ファイズ第14話『巧の意地』

(2003/4/27)

草加雅人の参入で揺れる巧、村上の『裏切者処刑措置』、そして、インド洋にジャッポーン(?)な勇治と巧。
海堂は意外と奥手で可愛いなあ♪

っちゅーか、今回の目玉は『潤ちゃん大活躍』。しかも人間態から大活躍。東映もわかるようになったなあ。よしよし、頭撫でてやる。チャコ〜♪(犬かコラ)

というわけで、今回のお話に。


■シーン追跡

■見逃さない男・巧

まずは流星塾。草加雅人が合流したことで、進展があるか・・・?と思えば、勿論腹に一物のある草加のこと、そんな簡単に尻尾は出しません。
しかし、例の寄せ書きを見せられての僅かな動揺を、だけは見逃しませんでした。というか・・・他の連中は気がつかなかったのかなあ・・・?

取り敢えず、草加はそのまま啓太郎の家に寄ることになります。真理が「ウチ寄ってってよ」と言うのに巧がツッコミ入れますが、啓太郎も草加を歓迎しているのでここでも巧がハミになります。

■先輩後輩

そこで草加はこれまでのいきさつを教えられます。養父から送られた2つのベルトオルフェノクの事も、同窓生や増田先生の死も。
オルフェノクを目の当たりにしたこともあり、草加はこれらを冷静に受け止めます。しかし、動揺一つしない姿は、誰が見たって胡散臭い奴です。

それを感じてか、巧はいつにもましてだだっ子モードです(笑)。だって・・・「これからトドメというところで邪魔を」って・・・アンタの一体どこにそんな余裕がありましたか(笑)。
そんなガキじみた反抗を見せる巧に、草加は大人の余裕で巧を「先輩戦士」と位置づけて後進に甘んじてみせます。

さて、ひとしきり巧が暴れてみせたところで啓太郎が巧を連れて部屋の外に。「積もる話」ってなことですが、そんなら立ち聞きするなよ(笑)。

■ラッキークローバー

さて、ふがいないミスタージェイはどうなったかといえば、またも灰から復活。チャコ連れてとぼとぼ撤退。

バーに戻ったミスタージェイの元に、村上と琢磨が合流します。北崎が来ていたらしく、カクテルグラスがカウンターに残っていました。しかし、それは灰となって崩れ去ります。
触れるもの全てを灰にする能力・・・相変わらずですね。
とは琢磨・談。

ここで村上は、琢磨か冴子どちらかに『裏切り者の始末』を依頼。冴子によるコイントスの結果、琢磨がやることに。これ、裏を当てたのか外したのかちょっとわかんなかったけど、個人的には『裏を当てた』方が好みの展開。

もう一つ、村上はミスタージェイに揺さ振りをかけますが・・・「あなたが死んだらチャコはどうなるのですか。」で奮起するジェイが短絡的ながら動物愛を感じて好感もてます。このシーン、ミスタージェイに絶対正義あり(それだけでええんか正義)

■勇治達

その頃の勇治達ですが・・・漸く勇治は、自分の考えを結花や海堂に押し付けているのでは、と気付いたようです。それでも、人を守っていくというスタンスは崩しません。
結花は、「他にどうしていいかもわからない」から、と、勇治と行動を共にすると言います。やることやっといて、よくそんなことが言えるなあ・・・。結花らしい。
勿論海堂は、勇治達に干渉しないしされたくない、と、ゴーイングマイウェイで羊が一匹執事が二匹でワンツージャンゴ(?)!P
ともかく、人を襲うよりは今は恋、と、海堂はどうやら真理をデートに誘い出そうという魂胆。ということでさっさと飛び出していきます。目的が出来ると元気な奴だな・・・。海堂らしい。

