○慣れないこと○

会場を一望できるテラス。天空の騎士が揃います。
フェンリル(ドラグーン)
「ふぅ・・・どうも賑やかな席というのは疲れちゃうわね」
スルスト(ドラグーン)
「Oh、フェンリルさんではありませんか。大熱唱でしたネ♪」
フェンリル
「なんで私があの歌を知ってるのよ」
天の声
「もののはずみというやつだ」
バダム(パラディン)
「恐ろしいものだなぁ」
バダム&天の声
ぶわっはっははは!
フェンリル
飛んでけーッ!
(粉砕バットでホームラン)
バダム&天の声
ブルーインパルスー!
スルスト
「Oh、メガトン級ですネ♪」
フェンリル
「ふぅ・・・ちょっとくらい賑やかなのには、あんたで慣れたつもりだけどね」
スルスト
「Ha-Ha!Meの賑やかさは所詮Me1人のもの。次元が違いマース」
フェンリル
「・・・そうね。でも、ホントにこれでよかったのかしらね」
フォーゲル(ドラグーン)
「何を心配しておるのだフェンリル」
(ユーシスと共に登場するフォーゲル)
フェンリル
「いや・・・まぁ大丈夫とは思うが」
ユーシス(セラフィム)
「先ほど、ちらっとあの人の気配を感じましたが・・・もう心配はなさそうです」
フォーゲル
「ラシュディか・・・いずれにしても今の状態では大した事にはなるまいて」
スルスト
「・・・それはそうと、何故ユー達が一緒なのデスか?」
ユーシス
「・・・何か不自然でしょうか?」
フェンリル
「下衆の勘繰りというものだ、この猿」
スルスト
「キ?ウキーウキー!」
フェルアーナ
「まぁまぁ、またお猿さんごっこしてるの〜?」
(唐突に現れる女神)
フォーゲル
「フェルアーナ様?!」
フェルアーナ
「やっほー♪みんなご苦労様〜。よくやってくれましたわ♪」
スルスト
「Oh、わざわざその為に?」
フェルアーナ
「んーん?久しぶりの子にちょっと会いにね・・・♪」
ユーシス
「女神様が久しぶり・・・?誰です?」
フェルアーナ
「んっふふ〜♪ま、ゆっくりくつろいでね。じゃあね〜♪」
フェンリル
「・・・ま、女神様からしてあれだから、これはこれでいいのか」
スルスト
「Oh、そんな困ったような諦めたようなよくわからない顔はNoNoデス!どうです?Meと一緒にワインでも飲みませんか?」
フェンリル
「フッ・・・たまにはのせられてやろうか」
スルスト
「Oh、光栄デス。では、レディ?」
(スルスト、フェンリルの手を取る)
フェンリル
「エスコートお願いね、騎士様」
(フェンリルとスルスト、階下へ)

ユーシス
「・・・みなさんが鎧をつけてない姿、初めて見ました」
フォーゲル
「うむ。・・・俺もフェンリルのああしたフォーマルな姿は初めて見た。案外、フェンリル自身も初めてかもしれませんな」
ユーシス
「まぁ、レディに対して失礼ですわ」
フォーゲル
「おや、これは失敬」
ユーシス
「くすくす・・・」
フォーゲル
「はっはっは・・・やはり女性には笑顔が一番似合う。我等もみなと飲むとしましょうか」
ユーシス
「ええ、そうですね」
(階段から何者かが転がり落ちたかのような音)
フォーゲル
「何だ?」
(階下、倒れているスルストの上にフェンリルが乗っている)
スルスト
「へ・・・Heyフェンリル・・・ユー・・・もしかして、ハイヒール自体初めてですね?
フェンリル
「痛たたた・・・わるかったな、どーせ私は浮いた話ひとつない女よ
スルスト
それは初耳でしたネ・・・取り敢えず、上から退いてくれるとMeもHappyなんですが
フェンリル
「だからエスコートしてってお願いしたのに・・・」
スルスト
「ここまでとは誰も想像しませんネ」

ユーシス
「・・・あら〜」
フォーゲル
「事実は小説よりも奇なりとはこのことですかな」
(影から何者かが現れる)
忍者A
「フォーゲル殿、そろそろお願いいたします」
フォーゲル
「む?そろそろ始まるのか。ではスルストも起こしてきてくれ」
忍者B
「はいな♪」
フォーゲル
「・・・ではフェンリルの相手を頼みますよ」
ユーシス
「何があるんですか?」
フォーゲル
「はっはっは」
一体何があるんでしょうね?


暫く様子を見る