ファイズ第47話『王の出現』

(2003/12/28)

スマブレ新社長に就任した勇治。彼の目的は一体何か?巧との友情は?そんなものがいつから芽生えたか全く不明だけど。
そして、オルフェノクが滅ぶべき種だとしながら、花形は一体何を考えているのか?
年末年始も関係なくダークにいくぜ!後がないんだヘイヘヘーイ♪


■ざっくり追跡

■ライダー必殺・袋叩き

冒頭、前回のラスト引っ張り出し。

キック態勢のカイザ草加に襲い掛かるミサイルストームには、サイドバッシャーが負けじとミサイル雨あられで対抗、相殺。それでもカイザ草加は衝撃でバッシャーまで弾き飛ばされます。
仕切り直しの先攻はデルタ村上。ミサイルストーム直線射撃をバッシャーが機動兵器らしくジャンプでかわし、ジェットスライガーに攻撃。ミサイル装填中の射出口を狙われた為、ジェットスライガーは誘爆を起こして大破、村上は衝撃で放り出され、ベルトも外れます。

三原がそれを拾いデルタに変身。更に巧、草加も加わりローズ村上に襲いかかりますが、村上に赤子同然にあしらわれる不甲斐なさを披露するありさま。
それでもライダーキック三連殺は、さすがの村上も堪えた模様。草加がトドメに襲い掛かりますが、例のバラ隠れで村上は逃走。

さて、ふと我に返った真理は、例の照夫の姿が見当たらないことに気付きます。一体どこへ・・・?

■邪眼究極体もしくは改造兵士レベル3

どこへといえば村上。こちらは埠頭をフラフラと歩いてました。かなりダメージが酷いようです。当たり前ですが。
その前に、なんと照夫・・・いや、『』が立ちはだかります。そしてその影が昔懐かし『はと麦玄米月見草』と歌い出すや否や、更なる異形へと変身。こっ、これがアナザー照夫(ぽかっ)

その姿を前に、村上はその身を曝します。
嬉しいぞ。受け取れ、私の命を!
狂ったように高笑いする村上に、異形の触手が伸び、やがて村上は倒れて鉱物化を始めます。満腹王はゲップしてつまようじシーハーで「予は至極満足じゃ」と呵呵大笑してドロン、意識を取り戻した照夫はおぞましいオブジェに怯え、逃げだします。

村上の遺骸に近づく影。それは花形。遺骸を蹴飛ばすと、それは灰と化します。
これが、王の力か・・・。

■巧の不安

逃げて逃げて、しゃがみこんだ照夫。うまい具合に真理と啓太郎に見つかって保護されます。

オルフェノクが照夫を狙っている・・・そんな非道ぶりに啓太郎の義憤炸裂。それを受けて草加は巧に皮肉を投げます。もう真理も草加のこういう態度には愛想を尽かしている模様。

勇治のマンションに配達に来た真理と巧。相手は勇治ではなく、そのご近所さんですが。
勇治達との連絡は取れない状態になっている様子。巧に一抹の不安が過ぎます。草加に皮肉を言われた後でもありますし。
そうそう、結花の件はあれ以来うやむや。結花がオルフェノクであることは、真理は知りませんし、啓太郎は、あのメールが何を意味するのかをなんとなく察しているようですが・・・。

■共通の敵

スマブレでは、ラッキークローバーの面々と勇治が対面。冴子ねーさま達は、勇治が新社長だなんて納得いきゃしません。そこは花形フィクサーが立ち回るわけです。そうなると最後は大津波で、あなたがブルーに乗るんですよ(やなこった)

花形は、村上が王の手によって命を奪われた事、王がオルフェノクを餌として成長すると告げ、王を『共通の敵』に位置づけ、今は勇治と協力するように説得します。
『王』という巨大かつ強大な相手を敵にする・・・北崎が最も好むシチュエーションです。勇治のことは取り敢えず、皮肉の一つも吐き捨てて当面は御破算。北崎の器量が窺い知れます(器量?)
今の俺は倒せない。誰にも。
どこからそんな根拠のない自信が出てくるのか、勇治も負けちゃいません。花形がプロシュート?(誰&古)

■海堂生還

啓太郎宅。海堂・啓太郎・照夫がかくれんぼに興じてます。じゃんけんに弱い啓太郎が鬼となり、海堂は照夫を連れてトイレに隠れます。この時、海堂にオルフェノクの匂いを感じたか、『王』が密かに海堂を背後から襲おうとします。王の癖にせせこましい奴ですね。いずれにせよ、さらば海堂!

