ファイズ第36話『蘇える記憶』

(2003/10/5)

草加の言ったとおり、巧はいままでのような生活を送ることができなくなってしまいます。それだけならまだしも、なんと自ら・・・!
とかいう骨子に色々ぶらさがる邪魔者連中も描かれてお話は相変わらず遅々として進まない割に急展開(どないやねん)
では早速。


■ざっくり追跡

■策士草加、健在!

逃げる真理を追う巧。逆効果ですアナタ。
やがて真理は、つまづいて倒れ、それを期に気絶。そこに効果的に登場して真理を助け起こし、「言った筈だ!もう今までのようにはいかない、と。」と非情の宣告をする草加。巧は去るしか出来ません。ウキー(まんますぎの為反省←更に泥沼)

■昔の男を忘れられない女

啓太郎ね(笑)。<見出し

自宅に戻った啓太郎・真理・草加。巧の事は忘れるようにいう草加に、真理も啓太郎も「無理だよ」と反論。でも、落ち着いている真理に対し、啓太郎の取り乱し方が相変わらず尋常ではないので、ついつい見出しのような表現を『適切』とばかりに使っちゃうのよねー(笑)。
そして、巧を忘れられない啓太郎は、勢いに任せて飛び出していきます。

■策士、策に溺れず

バークローバーでは、村上が非難を受けています。澤田と北崎は行方不明のままです。
しかし村上は尚も、巧がラッキークローバーに入ると断言。その態度には余裕すら感じさせ、揺ぎ無い確信というものを思わせます。さて、一体村上の秘策とは・・・?

■啓太郎の説得

公園でボーッとしている巧の下に、啓太郎がやってきます。よく居場所がわかったな・・・。
啓太郎は、なんとか巧に戻ってきて欲しいと説得しながらも、オルフェノクである巧を前にして、震えてしまいます。そんな姿を見ては、巧も戻れる筈がありません。どこか優しげで寂しげな巧の表情が印象的。

そして去っていこうとする巧に、啓太郎はファイズギアを預けます。震えながらも、啓太郎の一生懸命さや人のよさが伺えます。これで偽善者でなけりゃねえ(笑)。

というか・・・男二人で公園の池にボートで繰り出し、手作り弁当を食べるっていうのは・・・根本的に間違っていないでしょうか。これもファンサービスの一環でしょうが、それならもうちょっと違う展開でなきゃ駄目ですね(どんな展開だクソヤロウ)

■想い出のバッティングセンター

勇治は、施設にいる『助けた子供』を気にして電話をしてる海堂を尻目に、巧と連絡をつけていました。

そして何故かバッティングセンター(笑)。何かあったらここに集まるようになるんだろうか(ならんわ)
ここで、巧のオルフェノク遍歴が語られます。幼い日の事故で覚醒したこと、自分の意思で変身したのは1度きりで、前後の記憶が無いこと。『自分の意思』と無関係になら、何度も変身しているってことでしょうか?
・・・あ、オリジナルなんだ。勇治よかったな、仲間だよ。
そんな自分がファイズとして戦う理由を、巧はこう語ります。
オルフェノクである自分を否定する為に、ファイズとして戦ってきたのかもしれない。

勇治はそんな巧を励ましますが、巧は逆にファイズギアを勇治に渡し「もしもの時はお前が俺を倒してくれ。」と頼んでしまいます。勇治にそんなことができるわけが無いでしょうが。アンタ、自分にできないことを他人に頼むなよ。
今は説得も無意味と判断した勇治は、一旦預かることに。
君はもう一度、自信を持ってこのベルトを巻く時が来る。
今の巧にかけてやれる、勇治の精一杯の激励の言葉です。
そこで、草加から巧に電話が入り、二人はまた別れることに。

■出戻り巧の決別

草加が呼び出した理由は、意外なことに『巧を連れ戻す』為。しかしそれは、真理に請われて仕方なく、というもの。道理で嫌々っぽさが出てるわけです(笑)。
そんな雰囲気をビシビシ感じている巧の元に、真理が現われて説得。その熱意にほだされたか、巧は戻ることに。

日常が再び戻ってきた菊池クリーニングですが、ぎこちなさは隠せません。そしてそれは、アイロンがけの終わったものを巧が真理に渡した時、簡単に瓦解します。
一瞬、巧の手に触れた真理が、手をすくめてしまいます。すぐに謝りながらも、やがてすすり泣き出してしまう真理を見て、巧はいたたまれなくなり・・・。

なんでなの?どうして出ていかなきゃいけないの?
泣きじゃくりながら、啓太郎が巧を引きとめようと精一杯の説得を続けますが、もう巧を押しとどめることができないことを悟った様なところがあり、痛々しさを感じます。
巧は「何かあったら木場に連絡しろ。」と、ファイズギアを預けていることを教え、去っていきます。草加は結局、一言も発せずに終わり。

