勇者シャルのゼテギネア放浪記

〜第28話〜
麗しの脚線美

(ゼテギネア)

ヒカシュー大将軍を倒した反乱軍は、上都ザナドュをその手中にしました。

トリスタン(ジェネラル)
「…帝都を目前にして、なぜ足踏みをしなければならんのだ!?」
シャル
「だってしょーがないっしょー?そういうシステムなんだから」
フォーゲル(ドラグーン)
「む、ならば仕方が無いな」
ナイジェル(サムライマスター)
納得するんかい
バダム(パラディン)
「お、どっかで聞いたなこういうの」
天の声
「やかましい」
【ザナドュ】【ゼテギネア】は、マップが一部重複しています。本来なら、ザナドュ陥落後もすぐに行動開始って具合なんでしょうけど…システム上、一旦大マップに出ます。
クリス(パラディン)
「わーい、おもちー♪」
ニーナ(フレイア)
「やー、雪国ってーと七輪でお餅ってカンジよねー」
シャル
砂糖と醤油とってー」
クリス
きなこー
ナイジェル
「おう、どんどん食え!どんどん焼くぞがっははは!
バダム
はーくつろぐ
ランスロット(パラディン)
「…どこの国の話だ、それは」
トリスタン
「…そういう問題ではなかろう
ザナドュで腹ごしらえしたら、早速、ゼテギネアに進攻開始です。


○基本構想○

またしてもです。さすがは雪国ハイランド
しかも、陸上部隊は少し海越えしなければなりません。…っつーか、?(笑)

うーん、でもまぁ、無理に渡らせなくてもいいか。
つまるところ、高速部隊がその高機動性を生かして一番近い拠点である【教会】【アルマルジ】を解放します。その段階で各陸上部隊を7リーグブーツで移動させれば…
…金と手間がかかる(死)
ので、その高速部隊をシャルに任せてオールサモンズでこの問題を解消する事にします(笑)。
そこから即座に拠点間の直線上に戦闘部隊(飛行)を軌道修正させて【ゼテギネア】前の教会まで進撃させます。もたついていると、すぐにも帝国軍飛行部隊が本拠地に肉迫するなんて事にもなりかねないので…そこまで早くないか
また、陸上部隊は【アルマルジ】から街道沿いに北上、帝国軍の陸上部隊を制圧させます。おそらく、西側のルートは無いだろうという推測ですが…。草原部隊だったらこっち進みそう…。
ならば保険で、2部隊ほど西の島に派遣しておきましょう。

・直進戦闘×3
・陸上ルート×5
・保険(笑)×2

また、やはり陸上部隊には雪に強いフレイア・フィボルグ・バハムートを編入しておきます。って、ここに至ってもまだデスバハムート出来てない(涙)


○少し逆行○

反乱軍の進攻が開始される前に少しさかのぼります。
帝国軍士官A
「貴様らが反乱軍か!」
ガーフィス(ワンダーロード)
「んにゃ、違うけど?」
帝国軍士官A
「ではそこを退け!邪魔だ」
(ガーフィス一団、輪になりかがみ込んで暫し…)
帝国軍士官B
…何をしているのだ?
ザック(カタナマスター)
「悪く思うなよ。アミダくじで正当に決まった順番だ」
ガーフィス
「ちぇー、俺最後じゃーん?
ザック
「リハビリ相手には随分駒落ちだが、まぁよいわ。かかって参られい」
帝国軍士官C
「この大部隊を相手に一人で向かってくる気か!?正気か貴様」
ザック
「大部隊?数でも出せば勝てるとでも思うのか、雑魚の分際で
帝国軍士官D
なめるか貴様ーッ!
(向かっていく士官D)
ザック
未熟
(ザック、木刀で士官Dの脳天を兜ごと粉砕)
ガーフィス
「…魔界転生、見たな」
ザック
何の事かな?
帝国軍士官A
「おのれ…かかれ〜ッ!
・・・・・・
ザック
「ふむ。まぁ、こんなところかの」
リップ(ソーサレスクィーン)
「あら〜?次の方がいらしたみたいですわ〜?」
ベイダー(デモンナイト)
「次は俺だな」
ガーフィス
「少しはじっくりやってくれよ。折角カーリンが入れてくれたブランデー入り紅茶も楽しめないからな」
ベイダー
「相手に言え、そんな事は」
カーリン(ユダプリエステス)
「ガーフィス、あまりやりすぎるとシャルちゃんの出番がなくなっちゃうよ」
ガーフィス
「ん、そいつはいけねぇ。ベイダー!ほどほどにな〜」
ベイダー
「チッ。…ま、肩慣らしだしな」