■海堂大爆走

さてその海堂ですが、見事に配達中の真理を発見し、接触します。
巧を追い回した時といい今回といい、海堂には『標的を感知する』能力がホントにありそうです(笑)。

しかし真理は配達途中。海堂の相手をしている暇もする気もありません。赤信号の隙にバイクを降りてお茶に誘う海堂に、「気をつけ!右向け右!バイクに乗って!全速前進!」と指令。
ぃよろこんでー!
とチョーシこいてアクセル回す海堂は「っておい!」とすぐ止まって振り向きますが、抜け目の無い真理は逃走済。
これが・・・愛の力かぁ〜!?
思いの他、海堂は以前より恋の炎を燃え立たせて爆走。愉快な奴よ。

そんな海堂を探して、勇治は結花とベンツで追跡。そこで迂闊な一言。
「海堂の恋の相手は、君・・・じゃあないみたいだね。
くわっ!この作品に登場する男どもときたらどーしてどいつもこいつも女の子を何だと思ってんですか的発言を平気でするですか!貴様か、貴様のせいか(削除)
残酷なことを聞くんですね。
ほら見ろ、結花ちゃんおかんむりだぞぅ。今のところ、怒らせると誰よりも怖いこの娘に逆らったらあきまへんで旦はん。

■草加とランチ

閑話休題。
が店番している間に来客。それは草加
相変わらず大人善人というキャラを全身で体現するこの男ですが、巧に『寄せ書きを見ての僅かな動揺』を根拠に、何かを隠していることを探られて本性が垣間見られます。
黙れ・・・
 お前に俺の何がわかるって言うんだ!

あらら、もうそんなとこまで?意外と短命かも。

そこに真理と啓太郎が帰還。勿論草加も善人モードに気力転身。変幻自在とはこの事か(嘘こけ)
丁度昼時ということで、昼食でもどうかと誘われ、家で食事と相成ります。
「軽いものしか出来ないけど」
で真理が作ったのはカレー

しかし、巧の食が進みません。ま、カレーも熱いっちゃ熱いしね。
と思って見れば、チキンライスにたなびく旗、という定番メニューがその目の前に。うっわー、真理容赦ねー(笑)
当然、気にする草加に真理はつっけんどんな応答で巧に追い討ち。案の定、巧は「こんなもん食えるか!」と飛び出していっちゃいます(笑)。
・・・というか真理、一応年長者なんだから、からかうのも適当にね。アンタの事だから冗談半分じゃなくて本気だとは思うけど(笑)

■琢磨逸郎オンステージ

一発病で消え去った某演歌歌手みたいで嫌だな・・・(ホントの事言ってやるなよ)

恋に燃える男・海堂の目の前に、一人のキザ男が姿を現します。きました!きましたよ奥さん!
海堂に対して真横を見せるあの立ち位置と、海堂を全く振り返ろうともしないその態度、っくー!これ!これっすよこの作品に完全に欠落していたものは!
そう、これだけでゴハン3杯いけますよ!そうですね奥様方!(どんな同意を求めとんねん貴様)

いやまあ、少しだけ嘘なのは良いとして(少しかコラ)。
琢磨の目的、それは、ふぬけた海堂の粛正、つまり海堂抹殺。そして、人間態のままで能力を見せます。おお、どっかで見たようなアレだなあ。やっぱり村上もオルフェノクなのかなあ。それともレイちゃんの水の使徒なのかなあ(番組ちゃうわボケカス)

気弾に弾き飛ばされた海堂は本気モード(変身)で殴り掛かりますが、なんとそれを、ハードカバーとはいえ薄手の本で、しかも片手持ちで微動だにせず受け止めてしまいます!
っくー!この余裕!サイコーですなあ、こいつ。

と、いった辺りで一旦場面転換が入ります。

■ジェイ最後の逆襲

さて、気を取り直して啓太郎と配達に向かう巧。車中、巧にも良いところがある、と慰める啓太郎ですが・・・
「例えば?」
と聞かれて
一晩考えさせて
と答えて薮蛇。余計悪いわバカモン。

なんてやってると、目の前に一人の男が。それはジェイで、その目の前で変身!チャコの為にも負けるわけにはいかないジェイの変身は、悲壮感が・・・あんまり感じられないけど(笑)、ともかく気合満点です。

