ファイズ第37話『カイザの正義』

(2003/10/12)

裏切りの巧、木場に牙を向く!・・・という氷点下級を軽くかましておいて(すな阿呆)

流浪の身になってしまう巧。いずれは赤いマントと逆刃刀で幕末死屍累々の人斬り朝右衛門になる予定。滝田〜♪(誰)
嘘はともかく、その巧に関する新たな事実が草加を復讐の風吹き荒ぶそこですか(どこよ)
とまあ、わけのわからない人は知ったこっちゃねぇ的スーダラ主義で今回もゴー!(スーダラちゃうわ)


■ざっくり追跡

■強引に迫るも「ごめんなさい」

ファイズ勇治に襲い掛かるウルフ巧。勇治は、巧が言った「もしもの時」の真意を理解したものの、やはり巧は人間だとして「無理だよ俺には・・・」とそれを拒否。
巧はそのままの姿で窓から飛び出し、いずこかへと去っていきます。それと同時に、琢磨と冴子の姿も消えます。

因みに草加は、二人の破局を黙って見つめていました。こう書くとなんか性悪女っぽいなあ(笑)。

■草加、漸く深みに

巧がオルフェノクとなって勇治を襲った。現実を前にしながら、啓太郎と真理は尚も巧を信じようとします。仲間ってこうだよな。でも、そこで草加は相変わらずなスタンスを崩さず、巧はオルフェノクとして生きることを選んだ、とピシャリ。今そんなこと言ったって、同意を得られないのはわかっているだろうに・・・。

居合わせていた勇治が、巧が自分にファイズギアを託した真意を語りますが、それは草加に餌を与えただけでした(笑)。
「彼もわかってはいるんだな。自分が、存在してはならない化け物だということを。
だから余計に反発されるだけだというのに・・・。草加って、最近ゆとりがないよな。無理も無いけど。

そして、勇治はそんな草加に憎悪の目を向けています。自分の正体を知った上で尚もそんなことを言う草加の本性に、漸く気がついたようです。遅すぎアンタ。

■お楽しみの冴子ねーさま

バークローバー。巧が逃げちゃったことをダシに、村上をじんわりいじめる冴子ねーさま琢磨も「だから私は言ったんです。」と村上の判断を非難。しかし、村上はあまり動じてませんね。
しかし冴子ねーさまは、琢磨とはちょっとスタンスが違うようです。冴子ねーさまのご趣味はやはり「悩める若いツバメ」。うひひ、こういうキャラクター付けについてだけは、誰がどういおうと、私は奴を賛美します。奴ってのは(削除)

でも、『母性本能』というのとは違うんですよね。そこが冴子ねーさまの冴子ねーさまたる所以。
だって・・・かわいいじゃない?
そう言う冴子ねーさまがまた色っぽい。そんな様子に琢磨が「僕とどっちがかわいいんですか、冴子さん?」と甘えますが、プイと背を向けた冴子ねーさまの眉間に寄った僅かな皺が、言葉よりも雄弁です。さすが(削除)

村上は、まだ巧については策がある様です。切り札があのビデオではない、ということですが・・・一体、どんな策を弄するのやら。楽しみですねえ冴子ねーさま。

■防水

雨程度では壊れない模様。<携帯

都合よく雨が降りしきる中、真理は、巧に連絡を入れます。しかし巧は、「もう電話もかけてくるな。もう俺は、俺じゃない。」と悲痛なことを告げて切っちゃいます。
沈痛な真理の背後には、ちゃっかり傘をさしてお迎えの草加の姿が。その表情は、どこか不満気。

■仁丹食べて添野始動

さて久々の警察。どうやら、一連の謎の死に事件性を認めて対策本部が設置されたそうですが、何故か添野さん達は外されてる模様(笑)。
で、若い方はどうやら、最近発生したビル火災を調べていたようですが、3つのビル全ての防犯カメラに共通して映っている人物がいることを突き止めます。それと聞いた添野さんも仁丹ボリボリで本気モード発動(笑)。

