ファイズ第39話『ファイズ2』

(2003/10/26)

今回は、澤田が語る流星塾同窓会の真相がメインです。赤いファイズですか?またまたぁ。「次回予告ラストは次回のラスト」ってことぐらい、もう常識でしょ?

それでも、赤ファイズの変身プロセスや、宅配の様子(笑)なんてのは見逃せません。ツッコミどころ満載で(笑)。そういえばジェットスライガーだけでなく、最近は馬神様やバッシャんもご無沙汰。不評?


■ざっくり追跡

■命拾い×2

ファイズ勇治を追いつめた北崎は、その時偶然空を飛んだおもちゃの飛行機に興味が移り、勇治命拾い。それでええんか(笑)。

巧も、村上が「最期です」とか言う割には極め前に放り出されて、草加から連絡を受けて駆けつけたファイズ勇治と、遅れて駆けつけたカイザ草加の乱入で命拾い。勇治・・・さっきまで真理に肩を貸してもらってたのに・・・大丈夫なんか?
しかし、二人を相手にしていながら村上は余裕すら見せ、必殺技をダブルで受け止めますが、この時は花びら隠れで逃走。うむう、謎の男よ村上。いや、さすが不死身の男(そりゃ村雨)

■真理・草加・勇治

戦いが終わったところで真理が巧に駆け寄りますが、巧は駆け去っていきます。追おうとする真理を草加が引きとめますが、その手を払って真理は巧を追います。
しかし巧の姿は既に見当たりません。さすが、腐ってもウルフ巧は疾風。

草加は、巧と一緒にいた三原と里奈に詰め寄り、「奴は俺達の敵だ!」と尚も主張します。
芯の強そうな里奈は、どうやら真理と同様に巧を信用したい様子。しかし三原はまた混迷を深めてます。また立ち上がらなくなったかな?まだ若い上に新婚なのに、困ったものだ(遅れ時事ネタかつ下世話)

勇治は、真理同様に巧を追い、川辺に倒れている巧を発見。さすが馬というべきか。っちゅーかまた川辺かコラ。

■閑話休題:添野さんカレー食う

ここで場面は食堂でカレー食ってる添野刑事と若手刑事。眼鏡男の消息が掴めずに困っているようです。だってもう灰になっちゃったもん、無理無理。
添野刑事は、一連の事件の背後にスマートブレインが絡んでいると睨んでますが、動機が全く分からない。ま、あれだけ派手に出没しているオルフェノクやらファイズ達やらの情報も得られないような機関に、一体どんな情報が集められるというんですか。
・・・っちゅーか、度し難いコスプレイヤーってことで始末してるのかも(笑)。

■立たない男達

同窓会で自分達を襲ったオルフェノクは巧じゃなく、昨日現われたオルフェノクがその犯人だ、と真理は草加に力説します。しかし草加は、真理が巧を庇って嘘を言っているのでは?と疑います。
そりゃそうです。
今更そんなこと言われては、巧を殺そうとまでした草加の立場がありません。元々無いけど(笑)。
そこに、「手がつけられなくって」と二人を呼びにきた啓太郎。そんなに仕事が忙しいのか?と思ったら、なんか三原がベッドの中で里奈に乱暴狼藉を(誤解招聘的表現以下略)
足が動かないらしい三原は、病院に連れて行こうとしても聞かず、どうやら自棄になっている様子。デルタとして戦う資格なんかなかった、と言うあたり、要するに戦いたくないからベッドから出たくない、と。こりゃもう(デルタとして)立たないな。奥さん困っちゃうわねー(下世話)

また、ベッドシーン繋がり(笑)で、勇治の部屋に担ぎ込まれた巧の姿が。久々な海堂が、いかにもな有り様で嬉しい限り。そういえば結花も久々。
勇治は、「君ほどの男が」何を悩むのか尋ねます。どれほどなんだろう(笑)。
オルフェノクであっても、人間の心を失わなければ・・・という勇治に、巧は「自信がない」と立ち上がれない理由を告白。ええい、どいつもこいつもベッドシーンで立てないとは貴様等それでも男か!?(勘違いかつ下世話大明神で大きなお世話)