ファイズに変身して応戦する巧ですが、クロ助の戦闘力は前回のそれを遥かに凌駕しています。おお、これがジェイの『愛の力』か。素晴らしい、オルフェノクも愛の力でパワーアップするのですねえ。

■琢磨大活躍

というところで場面は琢磨の大活躍を追跡。そう、今回はここが最大の見せ場です。海堂はまだしも、やれ草加だの巧だの言ってるようでは、一体ファイズの何を見ているのかと片腹痛いというもの(お前の話じゃクソボケ)

琢磨が海堂を圧倒しているところに勇治達が合流したことで、琢磨はオルフェノク格闘態に変身。勿論勇治も粛正対象なので、手っ取り早い様にとの意味。人間態だと力の発揮率が悪いのでしょう。

しかし・・・変身した姿は、武器といい姿といい、どこかの誰かさんを思わせるのに十分なものがあります。色を塗ってやりたくなりますなあ。あと琢磨には触角のついた金白シマで三角オムスビのかぶりものとマントを着せてやりたい。きっと立派な三代目となることでしょう(何が三代目か)

ともかく、琢磨によって勇治はズタボロのメッタクソにやられ、終いには強烈な一撃を食らって失神、川に落下。それを見て海堂はスタコラッシュと逃走。意外と冷静な判断をする奴です。

そうそう、結花も変身して戦っていたんですが、琢磨はそれを制止。
「長田結花、やめなさい。あなたはブラックリストに載ってない。
そう、結花の行状は、彼等に筒抜けだったのです。身に覚えのある結花は、それで攻撃を止めます。
でも結花の場合、『仲間を増やす』為の行動ではないんだけど・・・オルフェノクの『戦い』の意図には沿っているから問題ない、ってことか。

それにしても村上、頑なな勇治はともかく、海堂は使いようだと思うけど、どうかな?

■巧の意地、草加の本性

さて一方のミスタージェイ。こちらは上述の勇治同様、巧をシャレにならないくらいに痛めつけてます。
啓太郎の連絡を受けて、草加がカイザに変身、クロ助に打ちかかりますが、それをなんと巧が払いのけます。
邪魔すんじゃねえ。こいつは俺の獲物だ。
・・・なら、好きにするさ。
と草加、カイザフォンを取り外してスタスタとバイクのところに戻ってお手手拭き拭き。それっきり知らん顔。さすがにその態度は良くないよなあ。啓太郎がどう思うか・・・?

そうこうしてる内に、いよいよ巧もヤバイ状態。最後の力を振り絞ってデジカメパンチを繰り出しますが、クロ助のカウンターをモロに食らってファイズギアは外れるわ川に突き落とされるわで、まるで勇治と同じ展開。
という辺りで、ドザえもん×2、という惨澹たる有り様で幕。

さて、ベルトはどうなる?ミスタージェイが任務を忘れて帰っちゃうってのもアリかも(笑)


■ラッキークローバー

まだ登場してくれない『北崎』ですが、異様な能力を持っていることだけ判明しました。
触れたものを全て灰にしてしまう、というのが北崎の能力。
うむー、ミスタージェイは『3つの生命』がそれに該当するようですが、そうすると冴子や潤ちゃんもそれなりの『能力』があるのでしょう。どんなのかなー。

しかしアレですな、瞳っちが出てこないと、あと期待できるのは和香ねーさんだけだけど・・・バーテンダーってロクな露出しないからなあ・・・設定からしてゲンメツ(またそれかコラ)


■■■ 次 回 ■■■

さて次回は、それぞれのドザえもんはそれぞれ違うチームに回収される模様。勇治は真理が居るからいいけど、巧は海堂がいるとちょっとマズイよなあ(笑)。

そんな状況でも勇治節は健在。
「オルフェノクにも人間の心がある奴がいるとしたら、お前はどうする?」
とは、あの引きだと両雄衝突にしかなり得ない様に思えますが・・・おまけにカイザが掴んでるの結花だし。

というわけで次回は新たな分岐点!かな?(憶測かコラ)

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