ファイズ第46話『新社長誕生』

(2003/12/21)

村上峡児、社長の座を追われる!そして、花形を後見人として新たにその座に着いたのは、なんと木場勇治!
その村上は、『王』を手中にするべく、照夫を狙います。なんと、照夫(の影)が『王』だったのです!
・・・というわけで、テキトーに流し読みー。


■ざっくり追跡

■照夫、海堂からの解放

とりあえず冒頭は、ナイスミドルが美青年をたぶらかしてロマンスグレーな世界に(ならんわ阿呆)

でまあ、照夫です。結局啓太郎のとこで預かることに。これには海堂が食い下がりますが、照夫は話を合せてくれません。
ここで人のいい啓太郎が、海堂も一緒にどうか、と誘いますが、仕事嫌いの海堂は「食っちゃあ寝、食っちゃあ寝していいんなら居てやってもいい。」などとぬかして体よくつまみ出されて終了。照夫の、別離代わりの「ぷいっ」で、海堂リタイア。これで海堂は物語から姿を消しちゃうのか・・・って、そんなわけあるか阿呆。

■兆候

さて村上の元へ、琢磨から状況連絡。南研究所は既に何者かによって壊滅。冴子は、それがオルフェノクの仕業と推理。では、一体誰が・・・?
という疑問をマジで投げかけてる人は居ないと思いますが、居たら国の天然記念物になってください。

その村上は、一人の医師または科学者に連れられ、一人の社員の変死体と対面します。それは、前回照夫シャドーに始末された男。体組織が完全に鉱物と化し、医師のボンベアタックを受けてもびくともしません。
王が・・・現われたのだ。
村上は興奮気味にそう呟き、レオを呼びに向かいます(居ません)。誰のことか、ですって?アナタ国の天然(以下略)

■草加の意志

話は変わって草加と真理。草加は真理に、義父・花形をどう思ってるか尋ねます。どうやら草加は、流星塾同窓会に罠を仕掛けたのが花形の意志では、というとんでもないことを想像している様子。
しかしそれは、真理に否定されることで終わります。
「そうだな。父さんは優しい人だった。
過去形?

■海堂の去就、草加の覚悟

追い出された海堂は、公園の砂場で遊ぶ子供にちょっかいを出す変人に成り下がっていました(笑)。いや、女の子じゃないからね?は?男の子にちょっかいを出す青年という方がもっとアブナイ?そりゃそうだ(笑)。
でまあ、これから何をすれば良いのか教えてもらおうと海堂は、勇治に連絡を取ろうとするのですが、まるで応答する様子がありません。

仕方がないので海堂は、照夫にもう一度会わせろと要求。しかし相手が草加だったのがまずかったですねえ。草加は、海堂が勇治達と一緒に居たことで、海堂がオルフェノクであることを推測していました。だから洗車中のホースで海堂を水浸しにしたり、殴り付けたりしてもヘーキ♪
堪り兼ねてが助け船を出しますが、草加の勢いを削ぐことは出来ません。
俺はオルフェノクを一人も許さない。たとえそれが親であってもな。
それは、草加の不退転の決意の顕現。

■オルフェノクの運命

地下流星塾跡地。村上はそこで花形と会います。村上は、花形に『オルフェノクが辿る未来』と『オルフェノクの王』について尋ねにやってきたのです。

どうやら花形はその未来を知っているようです。そして、村上もそれがなんであるか、知っているようです。
それは『滅亡』。
花形はそれを甘んじて受け入れ、地下に潜ったと村上は言う。そして村上は、『王』が覚醒すれば、オルフェノクは滅亡という運命から逃れられる、と信じて行動しているようです。王さえ覚醒すれば、世界はオルフェノクの物になる、と。


■王の正体

さてそのオルフェノクの王。
車内で携帯電話中の男を始末したバイク乗りのオルフェノクの前に、その姿が現れます。あまりの怪奇さに男は逃げ、王はそれを追おうとしますが、照夫が目を醒ましたことでまた潜伏。