○死屍累々○

さて。
進撃していくシャル達反乱軍でしたが…
クリス
「シャ〜ル〜?見て見て〜。すごいよー」
デボネア(ジェネラル)
「いでたちから、帝国軍の様だが…」
フォーゲル
「えらい数だな、これまた」
アイーシャ(ビショップ)
「まぁまぁ、仏様がこんなに…供養して差し上げないと…
トリスタン
「…。しかし、何者の仕業だ?まだ殆ど時間は経っていないが」
ランスロット
「これだけの事を短時間でなすほどの軍が動いた形跡は全く無いが…」
シャル
やっぱり…
ナイジェル
「心当たりでもあるのか?」
ニーナ
「…シャル?」
上陸したシャル達が見たものは、帝国軍の残骸でした。それもかなりの規模の。
死体の状態からも、それほど時間が経過したわけでもないのに、これだけの規模の軍を相手にできるほどの軍が動いた形跡は欠片もありません。
ガーフィス
「…ちょっと、やりすぎちまったかな?」
リップ
「で〜も〜、あれしきじゃもの足りませんわ〜」
カーリン
「ごめんね、シャルちゃん」
ザック
「ま、肝心は残しておいたから良かろう」
ベイダー
「フン。座興にもならんわ!足らぬ足らぬぞーッ!
カーリン
「おとなしくしないと、コージーのスペシャルショートあげないから」
ベイダー
ゴメンナサイかーりん姐御ユルシテクダサイだからイチゴショートください
カーリン
「全くなんだってコージーなんだか…」
ガーフィス
…全然かわってないなお前ら
リップ
「それは〜お互い様ですわ〜♪…またみんなに会えて、リップ嬉しいですわ〜♪」
ザック
「まるで同窓会だな」
その頃のゼテギネア城の一室
帝国軍兵士
「…と、我が軍の大半がわずか5人によって壊滅したという信じ難い報告が…」
ガレス(ダークプリンス)
「…おのれ、あの小童めが。よい、下がれ!残りは俺が率いる」
帝国軍兵士
「は、はッ!」
(帝国軍兵士、そそくさと退室)
ガレス
「うぬ…俺も早めに切り上げるか

○戦闘に関して○

さて、そんな話はいいとして。
実際のゲームでは、全部隊問題なく上陸し、【アルマルジ】も教会も解放します。飛行戦闘部隊は帝国軍の大空部隊に備えて北上、陸上部隊は街道沿いに進む部隊と、駐留部隊に分割します。
そこで最初の遭遇が発生するわけですが…
マーチン(サムライマスター)
「ほう、王子自らが御出馬とは、帝国も随分追いつめられておる様でござるな」
アッシュ(パラディン)
「しまったな、アイーシャが一緒なら何かあったかも知れんが」
アイーシャ
「お呼びになりました?」
スルスト(ドラグーン)
「Oh!これぞ東洋のツボ入りグレーターサタンライク!
ニーナ
「誰?猿連れてきたの」
スルスト
「最近、Meの扱いが夫婦ぜんざいデース。ワッチュアネィー?
フォーゲル
「元々そうではなかったのか?」
スルスト
ユーに言われるスジミートはナッシングね!
ニーナ
神様、疑っちゃうよなー
アッシュ
「そりゃいいとして、特にどうこうって事はないみたいじゃな?」
アイーシャ
「わかってませんわね。ガレスはこんなところにノコノコやってくる人ではありませんわ」
ライアン(ビーストマスター)
「ニセモノ、って事か?やれやれ、懲りねぇ奴だな全く
ダークプリンス・ガレスが自ら部隊を率いて戦いを仕掛けてきました!っつーか、またコピーみたいですね。
ガレスの攻撃能力は相変わらずな上、お供のワイバーンはいやらしい攻撃をしてきます。おまけにガレスはレベル26汚さ爆発です。
ダメージは相当なものですが、2〜3の部隊を衝突させれば潰せます。
他、【アルマルジ】方面に向かってきたエンチャンターは意外と嫌な敵ですが、不死者を率いたシドの前には全く敵ではありませんでした。
陸上部隊の方の衝突はずっと後の方になりますが、遂に帝国軍が最上位ドラゴン・デスバハムートを率いてきました。って、ドラゴンゾンビ最上位だっけ(死)。
前衛で強靭な盾になるだけでなく、間接攻撃をしてくる厄介なクラスで、直接攻撃の際には火炎系武器が必須です。でないと、ヒットしても『1』とかいう情けない数字を見る事になります。
ブラックナイトが結構多く登場しますが、意外と決定力に欠けるこのクラスはさして脅威と感じる事はありません。ここまで戦い抜いてきた反乱軍にとっては、恐れるほどのものではない筈です。


