勇者シャルのゼテギネア放浪記
〜第25話〜
要塞島と岸壁の母
(シュラマナ要塞)
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さて、十二使徒の証も全て揃えた反乱軍でしたが、ライの海で衝撃の噂を耳にしました。
- トリスタン(ジェネラル)
- 「何だと?母上が生きておいでだと!?」
- ニーナ(フレイア)
- 「確か、プレヴィアが駐留しているシュラマナ要塞に捕らえられているとか」
- デボネア(ジェネラル)
- 「む…プレヴィアか…以前のプレヴィアなら大事に至る事はないだろうが」
- アイーシャ(ビショップ)
- 「…以前のプレヴィア、ですか」
- ラウニィー(フレイア)
- 「知っているのか、プレヴィアを?」
- ナイジェル(サムライマスター)
- 「…最近、ちょっとまじめなお話がちらほら出てきてるな」
- クリス(パラディン)
- 「ふぁ〜あ…僕、寝ますね」
- ニーナ
- 「寝るの?じゃ、おねーさんが添い寝したげる♪」
- クリス
- 「わーい♪」
- ナイジェル
- 「…一応、パラディンなんだがなぁあいつも」
- シャル
- 「ともかく、このままじゃ危ういわね。ウチ等が」
- バダム(パラディン)
- 「うむ、これはおそらく筆者がネタに困っている為だろう」
- 天の声
- 「やかましい」
- トリスタン
- 「それはこっちの台詞だッ!」
- (どがしゃん)
- 一同
- 「うわーぅ!」
- (皇子、暴徒化)
錯乱した皇子を拉致監禁し、反乱軍は一路その【シュラマナ要塞】を目指します。
トリスタンの母、つまり、ゼノビア王妃・フローランの保護というのもありますが…。
- シャル
- 「先に出てきたのはこっちじゃん」
- ニーナ
- 「じゃあこの次はクリューヌ神殿ってわけね」
- 天の声
- 「そういうこったな」
- ランスロット(パラディン)
- 「まぁ、今回は特に問題はないか」
- ラウニィー
- 「今まで何か問題あったのか?」
- ユーシス(セラフィム)
- 「私に聞かれても…どうですか?」
- フェンリル(ドラグーン)
- 「知らん。どの道、ここまでは結果的によき方へ進んでいるのだ。問題というほどの事はないのではないか?」
- デボネア
- 「確かに」
- シャル
- 「そんじゃ、いってみましょうかね」
- 一同
- 「ラジャ!」
○基本構想○
ちょっと嫌な感じのステージです。
中央部の大半は山脈で、レッドドラゴン系(おそらくサラマンダー)にぶちあたろうものなら苦戦を強いられるのは火を見るより明らか。
また、微妙な具合に延びている海路も、海上の脅威クラーケンを思わせて戦々恐々。
しかもシュラマナ要塞は山々に周囲を囲まれたまさしく天険の要塞。
攻めるに躊躇してしまいますが、以下の様に布陣していきます。
・半島中央の山岳地帯に僅かに存在する草原を最前線として主力×4
・主力の両翼を各2。【オチワロンゴ】方面とちょっと南寄りのルート。
・拠点解放×2は取り敢えず、北西部は除外して南下する。
できるだけドラゴンやクラーケンとはまともに事を構えたくないので、こちらの得意地形に先に布陣する事が勝利に繋がります。
当初予測した帝国軍推定ルートは3本。山・空(草原)・海(海岸線)です。海は適当な防衛ラインが存在しないので、内陸部を通ってから海上へ抜けてくれる事を祈るばかり。ま、海上を進んできても防ぎ様はいくらでも。
では早速。
○まず足元○
反乱軍の本拠のすぐ南には、拠点が少し存在します。あんな近くにあっても、戦略的な意味はまるでないのですが…。
- フェンリル
- 「別に戦う事を考えて町を作るわけではあるまい」
- ヴォニータ(ビショップ)
- 「それは全くそのとおりですね」
- マーチン(サムライマスター)
- 「武装化した町というのは、城よりも攻略に難儀するものでござるからな」
