勇治と巧、それぞれ手ひどいダメージを受けてしまいます。そしてそれぞれが知らぬ人の看護を受けますが、それによって彼等は自分達の考え方に『何かひっかかるもの』を感じます。
文字通り、揺れ動き始めているようです。
また、カイザこと草加雅人の意外そうで実はちっとも意外でない本性も描かれています。
そうそう、カイザ専用マシンの初登場でもあったんですが・・・あまりの突拍子の無さに、その瞬間全国各地で大笑いが渦巻いたという観測データが(でてへんわ)
取り敢えず、カイザー・ゴー!
まず、巧サイド。ファイズギアは啓太郎が確保。勿論クロ助が見逃したりしませんが、何故か胸を押さえて悶絶、撤退していきます。フムン、案外デジカメパンチはかする程度は当たっていたのかも。或いは・・・?
なんにせよ、ミスタージェイまたも『任務失敗』。
勇治サイドは、襲い掛かる結花を制止した琢磨が、そのまま立ち去っていくシーンから。
「ま、今日はこの程度で良いでしょう。」
フムン、いつでも始末できる、ってとこですか。というかこちらも『任務失敗』って感じなんだけど・・・いいのかなあ、村上さん(笑)。
ところで海堂は、逃げ出したように見せて実は橋ゲタの陰に隠れて様子を窺ってました(笑)。
巧を捜す啓太郎と草加。草加、嫌そうな顔ですねえ。あと、手拭き癖はただの潔癖症・・・とか思わせといて、実は何か考えてるっぽいですね、奴。勿論奴ってのは(えーから続き書け)
勇治の方は、結花と海堂が捜します。草加より本気で捜してる海堂がいいですね。
さて琢磨はクローバーに凱旋します。それを迎える冴子が、どこか小悪魔的に色っぽくて吉。露出が無い分、こういう方向でフォローか。うむうむ、よきにはからえ。
飲むにはまだ早い時間だそうですが、祝杯の意味を込めて琢磨はモンキーズランチを注文します。拘るなあ。今回の本もイエーツだし。
少しは楽しめた?との冴子の問い掛けに、琢磨はあまり満足していない様子。まあ、いつでも始末できると分かった以上、焦る必要はない、ってことなんでしょう。こういう余裕、やはりご先祖様の『血』ですかねえ(笑)。
それを聞いて微笑む冴子が更にいい。真理や結花には完全欠如の要素なので、朝から潤いますわ。
その頃、巧と勇治はそれぞれ別の場所で救助されます。巧は結花に、勇治は啓太郎に。
草加は一応、手助けをしています。まあ、善い人としては手を貸さざるを得ませんしね。どことなく乗り気でないのは伝わってきますし。
巧の方は、問題の海堂がいます。
ファイズであるこの男を、海堂が率先して助けるわけがありません。それを結花が、勇治なら放っておかない、と巧を助けます。
そんな結花に「勝手にしろ!」と言いながらも、「木場は俺が探し出す」と先を急ぐ海堂は、やっぱりどうしても『悪い人』になりきれないとこが良いです。
取り敢えず、啓太郎は勇治を草加に任せ、巧の捜索に戻ります。
草加は真理の元へ勇治を運び込みますが・・・担いできた勇治を煩わしげに放り出します。うっわヒデー(笑)。思ったより善人ぶるのが嫌みたいですね、草加って。
ともあれ真理は勇治を中に入れて看病に。
巧と啓太郎のことを尋ねる真理に草加は、いかにも辛そうな表情を作ってこう答えます。
「俺もなんとか彼をかばおうとしたんだけど、どうしようもなくて。」
まるで、「巧と一緒に戦った」みたいな言い草ですが、事実は視聴者と啓太郎が見たとおり。そういえば、啓太郎はこれに言及してません。「あれは巧が悪い」とか思ってるんでしょうか(笑)。
その巧は、結花の看病を受けていました。巧は、上半身ぬぎぬぎ状態に結花の上着が被せてあります。あー奥さん落ち着いて。