■古典ファンサービス

さてビル火災といえば、海堂が助けたあの少年。移った施設で早速新人いびりに遭う少年。泥団子を食わせようとは、今時古風なガキどもです。
そこに、なつかし効果音を引っさげた男がポーズ決め!しかし、見ればそれは海堂で、途方もなくガッカリした人々は数百万にも及んだ模様。
ともあれ、クソガキどもは散開して逃走。しかして海堂は、少年に感謝されると思ったのに、逆に泥団子を投げつけられてほうほうの体で逃走。なんなんだ(笑)。

■復讐の風、吹く

真理・・・なぜ乾巧を信じようとするんだ・・・なぜ俺を信じないんだ・・・
おてて拭き拭きしながらブツブツとサイコ調な草加、見ればいつのまにか左手が血まみれに(笑)。朝から何を見せるねん。
猛然とその血をぬぐい始めますが、それは草加の幻覚。同窓会のあの日、倒れている真理に伸ばした手が血にまみれてしまったことによるトラウマなのか・・・って、ホントに「血が・・・血がとれねぇんだよぉ〜」だったのか。ガッカリ。

忌まわしい記憶を思い出し、堪らず暴れ出す草加。そして、同窓会の寄せ書きを見つけ、自分が書いた部分をカッターでめった突きに。それを真理が見ているとは、お釈迦様ならご存知か(知らん)
その様子を見た真理は、やはり草加は同窓会に来ていたのでは、と疑惑を深めます。

ここで草加は冷静さを取り戻し、真理をなだめすかします。真理は真理で、自分達を襲ったのが巧だという信じ難い記憶を間違いだと自分に言い聞かせます。
が、悪いことにそれを口に出してしまった為、草加が身を乗り出します。最初は真理に襲いかからんほどの勢いだった草加も、すぐ冷静さを取り戻します。真理も、全てを語ります。あーあ。

話を聞いた草加は、意外にも「そんな事ある筈無いじゃないか。」とあっさり否定。真理もそれを聞いて少し元気になったようです。いいところあるじゃん。
・・・と、思ったのも束の間。真理が居なくなった部屋で、草加は夕日を浴びながらこう呟きます。
乾巧、お前だったのか!
アンタ言ってること違うやんか(笑)。

■女を捨て切れない男

巧を心配する割には平和な日常を送る勇治の携帯に着信が。出てみても何も言わない。
・・・乾君?
ちょっと待て、アンタ巧の携帯番号を登録しとったやんか(笑)。どないなっとんねん。
まあそれはともかく、巧からの要件は「俺はどうしたらいいんだろう?」というもの。
知らんわ阿呆。
・・・とも言い切れない勇治は、いてもたってもいられずに気になるアイツの元へ急行。

■文字通りアメとムチ

さてその巧の元には、先に冴子が到着します。悩んでいる巧に、自分にも同じような時期があったことを冴子は告げ、人間の心を捨て去れば楽になれる、と巧を誘惑。それはいやだ、と強情を張りながらも強硬に拒絶もできない巧を、冴子は「今は泣きなさい。」と抱き寄せます。ああ、これで巧もイチコロリ(お前だけだ阿呆)

勿論、巧はそれを突っぱねます。どうも、冴子の行為が逆に巧の意思を強くさせたようです。でも、冴子ねーさまはそういう子がお好みなのです。おさすがですねえ。
とか思ってたら突然爆発!見れば琢磨がへんな奴連れてます。待てコラ、今の爆発は誰が何をやったんだ。ゾ○ダか?
琢磨とへんな奴は変身して巧に襲い掛かります。これが、巧の意思を完全に固めたようなものです。「お前にやられるのだけはまっぴらだ!」と巧は逃走、へんな奴が後を追います。勿論、琢磨と、そして冴子ねーさまも。

