二年間の眠りを経て、一人の青年が死んだ。だが青年は、奇跡的にも生き返った。
青年の名は、木場勇治。
しかし、二年の歳月は周囲を大きく変えてしまっていた。ただ一人取り残された勇治だが、彼は不可思議な能力を得ていた。そしてその力は、自分から全てを奪った従兄弟・一彰に向けられてしまう。
バイクで九州から旅を始めた園田真理。だが、旅をともにしていた男達が突然灰になって崩れ去る。そこに謎の男が「バッグを寄越せ」と詰め寄る。
更に、生き残った男が怪物に変身し、真理を狙う。
咄嗟に謎の男・乾巧にファイズベルトを装着させて変身させる。巧は仮面ライダーファイズに変身し、わけがわからないながらも怪物と戦い、これに勝利する。
「これが・・・ベルトの、力・・・」
本編の二年前、交通事故で両親を失い、自らも昏睡状態に陥った男。そして、一度死んで蘇生した男・勇治。
その二年の間、彼を巡る環境は大きく変わった。
父親の会社が倒産し、自宅は債権者の手に。実はこれは叔父の嘘で、会社と家はこの叔父が勝手に売り払って自分の財産にしていたのだ。
恋人だった千恵も、従兄弟・一彰のモノに。
奇跡の生還を喜ぶものもなく、勇治は全てを失った状態で物語りに登場する。
だが勇治は、一つだけ新しく得たものがあった。
それは雨の中、一彰を前にして発現した。勇治はその能力で、一彰を殺害してしまう。異形に変化したその姿はまるで、馬の怪物であった。
これこそ、『ホースオルフェノク』と呼ばれる怪物。だがこの、オルフェノクについてはまだ描かれていない。
九州で、バイク旅をしている中、奇怪な怪物と謎の男に狙われる女。怪物と男の狙いは、真理の持つバッグ。その中には、奇妙なベルトと携帯風のツールが。
これを装着することで、装着者は『仮面ライダーファイズ』へと変身することが出来るのだが、真理は適合者ではなかった。
真理はそれを、謎の男・乾巧に装着させると、巧はファイズへと変身し、怪物と戦い始める。
このツールが、ファイズへと変身するものであることを知っていた真理。なぜこんなものを彼女が持っているのか?これを持って一体どこへ向かっているのか?
そもそも彼女は何者なのか?
少なくとも、『オルフェノク』のことは知らなかった様子だが、こうなるとファイズについてもどこまで知っているのか怪しいところがある。
九州で、真理のバッグを狙って尾行していた男。
しかし、いざそのバッグを奪ってみると、それは自分のバッグではなかった。どうやら巧は、真理が自分の荷物を奪ったものと思ったらしい。
そこで巧は謎の怪人とも遭遇する。その時、真理が咄嗟にベルトを巧に装着し、ファイズに変身させてしまう。何がなんだか分からない巧だが、襲い掛かる怪物を倒す力が体中にみなぎっているのを感じ、怪物と戦い、これを撃破する。
どうやら巧は、自分の荷物を取り返そうとしていただけの男の模様。ファイズについても、ましてやオルフェノクについてなんか全く知らない。
ひょんなことからファイズに変身してオルフェノクを撃退したわけだが、これから巧がどうするのか注目。
新仮面ライダー、その名はファイズ。携帯電話型コンソールでコード「555」を入力することで変身可能。・・・もう既に、他にいくつかのコードが画面に出ていたが、まさか1000通りのフォームやアイテムがあるとか言うんじゃなかろうな(笑)
デザイン見たとき「うわっ」と思ったのに、いざテレビで見てみると「おおっ」と感じるのは、伝統みたいなもんだな。特に龍騎(笑)
しかし、変身するのに事前にベルトを装着しておかないといけないとは、今までのライダーの中でもかなり不便な奴だな。
今回放ったキックは、必殺のそれではない模様。それでもオルフェノク倒すんだから十分じゃなかろうか。
真理が持っていたツールの正式名称。今のところ公式公開されているのはこれだけ。
ファイズドライバーは周囲の空間を湾曲させてバトルフィールドを形成する・・・じゃないか。要はベルト。
ファイズフォンは文字通り、携帯電話型コンソール。ネタ的に、普通の携帯を装填するシーンがあったら、無条件でファイズを好きになれると思う。
オートバジンは、真理の乗っていたバイク。『自動馬神』とでも訳すか(訳すな)
まあ、これから色々アイテムが揃ってくる筈。某バンダイ社の商売繁盛の為にも(ちったぁ伏せろ)
今回登場した、馬とオコゼの怪物。それとは別に、冒頭でSMART BRAINの研究室を襲った謎の怪物。
その名はン・ダ(削除)
こいつについてはまだ正体不明。それどころか、この怪物達が『オルフェノク』であることすら描かれていない。まあ、そういうのは次第に解明されるのが見ているほうにも親切というもの。
冒頭、何やら開発中の研究室が描かれるこの会社。彼らが開発していたのは、真理が持っていたあのツールとそっくり。となれば、ファイズに関係ないわけが無い。単純にいけば、ファイズ生みの親ということになる会社。
だがその研究室は、何者かに襲われる。そしてその襲撃者は、そのツールを手に・・・というところでタイトルコールが入る。
『壁を破って現れ、
照明を背後に受けて登場し、
ベルトを手にする謎の影』
とくれば、どっかの2000の技を持つ男の顔が懐かしく浮かんでくるというものだが(笑)、そういう話ではないらしい。いい加減、劇場化の話を進めて欲しいものだ(無理)
さてこの企業のCM、特徴的なのはそのメインとなっている女性キャラ。冒頭のクレジットを見れば、どうやら『スマートレディ』と呼ばれており、普段は自転車で製品の訪問販売を・・・
は?違う?