■ツール宅配:1500円以上送料無料

時事ネタ見出し。
草加は澤田に連絡をつけていました。「聞きたいことがある。どうしてもな。」と、おそらく同窓会のことを聞くつもりでしょうけど・・・話せといって話す奴じゃないのは知ってるだろうアンタ。

それを見ていた真理に、啓太郎が荷物を渡します。「変な男の人」からというその荷物、開けてみればそこには、スマートブレインのロゴが燦然と輝く怪しい物体が(笑)。それでいいのかこの作品。いいけど。

■同窓会の真実:澤田編

澤田と草加の再会。澤田は、何も話すことはないし、これから死ぬんだから話す意味も無い、と草加を挑発。
ということで、変身して戦おうとする両者。そこに真理が姿を現し、草加が驚く。その隙を澤田が突いて一撃くれてふっ飛ばします。これで死ぬなら苦労はしません(笑)。

同窓会の日の事を教えて欲しい、と頼む真理。自分を怖れているが、巧を助けたいという一心でそれを乗り越えてここにいる真理の一途な想いに、澤田は遂にあの日の事を語り始めます。
あの日、俺達は死んだ。一人残らず。
えー・・・
長い回想なので要約すると・・・
・同窓会メンバーの中に既にオルフェノクとして覚醒していた奴がいて、メンバーの大半はそいつが殺害。
・巧は偶然通りかかり、そいつを正拳突き一発で殺害。
・勘違いした真理は巧から逃げるが、その前に北崎が現われ、巧と、割って入った澤田を吹き飛ばす。
そして、真理が北崎につるし上げられたところで、澤田の記憶が途切れる、という寸法。ははあ、そういうことですか。

■真相を知った真理の喜び

更に澤田は、同窓会自体がスマートブレインに仕組まれた罠とも言っていますが、これは、あの時のオルフェノクがラッキークローバーのメンバーだと知った事による思い込みかもしれません。事実はどうなんでしょう?
ともかく。
それならどうして今生きているのか?との真理の当然の疑問に、澤田は答えずに真理に近づきます。そこを草加が「それ以上真理に近づくな!」とカイザに変身して殴り掛かり、両者の戦いが始まります。
ところが、戦いの途中で澤田は得物を落としてしまいます。見れば、右手の指先が僅かに灰化してます。新たな謎を残し、澤田は逃走。ああ澤田よどこへ行く?

帰路。思い出した記憶の裏付けが取れて嬉しいという真理。これで、自分達を襲ったのが巧ではないことがはっきりしたからです。そんな真理を、草加はどういう想いで見つめているんでしょうか。
「乾巧!お前だけは絶対許さない!」
なんて思ってたりして。・・・草加だと洒落にならんなあ(笑)。

■三原、事の露見

デルタギアを投げ散らして荒れる三原を、里奈が見咎めます。
「何?歩けないんじゃなかったの?」
もう三原にとっては隠す状態ではなく、「嫌なんだよ!無理なんだよデルタとして戦うのは・・・」と本音を吐露。
「そういうことか。」
そこに草加が登場し、三原に見切りをつけます。「もう君は頼りにはならないということだな。」

そして草加は、「倒さなければならないオルフェノクがいる。どうしてもな!」と言い残して立ち去っていきます。それが巧かもしれないのに、里奈ってば悠長。

■巧の恐怖

勇治が教えたらしく、真理は巧の元を訪ねています。
巧の苦悩は、やはり同窓会のあの日、自分が真理達を襲ったことが原因でした。真理は、それが誤解だと教え、「ファイズは巧じゃなきゃ」とファイズギアを渡します。
・・・ヒドイわッ、勇治だってファイズとして一生懸命戦ったのにッ(笑)

しかし巧は、それが本当だとしてもやはり駄目だ、と拒否。今は平気でも、いつ人間の心を失うか・・・。
澤田のように・・・
澤田の名前を出され、真理もそれ以上は言えなくなります。