- フット(ニンジャマスター)
- 「立ち寄っただけで解放できるのだから楽この上ない」
- 天の声
- 「あまりそういう事を公言するなよ。はっはっは」
そういう拠点も資金源としては貴重です。嫌でも解放しましょう。
それに引き換え…
- カノープス(バルタン)
- 「教会ってとこは全く、金はくれねぇわ復活の儀式では金をふんだくるわで、えれぇ悪党だよな」
- アイーシャ
- 「なんて事を…と、言いたいところですが、復活の儀式については私も異の唱えようがありませんね」
- 教会の人
- 「まぁまぁ。教会というものはそういうものですのでご了承を」
- ライアン(ビーストマスター)
- 「ま、何をするにも金は必要って事だぜ。目的がなんであってもな」
- アイーシャ
- 「あなたが言うととてつもなく悪の気配を感じますわ」
- ライアン
- 「なーんでだよぅ!」
- シャル
- 「ほらほらいじめないいじめないの」
それはさておき。
- トリスタン
- 「シュラマナ要塞か…急ぐぞッ!」
- (駆けるトリスタン。シャル、足を引っかける。見事に転ぶ皇子)
- トリスタン
- 「あぶないじゃないか」
- ニーナ
- 「私にいうな私に」
- シャル
- 「独断専行を許すほど、私は寛容じゃないって事。皇子?気持ちは分かるけど、あなたが冷静さを失う事で反乱軍の士気が大きく揺らぐ事くらい、理解できないわけじゃないでしょ?」
- トリスタン
- 「む…。しかし、私がどうしようと君等の士気が下がるとは到底思えぬが」
- シャル
- 「ばれた?てへ♪」
- トリスタン
- 「てへ♪じゃないッ!…しかしまぁ、君の言う事もわかる。ここは自重させて頂こう」
ゼノビア王妃、即ちトリスタンの実の母・フローラン生存の噂がいくつか聞けます。しかし、果たして事実なのでしょうか?
○前線構築○
【ブラワーヨ】を解放した段階で、前線主力は既に目的地に到着しようとしていました。未だ帝国軍の姿は見えず。
では【ブラワーヨ】を見てみましょう。
- マーチン
- 「成る程…我等侍や騎士連中は小技を駆使する事がないでござるからな」
- アレン(エンチャンター)
- 「小技じゃないですもんね…」
- ナイジェル
- 「まぁな。ま、帝国軍はそれで身を滅ぼす奴が多くて見ておられんが」
- ヴォニータ
- 「ソニックブームですね。…それはそうと、その話は本当ですか?」
- 町の人
- 「え?ああ、サムライやナイト中心って事?もちろんホントですよ」
- ファニータ(フレイア)
- 「成る程。それはかなり楽な戦いができるな」
- エド(サムライマスター)
- 「うむ。今ごろのこのこ『サムライ』や『ナイト』を投入するとは愚かな連中だ」
- 町の人
- 「あ…いや別にそういうつもりではなくですね…」
- ヴォニータ
- 「いずれにしても、小技を使わず正々堂々と勝負を挑んでくるタイプですね」
- バダム
- 「小技…やっぱり森永」
- フット
- 「そうそう森永」
- アッシュ(パラディン)
- 「手強いのか森永とやらは」
- アレン
- 「そりゃあもうグリコですから」
- バダム
- 「嫁入り嫁入り」
- ヴォニータ
- 「何の話ですか?」
- アッシュ
- 「ま、敵は強ければ強いほど戦の後のビールが格別というものじゃ」
- ガッシュ(パラディン)
- 「おさすがでございます団長」
- ラッシュ(パラディン)
- 「では早速前線に合流するが得策でござるな」
- ヴォニータ
- 「…ビール?」
と、解放してしばらくすると前線が帝国軍を補足します。デーモン×3とワイアームです。
- シド(リッチ)
- 「ここは私に任せて頂きますよ」
- シャル
- 「頼むね〜」
暗黒系に強いリッチのシドや、ニンジャマスター・フット、ブラックナイト・ラデッシュにワイバーン・イーロスがそれぞれ神聖系武器(クサナギブレード)や護符(エルダーサイン)を装備して戦うには、あまりにも相手を過大評価しすぎだった様です。
