- 「覚えてないのか…」
- ニーナ
- 「天然さんですから」
- アイーシャ
- 「???」
ライの海、クリアです。
いや、この時点で反乱軍にはレベルが低めの連中が結構いたんです。16〜17のが5ユニット分ほど。で、その底上げをやろうとしたのが災いして出るわ出るわ怪我人の山。前線となった中央の山間部では数部隊が入れ替わり立ち代わりキュアアンク使いまくりミネルバ使いまくり(笑)でてんてこまいでした。いやぁ、高レベルビショップを連れてて良かったなぁ。
あと、タイトルが絡んでくるような展開にならなかったことをお詫びします。m(_ _)m
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さて!ライの海を解放した反乱軍は、ふとある事を思い出します。
- クリス
- 「これこれ。タル婆さんに会えっていってたじゃん、ポルポル爺さんとギゾリン爺さんが」
- シャル
- 「そういえばそうだっけ」
- ランスロット
- 「通じるのか…」
- ニーナ
- 「じゃ、宅急便の出番ね」
- シャル
- 「そーゆー事。それじゃあ、行ってみよー♪」
- バダム
- 「合い言葉は無責任!」
- ランスロット
- 「先に行くぞ」
十二使徒の証を求めて、反乱軍は一路全国を迷走します。
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