戦いは痛み分けに終わる。酷く負傷した勇治を海堂は助け起こすが、すぐに変心して勇治を放って帰ってしまう。
海堂は、山手音楽大学で「若き天才」ともてはやされていたギタリストだったが、不慮の事故でギタリスト生命を絶たれ、大学を中退してしまっていた。
海堂の復讐の相手とは、その大学でギターを学んでいた、怪我をした自分を嘲った連中だった。しかし、いざ大学に乗り込んだものの、復讐は『先生』の制止に阻まれる。
一旦は退いたものの、海堂はすぐに復讐にかかる。しかし、いざ最初の獲物、というところでその獲物は灰化する。自分以外のオルフェノク・・・勇治達ではない、誰かがこの大学に・・・?
啓太郎は、その大学に通っている「和彦」という青年の母親から、和彦を説得して欲しいと頼み込まれていた。商売そっちのけで引き受けてしまう啓太郎に、巧は溜め息を吐くほか無かった。
和彦にはギタリストになるという夢があった。その気持ちが分かる啓太郎は、その日は一旦諦め、日を改める事に。
その翌日。
今日こそはと意気込む海堂は、流れてくるギターの旋律に引き付けられる。奏者は、海堂に憧れてギタリストを目指している和彦だった。
その音色に感じるところがあった海堂は、和彦を指導し始める。
和彦を探して大学に来ていた啓太郎と巧は、そこでオルフェノクと遭遇する。巧はファイズに変身してこれと戦うが、あと一歩のところで取り逃がす。
その頃、真理を見つめる謎の影があった・・・。
冒頭だというのに、この二大主役の激突はさすがに力が入っています。この時点でこの激闘、先が楽しみですねえ。
でも、やっぱりファイズブラスターは卑怯です(笑)。
銃が武器って、極悪卑劣キャラの定番ですもん。特に、相手が飛び道具を持ってない場合。液状化でなんでも卑怯に切りぬけたり。
というか全部当てはまるのはアールエ(以下削除)
ともかく、ファイズはこれまでにない苦戦をした上、必殺技まで破られてしまいます。見た目には変化してないけど、両者の『必死の形相』が手に汗握ります。
そんな緊張感溢れる中でOPに。
結局、謎の円錐部を馬フェノクが弾き、ただのキックがその胸板に炸裂、それを叩き落とす馬フェノク、という形で決着。
吹っ飛ばされたファイズは落下、そのショックでファイズフォンが外れ、変身が解けます。
勇治の方は、蹴り跡に青白い炎が上がりはしましたが、致命は免れた様子。でもさすがにダメージが酷く、勇治は昏倒してしまいます。
巧の方は啓太郎が連れ帰ります。配達途中だったから、そっちが先でしょうけど(笑)。
勇治も、一旦は海堂が助け起こすのですが、海堂は途中で気が変わり、勇治を置いて立ち去ります。考えてみれば、海堂に勇治を助ける義理はないわけで。
気になる『謎の円錐部』ですが、どこに飛んでいったんでしょうね(笑)。
「消えるから大丈夫」なんてヒネリもオチもないツッコミは却下(言えた義理か)。
今回、そのキャラクターの強烈さに結花も戸惑っていました。結花は大物、と目していただけに残念。
っちゅーか、誰よりもあの台詞に反応しなければ他に示しがつかないのがこの私(他に示し?)。
「ほら、勇治君とってもカワイイけど、おこちゃまでしょ?