じゃあ、生命保険の(以下削除)
ともかくこの女、ただのCMキャラではない様子。それは次回予告で判明するのだが・・・
600円。早い安い美味いを兼ね備えた定食。美味いかどうかは別問題だけど(笑)
常連客なのか、随分気安げな態度の真理が印象的。巧のオーダーの出し方も妙に小気味良い。このシーン、某タクっぽさが強い。
ところで真理のオーダーは「すりゴマたっぷりキュウリ少な目」。割と拘り派。
なんとも悲劇的な状況で登場した勇治だが、叔父にしても従兄弟にしても、随分非道な連中ばかりだ。唯一、救いとなり得そうなのが、恋人であった千恵なのだが・・・次回予告ではどうも雲行きが怪しい。
となると、勇治は更に追い込まれるのだが・・・こうなると、『オルフェノク側の視点』も重要になってくるな。今までの敵ってのは、単に『倒すべき相手』だったけど、それが同じ人間とあっては・・・
人間同士・・・考えてみれば、ショッカー改造人間も龍騎ライダーも元々人間か(笑)。こりゃ迂闊。
・・・そういえば、「きば」なんだろうか「こば」なんだろうか(笑)<木場
上述の通り、真理については不明瞭な点が多い。なんというか、公式サイトでは「何故ベルトを・・・」が最初から記述されている。ひどい、詐欺だ、欺瞞だ、JARO行きだ。
こういう、本編で描いてないことをさも描いたように記載することが、私はどうも勘弁ならない。だから私は相変わらず本編中心でお送りします。って、何の感想だ(死)
真理そのものは、割とストレートな物言いをするし、怪物を前にしても物怖じもしない、女の子として見ると、いまいち『可愛い』といいがたいが、個人的には好きな方の女の子。
気取ったとこもあまりないしね。なんというか、平成の仮面ライダーのヒロインって、あんま魅力が無(削除)
巧は、見た限りでは『巻き込まれた』というのが正解の様に思える。ツールを狙っていたかと思えば、実は単に自分のバッグと同じだったから、盗まれたと思って尾行していた様だし、ファイズに変身しても、それが何であるか知らないようだった。
これで「実は知ってました」って言ったら殴るぞ東映。いや井(削除)
それにしても、真理のなすがままにベルト付けられ変身し、更に戦ってしかも勝つこいつって一体・・・?
ところで、こいつが本編の主人公なんだが・・・誰がどう見ても勇治の方が主人公っぽく描かれていた。タイトル名のライダーに変身すりゃ主人公ってのも、この作品では通用しない様だ。前年の例もあるし(笑)
二年前の千恵と勇治だが・・・
「ラッキーだったね勇治君。こんな良い女に出会えて」
「うん」
取り敢えずテメェ等にゃ蹴りくれてやるわ(笑)
そんな千恵は、勇治の従兄弟・一彰のモノに。その後ろめたさからか、生き返った勇治に対する態度が妙に冷たい。単に時間が過ぎ去っただけの問題ではなさそうだ。
・・・というのでちょっと小ネタ。
「千恵、どうしたんだ一体!?」
「勇治・・・もう私は、あなたが知ってる私じゃなくてよ。」
「・・・(勇治、鼻血吹き出し昏倒)」
バカばっか(お前だ)
ところで彼女、2000年度戦隊『未来戦隊タイムレンジャー』でタイムピンク・ユウリを演じていたことは周知の事実らしい。メモメモ(何を)
自分のバッグを盗まれたと勘違いし、真理を追っていた乾巧。ファイズに変身できた彼は、これからどういう道に向かうのか?
途方に暮れる勇治は、なんと千恵にまで・・・。
謎の半裸怪人(笑)、その目的は?
勇治に接触する奇抜な女(笑)スマートレディ。彼女が語る『オルフェノク』とは一体・・・
少しずつ情報が補完されていく展開っぽいので、多分10話辺りまで見逃せないぞ!録画予約はきっちり入れておきましょう。
ではまた次回。