○処刑ライダー○

ナイジェル
「何だこの副題は」
天の声
たまのおちゃめだ。気にするな」
トリスタン
「たまでもなんでもないじゃないか貴様のは」
天の声
「ケチくさい事言うなよ坊や♪」
トリスタン
坊や言うな〜ッ!
(どんがっしゃ)
フェンリル(ドラグーン)
「あら、随分荒れてるわね、坊や♪」
トリスタン
「(ぽ)」
フィフス(ウィッチ)
「…人を選ぶみたいねこの単語
ウォーレン(ネクロマンサー)
「それは、男と生まれた者にはついてまわる星の宿命にて」
サラディン(ゴエティック)
「男として生まれた者の自然の姿
トリスタン
「いや、はっははは。照れてしまうぞ
フィフス
「ったく男って奴は…」
なんだこれは(死)
ともかく、その他幾つかの拠点も解放します。その際聞いた話では、ガレスが聖騎士達を処刑したとか。
町の人
「ガレス王子の手で聖騎士の処刑が執行されました。…聖騎士はハイランドの法と秩序を守る、我等の誇り。一体、何がハイランドに起こっているのでしょう?」
ラウニィー(フレイア)
俺に聞くな
アイーシャ
「またガレスの仕業ですか。はやく本物を見つけてボコらないと、ヴァルハラにおわす御仏に顔向けできませんわ」
ノルン(ビショップ)
ヴァルハラ!?
アッシュ
「またぞろ壊れてきた様だの」
アイーシャ
クックック…待ってらっしゃいガレス。将門の首塚より掘り出したる、積年の恨み積もりしこの天下の業物で仏罰を下して差し上げますわ
ヴォニータ(ビショップ)
「う…うぇーん!ニーナちゃんこあいよ〜!!
ニーナ
よしよし♪
シャル
「ガレス大量発生で相当錯乱してるみたいね」
クリス
「…将門?
バダム
「帝都大戦だ」
天の声
「知らんもの出すな」
シャル
「…アイーシャは、なるべくコピーガレスに近づけないで。必要なら投獄
ラデッシュ(ブラックナイト)
「任務了解」
ガッシュ(パラディン)
「団長、先にいきますか」
ラッシュ(パラディン)
「それが上策でござる」
アッシュ
「うむ、では参ろうかの」
ラウニィー
「…俺も行こ」
話がズレてしまった…。
ともかく、ハイランドの聖騎士はガレスによって処刑されたとか。生き残りはいないのでしょうか?


○兄妹○

なーんて言ってたら、保険で西に向かわせた部隊が隠れ拠点をどんどこ見つけていました。
カノープス(バルタン)
「ふーん、この島に4つもの拠点が隠れていたとはなぁ」
マーチン
「あと一つある筈でござるが…先に北へ向かうのがよいやも知れぬ」
ギルバルド(ビーストマスター)
「忙しい事だな」
その間、二つの前線では激しいかもしれない攻防が続いていました。
ラウニィー
「…っつーか、偽者の分際でえれぇ強いじゃねーか、このガレス!」
シャル
「うーん、一体欲しいねーダークプリンス」
ニーナ
「でも、ラブアンドピース使ったらワイバーンだけ仲間になっちゃうよ?」
ナイジェル
「そいつぁいけねぇなぁ」
バダム
「それよりなにより、ガレス仲間にしたらウチ、壊滅してしまうぞ」
フォーゲル
「あの破壊力だからな…」
バダム
「いや、アイーシャ嬢の手によって
トリスタン
「なるほど、異の唱えようもないな。っははは」
アイーシャ
なにを納得なさっておいでなんです?
トリスタン
どわぁっ!?