- フット
- 「要塞に頼るような腰抜けは所詮この程度よ」
- ラデッシュ(ブラックナイト)
- 「ま、軽く前哨戦ってところか」
- イーロス(ワイバーン)
- 「ぴきゅ」
- シド
- 「おや、久々でご機嫌ですねイーロスは」
- イーロス
- 「きゅきゅ〜♪」
- ラデッシュ
- 「ビーストマスター兼任リッチか…」
- ライアン
- 「俺の出番はどうした〜ッ!」
○山岳の攻防○
一方、山岳地帯を哨戒していた部隊も帝国軍と接触します。しかし、ある程度の予測はしていたので遭遇場所は山岳ではなく草原地帯でした。
- エバンズ(ネクロマンサー)
- 「ふむ。この程度の布陣、読めないとでも思ったのでしょうかね?」
- スルスト(ドラグーン)
- 「Ha!ここはMe達に任せるネ」
- トリスタン
- 「サラマンダーの一撃には注意しろ!フィフス、頼むぞ」
- フィフス(ウィッチ)
- 「当たる事を祈ってね〜」
- ヴォニータ
- 「せめて後衛だけでもお願いします〜」
- エバンズ
- 「保身を謀っておるなこの娘御…」
フィフスだけはレベルが既に24に到達している上、行動タイミングが結構早いので何かと重宝です。それもこれも当たればの話ですけどね。
- フィフス
- 「失敗〜」
- (サラマンダー、ヴォニータにファイアーブレス)
- ヴォニータ
- 「すかっ」
- トリスタン
- 「やるじゃないか。その調子だ」
- エバンズ
- 「では、サラマンダーを基準として…あいすぼーる♪」
- バダム
- 「お、ロシアの怪僧の様だ」
- デボネア
- 「ええい、どこに顔をだしておるかッ」
倒しきる事はできませんでしたが、次の接触で完全にトドメをさせましたので問題無しとしましょう。
山岳地帯へは、バルタン・レイブンをそれぞれ編成したユニットを派遣しています。少々ぎりぎりの感がありますが、サラマンダーの部隊が出てくるまでには十分体制を整える事ができます。因みに戦闘時はバルタンのリロイとスルストを交換しています。それに神聖系武器と火炎系防具でガチガチです。
○意表を突いたつもりの帝国軍○
えー…
ではもう一方の哨戒部隊、北寄りのルートですが、こちらにも帝国軍がやってきます。しかも水上であるにもかかわらずスムーズな移動。
- アッシュ
- 「いよいよ来たか赤いトラクター」
- ガッシュ
- 「いや、どうも違うようですぞ団長」
- ラッシュ
- 「ふむ?ドラゴン…でござるな?」
- ノルン(ビショップ)
- 「ドラゴンゾンビ!よくない相手ですよアッシュ様、陸地に布陣しましょう!湿地帯では苦戦を強いられます」
- アッシュ
- 「苦戦とな?面白い!敵に地の利あろうとも、それをなぎ倒してゆく。それこそが男の花道よ」
- ガッシュ
- 「おさすがでございます団長」
- ラッシュ
- 「なればいざ鎌倉!」
- ユーシス
- 「ああっ、人の忠告が馬耳東風…」
- アイーシャ
- 「ウォーレン様、なんとかいってください!」
- ウォーレン(ゴエティック)
- 「これこそ星に祈りましょう」
- アイーシャ
- 「星…そうですね、ここで御仏にすがるのも一つの答えなのですね」
- ユーシス
- 「それも微妙に違う様な気がする…」
が、アッシュ騎士団は陸地に無事布陣して、このサタン率いるドラゴンゾンビをあっというまに片付けてしまいます。
- アッシュ
- 「ユーシス嬢ちゃんのお陰でもあるのぅ」
- ユーシス
- 「わ、私は随分生死の境をさ迷いましたけどね…」
- ノルン
- 「皆様方の破壊力が無ければ今ごろ再び天界でしたね、多分」
- ユーシス
- 「今回はこれで済みましたが、これを教訓に次からは無謀な戦を仕掛けようと考えないで下さいね」
- アッシュ
- 「無謀…やはり男は無謀だと誰もが言う事を成し遂げてこそ華よな」