ここで瞳っちの「あなたは人間を憎んでいる。」回想。
結花は『人間を愛せる自分』へ変わる為、巧を助けた様です。というと、瞳っちの言葉は認めているのね・・・。ま、あれだけやってたら無理も無いけど(笑)。
濡れハンカチを手に戻ってきた結花は、巧にかけた上着をめくって奥様方出血大サービス。ちょっと遠間でわかりづらいのが難点。まあまあ、後程も少しアップ来ますから落ち着いて。
ところでこの場所、壁の落書きや廃屋っぽさから、どうも折角の結花の決意を台無しにする連中が登場しそうです。あーあ。
真理は、勇治の看病と店番を草加に任せ、啓太郎と合流。巧の捜索に移ります。
しかし、勇治が苦痛に身をよじっても、水を飲もうとしても、草加は手を差し伸べません。水に至っては、勇治が水入れを落として床に水をばらまくまで見守った挙げ句、
「やっちゃった。ちゃんと拭いとけよな。」
とタオルを投げつけ、丁度やってきた客の呼び出しに舌打ちして出ていきます。
そのせいか、勇治の中にも元からあった『人間を憎む心』が僅かにうごめき始めましたよん♪ゾクゾクですねえ。
結花の方も、予想通りの展開になります。
バイクの爆音が轟き、やってきたのはベッタベタな族。どうやら連中のアジトらしいんですが・・・
「使用料は払ってもらわねーとなあ!」
なら先にお前らが払えクソガキ。
バイクで結花の周りを回って威圧するゲス共。結花は必死に自分と戦います。それは、人間を愛せるように自分を変える、と決意したからです。
でも、このままでは結花だけでなく、怪我人の巧も何をされるか・・・。
そして結花は、哀しいまでの変身を遂げ、涙を流しながらクソ共を一撃で屠ります。よくやった、と言いたくなるけど・・・結花の心情を思うと、そんなことは言えないよなあ・・・。
悪いことにそれを巧はしっかり見ていました。堪らず駆け去っていく結花。なんとも痛々しいシーンです。カス共の件はスッとしたけど。
因みにクレインの攻撃手段、初お披露目。
そんな結花の姿を見つけたのは、まだ巧を捜していた啓太郎。どうかしたの、と声をかけますが、結花は何も答えずにそのまま駆け去っていきます。
それを追ってきた巧を見つけ、啓太郎が駆け寄ってその無事を喜びます。
巧は、この時の啓太郎と結花の様子を見ていて、啓太郎の『好きな人』が結花であることを知ってしまいます。さあ、どうします?
一方の結花は、草加が接客中の隙をついて脱出した勇治と再会します。
勇治の姿を認めるや否や、結花は勇治を抱きしめます。それに対して「どうかしたの?何かあった?」と困惑する勇治ですが、アンタに何かがあっただろうが(笑)。
尤も、結花の涙には別の理由がありますが、勇治の知るところではありません。
翌朝。食の進まない巧を心配する啓太郎と真理を余所に、モリモリ食う草加。勇治のことも「見た目ほどじゃなかったんだろ。しっかりと自分の足で帰っていったしね。」と、まるでそれを見届けたかのような発言。いや、自分の足で帰ったのは確かだけど。
その後、巧が重い口を開けて啓太郎に言ったのは、「結花のことは諦めろ」ということ。勿論、巧は結花の正体を知っているからなのですが、それを教えるわけにはいかない巧は、3人の批難の的に。お前はそうして、損な役ばかり背負うのだな・・・。
一方の勇治達。勇治は、また狙われることもあるだろうから、単独行動は控えよう、と言いますが、勿論海堂が黙っていません。
「俺はヤだぜ。死ぬのが怖くて、恋が出来っかよ!」
・・・何か違うなあ(笑)
で、また飛び出していく海堂を、また結花が追いかけます。海堂を引き止めようという、今までと同じ展開かと思えば、少し違いました。