シャル
「ところで…いつまで高みの見物決め込むつもり?」
(物陰から謎の若者が姿を現す)
謎の若者
「んー?いや、俺がやってもいーけどよー?」
シャル
「…久しぶりじゃん、ガー兄」
ガーフィス
「シャ〜ル〜?面白そうな事してんじゃんか〜。なーんで俺を誘わねーんだよぅ」
シャル
「っつーか、あんた自称・浮浪者じゃんか」
ザック
「尤もな意見だな。久しぶりだのシャル」
ベイダー
「女っぷりもあがった様だ。どうだ?一杯付き合え」
カーリン
「んー…ますます可愛くなって…おねーさん嬉しい♪
(抱き着き)
リップ
「あ〜ら〜?カリンちゃんってば、ひょっとしてたまってた〜?」
カーリン
「う、うるさいわね!べ、別にいいじゃないの可愛いんだし」
シャル
「あの帝国軍の残骸はガー兄達の仕業ね」
カーリン
「ごめんねー。ほどほどにって言ったんだけど…」
リップ
「あらー私達だけのせいじゃないわよ〜。カリンちゃんだって〜、思いっきりやってたでしょ〜?」
カーリン
「う…だって…始まっちゃうとちょっと…止まらないし…
ベイダー
「聞き様によってはちょっとヤバい感じがするな」
バダム
「既に似たような事をネタに使っているから問題無し」
ザック
「左様か。なればよし!
カーリン
「何が良いのよ」

シャル
「で、これからどーする気?」
ガーフィス
「暫く一緒に行こう。なに、手は出さない上貸さないから心配するな」
シャル
「…まぁ、大詰めだし、多少出張ってくれてもいいけど?」
ガーフィス
「いや、まぁそれは次のステージにまわそう。あっちは無尽蔵だからなゲッゲッゲ」
ガーフィス・シャルナーン。シャルの兄。その他の4名ともシャルは面識がある様子。
んなこたぁどーでもいいとして。
ぼちぼち戦闘も終結を見るようです。


○聖騎士○

西へ進んだ別働隊は聖騎士の生き残りと遭遇します。
ガウェイン
「おお、ラウニィー。無事だったか」
ラウニィー
「おう、おかげさまでな」
ランスロット
「お主達がハイランド聖騎士団の生き残りか」
ガウェイン
「うむ、ガウェインと申す。ラウニィーがお世話になっております
(ふかぶか)
ギルバルド
これはご丁寧に痛み入る
(ふかぶか)
カノープス
「何をやってるんだ」
ランスロット
「…何故、突然処刑という事になったのだ?」
ガウェイン
「うむ、実はな、ラシュディが己の欲望の為に帝国を利用しておる、という事を陛下に注進した結果なのだ」
ラウニィー
「…陛下は既にそこまで暗黒道に踏み込まれておられるのか」
ガウェイン
「…というか何故かガレスに漏れてな。市民有志に救出されて処刑を免れたが、大半は捕らえられた」
カノープス
「どの道、済んでしまった事だ。悔やんでも仕方が無い」
ランスロット
「ラシュディは今、ゼテギネアにいるのか?」
ガウェイン
「いや、もうおるまい。魔宮シャリーアに向かっておるやもしれぬが…」
ギルバルド
木星帰りでも決め込む気か?」
バダム
「そーゆーボケは私の役なのだが」
カノープス
「どこから出てきたんだお前」
ラウニィー
いちいち出てくるなッ
ラシュディハイランドに手を貸した理由は、帝国の建国に助成する為でもなんでも無く、単に自己の欲望を満たす為だった…。
ユーシス(セラフィム)
「そんな事の為に、姉さんを…!」
フォーゲル
「赦せぬな」
ユーシス
「…ところでなぜフォーゲルさんがここに?」
フォーゲル
「うむ、そろそろどこかで接点を持っておいた方が良いらしくてな」
ユーシス
はい?
というのはいいとして。
ラシュディはゼテギネアにはいないとの事。では、分身おびただしいガレス本体はどうでしょう?