なんてなるかい。
そこに真理が入って来て王慌ててかくれんぼ。王スキル:かくれんぼ黒帯(黒帯?)
王はともかく、真理は『トイレにまでストーキングする海堂』を「サイッテー!」としてスリッパビンタを食らわせ、家から叩き出してしまいます。照夫が居るという段階で何かやってるとは考えないのか・・・それだけ海堂を嫌っているんですねえ。
ともあれ、海堂サバイブ。アドベント(陳腐)

■託されたもの

その花形と勇治、二人きりのエレベーター。きゃ♪(腐)
勇治はやはり、自分の中で確固たる自信があるわけではなさそうです。どうして自分を社長に据えたのか、花形に問いますが、「それは・・・いずれ解ることだ。」としか解答が返ってきません。
って、だからぁ、『ブッ殺す』って思った時には(以下無理矢理な為削除)

花形が勇治を連れてやってきたのは、例の流星塾の実験室。花形は、そこで夜なべして作った(多分嘘)6本のベルトを勇治に託します。「私にはもう時間がない」と呟いて。


■草加の異変と招待状

巧は、藁をもすがる思いで草加に勇治のことを尋ねますが、草加の態度は件の如し。本当に藁をもすがる思いなんですねえ。すると草加は藁ですか。なるほど、道理で毎夜毎夜、人形を片手に神社へ(以下謎のミサイル攻撃で途絶)

と突然、草加はア○ノウン反応で頭を抱えてうずくまります。フッ、まだ覚醒の時は遠いか(何の話だ)
幸い、一時的なものでしたが、そこに瞳っちが現われます。なるほど、草加の妖怪アンテナはアナタを捉えたのですね(アンノ○ンちゃうんかい)
瞳っちは、新社長からの招待状を渡しに来たのです。文言は「お前を殺(削除)
もとい、二人を連れに来たのです。戸惑いつつも、二人は瞳っちの色香につられてスマブレへ(一部間違い)

■交渉

既に三原が連れてこられており、これで三人のベルト保持者が集まったわけです。そして、新社長・勇治が姿を現し、一同は驚きます。当然ですが。

勇治は三人に、王を共通の敵と位置づけ、王を倒す為に協力するよう依頼。しかし、オルフェノクを操るスマブレこそ倒すべき敵と認識している草加にとっては、全くオハナシになりませぬ。ラキ、ラキラキラキラキ(古)
なもんで草加退場。つられて三原退場。草加を頼るな阿呆。

残った巧は勇治に「人間を守りたいのか、オルフェノクを守りたいのか」と問います。
勇治はその答えに「人間であることを捨てた」とだけ告げます。共存という『理想』を捨て、厳しい『現実』を見つめ、勇治は人間を捨てた・・・。巧に去来するのは喪失感か、虚無感か。

人間であることを捨ててオルフェノクとして生きろ。それしか道はない。
勇治にそう説得されても、巧の意志は翻りません。それは、勇治にもわかっていたこと。
できれば敵同士にはなりたくない・・・
そんな勇治の必死の思いがひしと伝わってきます。巧を見送る時にも、その思いを捨て去ってないことが窺い知れます。

■花形の時間

つったかたー、と去っていく草加。三原に「俺についてこい」と男らしい説得をしますが、宗旨替えでしょうか(何の宗旨だ)
その時、二人の背後を花形が通過!三原がそれを見つけて同じエレベーターに・・・ああ、新婚早々ロマンスグレイの世界に踏み込むとは、新婦が不憫です(違うというに)

