ファイズ第19話『純白の正義』

(2003/6/1)

巧と勇治の関係に進展が見られるか?と思えば、さすがにまだ時機尚早と判断した模様。なんせ、今回の話の中心は、実は啓太郎だったのですから(笑)。
うぬう、意外な伏兵。やるやないけ(削除)

恵子ちゃんの一件についての結末は、恵子ちゃんがああなった理由も含めて無事解決します。謎は全て解けた!(何が謎やねん)
また、村上にジワリと責められていたジェイの顛末も・・・。

では気になる後編。


■シーン追跡

■痛みわけ

前回からの続きで、エロピエロ勇治を相手にする巧ファイズ、という図式から。2対1で苦戦する巧を、またも馬神様がお助け。最近ちゃんと働くようになったなあ。
馬神様によってエロピエロは退散。早。巧は勇治をけん制し、馬神様のバトルモードを解除して対峙。1対1か、潔いな巧。
なんて思ってたら馬神様でトンズラかい(笑)。

しかしそれも、勇治・人馬モード(?)に追跡され、逃げ切れないと悟った巧は馬首を返して再対峙、正面からぶつかり合います。
結果は勿論、両者吹っ飛び痛み分け。巧はベルトが外れてしまいますが、勇治はファイズの正体を確認する余裕はなかったようです。姿が見えないのは、或いはそれだけ吹っ飛んだのか。

というか、馬神様だの人馬だの、馬ばっかり(笑)。

■結花ですか?

さて、この戦場から逃げ出した恵子ちゃん、どうやら腕を怪我した模様。女の子に怪我させるなんてサイッテーな。>エロピエロ

アザを冷やそうと、公園(?)内の水道で腕に水をかける恵子ちゃん。そこになんと、結花が居るんですねえ(笑)。結花は、怪我をした恵子ちゃんを手当てすべく、部屋に連れて行きます。
これ、勇治がやってもよかったんじゃないかなあという気もするけど・・・脚本って難しいんだろうな、きっと。うん、プロが苦労してるんだから絶対難しいに違いない。

■暗いわ・・・

啓太郎たちは一旦引き上げてきますが、啓太郎はズーンと沈みっぱなし。そらそうだ、結局自分が偽善者であったことを知っちゃったんだから(こらこら)
まあでも、少なくとも忍耐強いのは証明されたと思います。相手が悪かったということで(笑)。そう気を落とすな。恵子ちゃんは怒ってるだろうけどな。ああっははは(何がしたいんや貴様)

■復活の海堂

恵子ちゃんの怪我は大したことないそうです。家まで送ろう、と勇治は、恩着せがましくなく申し出ます。ここら辺のスキルは啓太郎達とは全く違いますね。
でも、恵子ちゃんは答えません。
そこに「可愛げのない子だな。」と、久々に『らしい』登場をする海堂。しかもレモンパック(笑)。
ここですかさず恵子ちゃん、スケブ開いて似顔絵を描き始めます。「よせよ」とか言ってポーズ決めちゃう海堂が愉快ですねえ。っちゅーかそれでポーズかアンタ(笑)。

しかし、仕上がったものはやはり大笑いもの。でもうまく描けてるよなあ(笑)。
ちゃっかり500円請求するしっかり者の恵子ちゃんに、わなわな震えながらも「崩してくるからちょっと待ってろ」と飛び出していく海堂。台詞回しが精妙。これだけで「海堂ってこんな奴なんだ」とわかっちゃう。
んーむ、必要以上に海堂をピエロに描いてますねえ。こういう演出、すんごい好き。もっとやれい!

■「うそつき!」

海堂と入れ違いに、今度は真理がクリーニング配達に勇治の元を訪ねます。そこで勿論恵子ちゃんを見つけた真理から連絡を受け、啓太郎も合流して話を聞くことに。

しかし、何を聞いても相変わらずの恵子ちゃん。謝る啓太郎にも「うそつき!」と、自分のやったこと棚上げでつるし上げちゃいます。いやあ、女の子って怖いねえ(妙な結びすんな)
そんな折、ふと真理が見たスケブの中身・・・そこには何枚もの『おかあさん』の絵が。その途端、恵子ちゃんは猛然とスケブを取り上げ、荷物を手に部屋を飛び出してしまいます。