○戦闘の帰結○

分身とは言えガレスの強さは際立っています。おまけにレベルが高いので毎回が軽いボス戦の様なものです。救いはお供がワイバーンだという事ですね。
イーロス(ワイバーン)
うぼーっ
天の声
ずわっちゃちゃちゃ!
(天の声、ファイアーブレスで焼き焼き)
リップ
「誤解を招く発言は〜、ちゅーいした方がよくってよ〜?」
イーロス
ぴき!
スルスト
「…誰ですかユーは?」
リップ
てへ♪
すっかりイーロスのご機嫌を損ねてしまいましたが、ガレスのお供のワイバーンは、リーダーを集中攻撃するので火炎系に弱いクラスは出来るだけぶつけない様にしましょう。或いはリーダーを代えましょう
他のユニットですが…ここまで戦い抜いてきた反乱軍の諸部隊です。そう簡単に負ける事はありません。戦闘部隊を入れ替わり立ち代わりしている為、大打撃を被っても次が勝ってくれます。問題全くなし。
それより問題なのは…
ランスロット
「…妙だな。帝都に迫っているというのに敵の戦力がやけに少ないぞ
フォーゲル
「うむ。それは俺も感じていた。何が起こっているのだ?」
シャル
「(じろっ)」
ガーフィス
「…。いーじゃねーか。やっちまったもんはしょーがねーだろーが
シャル
「ま、それもそうね♪」
この寸劇は、セガサターン版でお送りしています。このセガサターン版、私が長らくやりこんだSFC版と比べて戦闘の回数が極端に少ないのです。これは、ステージ毎に定められている帝国軍各ユニットの総数がかなり削られているという事に原因があります。特にこのステージ、恐ろしく帝国軍ユニットが出てきません。ガレス部隊が10なのを除けば、各ユニットそれぞれ2程度しか出撃してきません。
戦闘に随分手間取ったという事を考えればこれはある意味嬉しいのですが、いくらなんでも削りすぎでは?
バダム
「このゲームの一番のネックが時間であると看破した彼等の功績は称えるべきであろう」
天の声
「んなもん、SFC版プレイヤーなら誰だって看破するわい」
シャル
「…PS版はどうなんだろうね?」
クリス
「あ、PS版はイベントキャラがクラスチェンジしても、固有色は残ったままらしいですよ」
ニーナ
「じゃあ、どっちがアッシュ爺さんでどっちがランス様ってのもわかるのね!それは凄いわ♪」
ランスロット
「…確かに、パラディンになるとみんな同じだもんなぁ」
デボネア
「ノルンとアイーシャも区別つかないもんなぁ」
ノルン
ほほう、これはおもしろいことをいうじゃないクアス
デボネア
のっノルン!?
アイーシャ
「ノルンさん、落ち着いて下さい。これは実際の話じゃなくて…」
ノルン
「他のビショップと区別がつかないなんて…私の事、愛してないのね!そうなのね!やっぱり男がいいのねッ!!
デボネア
「な、なにをわけのわからんことをいいだすんだノルン!?
シャル
…はやいとこ逃げた方が良いわよランスロット
ランスロット
…何故だ?
ノルン
「そーよね!ルバロン将軍ってば精悍で色黒でいかにも男好きってカンジだしお互いいい汗かいた仲なんですもんねフンッ!
デボネア
いや、だからそれは君の思っている様な…

ガーフィス
「何だ、犬も食わんぞ」
シャル
「そーねー」
ディロン(ウェアウルフ)
「そこで俺を見るなよオラ」

○執念○

さて、戦闘の方はさておくとして。
北東にある【ラシード】で、ガレスが洗礼を受けたという教会があると聞いた反乱軍は、その教会へ向かいます。
ユーシス
「…異様な気配を感じます。気をつけて下さい」
アイーシャ
「この感覚…やはり、ガレスに似ています」
トリスタン
「うむ。奥に進もう」

