ファイズ第23話『偽りの友情』

(2003/7/6)

勇治と草加の仲はたった1話ももたずに崩壊。っつーか『仲』でもなんでもないじゃん(笑)。

その草加、実は興味があるのは村上も同じだったようです。おおっ、これはますます美味しい展開!草加も意外と直線的なヤツだし半年以上時期と作品を勘違いしてるし(何が)、冴子は実は琢磨のママで子煩悩と判明したし(してへん)、アバレンないわで楽しみこれだけだし。
っちゅーことで今回の感想レッツラゴー(死語&無理矢理)


■シーン追跡

■2対1はさすがに不利

冒頭は前回の引きから続き。勇治は下僕2号を順当に叩きのめし、冴子ねーさんと戦ってる草加に合流して加勢。
さすがの冴子ねーさんも、二人に攻められては堪りません。ああ、なんか煩悩を刺激するな、この部分(やめれエロジジイ)。
逃げる時、ちょっと悔しそうな態度がちょっと意外な冴子ねーさんでした。

■哄笑する草加

戦いを終えて、勇治と草加のシーン。草加の伝統芸『おてて拭き拭き』は健在。

お互いの正体を知った二人ですが、勇治がカイザのことを「ファイズみたいな」と表現したのを受けて、草加が鼻で笑います。
あんな奴と一緒にしてもらいたくないね。
明らかに巧を侮蔑してる草加。でも、巧がファイズと知らない勇治は、草加への好意度を上げちゃいます。

勇治にとってファイズは、自分達を襲う『スマートブレインの手先』なのです。だから勇治は、草加の態度を自分と同じ「ファイズが憎い」と勘違いし、それを告白します。
それを聞いた草加はつい哄笑。どうして笑われるのかわからない勇治がちょっとムッとしてて可愛いですねえ(何が)
しかし、草加はすぐに笑いを収め、勇治に『同志』としての握手を求めます。ちょっと躊躇った勇治ですが、結局その手をとります。

ところでみなさんは、草加の言うことが信用できないことはご存知ですよね?(笑)

■泣く子をあやす母親

勿論、琢磨冴子ねーさんのシーンです(笑)。

冴子とは別に、眼鏡友達とファイズに挑んだ琢磨ですが、結果はご存知の通り。
ということですンごい泣きじゃくってる琢磨の姿が・・・。わっわっわっ、そんなんありかアンタ(笑)。ご先祖様とはまた違った角度から責めてきましたねえ・・・うひひ、こりゃ堪らんタイ(やめれっつーに)

そこに冴子ねーさんと下僕2号が現われます。冴子は琢磨に優しい言葉をかけますが、変にプライドの高い琢磨が余計傷つくのは明白です。それでも尚、冴子ねーさんは優しく接していきます。
この次頑張ればいいじゃない。ね?琢磨クン?
誠にもっておっしゃる通り。
ううーん・・・そうか、草加が求めているものを、琢磨クンは持っているんですね(笑)。

■真理と海堂と結花

場面はガラリと変わり、勇治宅に配達に来た真理。海堂と結花のいるここには、やってくるのもつらい真理。関われば異空間に引きずり込まれて通常の3倍のパワーで襲い掛かられるに決まっていますし(?)

だから配達物をドアノブに引っかけて速攻帰ろうとしますが、愛の力でパワーアップした海堂がそれを捕まえます。さすがオルフェノク(関係ない)
中に連れ込まれた真理は、海堂がどれほど素晴らしい人かを、結花に懇々と説かれます。その一言毎にパワーを得て真理に近づいていく海堂がホントに子供みたいでカワイイったら・・・(笑)。

しかし、もう限界、と真理は強引に脱兎。呆気に取られた海堂は、意外にも真理を追わず、結花に「自分への賛辞」を要求。褒めれば付け上がる、けなせば落ち込む、扱いにくいやら易いやら(笑)。

■忘れられない過去

逃げ出した真理は、ちょうど帰ってきた勇治と鉢合わせ。うむ、理想の展開(誰の理想か)