■村上の熱烈歓迎

去っていく巧の目の前に、謎の女が立ちはだかります。青い車に青いボディスーツ。お久しぶりの瞳っち〜♪
目的は、巧をスマブレに案内すること。この時の台詞回しが、瞳っち健在!って感じで大安心(どんな安心だ)

さて村上の前にやってきた巧ですが、自分が『裏切り行為』をしたことに後ろめたさはない様子。村上はそう聞いても余裕の表情。どうやら、巧がこういう行動に出ることは予測の範疇だったようです。
そして、何故か流星塾の同窓会を映したビデオを見せはじめます。そこに映る、真理達を襲うオルフェノクの姿に、巧は愕然とします。それは、狼の姿をしたオルフェノク・・・つまり、巧自身!
違う!(巧)
ようこそラッキークローバーへ!(村上)
ははあ、これこそが村上の切り札でしたか。・・・ところでそのビデオ、本当にオリジナルなのかね?

■勇治、ファイズデビュー

配達中の啓太郎と真理。落ち着いた真理が「巧を探そう」と啓太郎に持ちかけますが、啓太郎は乗り気になれません。
そこに突然オルフェノクが襲いかかります。因みにこいつは、今回チラッと登場してましたが、話の流れを阻害するので省略してます。やられキャラだし(笑)。

ランニング中のボクサーからオルフェノクに変化したそいつの正体は、なんとタコ!タコかぁ〜・・・煮込むと赤くなるのかなあ・・・ドキドキ。
なんてことを試している余裕の無い啓太郎、真理と廃ビルに逃げ込みます。都合よく廃ビルがあるもんですね。

タコに襲われ窮地の啓太郎達を助けたのは、啓太郎から連絡を受けて駆けつけた勇治・ファイズ。少しこなれてない戦い方が印象的。
しかし、初めての割には随分的確に能力を使いこなしています。最後はクリムゾンスマッシュで決め。安定した地上でポインターを作動させてから、やおらジャンプキックという堅実なコンボを披露。
というか、タコだけにタコ殴りにしない辺り、勇治は物の道理を理解していないという証拠です(どんな道理だ)

■男は狼なのよ、気をつけなさい

まんまやないかい。<見出し

見事にタコボクサーを撃破した勇治ですが、啓太郎も真理も勇治にお礼どころか近づいてもいきません。まだファイズと巧が結びついているから戸惑っている、というのもあるでしょうけど・・・。
勇治も、二人のこの反応には、いささか戸惑い気味の様です。

そこに、どういうわけか琢磨と冴子が。これもスマブレの情報収集力か?
しかし、勇治達に襲いかかろうという雰囲気ではありません。
見せてもらいますよ、あなたの決意の程を。(琢磨)
そこに現れた人影は、なんと巧!何故・・・!?とか勇次達が戸惑っている間に巧はオルフェノクに変身し、勇治に襲いかかります。いきなりこんな展開か!?という衝撃的シーンで幕。


■追記

勇治って、ファイズに変身したの、今回が初めてだったよね・・・?あれ?海堂だっけ、あれ・・・あれー?(記憶装置は揮発性)
っちゅーか、毎週感想書いといて知らんとは何事かたわけものが(お前だバカモン)

結局巧は戻るに戻れず、驚愕の事実を知らされてオルフェノクとして生きていくことに・・・なるわけないわ阿呆。一体どういうつもりで巧は勇治を襲うのか?正解は次回!(少しは推察しろハゲ)

それにしても・・・見れば見るほど流星塾同窓会のビデオは胡散臭いですねえ。これが事実だと、草加が巧を襲う正当な理由に・・・あれ?そういえば、寄せ書きの謎はまだ解明してないな?まだ草加は隠し事が多い。案外、真犯人は草加だったりしてな(笑)。
いずれにせよ真実は1つですが、今は推測の域を脱していません。地下街でお楽しみ中のあのおっさんの再登場でも待ちましょう。

巧からファイズを託された勇治、初陣を見事に飾りましたが・・・どうも動きがぎこちないですね。慣れてないからかもしれませんが、これならいつもの馬態の方が強いんじゃ・・・?
・・・と思ったんですが、思い返せば、オルフェノクってフィニッシュブロウが無いんですよね(笑)。これじゃファイズやカイザに勝てないのは当然の結果。オルフェノクは人間の進化態とか。ならば、やはり『特訓』しなきゃフィニッシュブロウは手に入れられないってことですね。うむ、たぎるシチュエーションですねえ!


■■■ 次 回 ■■■

さて!
次回は巧と勇治の戦い・・・はすぐ解決するみたいで、ストーリーは違う方向に展開を見せそうです。
公式では、どうやら今まで完全に蚊帳の外だったあの人たちが遂に・・・そして無関係そうだったあの阿呆も物語に絡んでくるようで・・・無理が無ければいいんだけどなあ。ハラハラ(今から落涙)
そして、草加の台詞は巧の意思のあらわれか!?それなら遠慮なく行くがいい草加雅人!主人公だから絶対死なないから(笑)。

【 ファイズ第37話『カイザの正義』 】

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