ファイズ第12話『流星塾』

クロコダイルオルフェノクを撃退した謎のライダー・・・だが、正体を確かめようとした巧達の前で突然苦しみ出し、姿を消してしまう。

同窓生・犬飼が送ってきたベルトと同窓会の写真・・・繋がりが気になる真理は、巧と共に同窓生の里奈と会う。そこで里奈は、謎のライダー『カイザ』の事を教える。

真理達の通っていた学校『流星塾』の面々と引き合わされた巧。しかし、流星塾の面々は、余所者である巧を警戒する。その場は素直に引き下がる巧だが、彼らの後を静かにつけていった。

ベルトの謎もさる事ながら、真理はそこで、同窓会に参加していなかったのに寄せ書きに名を記している『草加雅人』の謎を聞かされる。
とその時、目の前にクロコダイルオルフェノクが！ジェイは、３つの生命を持っていたのだ。残り２つ・・・
同窓生の一人がベルトを装着して戦いを挑むが、敢え無く叩き倒され、灰と散る。迫るクロコダイルオルフェノクに、巧がファイズとなって立ちはだかる。

なんとか撃退したものの、この襲撃で彼らの塾の教師であった増田は致命傷を負い、灰と散ってしまう。謎の言葉を残して・・・

いや、他になんと言えと（笑）
そういうわけで、今回ご紹介する真理語録は勿論これ。
フタマタ啓太郎のお話から、巧に話題を振られた真理の冷たい視線とお言葉。
「サイッッッッテー」
いやほぅ♪
冷たいを通り越した鋭く突き刺すような眼差しに、啓太郎のみならず、巧も尻込み。
以上、今回の真理おしまい（笑）。

これで終わるのも問題がありそうなので、話の補足。
真理が連絡を取った相手は同窓生の里奈。ここでカイザについて簡単に聞かされ、あとは流星塾移動要塞に搭乗してメンバーと再会します。勿論この要塞、名前は『流星号』（嘘＆古）

今回、えらく面白かったのはこの巧。ギャグがどうとか言う話ではなく、妙に人に構いたがるようになったと言うか・・・
啓太郎がフタマタで悩んでいるのを聞いてやったり、真理に話を振って尻込みしたり（笑）、一度ファイズ権を奪われて、改心でもしたんでしょう（笑）。

そんな巧のシーンでも特に衝撃的なのは、勿論、流星塾の面々に警戒されてのシーン。
真理が彼らを説得するのを制止し、なんと自ら身を引いていったのです。しかも、そんな彼らを尾行し、窮地を救ったりしています。
変われば変わるものですねえ。ファイズとして戦うことに自分の道を見出した為の変化でしょうか。これからどういう行動を見せてくれるのか楽しみ反面、既に出来上がってる巧らしさは、あまり変わっちゃわない様にお願い。

とかいって、なんだかんだで啓太郎の半分おのろけ状態をひがんでみせたりする辺り、巧ってカワイイよね。こんな雰囲気でいいかも。

なんだこの見出しは。（ヒャッホー！）

まあ、恋の悩みはスキトキメキトキスというし（違う）、啓太郎にとっては自分をほったらかして勝手に盛り上がっている真理や巧なんかより、二人の女性に対する恋心に頭を痛める方が切実な問題で要するにフタマタなので貴様ブン殴る（落ち着け）。

しかし、結局それは一人の女性だということを、彼はまだ知らない。おまけに、結花の方の認識では、『啓太郎さん』は何かと親切に相談にのってくれる相手、『菊池さん』は親切なクリーニング屋さん。啓太郎のつけいる隙なんか皆無（笑）。
ンッンー♪ザマミロ＆スカッとサワヤカな笑いが込み上げますなあ（やられキャラだな貴様）

さて、いつになったら二人の関係が進展するか・・・というか、結花の認識が全く変わりそうに無いので当分は啓太郎の苦悶が続くんだろうな。ザマ（以下略）

どういう戦いを展開するのか、と期待していたら、いきなり冒頭でカイザに斬られて死んじゃったジェイ。あれー？やっべー、これだと上上メンバーなんて今回と次回で全滅じゃん。なんだよ、潤ちゃんわざわざ呼んどいてさー、そりゃねーじゃん東映。だからお前等アホなのよ。（ヒヒヒン）
・・・したが、前回の予告では違うシーンでジェイは戦ってたような？
なんて思ってたらチャコがテコテコっと灰に近寄ってきます。可哀相にな、ご主人様灰だよ灰、とか見てたらなんとその灰から再生しやがりました！勿論、灰からの再生はWizardryやその母体D&D(R)でも常識ですが（何のたとえだ）、それにしても・・・

このジェイ、話によると３つの生命を持っているとか。そんな設定ありかコラ（笑）。

なお、琢磨は苦戦したジェイに対して「手を貸しましょうか？」と恩着せがましく嫌味ったらしく声をかけていますが、勿論これは、額面通りの嫌味。抄訳するとこう。
「村上さんに上の上と評されるオルフェノクにあるまじき失態ですね。
　そんな方と同一視されるのは私のプライドが許しません。
　あの程度の連中など、軽く潰していただかないと。」
抄訳になってへんがな（笑）。
勿論、そんな琢磨が出撃した暁には、敵前逃亡することは周知の通り（周知？）。