■チャコ

ここでいきなりチャコジェイです(笑)。ボールを転がして遊ばせようとするジェイですが、チャコはボールを追って繁みに入ったまま出てきません。あまりのことに半狂乱になるジェイ。・・・あんた、ひょっとしてなつかれてないんちゃうか?(笑)

簡単に迷子になったチャコは、そこにやってきた恵子ちゃんに抱き上げられます。飼い主とはぐれたチャコに、自分の姿を重ね合わせる・・・なんていうのはお約束ですけど、やっぱ子供と子犬てコンボは相当効きますわ。
そこに血相を変えてやってきたジェイ。チャコの姿を見つけ、恵子ちゃんに抱かせたまま頭を優しくなでてやります。猛然と奪い返したりしないのがこのジェイのジェイたる所以ですねえ。
恵子ちゃんはチャコを返し、「二度と離しちゃ駄目よ。」とジェイにお説教。そのまま去っていきます。

そのすぐ後、ジェイに村上から連絡が入ります。「そろそろタイムアップですよ。」と。

■真相

恵子ちゃんはそのまま住宅街に戻り、またも洗濯物に泥玉投げ。しかしそこを、啓太郎たちに包囲され、捕まります。

三人(巧も合流してたりします)は、恵子ちゃんに話を聞こうとしますが、なかなか話してくれません。その代わりに恵子ちゃん、「似顔絵描くからお金ちょうだい。」と言い出し、三人は仕方なく付き合うことに。
そこで真理は、スケブに刻まれた恵子ちゃんの名前を見つけます。
倉田恵子
そう、バイトの先輩・ひかりのパパさんが大声で話していた「母親入院、子供は行方不明」の子の名前です。そのことを恵子ちゃんに迫ったことから、話は先に進みます。

母親の誕生日、レストランで、小遣いを貯めて買ったプレゼントを母親に手渡す娘、という、傍目にも幸せそうな親子の図がありましたとさ。でもそれは、突然のガス爆発で急転直下。
幸い娘は無事だったものの、母親は頭に怪我をし、記憶喪失になってしまった。プレゼントも燃えてしまった。そして恵子ちゃんは、以前母親に褒められた『似顔絵』でお金を稼ぎ始めたのです。
生活の為?いえいえ、あの日贈ったプレゼントと同じものを、自分で稼いだお金で買い、もう一度プレゼントする為です。健気じゃないですか。

■今回はこれで出番終わり

勇治たちです。今回はもう絡んでこないですよん♪

恵子ちゃんのことを、律儀にも真理が勇治に連絡します。その可哀相な境遇に同情を寄せるというシーンが、彼等の今回の幕。

このシーン、勇治や結花は別段どうってことありませんが、海堂が!海堂でんがなアンタ!
勇治の語る恵子ちゃんの境遇を聞いた海堂、
「ちぇー、折角くれてやろうと思ったのによ。」
その手にはしっかり500円玉が。
っかー!
いい!いいやね海堂!こういう演出してくるから奴って嫌いになりきれないのよ。奴ってのは(削除)

■絶望の淵へ

さてこちらは恵子ちゃん。貯めたお金でプレゼントを買った恵子ちゃんは、お供を連れて(笑)病院へ。
物好きだな、お前ら。
とは巧ですが、そんな彼等と一緒についていってるチミは何なのかね(笑)。こういう素直じゃないとこが、巧の魅力なんだなあ、と再認識。

しかし、そんな恵子ちゃんやプレゼントを見ても、母親は何も思い出せません。その苦悩の有様を見た恵子ちゃんは、病院を飛び出していってしまいます。
それを追いかけ、その手を掴まえて引き止めたのは啓太郎。
もう二度とこの手は離さないよ。
誰が求愛活動せえいうたか(腐っとんか貴様)

そこに現れたのは勿論エロピエロ
あなたなんかに恵子ちゃんは渡さないわ!
そうか、求婚者だったんだなあ(お前の頭おかしいぞ絶対)

■エロピエロの最期

ちょっとだけ冗談はさておき(ちょっとだけかコラ)。
変身して襲い掛かるエロピエロから逃げる啓太郎と恵子ちゃん。確かに今度は手を離そうとしません。しかし、逃げきれる相手ではありません。そこで啓太郎は、工事現場などでよく見かけるポールを手に、エロピエロに挑みかかります。
でも、当然ながら勝てる相手でもありません。

そんな窮地に現れるのは勿論。決め台詞もバッチリ決めて、ニクイよこの、ど根性ホタル(?)

