ファイズ第34話『真実の姿』

(2003/9/21)

真理が死んだ・・・そのことで巧はますます自棄に。そして、勇治はまた巧に対する認識を新たにしたと思ったらまた認識が新たになります。どないな展開やねん。詳しくは本編を見れ。

そして草加は、真理復活の可能性をほのめかします。今明かされる真理の秘密!あまり明かされて無い気もするけど気にするないつもの奴の手口。その癖、明かされても多分4へぇくらいしかゲットできないお粗末な真相というのも奴の手口。巧も、ある目的の為に遂に秘めていた姿を披露!という次回予告の続きで幕。これも奴の手口。奴っていうのは井(削除)


■ざっくり追跡

■肌の相性

なんかえっちぃ見出しだなあ(わざとやっといて何を言うか)

デルタの姿で村上の側近を倒した草加は、「決着をつけてやる。」とデルタのベルトを外します。それを見た澤田は口元をゆがめ、足元に落ちていたカイザのベルトを投げて寄越します。
ところが、いざ変身という時になって、カイザフォンに着信が。そこで啓太郎から衝撃の事実を聞かされた草加は、澤田を放って去っていきます。一体何が・・・?といぶかる澤田。

■流星塾残党にギ○スの影

草加に伝えられた事実とは、真理の死
霊安室の真理の下に集まった流星塾残党。そしてやはり、「嫌だ、俺はもう関係ないんだ」とか言ってうろたえる彼。
もう一人のヤローが、割と冷静にそいつを説得にかかります。逃げる場所なんて無い、戦わなければならない、と。しかし、そんなこと言われて聞くような奴なら醜態はさらしません。そして彼は遂に遁走。まるで、それが嘘になるまで逃げるんだ、と言わんばかりに。お前も一人か。わんわんっ♪

そんな騒動に、草加は立ち入りません。さすがに今回は、それどころではないのでしょう。

■巧、自殺願望?

新聞に載っただけでヒーロー気取りで調子に乗ってる海堂と、相変わらずそれをヨイショする結花といったカラバカどもを余所に、勇治は物思いにふけっていました。そこに、巧から連絡が入ります。お、ちゃんと電話番号を登録してるのね。

呼び出された場所にいってみると、決着をつけよう、と巧が待ち構えていました。
躊躇無く、変身して巧に殴りかかる勇治ですが、ファイズに変身しない巧を不思議がります。当然ですね。そこで、「お前なんか素手で十分だ。」とあからさまな強がりを見せます。
そんな巧に、「なめるなーっ!」と変身を解いて殴りかかる勇治。しかし、巧は反撃をしようとしませんねえ。もしかして、『真理を死なせたことへの自己満足的贖罪』でしょうか?やれやれ。

■真理の秘密

霊安室の真理の元には、草加一人だけ。そこに巧がのこのことやってきます。勿論草加が黙っているわけがありませんが、さすがに霊安室で殴り倒すことはせず、外に連れ出します。さすが草加、冷静です。冷静でもないけど(どっちやねん)

連れ出されたところで殴り倒される巧。やはり殴られるつもりでいた模様。やれやれ。
草加は、意味深なことを言い残して巧の前から立ち去ります。まるで、真理が生き返るような口ぶりに、巧はつい草加に食いつきます。「お前には関係ない!」と殴り飛ばされてもしつこく食い下がる巧に、草加はその理由を話し始めます。

それによると、真理は以前、生命の危機をスマートブレインの技術力で救われたという。だから、スマートブレインに頼めば今回も真理が助かるかもしれない、と。そんな・・・散々たてついといて『手を貸せ』って通用するわけ無いじゃん。
勿論、草加は巧ほどバカではありません。ベルト3本を交換条件にするつもりなのです。

■揺れ動く乙女心

さて、草加と巧がスマートブレイン社に向かった頃、真理の元に啓太郎と勇治が現れます。真理の死を知り、勇治は巧の素っ頓狂な行動の理由をなんとなく察します。
そして勇治は、巧が真理を守れなかったことで落ち込んでいたことを啓太郎が語ったことで、何かとんでもない誤解をしていたことまで知ります。
そう。草加の言ったことをストレートに解釈した勇治は、『巧が真理を襲った』と思い込んでいたのです。でも草加の言ったことは、ことこの件に関しては嘘じゃない。ここら辺が草加の悪辣なところです。