海堂の横恋慕を謝る勇治。そんな勇治を見ると、真理のほうがちょっと切なくなってしまうんですが、そういうことには気が回らないこの男は朴念仁(笑)。
ここで真理、好きな人がいるか尋ねてみます。答えは、「今はいない」。その様子から真理は、勇治がまだその女性のことを想っていると察し、そんな勇治にますます好意を寄せてしまいます。

でも・・・実は勇治は、その好きだった人を手にかけたんだよね。一時の感情で。その悔恨があの間に繋がっていたとは、真理にはわかる由もありません。だから勇治もちょっと切ない。
うむー、なんかいい感じですよこの二人の関係も(「も」?)

■草加の嫉妬

真理が去った後、勇治の背後に迫って耳元に囁く妖しい男が・・・。勿論、草加です。実はこの男、二人の様子を陰で見つめながら、ハンカチの端を咥えて「キィーッ!」とやってたんです(してへん)

草加は勇治に、「これ以上あの子と親しくならない方がいい。君の醜い姿をあの子に知られたくはないだろう?」と、サラリと酷いことを言います。
人の善い勇治も、この草加の迂闊な一言には悪意を感じずにはいられなかった様子。草加も、割と感情を抑えるのは苦手な様子。らしくないのか、らしいのか・・・微妙なところ。

■カイザ猛攻

草加の去った後、動揺著しい勇治を襲ったのは例の下僕2号。不意を討たれた勇治はブーメランで負傷。
アンタを倒せばラッキークローバーに入れるらしいんだよね。
と軽い口調の下僕2号、トドメとばかりに駆け出しますが、そこに舞い戻った草加の足蹴で転んで回ってさあ大変。・・・っちゅーか、草加がそんな近距離に居るんなら気付よオメー。

カイザに変身した草加には、下僕2号は敵ではありませんでした。盛大にふっ飛ばして二挺拳銃で撃ちつけまくって容赦ありません。下僕2号のキャラがキャラだけに、このカイザは諸手を上げて賞賛。
助けてくれ!」と降参の意を伝えながらも逃げようとする下僕2号のバレバレの魂胆も草加はお見通し。変身の解けた下僕2号には、こちらも変身を解いてご挨拶。草加の挨拶がどんなものか、言うまでもありますまい(笑)。

さてここで草加、先の「ラッキークローバー」という名前に興味を抱きます。そして・・・

■新メンバー?

ここはバー・クローバー。新メンバーに志願してきた者がいます。そう、その名は草加雅人。思わぬ志願者ですが、取り乱したりしないのがラッキークローバーと村上のいいところです。
オルフェノクと戦うのも飽きた。
メンバーになればスマートブレインの高い役職に就ける。
というのが草加の志望動機。将来を考えているとは思わなかった(笑)。

そんな不敵な草加に、またも冴子ねーさんが触手を伸ばします。
何度も修羅場をくぐってきた、そんな目をしているわ。
しかし、そう言いながら冴子ねーさんの態度は明らかに草加をからかっております。そう、既にこの段階で草加の処分は決定していたのです。但し、琢磨と冴子ねーさんの間でだけ、ですが。

村上だけはどうも違うようです。
顔見せと要件を伝え終えて去っていく草加を呼び止め、「流星塾の同窓会」で何があったのかを尋ねる村上。そう、自分の知らないあの時の出来事を、草加は知っている、と村上は踏んだのです。そして案の定、草加は予想よりも激しい反応を見せます。
その事には二度と触れるな!
やはり何か知っているんですね。こうなれば、村上としては、草加を死なせるわけにはいきません。少なくとも、何が起きたのかを知るまでは。

■わがまま仮面の魂憑依

次に草加のとった行動は、雨の降る中、真理を呼び出すこと。
やってきた真理に、草加は早くも返答を要求します。こないだ「急がない」って言っといてなんですか性急な。
真理の返答は無言。それで草加は悟ります。自分を傷つける答えだから、真理は答えないのだと。
ごめんなさい。
真理のトドメ。しかし、それで諦める草加でないのは周知。ストーカーなのも周知(笑)。