真理を中心に話が展開した為、今回は顔見せだけだった勇治達。
今回、勇治はスマートレディの再三の警告にも耳を傾けず、しつこく人を守る道を歩むと主張。それが過ちを犯した自分の贖罪であり、二度と過ちは犯さない、そんな意志を感じますが・・・
どうも、寂しさや孤独を背負っている自分に浸っている、という印象を、最近とみに感じます。

結花を連れ戻しに公園に姿を現した時は、やんわりと結花を説得。その時のありさまは、まるで『優しい父親』気取り。なんだか、ここまで徹底すると鼻につくと言うか・・・。

次回は海堂と入れ替わりに休憩かな？海堂の方がとっつきやすいのでそっちの方が吉。

出ていってからまだ日が経ってないのか。経っているなら、結花はどこで寝てるんでしょうか？以前もこんなことがあったんですが、うやむやになってるんですよね・・・。
ひょっとして、こいつがサバイバー？（番組ちゃうわ）

ロッキー３はいいとして（？）。
勇治の説得（というほどでもありませんが）に応じて結花は戻ることに。啓太郎の事は単なる『気晴らし』っぽいですね（笑）。・・・いや、『人のいいクリーニング屋』の使い道は、そんな程度でしょう。
「海堂が好き」というのは、『恋愛感情』より『一個の人間として』という意味が強そうです。でも、そういう話に発展しないわけでもなさそうで、腐れ外道の息の根は止まらず。というか腐れ外道は死にゃしませんので切っても切れません。

ジェイ氏ことクロ助で３戦。カイザ第一戦敗北、カイザ第二戦勝利、ファイズ第二戦敗走。

最初のカイザ戦では、獲物の違いも手伝って容易く敗北を喫し、灰になってしまいます。意外なほどに脆かったですねえ。というか、公開パクリですかカイザは（笑）。
ただ、カイザも格闘戦を挑む辺りがボンクラでした。途中から己の不明を恥じ、飛び道具や長得物に切り替えていますが・・・ファイズとの戦いを見ておいて、格闘戦で勝ち目があるとでも思ったんでしょうか？

カイザ第二戦は、一戦とは違う装着者なので、全てが白紙のカイザに対し、予備知識万全なクロ助が終始圧倒。そしてそのままカイザをふっ飛ばし、あっという間にリベンジ成功。弱い、弱すぎますわ。

しかしその後、今度はファイズがリターンマッチ。学習したもの同士の戦いは、得物の差と馬神様の御利益の差で、簡単にファイズに軍配が上がり、クロ助は敗走。瞬間移動でも出来るのか、一瞬で姿を消しましたが・・・。
それにしても馬神様、起動条件まで全自動なのはイマイチ・・・。

折角名前付きで登場したのにアッサリ死んでいく彼ら。新進気鋭らしいのに、可哀相。
なんて事は欠片も思っちゃいませんが。

流星塾とは、真理の通っていた『小学校』。スマートブレイン前社長が創立した私学で、生徒はみな創立者の養子で、更に『九死に一生を得た』少年少女ばかり。
そして、おそらくは『地下35mの教室』。

彼らは教師である増田と共に行動しています。真理と同じようにベルトを送られ、それを『オルフェノクを倒す為の武器』として認識しているのですが、真理と違うのは、カイザギアを装着した者は死んでしまう事。既に今回だけで二人死亡しています。
この調子で、残るメンバーは女の子ばかりという展開を希望（またそれか）。

で、今回、指導者である教師・増田が死んだ事で、今後どうするかが気になるところ。おまけに、増田の最期の言葉が妙な謎として残ったし・・・さて、どうなりますか。

装着者を死に至らしめる、文字通り『カースドアイテム』なカイザギア。
ファイズギアと似た機能を持ちながら、この呪われ方はなんでしょうか。それとも、巧が特殊なのでしょうか？・・・という図式は、啓太郎や真理の事を考えると少々違うようです。
とすると、何故こんな物騒な、まるでファイズのプロトタイプみたいなものを大事な塾生に送ったんでしょうか、前社長は。

カイザとファイズ、外見はともかく、能力に差は見られません。でも声がリュウガモード（笑）。ファイズを正なら、カイザは奇といったところでしょうか。
そういえば、カイザには馬神様に該当するサポートマシンが見当たりません。偽者だからでしょうけど・・・間違っても鹿（シシ）を連れてこないで欲しいところ（ないわボケ）。

村上はこれらのギアを「王の為に作られたもの」と言いますが、具体的な話はまだ。王そのものが装着するのか、王の親衛隊のようなものか、あるいは王妃用か（腐っとんか脳）

いずれにせよ、装着したら死ぬような物騒なベルトでは話にならないので、本物の登場を待ちましょう。全てはそこからです。

ところで、登場したカイザは今回含めて３人と思われます。
そう、巧のファイズ復活祭で高みの見物を決め込んでいた奴。いくらなんでも、眼鏡の奴ではないでしょう（笑）。
そうなると、考えられるのは・・・
潤ちゃん？（腐っとんか貴様）

さて次回は、謎の同窓生・草加雅人とテニス対決？というか、また出てるぞカイザ・・・今度は誰が犠牲に？それとも・・・？
サブタイトルからいけば、やっとこ本物登場って感じだけど、さて、どうなりますか。
別方面で気になるのは啓太郎と結花と海堂。今回お休みいただいた分はちゃんと働いてもらわなきゃ、琢磨にトップを明け渡した海堂も、失地回復を図っていますかね？
というわけで、次回は『敵か味方か、謎のカイザ』に（久々ネタがこれかいコラ）