結花ちゃんがオトナにしてくれるとお姉さん、とっても嬉しいんだけどなー♪」
・・・っちゅーか、反応が遅れてる段階で既にダメダメ。なのでベッタベタな反応はやめ。この辺りが海堂的行き当たりばったり。っちゅーか、私ってなんでこんな奴ばっかに轢かれるかなあ(字ィ違うぞ)。
オトナ・・・ねえ。今の結花ちゃんじゃあ無理なのを承知で言ってますね、瞳っち。だから・・・
「知ってるわよ、あなた、人間を憎んでいる。
その憎しみを木場勇治にも分けてあげて。」
と揺さ振りをかけて、結花の覚醒を促しているんだけど・・・そんな簡単に覚醒されちゃ困るのが脚本書き。さて、どうするのやら。
ところで、エナメル質素材は蒸れると思うけど、夏服はせめてセパレートにはしてくれるんですかね?(知るか)
学生を襲おうとしたが、目の前で灰化され、それを結花に見つかった海堂は、勇治の元に。これ、結花が引っ張ってったのなら面白いけど、無理ですね(笑)。
そこで勇治は、「無意味な復讐ならやめた方が良い」と、自分の過ちを語り始めます。でも、その事が海堂を逆に刺激します。
「んだよ、自分だってやってるんじゃねーかよ。偉そうな事言えた義理か!」
はい御尤も。でも人の話は最後まで聞きましょうね。だから冷たくされるんですよキミは。
尚も説得する勇治ですが、どーも裏目裏目にでちゃいます。復讐に燃える海堂にとって、自分がモンスターであることがどれほど都合が良い事か、思い至らなかったようです。
勇躍して出ていく海堂を止めようとする勇治。でも、傷はまだ癒えきってはいないようです。シルク地のパジャマがそそります(何を見とんねん)。
和彦の二回目の説得の為、大学にやってきた啓太郎と巧。そしてそこに、勇治に言われて海堂を探している結花が。
・・・と思ったら、啓太郎は結花に気付きもしません(笑)。結花は、ちらっと振り返りますが、それが前回大鉄神を食らわせた男だとは、これまた気付いてない様子。
まあ、そう簡単に発動されては困りますからね。これで「私たちは何の為に生きてきたの?」なんて結花が言い出したら洒落にならないなぁ。なあ井(削除)
今回はその戦いより、バックに流れていたギターソロに注目が集まった事でしょう。ガキにはわからん世界?
戦いそのものは割と淡白ですが、きっちり見せ場はおさえてますね。ここら辺、慣れたからか最近「さすがだ」と思うようになりました。毒されてますねえ(何に)。
そしてこの戦いは、フクロウが煙幕はって逃げて終わり。啓太郎が逃走経路を追っても、そこには学生達が沢山いて限定できませんでした。ということで、決着は次回に持ち越し。正体も。
アクションとしては消化不良。冒頭で力尽きたようです(笑)。
シナリオ名の通り、今回は『夢』がテーマ。でも、守り人って・・・?それは次回。
啓太郎の夢は、悩んでる人を助け、みんなが幸せでいられるようにする事。
でも今回は、一方の『夢』を叶える為には、一方の『夢』を犠牲にしなければならない。話し合えば、妥協点を見出せるかもしれない。でも、その為に『夢』を諦める事になったら?
啓太郎がどう答えを出すのか、気になりますね。尤も、和彦の様子から、答える必要はなさそうですが。
真理は、幼い頃から美容師になるのを夢見ていたそうですが、どうしてなのかは不明。まだ、どの程度覚悟を決めているのかもわからないし、理解してやりにくいです。
今回登場した、海堂に憧れる黒田和彦。夢は勿論ギタリスト。
その才能は、どうやら海堂も認めるほどのものの様子。ただ、今回と次回限りっぽいので、今後の演奏が期待できないのは残念です。あのギターソロ、フルサイズでサントラにでも入れてくれたら、普段サントラなんか買わない私も、レンタルしてMDに落とす気にはなりますけど(買え馬鹿)。
そして海堂の夢。ギタリストになることを夢見ていた海堂は、不慮の事故でその夢を断たれてしまっていたのです。その事故を契機に、かつての取り巻きは掌を返して冷たい態度を取るように。
そうした連中に対する黒い感情が、オルフェノクとして覚醒したのを契機に爆発した、ということでしょう。
そんな海堂が、自宅でギターを抱えてむせび泣くシーンは、夢を捨て切れない哀しさを感じさせます。
残りの巧・勇治・結花には、どうも『夢』というものが無さそうです。彼等の夢は、見つかるのでしょうか?
海堂がギタリスト生命を絶たれた『不慮の事故』、これを少し詳しく書きます。
海堂がバイクで走行中、ブレーキが効かなくなり転倒、そこに走ってきた車に左手を轢かれてしまった、というものです。
不自然ですね。
ブレーキなんてそう簡単に効かなくなるものじゃないし、走り抜けた車も、まるで海堂を狙ったかのよう・・・。
これがもし、人為的に誰かがしくんだとすれば、話は合います。では、一体誰が・・・?