慌てて草加は別のエレベーターで追いかけますが、花形を捉えることは出来ませんでした。三原によれば、花形は昔の優しいままで、みんなに会いたがっているそうです。
その花形、その手が僅かに灰化します。時間がないとは、つまり『開始時間』ということでレクイエムですか?なんか今回、このテのネタ多くない?(解釈間違いすぎ)

■マリオネット登場

巧が去った後、勇治の元に入れ替わりに瞳っちが海堂を連れて到着します。そこがスマブレであることに戸惑いながらも海堂は、目の前に立つ勇治を見て子供みたいに喜びます。

そんな海堂に勇治は、花形に渡されたベルトの1本を渡します。これで自分の為に働いて欲しい、と。そして、海堂はそれを受け入れます。勇治のことだから、と勝手に『人を守る為』と思い込み、これまでになくはしゃぐ海堂。
勇治はそんな海堂を見て、複雑な表情を浮かべます。海堂には真実を一切打ち明けていません。

■襲撃

多分翌日。配達で、車で移動中の巧と真理と照夫。なるほど、護衛も兼ねてるんですね。でも巧はどこか不機嫌そう。真理も気にしてますが、ということは何も話してませんねこの男。無理もありませんが。

そこに砲撃!それはラッキークローバーの3人。巧は3人を見るや車を飛び出して変身、挑みかかりますが所詮多勢に無勢。
更にそこに、勇治が姿を現し指パッチン。大瀑布の(以下陳腐にて削除)
もとい、黒服の連中が6人登場し、ベルトを装着して変身!これこそライオトルーパー。トルーパーの癖に五人五色じゃない罰当たり。勿論、海堂もいます。
というわけで、9対1の圧倒的不利のファイズ巧を冷たく見下ろす勇治で今回は幕。


■追記

ああ、なんと村上、冒頭で最期を迎えてしまいました。ほら見ろ、尺が足りなくなったんだろう。いいやそうに決まってる。絶対こうなるんだって。放送開始前から誰もが一度は脳裏をよぎった筈ですよ。終盤はドタバタになるって。
なんにせよ、リンチされても生きていたのはさすがですね。でも、だからこそその死期を悟って自ら王の餌となる道を選んだとも言えます。

最期の戦いとして、ジェットスライガーVSサイドバッシャーを見せてくれましたが、さすが機動兵器サイドバッシャーでしたねえ。ホバーは、機敏に動かない・小回りがきかない、と相場が決まってますからねえ。
・・・というか馬神様はいつ出張から帰ってくるんでしょう?まだマックス○ージャで『バートゥルモーゥ』とか迂闊なことは言ってませんけど、いつ口が滑るか毎回ハラハラしてるんですから(勝手にしてろ)

勇治は当初、オルフェノクの王を倒す為という目的で行動しているように見えましたが、どうも真相は違うようです。人間を捨てたということは、それはつまり、いずれか一方だけの世界を目指すということ。そして、勇治はオルフェノクを選んだ。って村上とやってる事かわんねーじゃん。何も知らないで、ただ『王を倒す』なんて言ってていいんですか?
それに、これでは「オルフェノクは滅ぶべき」という花形の意志と反発するじゃないの。どういうつもりなの花形さん。

そんな勇治を前にしても、巧は人間で居ることを選びました。草加は一応人間ですから言うまでもありません。
進むべき道を完全に見失った海堂に至っては問題外でしょう。でも、勇治の真意を知った時、海堂が取る行動はどうなのでしょう?それだけが海堂が救われる道ですが・・・。

現段階では、王はその正体が判明すると実にまずいようです。そりゃまあ、正体を曝して平気なら、とっくに照夫から脱皮してるでしょうけども。というか照夫の意識はどの程度あるんでしょう?王が出てくると照夫の意識が途切れる、という印象なんですが、実際には・・・?


■■■ 次 回 ■■■

さて!
どうやら窮地は脱するみたいです。わかってましたけど。そして勇治は真理を人質に誰かを呼び出します。相手は一体・・・?
というか、もう残り話数は僅かです。一体どんな幕切れになるのか、はたまたちゃんと幕を下ろせるのか、不安でいっぱいです。
そして、一応年を越した草加、延命もこれまでか!?

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