■巧と村上

スマートブレイン社の前に着いた二人ですが、草加は躊躇を見せます。草加の最大の目的は『スマートブレイン社を潰す』こと。その為には、ベルトの力は必要不可欠。また、真理が本当に蘇生するとは限りません。
そして草加は、断腸の思いをかみ締め、ベルトとともに立ち去っていきます。

そしてスマートブレイン社前に残されたは、村上との面会を求めます。よく面会できたなあ(笑)。まあ、『乾巧』の名が伝われば、村上も会おうとするでしょう。
巧の目的は勿論、真理の蘇生。しかし、交換条件も持たない巧の要求を、村上がのむ筈がありません。ファイズギアを返還する、という以外にも、澤田を倒してラッキークローバーに入れば考えなくも無い、と冗談半分で語る村上。
勿論、オルフェノクしかメンバーにしないラッキークローバーに、巧が入れるわけがありません。これは、巧の子供じみた要求に対する嫌味ですね。シェーッ!(ベタ過ぎ)

でも、澤田を排除したいというのは本音のようです。まあ、ああいう行動を容認するほど甘くは無いのでしょうけど、だったら好き勝手極まりない北崎はいいのか、という話になりますわな(笑)。
あのテの奴は苦手なのかもしれませんね。波長も違うだろうし。

■何をやってもうまくいかない男

閑話休題、英雄・海堂を追います。
しつこく連絡を入れてくる孤児養護施設に、嫌々ながらも足を運んだ海堂。ガキを前にしても「礼がしたいんだろ?早くしろ。」と偉そう。
ところがこのガキ、海堂に殴り掛かります。理由は「なんで父さんと母さんを助けてくれなかったんだ!」というもの。ははあ、あのビル火災に巻き込まれたのか。っちゅーかテメーが助かっただけでもありがたいと思え。ガキにゃ無理か。
小さくなって平謝りしながら、ほうほうの体で逃げ出す海堂。英雄も形無し。

それにしても海堂って、色んな生き方を歩まされてはつまづかされますねえ。それがこいつの宿命?

■戦え!

イクサ(削除)

家に帰ろうとする流星塾残党のあの男を、里奈ともう一人がなんとか説得しようとしています。そこに澤田が現れ、「君達は、見るのも嫌なんだよ。」とあっという間に一人を始末し、尚も里奈達に迫ります。あ、死んだのは説得しようとしてた方ね。

澤田に殴り飛ばされて気絶した里奈を余所に、関係なし男がたじろぐ。そこに草加が現れ、デルタギアを投げて寄越します。「戦え!」と鏡の国からアピール(してへん)御手洗博士もうなずく(そっちかい)
物理的脅威・澤田と、精神的脅威・草加の板ばさみになった彼は、デルタに変身して戦うことに。あ、そっか。変身は出来るんだっけ・・・。あとは力に溺れるばかり。というと、「アーッヒャッヒャッヒャー!手前ェら全員、死刑と書いてディジュリドゥ!?」とか狂うっぽい(ありえへん)

■じっとしていられない乙女心

菊池クリーニングに戻ってきた巧を、啓太郎が出迎えます。部屋には、真相を問いただそうと勇治が待っていましたが、は「今となってはどうでもいいことだ。」と答えるだけ。
でも、勇治にしてみればやはり気になるわけで。なんせ、巧を信じられるようになるかどうかの瀬戸際です。

というところで啓太郎に連絡が。どうやら草加から応援要請みたいです。・・・啓太郎に?

■ベルトを巡る戦い

デルタと澤田との戦いに、冴子ねーさまが合流してきます。デルタのベルトを奪い返せば、村上も許してくれるだろう、と澤田に持ちかける冴子ねーさま。・・・随分お気に入りですねえ。ちぇっ(←?)
俄仕立てのデルタに、二人のオルフェノクと戦うのは不可能。草加はカイザに変身し、デルタのフォローに回りますが、デルタをかばいながら攻勢に出るのは極めて困難。二人は次第に追いつめられていきます。