なんせ、愛の告白なんですから。オチが「よし子さ〜ん♪」じゃないのは手落ち(阿呆か)。
・・・いや、少し違いますか。これも、自分の中の魔性を消し去りたいという欲求からきているように見えます。
海堂も、そんな心情を察してか(単に眼中に無いだけ)、その手を振り解いて去っていきます。
ここでまた巧達に戻ります。『善人』の仮面をまだ捨てていない草加は、朝の巧の態度から、何か悩みがあるのではと勘ぐります。勿論それは図に当たっていました。
「もし、オルフェノクの中に、人間の心が残ってる奴が居るとしたら・・・
お前ならどうする?」
草加はそれに「何が、いいたいのかな?」と疑問符。オルフェノクは倒すべき相手、それ以外の何者でもない、というところですね。
巧だって今まではそうだったんですが・・・。
啓太郎と真理は配達に。その跡をつける海堂の前に、琢磨が立ちはだかります。格闘態で。わかってないねーこいつらは。奥さん、今日はもう観なくて結構ですよ。フン!(何を拗ねとんねん)
この、琢磨と海堂の戦い、素体差が能力差として明確に現れてます。SEを消してのスロー映像が効果的に使われている為か、琢磨の強さが強調されています。
そこに駆けつけてくる結花。まあ、胸元が実に良い具合ですなあ。グラビアが楽しみだなあ(不純)。
しかし勿論、琢磨に通用する筈もなく、捕まれて放り投げられる結花。それを見た海堂、またも逃走。琢磨はそれを追跡します。歩いて(笑)。
後に残された結花の元に、巧と草加がやってきます。真理からの連絡を受けたからですが・・・真理達が見たオルフェノクとは違うことには気づいてません。オルフェノクというだけで十分か(笑)。
しかし巧はそうはいきません。それが結花であることを知っているのですから。
草加はカイザに変身して結花をめったくそに殴り飛ばします。これを観た子供達には、カイザを応援する気はさらさら残っていないことでしょう。よって購買者ゼロでバンダイおかんむり(笑)。
それを阻止したのは、若干の葛藤を経た巧・ファイズ。
いきなり斬りつけたのはいいんですが、元々格闘能力に差がある為、カイザが圧倒します。更にカイザは、何故か結花を人質みたいに使ってファイズを銃撃しますが、それは馬神様が盾になってくれます。
「まずはお前から片づけるか。」
と結花に向き直るカイザを、「何すんのよ痛いじゃないのッ!」と怒りの馬神様がプンスカパンチ(笑)。それで吹っ飛んだカイザに馬神様が追い討ちをかけようとしますが、そこに謎の巨大マシンが出現、馬神様を跳ね飛ばします。あ、歩行してる(笑)。
それがなんであるか、漠然と理解したカイザは「とうっ!」と塔乗、馬神様とファイズを叩き潰して結花に迫ります。そこをまた馬神様が銃撃し、カイザ堪らず巨大マシンをバイクモードに変形させて逃走。
しかし、逃げた先で再変形し、追ってきた馬神様をとっつかまえてファイズに叩き返します。
ヨロリラ状態のファイズにカイザ、容赦ないミサイルの雨嵐を降らせます。ってとこで幕。
フッ、あのテのミサイルの命中率が極端に悪いのは、某デストロイド系マシンを見れば明らかというもの。それに、ミサイル使いの仮面ライダーは、ミサイルによる致死量は与えられないと相場が決まってます(笑)。
さあ、次回予告でまるっきりヘッチャラな巧が出てるので、攻撃を避けられたようですが、どう回避したのかは気になりますね。
というより次回はまた恋の話。海堂もしつこく真理に付きまとうみたいだし、巧は結花と急接近で啓太郎の嫉妬を買うのは必死(笑)。
勇治の元には、なんと千恵の兄が・・・。どうする勇治!?
そして草加の薄汚いゲロ以下の本性・・・次回、『草加雅人、死す!』に(気の早い奴め)