- ガッシュ
- 「まことに」
- ラッシュ
- 「団長、我等もその無謀にのせて頂きますぞ」
- アッシュ
- 「うむ、どんどんのれい!」
- 三馬鹿
- 「うわっはっははは!」
- ユーシス
- 「…結局、人の話を聞く人ではないのですね」
- ランスロット
- 「それもあの人だからこそ許される様なものだがな」
- ウォーレン
- 「ほっほっほ」
とはいえ、まじめな話ドラゴンゾンビの硬さは筆舌に尽くし難いものがあります。これが夜中であれば、勝てなかったかも知れません。
今後、他の最上位ドラゴンもどんどん出てくる事になるでしょう。魔法攻撃のエキスパートは必須でしょう。
○前線の進撃、そして拠点解放○
さて、各前線はそれぞれ順当に帝国軍前座部隊をこてんぱにして次なる獲物を求めます。中央前線では続々とやってくる帝国軍後詰め部隊と激戦を繰り広げていました。
後衛のニンジャマスター×2やサムライマスター×2に痛手を負わされながらもトータルの戦闘力で全く負けない反乱軍はそのまま帝国軍を押し返すばかり。
そんなところで、後方の解放部隊が何か情報を入手した模様です。
- 教会の人
- 「プレヴィアは信心深いお方でしたが、今ではすっかり暗黒騎士となってしまいました…」
- デボネア
- 「やはりラシュディか…」
- 教会の人
- 「どうか、プレヴィアの魂を救ってください」
- (そこへ割り込んでくる謎の商人)
- 通りすがりの商人
- 「そんなあなたにご朗報!」
- サラディン(ゴエティック)
- 「おや、あなたは?」
- 通りすがりの商人
- 「この『ファフニール』こそはれっきとした暗黒の膂力を秘めたる魔剣。どーか!反乱軍のみなさまにお納め頂きたい!」
- フォーゲル(ドラグーン)
- 「暗黒騎士に暗黒剣…ひょっとしてお前、馬鹿にしてるのか?」
- 通りすがりの商人
- 「いえいえ、滅相もありません」
- エド
- 「…どこかで会ったか?」
- カノープス
- 「そう言えば、見た顔の様な気がしないでもないな」
- 通りすがりの商人
- 「まさか!そんな筈はございませんよ」
- ギルバルド(ビーストマスター)
- 「ふぅむ確かに。…どこだっけなぁ??」
- 通りすがりの商人
- 「それではこれで〜」
- (商人、退場)
正直、アイテム欄に残しておけるほど余裕がないので待機中の部隊に装備させます。一本しかありませんしね。
○その他の拠点○
戦闘は夜にさしかかり、バートン・グレッグ・ディロンといった夜のお仕事組の出番です。戦闘の大半は夜間に片付けるようにすれば、彼らのレベルもどんどこあがるんですが、それでは他のユニットが育ちませんので深夜になる前に『ひかりのささやき』で日中に戻します。
さて、拠点の方ですが…
【オチワロンゴ】ではプレヴィアの属性がきっぱり判明します。
- 町の人
- 「ハイレベルの魔法を使う魔法剣士として、その名を知られています」
- ノルン
- 「なんだかよくわかりませんが、本当に帝国軍って暗黒魔法しか使いませんね」
- ナイジェル
- 「うむ。馬鹿の一つ覚えというやつだ」
- シャル
- 「その分、こっちの陣容や装備に気を使う必要がなくっていいんだけどね」
- トリスタン
- 「しかし油断はならんぞ。ラシュディ直々に暗黒魔法を教わったとあれば…」
- デボネア
- 「剣と魔法、どっちに重点をおくかも問題だな」
そしてその近くの教会では…
- 教会の人
- 「はやく、はやく王妃をお助けくだされ」
- (そこへ割り込む謎の人物)
- 通りすがりの人
- 「そんなあなたにご朗報!」
- ランスロット
- 「どこからでてきたのだ」
- 通りすがりの人
- 「この『ノトス』こそはれっきとした雷神の膂力を封じ込めた業物。どーか!反乱軍のみなさまにお納め頂きたい!」
- (ノルン、謎の人物の両頬をしこたまひっぱる)
