ファイズとして『役に立たないオルフェノクを始末する』ことになった海堂は、勇治達に警告に戻ってくるが、勇治はあくまで人を守ると言って聞かない。村上との面談でも、その姿勢は全く変わる事はなかった。
勇治だけでなく、結花にも自分の心底を見透かされた海堂は、二人の元を去っていく。それを追った結花は若者達にたかられるが、結花は彼らを殺してしまう。
一方巧は、何をするでもなくぼーっとしているのを啓太郎と真理に心配され、それを嫌ってバイクで飛び出てしまう。そこに、憂さ晴らしでもするかのように海堂がちょっかいを出してくる。
その海堂が去っていったのは、村上から新たな標的を知らされた為。巧もその跡を追う。
新たな標的は勇治だった。不本意ながら戦う勇治は、やがて海堂に押され始める。しかし海堂は、トドメを躊躇してしまい、有事の反撃を許してしまう。倒れた拍子にベルトも外れ、変身も解けた海堂に、勇治は「頭を冷やせ」と言い残して去っていく。
入れ替わりにやってきた結花に冷たく当たる海堂。それに腹を立てた啓太郎は、海堂からベルトを奪いあげる。啓太郎はクリーニングの配達で勇治達の元に来ていたのだ。しかしそこにスネイルオルフェノクが・・・
そこに現れたのは巧。啓太郎からベルトを受け取った巧は変身し、スネイルオルフェノクを完膚なきまで叩きのめす。
その光景を離れて見つめる謎のライダーの存在には、誰も気付いていない・・・
あらら、折角『新しい生き方』を見つけたかと思えば、あっという間でしたねえ。これでは村上に何と言われるやら・・・。
『新しい生き方』とは、ファイズになって『役に立たないオルフェノクを始末』すること。勇治達が一番標的になりそうだから、わざわざ警告に戻ったんですね。心配性・・・というか寂しがり屋さん(笑)。
巧を追い回すシーンですが、フルフェイスで疾走する男を識別できるんでしょうか?これもオルフェノクの能力?(笑)
海堂が巧を狙ったのは、以前ファイズに変身した巧にいい様にやられたことの意趣返し、というところですが・・・見てる方には、単にストレス発散しているだけにしか・・・(笑)。
勇治と戦うシーンでは、アクションはさる事ながら、戦いの前後のやり取りが見せ場です。
説得する勇治に、「ふざけろ!俺はンなヤワじゃねえ。」と、やはりどこか『偉そう』な勇治に反発する海堂でしたが、結局トドメを躊躇してしまいます。
っちゅーか、逆に剣で突かれて大打撃。ヒドイよ勇治(笑)。
やられた後のフラフラ仕方も海堂らしさがにじみ出ています。
心配する結花に邪険な態度を取る海堂ですが、心の底ではそんなおせっかいが嬉しいんだよねー?わかってんだから。
とかいってる間に啓太郎にベルトを奪い取られ、取り返そうにも身体が言う事を聞かない海堂。結局、結花のお世話になるんでしょうね。次回の処遇が楽しみ。
今回一番の衝撃は、やはり結花以外にはありません。
出ていった海堂を追いかける結花ですが、姿を見失って途方に暮れてしまいます。そこに現われたのはクソガキ共。「遊ばなーい?」だの「お金も出して」だのふざけた連中に、結花の答えは連中にも視聴者にも予想外。
人気のないところまで連れ出すと、突如駆け出す結花。期待してたガキ共が「ここまできて逃げんのかよ!」と当然のごとく追いかけますが・・・
「別に。遊んであげるわよ、たっぷりとね。」
きゃーっ!
ほらほら、すンごい衝撃的(そっちかコラ)。
いやまあ、殆ど本気なのは放っておいて(殆どかコラ)。
ただ、ガキ共の思惑とは違う『遊び方』で、ガキ共ガッカリ。いや、言うてる場合ちゃいまんがな旦はん。久しぶりに羽根が舞い散ってまんがな。結花ちゃん、わからない言うといて、えらいわかりやすいで(笑)。
しかし、真の衝撃は事を終えた後。
結花が口元を歪めて嘲笑するシーンで、トドメの一言!
「少しは楽しめたわよ、ボウヤ達♪」
きゃーっ!
ほらほら、モアすンごい衝撃的!