どうしてわかってくれないんだ!
真理に迫る草加ですが、そこにが姿を現します。真理の様子が気になって、後を追ってきたのです。
これ幸いに真理、巧の後ろに逃走。まるで、今彼元彼を態度でハッキリさせる女みたいです(笑)。「やだーチョーキモー」とか(笑)。

真理を家に帰し、巧は草加と向き合い、どうしてそこまで想うのか尋ねてみます。すると・・・
「真理は、俺の母親になってくれるかもしれない女なんだ!
 俺を救ってくれるかもしれない女なんだ!」
なんてすっごいベタなセリフをぬかします。いくら『仮面』繋がりだからって、ものには限度というものが・・・大体ほら、それ系はもう半年前に終わったし、シリーズも違うし、あっち本人だし(笑)。

そして草加は、そのまま姿を消します。巧とすれ違い様、胸のポケットから幼いあの日の真理の写真を落として。

■早くも裏切り

翌日、海堂の姿はバイクの上。結花によって自信を取り戻した(笑)海堂は、早速バラの花を片手に真理の元へ行こうとしますが、それを勇治が止めます。
曰く、相手のことを考えろ、と。一方的に押し付けるのは恋愛じゃない、と。
フッ、海堂だってそこんところは知ってるさ。でも海堂だから、今は突っ走るしか出来ない。

というわけで、海堂に逃走を許してしまった勇治。そこに草加が現われます。おっと、ベルトを既につけてますよ。勇治もただならぬ気配を察したようですが、既に冴子ねーさんと琢磨、下僕2号に包囲されていて脱出不可能。
残念だよ、君とはいい関係を築けると思ったんだが。
嘘ばっかり(笑)。
女の子のみんな、こんな嘘吐き野郎、もし見かけたら大きな声で「女の敵!」とか「ケダモノ!」とか「カラダだけが目当てだったのね!」とか叫びつけて逃げましょう(?)。

■裏切り者は裏切られる

なんとか変身して4人と対峙する勇治ですが、4対1では逃げることもままなりません。徐々に追いつめられていき、遂にはカイザのライトセイバーが迫ります!
しかし、それをなんと下僕2号が攻撃し、カイザをぶち飛ばしてしまいます。何が起きているのか、草加にも、勇治にもよくわかりません。

しかし草加は冷静です。打ち掛かってくるのがこの下僕2号だけと見るや、落ち着いてこれを打ち据え、最後は剣によるバツの字斬り。久しぶりの柳生シバラク流の冴え(違う)
でも、冴子ねーさん琢磨に同時に襲いかかられては、草加も堪ったものではありません。蚊帳の外の勇治がちょっと可愛く見えますねえ(笑)。

草加は疑問に思います。何故?仲間の筈ではなかったのか・・・?
草加は案外バカです。オルフェノクでもない奴がラッキークローバーのメンバーになれるわけがない。琢磨の勝ち誇ったような口調が嘲り度数を高めています。
そう、今、草加は確実にバカです。

■ファイズゴー

そうして、二体にリンチを受けているカイザの元へ、なんとがやってくるではありませんか!毎度のことですが、ヒーローっていうのはどうしてこう都合よく登場するんでしょうね?いや、別に好きですけどこういう御都合主義(どないやねんアンタ)。

馬神様のグリップを剣に仕上げ、カイザの元へ駆けつけます!というところで引き。ってまた予告編にラストカットか。もう慣れたから別にいいけど(笑)。毒されてるよなあ、なんか。


■■■ 次 回 ■■■

次回、は早くも借りを返せるのか?注目は、草加がどういう態度を取るか、ですが・・・どうも村上が絡んできそうで三角関係?(いい加減そのテの発想やめれ)

もうひとつ、海堂の方も進展しそう。恋愛大爆走な海堂が、どのように変貌するのか・・・?楽しみですねえ。こいつ、思い込んだら一直線だし。
ということですが、次週は全米シニアオープンゴルフ(やらへんわバカモン)

【 ファイズ第24話『闇への扉』 】

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