ガレス
「ククク…ここまで来るとはな…。もう帝国は、お終いのようだ」
アイーシャ
ガレスッ!
ガレス
どわあっ!?
(アイーシャ、ガレスに巨大なハンマーを振り下ろす)
アイーシャ
「ち、外したか」
ガレス
「も、問答無用か…逞しくなったものだな、小娘」
アイーシャ
「そーんな挑発、きかないもーん!つーん!」
トリスタン
「えーと…観念しろガレス!最早、どこにも逃げられぬぞ」
ガレス
「フン…オレはまだ諦めたわけではないぞ。必ずやこの大陸を我が物にしてみせよう!」
ガーフィス
「相変わらず諦めの悪い事だな、王子様?」
ガレス
「ち…全く貴様は解せぬ奴よの。今からでも遅くはない、オレと共に来いガーフィス。悪いようにはせぬぞ」
ガーフィス
「生憎だが、お前と一緒だと面白味が無いんでな」
ガレス
「ふん、酔狂な奴め。…ここで貴様らと遊んでやるほど暇ではなくてな。そろそろ行かせて貰うぞ諸君」
(ガレス、クリスタルを取り出し掲げる)
トリスタン
「逃げるか、ガレス!
ガレス
「追ってくるが良い、反乱軍ども!生きてオレの前に現れたならば、その時こそオレ自らの手で引導を渡してやろう。フハーッハハハハハハ!また会おう明智君!
(ガレス、光に包まれ光と共に姿を消す)
トリスタン
誰が明智君だ!
デボネア
「王子…」
ザック
「相当疲弊が激しい様子だの、ガレスは」
ベイダー
「フン、今のガレスを倒しても自慢にはならんな。尤も、元々自慢にもならんがな。フッハハハハ!
ランスロット
「誰だ君等は」
シャル
「…ともかく、後はエンドラだけね」
ガレスは取り逃がしましたが、エンドラ【ゼテギネア】でてぐすね引いて反乱軍を待っています。


○対女帝編成○

ガレス王子の本体も逃げ出し、帝国軍も残すはボス・エンドラのみ。
そのエンドラのユニットですが…。
ニーナ
ブラックナイト2人だけ?しかも後衛?どういうつもりなんだろ、この人」
サラディン
「それだけ、自分の力に絶対の自信があるという事でしょうな」
ナイジェル
「面白いじゃねぇか。…ところでよ、エンドラのクラスはなんだ?」
ラウニィー
「少なくとも陛下は、前線で剣を振るうというタイプじゃねぇなぁ」
シャル
「ふーん、布陣から見ても、どうも魔法使い系ね」
バダム
「ヒカシュー殿の例もあるので、攻撃回数の多い事が予想されるが」
シャル
「ワールドがあるから大丈夫だけど、今回は使わないで行ってみよう。あとは誰が行くかだけど」
デボネア
「俺は行くが」
ラウニィー
「俺もだ」
シャル
「ん。後は…サーラディーン♪」
サラディン
「何やらここに来て随分御指名が増えましたな
シャル
「気のせい気のせい。あと…皇子、大将って事で」
トリスタン
「うむ。あと一人は誰だ?」
シャル
「ウチ」
トリスタン
「シャルが?では君が大将だろう」
シャル
「…一応、反乱軍の盟主はあんたなんだけどなぁ」
ランスロット
一応言うなッ
トリスタン
「そうか、そうだったな。よし!では行くぞ!
一同
おう!
シャル
「だーら、徴収終わるまで待てっちゅーとるやろが!
ランスロット
徴収言うなッ!