さてエロピエロと巧の戦いですが、すぐに巧が押し始め、エロピエロを吹っ飛ばした時点でファイズポインタを足に装着。そのままクリムゾンスマッシュで意外なほどあっけない決着。
そう、実はもう一人、巧に戦いを挑もうとするものが居たのです。

■ミスタージェイの最期

それは勿論ミスタージェイ。遭遇も三度目となると、もそいつがどんな強敵かよく知り尽くしています。
戦いは俄然、ジェイ優勢で進んでいきます。巧も、手甲を蹴り飛ばしたりと抵抗は見せますが、やはり接近戦で巧に勝ち目はありません。
そこで巧、まだ足に装着したままのファイズポインタを再起動、クリムゾンスマッシュを放ちます。しかしこれは以前、ジェイに破られた技。通用するとは思えません。

案の定、ジェイはこれは弾き飛ばし、前の時みたいに巧を殴りつけます。しかし、今回の巧はそれも計算のうちだったようです。空中で体勢を立て直し、残ったエネルギーを使い、降下しながら今度はデジカメパンチを繰り出します。
ジェイの胸板にまともに炸裂したそれは、自由落下によるパワー増幅もあり、ジェイを見事にしとめてしまいます。防御しようとするでもないジェイの態度が意味深で、いろんな想像が掻き立てられます。

特殊能力『3つの命』を全て失ったジェイは、再生することはありませんでした。その傍らをチャコが、あてどもなく歩き回っています。普段と変わらないはずなのに、物悲しそうな表情がさすがタレント犬

■啓太郎の善性

無事に逃げおおせた啓太郎恵子ちゃんですが、現実問題は全く解決していません。母親の記憶は戻っていず、必然的に恵子ちゃんは今の生活を続けていかざるを得ません。
そんな恵子ちゃんの下に、なんとまたチャコがふらふらと歩み寄ってきます。また飼い主とはぐれたチャコを抱き寄せると、言いようのない寂しさがのしかかってきて、恵子ちゃんはたまらず涙をあふれさせます。気丈な用でもまだ子供。てめぇらの血は(すんなっちゅーに的削除)

ここで啓太郎が、おそらく過去最高の活躍を見せます。これが最後だったりして(笑)。
変身できない自分にも、まだできることがある筈だ。
そういって啓太郎は、母親の病室からみえる場所に、真っ白な洗濯物を一面に干し始めます。恵子ちゃんも、チャコもお手伝い。ああっかわいいなあもうチャコ♪
そして、その光景は母親の記憶を劇的によみがえらせ、遂に感動的な再会を果たすのです。
そんな感動的な光景を、離れたところで祝福する巧と真理がいい具合ですね。真理も、この時ばかりは巧のスタンスに同調。

そして、恵子ちゃんが啓太郎に言った、初めての感謝の言葉。こういう体験をした以上、啓太郎が今まで以上に慈善活動に手を染めていくのは目に見えてますが、今は「よくやった」と褒めてあげましょう。

■冴子の気配

ところで、Mr.ジェイが死んだことは、クローバーの冴子ねーさんに連絡が入ります。ええ村上から。
知らせを受けた瞬間はポーカーフェイスを崩した冴子でしたが、「いよいよあなたの出番ですね。」と村上に出陣要請を受けると途端に目つきが鋭くなります。うーん、いいなあ、ぞくぞく。

・・・というか、もう一人の「タッくん」はどうしたのだ(笑)。


■■■ 次 回 ■■■

さて、お人よしに歯止めが利かなくなりそうな啓太郎は、これからどうなっていくのでしょうか?
という、どうでもいい奴の話はおいておくとして。

どういう風の吹き回しか、結花と海堂がデートすることになるようです。ふむふむ、なにか絡んできそうな予感です。勇治はお休みってことかな?

遂に冴子ねーさん出撃!琢磨との共同戦線となるのか、或いは・・・?
そして、巧を襲うファイズ!その正体は!?ってなところで次回を待て!

【 ファイズ第20話『美しき刺客』 】

CKNet > 仮面ライダー555(ファイズ)エピソード一覧