この男、密かに照夫を尾行し、その潜伏先と正体をつきとめて村上にご注進に上がります。そして、自分が出会ったのが『』であることを村上に知らされます。
しかし村上は、王の覚醒の為に生命を差し出すべきだった、と男を非難します。
「そんなバカな!それじゃ生け贄じゃないですか!
男の当然の主張も、村上には届きません。男は、そんな物騒な王が居なくても自分達だけで人間を駆逐できる、と豪語しますが、村上はそれに悲観的です。
王の力がなければ、我々は・・・。

■偽善的サムズアッパーズ

翌日。好天に恵まれ、啓太郎達は野原で野球です。照夫が、今までになく『少年』らしい姿を見せます。因みに、草加はいません。

啓太郎と無邪気にキャッチボールに興じる照夫の姿を見て真理は、「あの笑顔をずっと守ってあげたいな。」などとどこぞの親指トム的偽善者みたいなことをぬかします。どうも啓太郎の毒気に当てられた模様。
「だって、私達と境遇が似てるしね。」
と語り合う真理と三原に、巧が「ああ、そうだな。」と場違いな相槌を入れます。アンタ何様?

■新社長誕生と前社長没落

面白い冗談だ。
スマブレ。役員達が村上の退陣を要求したことに対する村上の反応。しかし、花形の名が出たことで表情が曇り、トドメに花形が登場して「ご苦労だった村上君」とか抜かした辺りでもう動転。

しかしこの花形、社長の座に戻る為に帰ってきたのではなく、新社長補佐にまわる為に帰ってきたという。その新社長とは・・・
お前は・・・木場勇治!
スーツ姿の勇治を前に、村上は歯噛みします。

社長室に戻ると、瞳っちが社長イスに座ってお出迎え。にこやかに「あなたはお払い箱でーす♪」なんてぬかして、村上にイスごとキャスター移動。
「まだ手はある。
 王を・・・オルフェノクの王を手に入れ、操ることが出来れば・・・。」
その目には、これまで村上とは縁がなかった『狂気』が宿っていました。

■卑劣漢ども

野球を楽しむ啓太郎達。飛球を追って下がっていく照夫の前に、前夜、シャドーに襲われそうになったあの男が・・・。
お前は王ではない。敵だ!
オルフェノクの姿になり照夫に迫るが、三原と巧のタックルに邪魔立てされます。それを振りほどいたものの、今度は啓太郎によってベルトを投げ渡された二人に背後から襲われることに。

これがまた強いオルフェノクでねえ・・・というかデルタ三原って弱すぎ。
とはいえ2対1です。背を向けた瞬間に『チェック』、キックが炸裂すると、吹っ飛んだ先で待ち受けていたファイズがデジカメパンチで二段攻撃!容赦無さ過ぎ。

■王を狙う村上

しかしそこに村上の元気玉が炸裂。村上は、真っ直ぐ照夫を目指して歩き出します。
ファイズ巧とデルタ三原はそれを阻止しようと邪魔立てしますが、さすがにローズ村上は強い強い。それを見た真理、不甲斐ない二人を見切り(笑)、草加コール。

ファイズ巧は先にダウン、デルタ三原は悠長にジェットスライガーを呼んだ隙に攻撃を受け、ベルトを引っぺがされちゃいます。根本的に戦い方が間違ってるね、三原。だから弱いんだな。
そこに草加が到着、凄い早い。
村上は変身を解いてデルタのベルトを巻きます。「貴様ァ・・・!」と、それを見た草加の戦意が高まります。

■社長就任

前社長がそんなことしている間に、新社長である勇治は居並ぶ社員一同の中を悠然と・・・悠然・・・威厳ないなあ。ともかく社長の座に。
最後に控えているのは勿論スマートレディ・・・って、なんで彼女なんだろう?というか、アレほんとに瞳っち?なんか違う人に見えたけど・・・フッ、角度で人が変わるとは、さすが女は魔物よのう(妙な事言うな)

