○泣く男○

会場から外れた場所で、お互いに向かい合う男女の姿。
デボネア(ジェネラル)
「・・・ノルン」
ノルン(ビショップ)
「クアス・・・必ず帰ってきてね。私も、必ずあなたの子を・・・(はぁと)」
エンドラ(ブラッククィーン)
ほほう!そこんところもそっと詳しく聞かせよノルンッ!」
フィガロ
「陛下、それではただの出歯亀ですが
エンドラ
「ええい、ケチくさいことをいうな!」
デボネア
「・・・端から見ると、取り憑かれているように見えんかな」
エンドラ
「やるときはやるではないか。うっはっはっは!良い子に育てるのだぞノルン!」
ノルン
「いえ、あの・・・まだそういうとこまでは・・・」
エンドラ
「こういうのは気合が肝心なのじゃ!」
フィガロ
「・・・」
デボネア
へいか・・・」
エンドラ
「平仮名で呼ぶなたわけ」
ノルン
「さっ!急いでいったいった!シャル逃げちゃうよ!」
デボネア
「う、うむ・・・」
(暫く間)
デボネア
「ノルン・・・もし、そうなったら」
ノルン
「?」
デボネア
「丈夫な子を産んでくれよ」
ノルン
「クアス・・・」
(完全に周りをシャットダウンしている二人)
エンドラ
「・・・何を泣いておるのだフィガロ」
フィガロ
「余計なお世話です陛下」
事実関係がどーであろうが、私はフィガロとデボネアが剣のライバルであると同時に恋のライバルでもあったという話が、らしくていーじゃないかと思う。ちとありがちで減点。へぐ。


デボネアを追う