■一難去ってまた一難

巧を探していた勇治は、その巧が駆るバイクとすれ違います。「乾君?」と気づいた時にはゴナウェイ、そこに飛ぶフェノクが現れ、事態をなんとなく察した勇治はファイズに変身し、それを阻止します。変身する余裕がどこにあるんだか(笑)。

それとは知らず巧はバイクを駆っています。そこに今度は同じくバイクを駆ってやってきた草加に遭遇します。偶然重ねすぎ。
ちょっと驚く巧ですが、草加の方はなんか「ここであったがこんばんは」みたいな様相(?)。同窓会の日のことを、完全に巧の仕業と決め付けている草加は、「お前、死にたいんだってな。望み通りにしてやる!」とカイザに変身して巧を殴り飛ばします。
倒れた巧は変身しますが、反撃するわけでもなし一方的に攻撃されるでもなし。どうやら、自殺願望とは違うようです。

ファイズ勇治と飛ぶフェノクの戦いでは、やはりどこか動きがぎこちない勇治が見られます。馬の方が動きがスムーズだし、純粋に強そうなんだけどなあ・・・慣れの問題かな。
いずれにせよ、ザコである飛ぶフェノクは、例の『地上からポイント射出→飛翔蹴りクリムゾンスマッシュ』でやられます。今思ったけど、クリムゾンスマッシュって、略すと一年も終わりって感じですね(略すな)。

ウルフ巧とカイザとの戦いは一方的。カイザはトドメにブレードを取り出してEXCEED-CHARGE。しかしそこにファイズ勇治が乱入、「やめろーっ!」と邪魔立てし、カイザとくんずほぐれつ。
その間に巧は変身が解け、今にもぱったりと倒れ込んでしまいそうにフラフラとなります。というところで幕。あれ?琢磨と冴子ねーさまは何処に?


■追記

草加が巧を襲う正当な口実が、あろうことか真理から与えられてしまいました。しかし、草加のスタンスはまだいまいちピンとこないんです。流星塾の仲間を思う心があるようなシーンもあれば、一転してドライな対応をするシーンもあり、何より何故か同窓会には言ってないと言い張っています。
同窓会のあの日、どうやらオルフェノクに襲われたのは事実のようですが、果たしてそれはウルフ巧なのか?草加もロクに覚えていない記憶の正当性は、一体誰が証明するというのか?真実は見えるか!(番組ちゃう上に何時の時代だ)

悩み多き若きヴェルテルの(誰?)・・・もとい、巧のことをえらくお気に入りの冴子ねーさま。今回は、冴子ねーさまも巧と同じように悩んだ時期があったことが明かされます。うひひ、どうしていいかわからないと悩む年下の男の子に母性がくすぐられるのは古今東西あらゆる女性に共通したヒューマンプログラム。ゆえにラン・スー・ミキの三名も実はオルフェノクだった故の「普通の女の子に・・・」発言だったという事実(嘘過ぎ)

冴子ねーさまといえば、琢磨との関係も面白い方向に展開しています。こういうシーンを盛り込ませると奴は天才的。奴(以下飽きたので略)
琢磨は、冴子ねーさまの寵愛を受けそうな巧にジェラシーを感じ、これを徹底的に排除するべく行動を起こしたものと思われます。・・・ところであの飛ぶフェノクは一体?
・・・そういえば、北崎はともかく(ともかくかコラ)、澤田はどこに?


■■■ 次 回 ■■■

さて!
結局、策がついえた村上は実力行使で巧の排除に乗り出します。なんだ無策かコラ(笑)。
そして久々登場となる北崎。今まで一体何処に?いや、そんなことはどうでもよろしい。こいつは一体何をしでかすつもりなのか?本人にも分かってないような気がするが、まあいいや。
巧もなんだかんだでオルフェノクになりきれないようだし、一体どう展開するんだか・・・。

【 ファイズ第38話『彷徨える魂』 】

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