そこに勇治が、そして、巧を連れて啓太郎が到着。
ファイズのベルトを巧に投げて寄越す啓太郎ですが、はそれをポイ捨て。これには啓太郎も勇治も困惑。それだけ真理を死なせたショックが大きいということか・・・。
ところが巧、ここで思わぬことを口走ります。

■巧の変身

澤田、俺はお前を倒す。ラッキークローバーに入る為にな!
・・・何を言い出すんだこいつは?と言いたげな勇治達を余所に、巧は気合を入れ始めます。とはいえ、ファイズに変身もしないでどうやって澤田を倒すというのでしょうか?
(はた)そういえば、予告のシーンはまだ流れてないな・・・。そう、またラストシーンを予告に盛り込んだのです。いい加減に飽きた上に呆れます。東映が阿呆の集団なのは前から知ってたけど。
巧の凄まじい雄叫びに注意を払う一同。その目の前で、巧はなんとオルフェノクに変身してしまいます!なんて展開ッ!あまりの事に一同驚きが隠せません。というところで幕。


■追記

なんと、はオルフェノクだったんですねえ。しかも、巧は自分がオルフェノクであることを隠していたような雰囲気。まあ、ファイズに変身できるというキーワードから予測されてはいましたが・・・『隠していた』というのがどうにも・・・。
それにしても、未だ語られていない巧の過去が気になりますね。巧の秘密は一体・・・?
というか、やっぱり『ケモノ足』なんでしょうか?
というか、巧は猫舌なんだから、猫科じゃないとおかしいよね。でも、ヤローが猫科ってのは禁断のタブー(同じ意味じゃん)
そうか、東映もわかっているじゃないのッ!そうとも、猫男なんか絶対悪として排除確定!ネコは女でなければ!というわけでネコ真理希望(それが狙いかコラ)

俺も頑駄無丸が欲しいとか言う話はおいといて(言うてへん)。
巧のオルフェノク態、モチーフは。つまりウルフ。かみそりの様に切れる明晰な頭脳だとか射撃の腕やドライビングテクニックや紅一点とか守銭奴とか中華街とか手が鉤爪の胡散臭い巨大化をするロボとかそういうものでもなければ、青タイツでドラゴンスクリューすら決められないし、黄色いバラの花束で求婚したりもしない。そんなウルフが一体なんの役に立つというのだろう(関係ないやん)
それはともかく。
劇場版も公開終了なので書いちゃいますが、巧の正体は劇場版で先行公開済。その時も巧は、自分がオルフェノクであることを知っていました。こうなると、余計に巧の過去が気になりますねえ。もうそろそろ公開予定?

予想通り、勇治は巧に対する想いをつのらせ始めましたねえ。誤解を招きかねない物言いですが、今更そんなことグダグダ言わんとき。でも、今回のことでまたちょっと不安がよぎりそうです。なんせ巧は、「ラッキークローバーに入る為」なんて理由で戦うんですから。次回がどうなるやら。また振り出しに戻ったりしたら、そろそろげんなりですが。いや既にげんなりですが。というか奴の本という段階でげんなりしてるとも。奴ってのは井(削除)

流星塾残党ですが、あの「あっしには関わりのねぇこって。」男は、最初に書いたとおり、どっかの元水泳部の頭ツンツン男とかぶる部分が・・・あまりないなあ(笑)。
デルタのベルトを渡された彼が、今後どうなっていくのかが楽しみです。これも繰り返しだったら笑えるよな。「さよならだ、里奈(真理は不可)。」とか言ってな(なんでそうなんねん)

さて・・・海堂ですが・・・上述したとおり、なんとも困った話です。色んな生き方を模索してことごとく打ち破られるこの男、これから一体どういう人生を歩むやら。
そもそも、描くに値する結末を迎える予定なのだろうか。それすら怪しい。とほほ。


■■■ 次 回 ■■■

さて!
あろうことかオルフェノクだった巧。澤田を倒してラッキークローバーに入るという巧に、勇治の不信感が更に募るのは明らか。またかいホンマに。
そして、執り行われる真理大改造計画。そう、ライジング化を阻止するのは、蘇生してない今を置いて他に無い。行けスマブレ医療団、オルフェノクの未来は君たちの手に委ねられている!
というか、琢磨の「おむかえでごんす」が何気に楽しみな次回、一体どうなる?それは見てのお楽しみ。

【 ファイズ第35話『復活の謎』 】

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