・・・いや、話の流れに沿うなら、こういう台詞がないのは画竜点睛ではないかと(何の点睛だ馬鹿野郎)。
まあアレです。
「誤解を招く言い回しは危険だからはっきり言いましょう。」
という教訓ですね(何故そっちか)。
尤も今回の場合、はっきり言えば言うほど悪化しただろうけど(笑)。
なんだかんだで撃墜王な結花が、これからどうなるのか。一番気になる人物です。
今回、勇治はかねてよりの念願であった社長との面談を果たしましたが、その結果は、勇治が海堂の新たな標的となったことで明らかです。尤も、ここでどちらかが折れたら話になりませんが(笑)。
この社長・村上との面談ですが、勇治の知りたいことは何一つ回答されません。あのやりとりで勇治が意志を翻すのは、到底不可能でしょう。
海堂への説得・・・
「君に倒されるわけにはいかない。きっと君は立ち直れなくなるから。」
これって説得じゃないよなあ(笑)。
海堂ファイズに押され、必殺パンチが飛んでくる段になっても、勇治は微動だにしません。最後に寸止めされた瞬間、ちょっと顔を背けただけ。
この辺が、勇治が妙に打算的に行動しているという印象を受けるんですよね。
「言っただろ、君には無理だって。
頭を冷やして良く考えた方がいい。」
そういって立ち去っていく勇治は、確かに『偉そう』です。自覚がないんでしょうか・・・。
いずれにせよ、『役に立たないオルフェノク』と認定されてしまった勇治の今後が気になるところです。
前回ファイズギアを返却してから、巧は『自分のやるべき事』を見失ってぼーっとしてましたが、やはりファイズが恋しいとみえます。
ボーッとしてる巧を心配する真理と啓太郎に「優しくすんな!」と飛び出していく巧。
バイクを飛ばす巧は、新ファイズである海堂に追い回されます。巧の海堂に対する認識は、『新ファイズ』だけ。どうして追い回されるのか見当もつきません。
やがて海堂は去っていきますが、巧は憤慨してこう言います。
「俺の方がまだマシだったぜ。」
『まだマシ』・・・自分が良い奴ではない程度の認識はあるのね(笑)。
追った先で、銀路に襲われている啓太郎を助け、啓太郎からベルトを受け取り、割と早くファイズに復帰。その時の嬉しそうな事といったらなかったですねえ(笑)。
啓太郎の「やっぱファイズはタッくんじゃないと。」という台詞に、
「ああ、かもな!」
と笑顔を見せる巧。ホントに嬉しそう。
その為、やる気増量中の巧ファイズは、銀路を完全に圧倒。ファイズポインターを取り出してからフィニッシュまでの流れが実に良いですね。特にサッカーボールキックが『I'm faster than lightning!』容赦なし版って感じで(どんなだ)。
世紀末の話じゃないか、それ。<あんぎゃー
そうそう、ラストのアクションシーン、陽光を背に謎のライダーが顔見せ登場。足から登場した段階で、こいつは間違いなく『悪』です(笑)。これで口笛なんか吹いたらもう完璧なんですがねえ(何時の時代だ)。
で、「何しに来たのか?」は次回持ち越し。おそらく何もせずに帰っちゃうだけだし、どうせ次回も顔見せ興行。奴らしいよ。奴ってのは井(削除)
今回、遂に念願の『長田さん』とお近付きになれて舞い上がる啓太郎。しかし、結花は男と同棲中・・・一応、二人の関係は「親戚みたいなもの」とは知らされましたが・・・それでも年頃の男と女が一つ屋根の下というのに動揺は隠せないですなあ(笑)。
おまけに、ベタに紅茶をズボンにこぼして結花に拭いてもらいやがってテメ貴様ぶん殴る(落ち着けタコ)。
啓太郎の煩悩街道は放っておいて、今回の啓太郎は功労賞です。ヘロヘロになった海堂からベルトを奪い、巧をファイズに復帰させる一助を担っています。
「やっぱりファイズはタッくんでなきゃ!」
とは、他に適任者が思い付かないからというのもありますが、少なくともあの瞬間では本音でしょう(笑)。
今後としては、やはり『長田さん』と『結花さん』が繋がる日がいつか、ですが・・・繋がらなくてもデートしやがってテメ貴様たたっ斬る(落ち着けハゲ)。
真理は・・・勇治と再会して舞い上がっただけでしたねえ。しかしその熱視線には、勇治ではなく啓太郎が気付くという・・・なんだかよくわかりませんなあ(笑)
勇治に招かれて部屋に入れば、そこには得体の知れぬ女狐が一匹・・・ただ、すぐに「親戚のようなもの」と説明され、アウトオブ眼中(死語)になったみたいですが・・・
良かったね結花(そっちか)。
真理と勇治、という図式は、現在真理側の一方通行。押し掛け女房になる日はくるか?真理ならそのくらいやりそうだけど。
いや・・・「人は泣きながら云々」って、オルフェノクとは何の関係もないし、質問の答えにもなってないし。勇治を説得するつもりは、元々なかったんでは・・・?
でも、ロクに事情も知らずにホイホイ協力するような奴ばかりで、いったい何をする気なんだか・・・。
因みに勇治評は「下の下」。
銀路への警告・煽動だけですが、言い回しは相変わらず緊張感がありません。けど、言ってる事は「人を襲わなければファイズにあなたを始末させます」と、文字通り脅迫。
「大丈夫、思い切ってやってみればなんてことはありません。」
と煽動して不敵に笑む瞳っち。んー魔性魔性、猫科ですなあ。あっはっは(またそれか)。
今回、真理に送られた、小学生の頃の同級生からの画像メール。同窓会の集合写真らしいんですが・・・画質が悪くて誰が誰だか(笑)。
そして、落盤で生き埋めになってる二人が見つけた『地下35mの教室』。そこに貼られている『園田真理の描いた絵』。あの地下の教室、真理の繋がりだったのか・・・。それならそれで、何故?
そして、誰も居ない筈の教室を見回る用務員の方。姿は見えませんが、きっと後輩が校長兼落語家をやってるんだろうなあ(やってねえっつの)。
銀路は瞳っちにそそのかされ、人間として踏み越えてはならない一線を超えてしまい、壊れます。
「あーはなりたくねーよなー。」
としか言い様のない奴です。
でも、ちゃんと掃除はしてるんだよね(笑)。してみると、掃除やつまみ食いは、奴にとってはスイッチを模索するような行為だったのか?
・・・つまみ食いというか、今回は大飯食らいだけど(笑)
何故かあの格好で海堂達の居る場所にやってきた銀路ですが、復活記念と称した巧ファイズが容易く瞬殺。記念でやられちゃたまらんよな、銀路。
・・・あれ?謎のライダーは、銀路を追っていたのかも?
さて次回は、なんだかオルフェノク上上会の面々が参上する模様。デコッパチ復活祭(?)。
というか、いきなり何の脈絡もなく顔見せしてきた謎のライダー、誰?
真理に届いた謎のメールも、用務員のおじさんも、犬飼とか言う奴も気になりますし、結花とデート中の啓太郎は取り敢えず粉砕バットで殴っていいので大挙して押し寄せましょう(何の話か)。
ではまた次回。