○転向の危機○

最終決算も無事に迎えて、太陽が燦燦と照りつける中、反乱軍は女帝・エンドラと接触します。
エンドラ(ブラッククィーン)
「遂にここまでやってきたか、反乱軍」
トリスタン
「帝国もここまでだ、エンドラ!おとなしく負けを認めろ!」
エンドラ
「あらまたこれは可愛い坊やだこと♪」
トリスタン
「ぼ…(ぽっ)」
ラウニィー
またか
エンドラ
「我が手を取れば、おねーさんが優しく色々教えてつかわすぞ?」
トリスタン
「うっ、そんな官能的な誘惑しないでくださいおねーさま
デボネア
「ええい、そこを退けッ!
(デボネア、トリスタンをつまみ出す)
エンドラ
「む、デボネアか…。よいところで…。まだ反乱軍に組しておるとは、困った男だ」
デボネア
「陛下!どうあってもとあらば、もはやお止め致しません。が、その格好だけは!なんとかして下さい!
エンドラ
こーゆーの、嫌い?
デボネア
「シナを作らないで下さいッ!私が言うのはそういう事ではなく…!」
ノルン
「好きなんだ…あーんな格好してる人にヒールでガンガン踏んづけて貰いたいんだ、そーなのね!だからルバ攻だったり鎖でぐるぐるだったのね!?」
デボネア
だわーっ!話をややこしくしないでくれノルン!
ノルン
そーゆー趣味でも私的には問題なくってよーッ♪
デボネア
うわーッ!!
トリスタン
「…えらい事になってきたな
エンドラ
全くこの二人はいつまで経っても…
ラウニィー
「取り敢えず、ノルンを連れ出せ」
フット(ニンジャマスター)
「…最近便利屋になってる様な気がするなぁ」
(ノルン、闇の軍団に連行される)

シャル
「まー、一児の母には到底見えないわねー」
エンドラ
「これも暗黒道の賜物。雪中であろうとこのままで何の問題も無い」
ニーナ
えーッ!!いーなーそれ!」
エンドラ
「羨ましいか?我が手をとれば、コスプレ生脚だしほーだいだぞ」
ニーナ
「うわーなんかいーなそれー」
アイーシャ
「…というか、コスプレって何ですか?
ユーシス
さぁ?
ランスロット
「話が先に進まんな…」
ウォーレン
「これも星の導きにて…」
ラウニィー
「ったくどいつもこいつも…」

天の声
「女王様、そろそろお時間が」
エンドラ
「そうか。ではそろそろ始めるとするか」
フェンリル
「何の時間だ」
エンドラ
「トンズラー!ボヤッキー!やーっておしまい!
黒騎士ズ
あーらほーらさっさーい!
黒騎士A
全国の女子高生の諸君、元気してる〜?
リップ
「ま〜なつかし〜ですわ〜♪」
トリスタン
のるな!
エンドラ陛下の攻撃力は並大抵を通り越しています。ここは、ブラックナイトの攻撃は我慢して『リーダーをねらえ』でエンドラに集中砲火を浴びせてなるべく早くカタをつける事にします。
トリスタン・デボネア・シャルといった、直接攻撃のプロ3人がそれぞれオウガブレード装備でエンドラを攻撃、サラディンラウニィーの魔法攻撃もそこそこ打撃(下僕にはかなりキツかったらしいですが)を与え、1回の戦闘で女帝エンドラを倒す事に成功します。
それでもダメージが生半可ではありません。サラディンの回避能力の高さには呆れるばかりです(笑)
ワールドがあるのであれば、躊躇無く使う事をお勧めします