その時、真理の携帯に里奈から連絡。草加のことを告げ、「何か嫌な予感がするの・・・。」という里奈は、デルタギアを手にバイクにまたがり草加を追う態勢万端。

■草加の復讐

その頃草加は、バークローバーの前で、北崎を呼び止めていました。まさに「予感的中」。

「仇を取らせてもらう。俺自身の仇をな!」
意気込む草加に、「ゴメンね、今日は気分が乗らないんだ。」と別の相手で我慢するようにお願い。
「ふざけるな!」
と草加激昂し変身。そこに『別の相手』がネットを投げつけ、挑みかかります。片刃の斧使いなのはいいんですが、それでなんで目とか口とか六角形じゃないんでしょう。世の中大間違いだらけ(世迷言)

この斧使い、実はとんでもないヘッポコ(笑)。あまりのヘッポコぶりに「あーあ、しょーがないなー。」と北崎が手助け。これにはカイザ草加も堪らず、例によってベルトが外れて変身解除しちゃいます。

■健気な女達に報いる男

そこに、馬神様を駆る真理と、ゴーグル装着でバイクを駆る里奈が登場。二人合せてマリナです(渡辺?)
倒れている草加の前に出て、なんと二人揃ってベルト装着、変身を試みます。が、真理はやはりファイズに変身できません。っちゅーか、吹っ飛び方が前より酷いような・・・?
それを見た里奈は一瞬躊躇しますが、デルタに変身して北崎達に挑みかかります。が、こちらは一撃で吹っ飛ばされて変身解除。里奈って不幸な星の下に生まれてるんだか、ある意味幸福なんだか・・・この娘、何度こんな目に遭ったんだろう?タフネスさでは一番では。
その様子を、巧と三原が物陰から隠れて窺ってます。ええい、ヘタレ野郎どもめ!そんなんだから貴様らは立た(以下削除)

それでも真理はファイズに変身しようとします。その虚しい努力が面白いらしく、北崎の笑い声が聞こえてきます。
堪らず巧は飛び出し、ファイズに変身。待ってましたと真理、例の「変な男」からの贈り物を投げて寄越します。変身コードを入力すると、スマブレの衛星が反応し、ファイズに新たな力を転送します。
これぞファイズ・ブラスターフォーム!ってところで幕。予測通りで腹も立たんわ。


■追記

巧の悩みは深い。・・・あ、そういえば、王はいつまでお眠りなんですか村上さん。って逃げるし(笑)。

その巧を、勇治と真理が説得するという図式ですが、そう簡単に説得されては困るのが今の風潮。昔だったら、ものの数分もあれば全ての事情を飲み込み受け入れ元気にバトル、なんですけどね。そういう展開は、今の時代にはちょっとねえ・・・って、昔から「ちょっとねえ」って思われてたんだろうけど(笑)。

流星塾同窓会の真相が明らかになってきました。ここまできて『嘘』はないだろうから、信頼性は高いでしょう。なるほど、そういうことだったんですか。って妙にこじつけがましい真相だなあ。
ここまでは『塾生』の証言なので、今度は罠を仕掛けたというスマブレ側の証言が欲しいところ。

さて、今回は赤ファイズことブラスターフォームの初お目見え。ツール登場プロセスのあまりな酷さと、変身プロセスの大袈裟さの割に安っぽいところとか、妙に笑えるシチュエーション満載です。大丈夫かな、この作品。つーか東映(駄目)。
そもそも出ただけだし。

三原はなんだか・・・カッコよかったのは登場当初のキャラクターが一生懸命背伸びしてただけでしたか。次回予告がアレなだけに、一層の奮起を期待したいところ。スタミナ切れなのかねぇ?(どこまでも下世話)


■■■ 次 回 ■■■

さて!
次回、遂に里奈の強運が尽きる時!?そして、澤田はラッキークローバーのメンバーと対峙!?一体何がどうなっているんだ。
巧は相変わらず、真理に説得されてます。なんだ、今回のことで覚悟完了じゃないのか。
「俺は戦う。男として、ファイズとして!」
そして、遂に揃った三人ライダー!おおお、なんか響きが素敵。さて、今度はいつまでもつかな、三原君?腰を痛めない程度になー♪(下世話な祝辞)

というか駅伝で飛びます。でもアバレンはやる様です。

【 ファイズ第40話『人間の証』 】

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