- ノルン
- 「あ、これはちゃんとした一般人みたいね」
- 通りすがりの人
- 「ひゃひほひゃひゃれひゃひゅひゃ」
- (訳:何をなされますか)
- シャル
- 「んー…ウチには雷剣シグムンドが5本あるんだけどなぁ。ま、いっか♪売れば金になるし」
- ランスロット
- 「また売買の話か…」
プレヴィアは暗黒魔法をよくする魔法剣士という話です。とすれば、当然ながら神聖系に弱いというものですが、以前のプレヴィアは信仰篤い人物だったとか。そんなところに雷剣の贈呈。これがおそらく真の弱点でしょう。
が、シャルも申しました通り、雷撃系武器として反乱軍がチョイスしたのは『シグムンド』。この『ノトス』もかなり強力な武器なのですが、アイテム欄はそれほど余裕があるわけではないのでとっとと換金します。
誰かに装備させてもよいのですが、その誰かの武器換装時にアイテム欄が使われるので結局邪魔になります。四風神器は能力だけでなく、売ればなかなかの金になります。邪魔なら売りましょう。
○戦闘の帰結○
さて、前線部隊の方ですが…。
幸いな事に海上を進んでくる連中はいませんでした。そして、シュラマナ要塞の北東への出口を完全に封鎖した反乱軍は、ここを前線として出てくる敵を次々と倒して行きます。
意外とレイブン×3が後衛にいる連中が嫌な攻撃を仕掛けてきたり、ネクロマンサーは一回目の呪文詠唱すら殆ど聞かずに倒したり、やはりニンジャマスター×2は脅威だとか、ドラゴンゾンビはビショップキラーだったりと結構四苦八苦しながらもどうにかなっていたりします。
- デボネア
- 「それは、日中を維持しているのが効力を発揮していると言う事だな」
- ランスロット
- 「うむ。現在、前線の大半は規則正しい生活を営んでいるからな」
- シド
- 「いや、別に私は昼間寝ているわけではありませんけども…」
- アイーシャ
- 「まぁ、すっかりALiが0になってしまわれて…でもCHAは意外と高いですね」
- シド
- 「はい。それでもリッチ化したときは100だったんですけどね」
- フェンリル
- 「…お前の姿でCHAもALiも100だとしても、小さい子供はわんわん泣くぞ」
- シド
- 「尤もな事ですね。はっはっは」
定義なんてものは結構いい加減だという話。
で、戦闘ですが。
前線で弾かれた帝国軍が、後方の【セローウェ】で回復して再び前線に出てきたりします。ここにもう一つの前線を敷けば鬼に金棒ですが、今回はそれはやってません。
そうする前に帝国軍のネタが尽きたせいもありますが…。
○対プレヴィア編成○
さて、帝国軍雑魚部隊も底を突いた今、残すはプレヴィアのユニットのみ。ちょっと見てみると、前衛にLV21レイブン×2、後衛にLV21サタン×2。そしてプレヴィア。
- シャル
- 「シド〜♪」
- シド
- 「やはりお呼びになりましたな」
- シャル
- 「後は…ラウニィーね。それから…」
- トリスタン
- 「私が外れているぞ」
- デボネア
- 「俺もいかせてもらおう」
- アイーシャ
- 「私も混ぜてください」
- シャル
- 「え〜っと…まいっか!頼むね皇子!」
- トリスタン
- 「…なんか『皇子』という呼称が随分軽く聞こえるな」
- ランスロット
- 「気にしてはなりません」
- トリスタン
- 「…ま、慣れたには慣れたが」
- ウォーレン
- 「おさすがです皇子」
両名には伝家の宝刀シグムンド、後衛の面々には烙印の指輪を装備させます。
- アイーシャ
- 「ところで、前回の引きに私を出した真意は?」
- 天の声
- 「話がまじめな方向に転がったのでなぁ…」
- アイーシャ
- 「つまり、カットですか?」
- 天の声
- 「そう怒った顔するなよお嬢さん」
- アイーシャ
- 「お嬢いうな〜ッ!」
- (どんがらがっしゃん)
- 天の声
- 「ぐはーッ!?」
- ラウニィー