○女帝の引き際○

エンドラ
「馬鹿な…このエンドラが負けたというのか?」
ラウニィー
「陛下、やはり暗黒道は間違っているのです」
エンドラ
「むぅ。だが、我が暗黒道を退けるだけの力を持つそなたらがこの大陸を統治するならば、我が願いはそれで十分かなうというもの…」
デボネア
「陛下!ハイランドには、まだあなたを必要とする者も大勢います。どうか…!」
エンドラ
「それは出来ぬ。来るべきそなたらの世に、我が身の置き場は既に無い。あってはならぬ」
シャル
「エンドラ…」
エンドラ
「シャルと申したな。わらわを倒すものは王者でなければならぬ。後を頼むぞ」
シャル
替え玉はちゃんと用意したから心配しないでね♪」
トリスタン
「…私の事か?
エンドラ
「他に誰がおるか。…そろそろ幕?」
天の声
「うん」
エンドラ
はー…肩が凝るわね毎回毎回…。じゃ、そーゆー事で…えーと、我が生涯に一片の悔い無し!
バダム
巨星堕つ
天の声
やった!第三部完!
エンドラ
「って、何の台本渡した下郎!わらわを何と思っておるかーッ!
(がらがらずどーん)
天の声&バダム
うわーぅ!
デボネア
「…へいか?
エンドラ
「平仮名で呼ぶなたわけもの。…ふむ、そちの子の顔を拝めぬのはやはり残念よな」
デボネア
またか
エンドラ
「皆からもよう言われておるようだな…。さっさと結婚して子作りに励めばよいものをその方等は全くいつまで経っても進展を見せんと…ノルン!
ノルン
「今度という今度はお任せ下さい陛下♪」
エンドラ
「うむ。寝る間も惜しめ♪
ノルン
頑張りますわ♪
デボネア
あの…
エンドラ
はっははははは!…では、わらわはそろそろ去ぬるか。のぞみの最終に間に合わんのでな」
バダム
丞相閣下!
ランスロット
やかましい!
トリスタン
「エンドラ…」
エンドラ
「グランの忘れ形見か。わらわは向こうでそちの父君に、オラオララッシュでも叩き込まねば気が済まぬ
トリスタン
好きにして頂こう
エンドラ
「無論だ。ゼテギネアを頼むぞ。…さらばだ!反乱軍の勇者達よ!
エンドラは、生きて新たな王国の誕生に尽力する事を拒み、女帝としての死を選びました。
エンドラほどのカリスマ性を持つ覇王は、次代を担う王国にとって障害となると考えたのかもしれません。この辺りの解釈は様々ですが、こういう展開もありかな?と考えた結果です。ご容赦を。


遂に神聖ゼテギネア帝国の女帝・エンドラを倒した反乱軍ですが、倒すべき者はまだ存在しています。さぁ、真の平和の為に、悪しき者を倒すのだ!
…ってのは結構ありがちな展開ですね(笑)

エンドラ陛下は実に見目麗しい女性です。あの脚で迫られたら一発で臣下の礼を取らさせて頂きますよエンドラ陛下!いや女王様!(待てこら)
ただ、救うにはちょっと遅かったかもですね。暗黒道に取り憑かれてしまった彼女を救うには、これしか方法が…。

このゲームではエンドラ同様、暗黒道まっしぐらなプレイも出来るんですが、どーせ暗黒道を極めるってんなら、暗黒道系ボスを味方に引き入れる事が出来ればなぁ〜。特にガレスとかガレスとかオミクロンとかガレスとか…。ちぇっ←かなり拗ね気味
しかし…
作中、エンドラを『殿下』と呼ぶ連中と『陛下』と呼ぶ連中に分かれているのはどういう事でしょう?
…いや、まぁいいんですけどね。ここでは陛下で統一しました。

っちゅーか、ファイルサイズがえらい巨大になってしまいました…。すんません。終わりが近いもので…。あと登場人物とかも多いし…(つーか増やすし)。

−☆−☆−☆−☆−☆−☆−☆−☆−☆−☆−

ゼテギネアには、ラシュディの姿はありませんでした。
聞くところによれば、魔宮として名高いシャリーアに向かったとか。そして、聖騎士の生き残りを率いてガウェインも…。

ラウニィー
「あのおっさん、おとなしくしていればいいものを…!」
ランスロット
「騎士とはそういうものだ」
ガーフィス
「いよいよ次は垂涎のシャリーアだなぁ」
ザック
「数が出ればいいというものではないのだがな」
ベイダー
「よいではないか。それだけ大地が血に染まる。グッグッグたまらぬなぁ
カーリン
「マニアックだこと。よくそんな場所でショート食べる気になるねあんた」
ベイダー
「そんなに誉めるな。何も出んぞ
リップ
「わたしのお茶請けは〜肉じゃががい〜な〜」
ニーナ
「だ、だーじりんで肉じゃがですかい姐さん」
ランスロット
「時にシャル」
シャル
「んー?」
ランスロット
誰だ彼等は
シャル
「あれ?いわなかったっけ?」
クリス
イワナ勝った〜♪
フェンリル
「どーにかならんかこの緊張感の無さは」
シャル
「今更そんな事言われてもなぁ」
ウォーレン
「オチもつきませんなぁ」
サラディン
「それがウリですからなぁ」
ジジイズ
ファーッホッホホホ!
ユーシス
…おうちかえりたいよーぅ
えーからさっさと行けスカタン共。

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〜第29話〜
【<狂者どもの宴

魔導師ラシュディとの決戦!


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