ファイズ第27話『流星塾分裂』

(2003/8/3)

新たな脅威、それはデルタ。その正体と目的は一体何か?デルタギアを装着したことで、流星塾のメンバーは組織崩壊の危機に陥りますが、さてどうなりますか。

菊池クリーニングの新しいバイト・木村沙耶。流星塾のメンバーでもあり、花形からデルタギアを最初に託された彼女が、巧の前に現れたのは果たして・・・?
とかなんとか言ってる内にレッツビギン!


■シーン追跡

■失われた絆

倒れている河内に、ベルトの所在を迫る恭輔新井ですが、河内は「澤田・・・」とつぶやいて灰化。
河内の死より澤田、と追跡に移ろうとする二人を真理と里奈がとめようとしますが、それを張ッ倒し血反吐はくまでブン殴り蹴りまわして「俺が悪いんじゃねぇよ。俺のベルトを奪ったりするからだ!」とけたたましく笑う恭輔(一部嘘)
ともあれ、そんなクズを見た草加、さすがに今回は素の表情を見せます。
「俺達流星塾の絆も、怪しくなってきたな。

この様子を見た巧は、
「そいつらに関わるのはこっちから願い下げだ。普通じゃないぜ。
とトンズラ。まあ、当然の判断でしょう。真理にも手を切れといいますが、それは無理というもの。

因みにここでいう『サワダ』は、海外版という意味ではありません(何の海外版だ)

■沙耶の興味

菊池クリーニングの昼食風景。今日は流しそうめん。猫舌の二人の為に、と啓太郎はぬかしますが、誰が見たって『沙耶の為』なのは明白。全くこのフルタイム繁殖期めが。

何かと沙耶に話を振る啓太郎ですが、沙耶はその質問を巧にそのまま向けます。事実上シカトされてる啓太郎の有り様が愉快痛快です。ざまをおみ。
沙耶の質問にもそれなりに応えるですが、「無趣味だ」「まあ色々あってな」「テキトーにな」と、巧らしいラインナップ。そういう奴なんですよねえ。

■フッフッフ、ニヤリ

配達中の啓太郎と沙耶。信号待ちの車中でも啓太郎の偽善事業を聞かされる沙耶は、いい加減『テキトー』に相手することにした模様。講師は巧でしょう(笑)。
それを額面どおりに受け取る啓太郎は喜悦満面。バカだ。

その時、結花が横断歩道を渡っていくじゃああありませんか!
啓太郎は必死に身を隠してやり過ごそうとしますが、顔を上げると結花が覗き込んでるじゃああありませんか!
逃げも隠れもできない啓太郎の有様が愉快痛快です。ざまをおみ。

結花は、啓太郎を『ニヤリ』とひと睨み(笑)し、去り際にもう一度振り替って駄目押し『ニヤリ』。出番これだけなのにインパクト極大(笑)。
結花が去った後、自分のやっていることに気づいた啓太郎が反省。いいから車出せよ。

■抜け殻とプライドの塊

さて、結花繋がりで勇治と海堂。
魂の抜け殻状態の海堂勇治は、海堂が生きているか確認(笑)し、何か欲しいものはないかと世話を焼きますが・・・
酢こんぶ・・・
ぽつり返ってきた答えはこれ。出番これだけなのにおいしい奴め(笑)。

車で外出の勇治。まさか酢こんぶの為に車を・・・?(笑)
しかし、その進路上に、勇治に対して横姿を晒して詩集を読みふけっている琢磨の姿が。
「決着をつけさせていただきますよ。僕のプライドの為にもね。
・・・勇治が、あのまま気づかず通り過ぎていった時の琢磨クンを想像すると楽しくて仕方が無い(笑)。

そこに何故か啓太郎沙耶の車が通りかかります。啓太郎、沙耶をチラチラ脇見運転でオルフェノクを轢きます(笑)。
必死で沙耶を逃がそうとする啓太郎ですが、ドア開けて逃がすよりバックなりして逃げたまえ。演出が許可しないけど。
啓太郎は巧に連絡。戦いの方は、やはり琢磨が勇治を圧倒。池田屋