・・・とかいうのを#8見た後で書くと白々しいよな(苦笑)
真理が勤める予定の美容室『T-CLUB』。何がTなんだろう。ああ見えてTバック着用義務でもあるのかな(あったらどうやねんコラ)。
それはともかく。
「美容師は幼い頃からの夢」と語る真理に、どこか冷めた態度を取る女主任。割と「イヤな女だ」という印象を受けた人が多そうですが、でもあれは、「夢を見過ぎて地面に足が付いてない」娘を嫌というほど見てきたからこそ、取れる態度です。単純に「嫌な女」という説もありますが(笑)。
夢を実現するには、常に現実も見据えていなければならない。それができなければ、夢を追えない。彼女が冷たいのは、真理に現実を突きつけ、それを促しているからでもあるのです。
・・・とはいえ、「イヤな女」なのは間違い無いかもね(笑)。
真理に対しては、これからも厳しい態度で居て欲しいもの。って、ゲスト?うっそマジ?(笑)
相変わらず巧達はコント絡みですねえ。
今回のネタは、『朝食はあったかく』『飯作れ、飯』『怒ってない』の三本。んがぐぐ(またか)
朝食は、前回の『湯豆腐/冷奴』を受けての展開でもあります。黙って牛乳を飲み、レタスをバリバリ食べる巧の姿に、さすがに真理もちょっと反省したか・・・というか呆れたという方が正しい気も(笑)
今回メインのネタ『飯作れ、飯』は、不機嫌な巧が発端です。夢に進んでいる啓太郎・真理達に、自分の夢が無いからといって拗ねているといわれた巧は更に激昂しますが・・・やはりガキの喧嘩。
今回は啓太郎も仲裁せず、真理と一緒に「サイッテー」と放置です。
でも、さすがにそれは悪いと思った啓太郎、翌日は素直に謝ります。これが『怒ってない』ですが・・・
言い過ぎたと謝る啓太郎に、巧は「ああ、言い過ぎだ」とつっけんどん。啓太郎が後を追いながら、取りつく島を探しますが、そういうのが巧には鬱陶しい、とまあこういうお話です。
コントも大概にね。
海堂、襲撃二日目。ノリノリで変身、弁髪までブンブン振り回して、もうチョーゴキゲン?(死語)
なんて感じで始まった、海堂と和彦の出会いのシーン。
和彦の才能をいとおしく思ったのか、海堂はその左手に思わず頬擦りをします。この辺が、アレ的ネタに使われたりしたら、今回ばかりはムッとします。いや、散々色々言ってる私がどうこう言えた義理でもないですが(笑)。
なるほどね。腐ったのを毛嫌いする人の気持ち、分かった気がしますよ。
それはともかく。
次回、海堂がどんな行動を起こすのか、どう展開していくか、楽しみです。
仮面ってのはガスマスクの事で。
さて、山手音楽大学のギター専攻学生を二人も始末した仮面フクロウですが、それによって正体が絞られます。
和彦、というセンもあったんですが・・・ほら、海堂に憧れてたから、それを殴ってる連中が許せなかったとかね。でも和彦は、フクロウがファイズと戦ってる時は海堂に指導を受けていたわけで。
眼鏡の男・・・は、最後に真理を狙ってるので、場所的に無理そうだし、真理を狙う理由もわからない。ギター専攻の学生を狙ってたのは、ただの偶然にしてはあまりに出来すぎですし。
取り巻きの連中は論外でしょう。突出したキャラも描かれてないし、多少なりとも仲間意識はあるでしょうし。
ということで、残っているめぼしいキャラといえば・・・ということですね。
・・・#8を見た後でこんな白々しいことを臆面もなくよく書けるよな、我ながら(笑)
今回の幕は、真理を狙っている様子の眼鏡の男。赤井や緑川といった、わかりにくいのと比べ、一発でザコキャラだとわかり、一発で識別できる見事な役名(笑)。ご英断です。そうそう、こうでなくちゃね、ザコキャラは。
とはいえ、ホントに顔見せで終わり。オルフェノクであるこの男の狙いは?真理達を狙うのは中止になったのでは・・・?
次回は夢講座。テキスト8ページ。講師は「関わりなき者は去れ!さもなくば、斬る!」。なんでやねん(びし)
いやまあ、榊原浩太郎はともかく(誰?)。
ギターのメロディに乗せて展開される二つの戦い。勇治・ホースと戦うのはフクロウ。巧・ファイズと戦うのは、今回の眼鏡男?それにしても、仲間意識の強い勇治が何故オルフェノクと・・・?これには、余程の事があるに違いない。
それでは次回、呪ってポン!らしいぜ(何が)