■激闘!カイザバッシャーVSデルタスライガー

互いににらみ合う村上と草加。そこに先ほど呼ばれたジェットスライガーが「ぱぱらぱあ」と参上、カイザ草加を轢き飛ばします。
デルタ村上はジェットスライガーに乗り、戦闘態勢に。一方のカイザ草加も、ファイズ巧が勝手に乗って寄せてきたサイドバッシャーに乗って戦闘態勢に。って、質量差も出力差も激しすぎるんじゃなかろうか・・・。

向かってくる二人に真正面から攻撃するデルタ村上でしたが、カイザ草加の照準砲を受けて身動きが取れなくなります。おお、飛翔バツの字斬りか!?(飛びません)
しかしそれもデルタ村上必死の抵抗でスカ。逆に反撃を食らってファイズ巧ヘロヘロ。「どけッ!」とそれを突き飛ばしてカイザ草加、サイドバッシャーで単騎挑みます。

バッシャー、久々にデストロイドモードへ変形してミサイルぶっ放すんですが、お約束通り一発もかすりもしません。サーカス伝説は不滅です(ちょい違う)
しかしカイザ草加の真の狙いは、相手が体勢を崩したところにポインターを当てることでした。ジャンプ一番、デルタ村上に向かってキックを放とうとするカイザ草加に、ジェットスライガーのミサイルストームが・・・!
勝つのはどっちだ!?というかどう決着が!?という辺りで幕。

■幕はまだ

あら、まだあったよ・・・。盛り上がったところでなんだよハゲ。
えーっと・・・一人寂しく社長室にたたずむ勇治。「あの、俺はここで、一体何をすればいいんでしょう?」てなとこ。まだまだボウヤには美人のおねーさまの優しい手ほどきが必要なのかしら?
はいっ、というところで幕(一部嘘)


■追記

なんだ、村上が追い落としたんじゃなく、自分から退陣したのか。おまけに村上は『帰還までの暫定社長』だったみたいだし。まあ、いっか別に。
そういえば、草加は花形の黒山羊態を見て一発で「父さん」って言ったな。裸態も見ずに。ということは、草加は花形がオルフェノクであることも、黒山羊態も知っているわけだ。草加の話には、花形の影は全く出てこないけど・・・いつ語られるんだろう?

で、追われた村上は最後の望みとして、オルフェノクの王を覚醒させ、自らの操り人形にすることで生存を目指すわけですが、その王というのが照夫の影。というか照夫が王として覚醒するべき人間ということかね。
覚醒の為にはオルフェノクを生贄に捧げる必要がある、というこの王。それほどの犠牲を出してまで覚醒させる必要があるのは、一体どういう理由なのか?南が最期に呟いた、「オルフェノクは決して人間には勝てない」を補完するものであるのは間違いないでしょうけど、気になりますね。早く吐露しなさい。ニャ♪

花形は、オルフェノクは滅ぶべきとか言ってますが、そういう自分がオルフェノクであることは自覚してるんでしょうか。それに、それだと勇治も滅ぼさなきゃいけないけど、それで勇治は納得してるの?
まあ、あれだけ人を殺したんだから、今更自分が死ぬことに躊躇いはないとは思うけどね。というかこれで生きてハッピーエンドは、いくら相手がアレな連中だからっていってもまずいだろ。
その意味ではまだ草加のほうが生存率が高い。なんだかんだでオルフェノク滅亡大作戦まっしぐらだからな。私怨でも。


■■■ 次 回 ■■■

さて!
方言を使うだけで極道扱いされるのははなはだ迷惑に思っているエセ極道ダッシュターボX(15周年記念)はブタ箱に入れてと。
次回は村上大アバレ。個人的に、年内ポックリは草加だとばかり思ってたけど、この勢いでは次回死ぬのは村上かな?
まあ、心配しなくても草加もいずれ死ぬけどね。でも、あれだけ子供達の前に『悪人ヅラ』をさらした草加が生き残るというシチュエーションも見てみたい。でも死んでね♪
というわけで、次回『王の眠りを醒ます者』にチェーンジゲ(脈絡無さ過ぎて削除)

【 ファイズ第47話『王の出現』 】

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