■ベタなタイミング

川岸(?)に転落した勇治を追って草むらの前にやってきた琢磨
そこで感じた『気配』に琢磨は狼狽。と突然、草むらから琢磨めがけて飛び出してきたのは、なんとデルタ!何時の間に・・・。

が駆けつけた時には、燃える木が戦いの跡を感じさせるだけでした。
戦いを見ていた筈の啓太郎は、何も見ていないのと同じくらい役立たず。そこに、狙ったかのように駆け寄ってくる沙耶。沙耶は、車から脱出してから今まで姿を見せませんでしたが・・・手荷物といい何といい、もしもそうだったらベッタベタすぎて屁もでんなあ的胡散臭さ。

っちゅーか、戦いはどうなったのか説明してくだたい。勇治はまた入水でしょうか?(笑)

■流星塾の面々

一方こちらは流星塾の面々。澤田に連絡がつかないことを恭輔は、デルタの力を独り占めしようとしているから当然、と嘲弄。貴様が言えた義理かクズ

デルタギアを追っていた沙耶とも連絡がつかないとか。妙ですね、沙耶はあの通り、胡散臭く生きてますが・・・。
そんなこととは知らず、沙耶は澤田に殺されていると断言する恭輔。澤田のことを、いじめられたりしたけど優しい人だった、と思っている真理がこれに反発。この時の恭輔と新井の態度がホントに悪い。
っちゅーか、真理回想の澤田よ、折り紙渡して終わりかコラ(笑)。助け起こしてやれよ。

デルタに変身すれば人格が変わる、と恭輔。
ああ、お前らを見てるとよく分かる。
草加の軽いジャブが小気味いい。

■暫定タッグ発足

ここで新井が、真理を連れて外に。何かと思えばいきなり鳩尾に一撃くれて真理を昏倒させます。真理は澤田を釣るにはもってこいの『道具』。そんな新井の抜け駆けを、恭輔が許す筈がありません。
勿論、真理をこんな目に合わせては、ナイト様も黙っていません。それっ『ダークウ(削除)

真理を助けようとする草加ですが、素のままでもある程度の能力が使える二人に返り討ち。フム、まるで上の上オルフェノクみたい。
そして二人は、真理を連れて人気の無いところへ。後はお楽しみ(何が)


■力を求める者

場面は菊池クリーニングの巧と沙耶。啓太郎から、オルフェノクのことや巧のことを聞かされた沙耶はもう、巧に釘付け。しかしは、こういう『深く関わろうとする人』を敬遠する男。沙耶とて例外ではありません。
うるさいな、いい加減黙って仕事しろ!
一喝。
「ごめんなさい。・・・相性悪いんですね・・・。
と沙耶しょんぼり。

しかし、この沙耶の問いがまた・・・凄い力を持つ巧に「やっぱり気持ちいいんですか?」とか尋ねる辺り、どうもベッタベタなオチは避けそうな気配。

■澤田、そして村上達

さて、場面はとある体育館で練習中の男子バレー部員達に。そこに、突然照明を切って、逆光と埃を背に登場する澤田。さあ、折り魚に火ィくれて変身だ!
その様子を外で『聞いて』いるのは冴子ねーさま。ついついニヤリ。っちゅーかアンタ随分ぷっくりしてきたな。

っちゅーか澤田、男子バレーボール部員を狙うとはどういう了見だ!?なんで朝っぱらから野郎連中のキタネー足を見なきゃいかんのだ。恥を知れ(お前だバカモノ)

それはともかく。
冴子ねーさまの報告を受ける村上琢磨。勧誘結果は上々。但し澤田は、その前に『人間の心を完全に捨て去る』と言っていたそうで、これが村上を上機嫌にさせます。
素晴らしい。まさに上の上ですね。

話がデルタギアに及ぶと、琢磨は二人から離れた席に背を向けて座り、ガタブル状態に突入。「どうかしましたか?」と尋ねても「なんでもありません。」と答えますが、明らかに不自然。
ここでの村上と冴子ねーさまの無言の会話が気になります。ひっ、退け時という意味ですか!?