- 「またか。凝りもせずあの馬鹿は…」
- 天の声
- 「い、一応別方向で書いてるからいいじゃないか」
- アイーシャ
- 「またですか。まじめな話は書けないんですか?」
- 天の声
- 「シャル達のカラーに合わん」
- シャル
- 「書けねーだけだろーが」
- 天の声
- 「ばれた?てへ♪」
- トリスタン
- 「てへ♪じゃないッ!先続けろ!」
○プレヴィアの末路○
太陽がさんさんと輝く中、トリスタン率いる部隊がプレヴィアと接触します。
- プレヴィア(ジェネラル)
- 「ほう、反乱軍の諸君か。よくぞ参られた」
- トリスタン
- 「プレヴィア!母上はどこだ!」
- プレヴィア
- 「これはゼノビアの…。ふん、フローラン王妃の事か?…さぁな。どうしているかな?」
- トリスタン
- 「貴様…母上の身に何かあればただでは済まんぞ」
- ラウニィー
- 「済ませる気なんか元々ねぇ癖に」
- アイーシャ
- 「プレヴィア様!信仰はすっかり捨てられたのですか!?」
- プレヴィア
- 「…なんだ貴様は」
- アイーシャ
- 「私が幼い頃にお会いしたきりですから無理も無いでしょうか、大神官フォーリスの娘、アイーシャです」
- プレヴィア
- 「すまん、忘れた」
- アイーシャ
- 「同じ様に、信仰も…?」
- プレヴィア
- 「すまん、忘れた」
- アイーシャ
- 「そんなサラッと忘れた言うなッ!退転者許すまじ!母上になりかわり、御仏の天誅を下して差し上げます!」
- プレヴィア
- 「…御仏がどーとかいうものじゃなかった気がするが…まぁよい。その天誅とやら、下してみるがよかろう。尤も、俺はフィガロやデボネアの様な腰抜けとは違うからな、死ぬ覚悟で来るがよい」
- デボネア
- 「誰が腰抜けだ誰が!」
- プレヴィア
- 「…なんだ貴様は」
- デボネア
- 「そのデボネアだ。見忘れたかプレヴィア!」
- プレヴィア
- 「すまん、忘れた」
- ラウニィー
- 「サラッと流されたな」
- トリスタン
- 「ええい、わけのわからん奴だ。ゆくぞ!」
- プレヴィア
- 「来たまえ!坊や♪」
- トリスタン
- 「坊やいうな〜ッ!」
- ラウニィー
- 「またか」
戦闘ですが。
プレヴィアの攻撃力は実に大したものでしたが、その他の面々はさほどではありません。特にシドについてはサタンのメテオストライクも屁でもありません。アイーシャはかなりのダメージを受けましたが(笑)。
アイテムで攻撃力が増大している面々と『ジャッジメント』によりレイブンもサタンも続々死滅。プレヴィアもかなりの打撃を受けており万々歳。それでもプレヴィアはタフで、メテオストライクまで使われますが、結局トリスタンによってトドメを刺されてしまいます。
- プレヴィア
- 「ぐっ…この俺が負けるとは…」
- トリスタン
- 「母上…母上ッ!」
- シャル
- 「皇子!」
- (トリスタン、いずこへと駆け出す)
- プレヴィア
- 「…で、俺はほったらかしなわけ?」
- アイーシャ
- 「お望みとあれば今すぐ引導を…」
- プレヴィア
- 「お前本当に僧侶か?」
- アイーシャ
- 「ヤボはいいっこなしですわヲホホホホ」
○母と子○
場所は変わってシュラマナ要塞内某所。
- トリスタン
- 「母上ッ!…む?」
- 女性
- 「…」
- トリスタン
- 「母上…?」
- 女性
- 「それ以上近づく事は赦しません」
- トリスタン
- 「…?!母上ですかッ!?お顔をお見せくださいッ!」
- 女性
- 「なりません」
- トリスタン
- 「何故です!私はあなたの息子です!トリスタンです!」
- 女性
- 「自分が誰なのか、よく思い出しなさい。ゼノビアの皇子」
- トリスタン
- 「…しかし、しかし!私は皇子である以前に、あなたの…!」
- 女性
- 「おわかりになられませッ!何故私がこう言うのか…わかってください…皇子」