ところで村上、澤田が流星塾のメンバーであることは、承知しているんでしょうか?

■地下に監禁

恭輔・新井に拉致された真理は、これまたいかにもな地下に監禁されます。後ろ手に縛られ、芋虫状態。王道。
ここで真理が、何の為に花形がデルタギアを送ったかを二人に説きますが、まるで効果なし。
ああ、戦ってやるさ。この俺が・・・デルタになってな。
『人を守る』なんて意識は皆無。とっととクタバレやクズ。

澤田にメールを送って暫くすると、二人はクズにありがちな『イライラ』を見せます。フッ、貴様らの『イライラ』は反吐が出るぜ。
思い出すぜ、奴の『イライラ』の心地良さを・・・。
さあ、早くきたまえ澤田。そしてこいつら始末したまえ。それがお前に課せられた使命よ。

ところで真理は、新井が割った鏡の破片をゲット。脱出準備をいそいそ。ついでに縛られた手で携帯からメールを送信。宛先は勿論・・・

■風雲急告

菊池クリーニング看板車の洗車中の巧、と沙耶。は沙耶に、啓太郎を手伝うように言いますが、沙耶は不服そうです。
邪魔なんですか?
ああ邪魔だ。
相変わらずつっけんどんな巧。沙耶もちょっと幻滅したようで、「もっと優しい人だと思ってました。みんなを守る為に戦っているっていうから・・・。」と店内に戻ります。
それを呼び止め、自分の左頬を指差す巧。沙耶の左頬が汚れているのを教えたのです。ここでの沙耶は、感情が伝わりません。そういうキャラクターなのか、この娘が下手なのか。

その時、巧のファイズフォンに真理からメール。真理の窮地を知った巧は「真理!」とらしくない一言を発して急行。
勿論文面はこうだ。
真理より緊急連絡!(以下略)
巧の台詞が「了解!」じゃないのは、東映が相変わらず何もわかってないという証拠(どっちがだ阿呆)

勿論分かってると思いますが、巧は、『汗を流しながら頑張る女の子を気遣った』んですからね。巧がそういう奴だと、知らないなんて言わせませんとも。

■圧倒的なパワー

さてメールにいざなわれて澤田登場。しかしデルタギアは別の誰かが持っていると言います。それが誰かはノーコメントを通す澤田。
実は澤田、真理を助ける為に来たのではなく・・・
俺は真理の命を奪いに来たんだ。
真理の命を奪うことで、人間の力を完全に捨て、新しい力を自分のものに出来る。ってなんだ、こいつも力に溺れた口か、という印象。ま、さっさとお役目果たしてポックリいっちまえ。
そしてその力を見せる為、オルフェノク化しようとしたところを、二人の力を受けて吹っ飛びます。勿論、速攻で「ざけんなヨーメーン!」と二人の首根っこを掴んで捻ってポックリあの世にご招待。うむっ!ナイス即殺!お前絶対正義!(どんな定理だ)

そこに草加がやってきます。巧が律義なのか、草加にもメールが届いたのか・・・。
ともかく変身して挑む二人ですが、これがまた全く歯が立たないったらありゃしません。二人ががりなのにやられ放題、二人ともグロッキー状態。
その様子を眺めているのは、何とデルタ。ゆっくりと歩み寄っていくデルタの次の行動は?というとこで幕。


■■■ 次 回 ■■■

さて次回は・・・
叫ぶ澤田!倒れる沙耶!
北崎遂に登場か!?デルタの正体は誰か!?決着とは!?
えーっと・・・最近次回予告の映像が慌しくてうっとうしいんですが、気にせずGo!

【 ファイズ第28話『暗黒の四葉』 】

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