- トリスタン
- 「・・・・・・わかっている。すまない。…母上は?」
- 王妃近習
- 「既に…」
- トリスタン
- 「そうか…よく叱ってくれた。礼を申す」
- 王妃近習
- 「勿体無いお言葉…。皇子、これを」
- トリスタン
- 「それは?」
- 王妃近習
- 「王妃がお持ちになられていた『聖なる腕輪』です。お持ちください」
- トリスタン
- 「母上…」
- シャル
- 「皇子?」
- トリスタン
- 「シャルか。王妃は既に亡くなられていた」
- シャル
- 「そう…戦争なんて、悲しみしか生まないのかしらね」
- トリスタン
- 「そうかも知れん。そんな戦争は、これで終わりにしてしまわねばならん。これからも力を合わせて参ろう」
- シャル
- 「…な〜んか、カッコいいぞトリ坊ちゃん!」
- (ばしばし←トリスタンの背を叩く)
- トリスタン
- 「そ、そうか?結構照れるなぁ」
- 二人
- 「あっははははは」
- トリスタン
- 「って、誰がトリ坊ちゃんだ!」
- シャル
- 「うひゃひゃひゃひゃ!」
う〜…
なんか急激に話が妙な路線を目指しているようないないような…。
このままではいかん様な気がしてなりません。なんでやねん(びし)
シュラマナ要塞では当初、タコの出没もあるかと思っていたのですが、全く登場しませんでした。そのかわりといってはナンですが、ドラゴンゾンビが出てきます。これがまた滅法堅い。前衛に居るにも関わらず間接攻撃してきますし。
また、町の人からの情報でもわかりますが、ナイトやサムライといった系列のクラスも結構強敵です。数が出てきますからねSサイズは。
今回、北西の都市は後回しにしましたが、正直あっちまで人手を回している余裕が無いのです。前線での戦闘も気が抜けない状態が続きますし、ボスとのレベル差もかなり大きくなってきます。そのお陰でやたらと強いという印象ばかりが残ります。こっちも遠慮せず、イベントキャラをバンバン使っていきましょう。
で、結局アイーシャなんですが、前回から妙な引きを勘ぐった人には全く以って申し訳ない。書き進めた結果、話がマジメな方向に転がった上に妙な裏設定まで出てしまったのでごっそり削除してしまいました。その分、戦闘時に出張ってもらいました。それがあれかい(死)
最後のシーンは、しつこく『皇子の身分』を徹底させてみました。場面設定や人物配置に無茶がありますが(苦笑)、これで少しは貫禄なりでればいいんですが…ウチじゃ無理だなぁ。
妙にマジメっぽい話になったんでちょっと最後元に戻しましたし。あー落ち着く(こら)
−☆−☆−☆−☆−☆−☆−☆−☆−☆−☆−
さて、続いては当然の如くクリューヌ神殿。帝国軍が神殿なんかに何の用があるというのか。
そしてクリューヌ神殿に出向いている帝国の大将は、四天王最後の砦・ルバロン将軍。
- クリス
- 「って、その人って確かライの海にも来てたって人?」
- ナイジェル
- 「おお、そいつだそいつ」
- シャル
- 「そういえば、ルバロンってどんな奴なの?デボネア」
- デボネア
- 「ん?ルバロンは…」
- (突然黙るデボネア)
- ノルン
- 「…どうしたの、クアス?」
- デボネア
- 「いや、ちょっとめまいが…」
- ノルン
- 「彼の事になると途端にそれね。どうしたというの?」
- デボネア
- 「べ、べつにたいしたことじゃないさははは」
- トリスタン
- 「…デボネアほどの気骨の士を怖じ気させるとは、生半可な敵ではないぞ諸君!」
- デボネア
- 「え、あのちょっと…」
- ノルン
- 「…」
とまぁ、よくわからない内にクリューヌ神殿へ向かいます。
クリューヌ神殿で待つ四天王最後の将軍・ルバロンの目的は何か?
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