巧を襲わせる勇治、その中にはもう人間の心は残ってないのか?海堂はこんな勇治をどう思うのか?
そして、「時間がない」花形は、何故こんな勇治を社長にしたのか?何が目的なのか?
どんどん人が死んでいく終盤としては定番の展開、果たして最後まで生き残るのは誰々なのか?今回は一体、誰が死ぬのか!?って誰だこのサブタイ(以下削除)
冒頭はライオ達Withラッキークローバーとファイズの戦闘。ライオの1人が真理と照夫を襲うのを見た海堂は勇治に詰め寄りますが、素拳一発食らわされ転倒。
その真理と照夫は、何故か同着の草加と三原に救われます。
三人のライダーは反撃に転じますが、それも一時の攻勢。三人がそれぞれ返り討ちに遭い、OPに突入です。
地下道への階段で、草加が例の頭痛に苦しみ、倒れて意識を失います。そこに花形登場。
草加が目覚めると、そこは見覚えのある室内。そこに花形が姿を現します。草加の態度を見る限り、花形に対する親愛の情は抱いたままの様子。
並木道のベンチで、巧は勇治に連絡を取り、事実上決別の意を伝えます。そんな巧に勇治も、「君と話す事は何もない。人間であろうとする君とは。」と通話を切ります。でも、この台詞が巧との繋がりを捨て切れない心情を如実に表していたりします。
どこかのカフェテラスか何かで、三原は新婚の分際で若い女の子二人侍らせてウハウハ状態(しつこいなアンタ)。
三原は、流星塾の生き残ったみんなと会う様に花形と約束を取り付けたとかで、里奈と真理を喜ばせます。真理は思い出の中の父さんを回想して懐かしさに浸ります。そして、父さんに会いたいと言う思いを募らせていきます。
・・・は?戦闘の続き?そんなもの描いてる時間なんかあるわけないでしょう。いや、誰って井(削除)
女の平手打ちで制止可能(嘘)。
草加は花形に、流星塾を創った理由を問われます。いよいよ、聞いてみれば「はい?」な謎が今、明かされる!
流星塾は、オルフェノクの王を探し出す為に創られたそうです。細かい話はありませんが、花形は『王』が『九死に一生を得た子供』の中にいると知っていたようです。具体的な説明はなし。
同窓会襲撃は自分の意思ではない、と釈明する花形ですが、草加はむしろ流星塾創立の目的に憤慨してます。
花形は更に、ベルトを送ることで流星塾生達に過酷な運命を背負わせたことも、草加達の強さ、優しさに賭け、オルフェノクを打ち倒すと期待していたからと語ります。
人間の心を失ってしまうオルフェノクは滅ぶべきだと悟った花形は、草加達の手にその滅びの力を託した、というところでしょうか。
「なら滅べばいい。俺の手で、あんたを・・・!」
カイザに変身しようとする草加は、またも例の頭痛に襲われます。ここで花形が、聞いてみれば「ベタですねえ。」な謎を明かします。何故草加がカイザに変身できるのか?
この室でオルフェノクの記号を埋め込まれた草加は、『ある程度順応』していたのです。その順応度の高さゆえに、カイザに変身できたわけですが、不完全体である為にその肉体は次第に蝕まれていったのです。それが、遅まきながら今、草加を襲っているのです。
このまま変身を続ければ、草加を待つのは確実な死・・・。
話がここまで進んで、草加が倒れて意識喪失。
スマブレ社長室。人間を守るのが理想だったんじゃないのか、と海堂は、誰かと同じ事を勇治に叩き付けてます。
「そんな俺の理想を、君は馬鹿にしてたんじゃなかったのか?」
勇治の言葉に海堂は、本当はそんな勇治を尊敬し、勇治のように生きてみたかった、と本音らしきものを口にします。そんな海堂を「下らない」と嘲る勇治に激昂した海堂は、勇治を殴り付け、絶交宣言とともにベルトを叩き返して出ていきます。
三原が働く施設に、その海堂が現れ、土下座までして「どうしてもやらなきゃいけないこと」の協力を要請。
話を聞いた(と思われる)三原、花形と会う約束を反故にしてまで要請に応じます。しかし一体何をするのやら。
さて、三原から欠席告知を受けた花形、携帯をたたんだその手が黒ずみ、僅かに灰化。
そこに勇治がやってきます。二人は、草加が寝ている室内から出て、踊り場に場所を移して話を始めます。
花形が勇治を社長にした理由・・・それは、その黒ずんだ手にありました。
オルフェノクは人間の進化形だが、急激な進化はやがてその身を滅ぼしてしまう。いわば、死に至る病の様なもの。花形は、勇治が心の奥底で人間を深く愛し、人間の為に滅びの道を進む勇気を持っていると確信したからこそ、社長に据えたのです。
そう、オルフェノクの絶滅こそ、花形の最終目的。勇治は言われて困ったことでしょう。
ついでにベルトの話。王を守る為に花形が作り上げたベルトは、紆余曲折を経ましたが、結局王を守っています。運命の皮肉に花形も感じ入ります。
この話を立ち聞きしていた草加は、話の流れから、照夫がオルフェノクの王であることを確信します。
出ていく草加を勇治が呼び止めます。王を倒せばオルフェノクは自然消滅、人間の為になるんだからお前も満足だろう、と皮肉を投げ掛ける草加に、勇治は反論します。
「花形さんは、俺の中の人間に対する絶望の深さを知らない。
滅ぶべきは人間の方だ。俺は死なない。」
あくまで人間を滅ぼす意向だと表明。その割に、王を倒しに行く草加を止めもしませんね、この子(笑)。
里奈と真理が待つスタジアムに向かう花形の車の前に、草加が立ちはだかります。しかし、ベルトを装着する時、花形がそれを制止し、「私と戦う必要はない・・・。」と呟きます。
花形は、草加にその手を見せます。手は既に全体が黒ずんでおり、そしてそれは一気に全身に広がります。
「これでいい・・・お前は生きろ、雅人!」
その言葉を最期に、花形は灰となって崩れ散ります。
その灰を手に草加は、「生きて戦う」と誓います。草加も人の子、父に対する親愛の情は持っていたようです。
草加は啓太郎に連絡、照夫の居場所を聞き出します。照夫は啓太郎とサッカーボールでお戯れ。それと聞いた草加は早速啓太郎の元へ急行。
さて、花形を待ちぼうけの真理と里奈。痺れを切らした里奈は、外に様子を見にいきます。一人残された真理は、何者かによって手際よく誘拐されます。
犯人は・・・勇治です。
勇治は、草加にこのことを伝えます。「園田真理を預かっている。助けに来た方がいいんじゃないかな。」
王と真理、草加がどちらを選ぶかは聞くまでもないでしょう。
海堂と三原は、ライオを各個撃破してまわるようです。それにしても、ありがちなスタイルだけど、どうしてどいつもこいつもエー○ェントス○スの出来損ないに見えるんでしょう?
逃げるライオを追う二人。しかし、逆に待ち伏せを受けて形勢逆転。ああ、三原デルタって弱いなあ。またベルト外れるし。海堂は埒があかないので「乾」を呼ぶように指示。お、名前知ってるじゃん。
呼ばれた巧が合流してきたことで、漸くまともな戦いになります。
海堂、三原、巧がそれぞれ応戦。ファイズ巧はセイバーを手に戦っていますが、隙を見てアクセルフォームを発動!ライオトルーパーを必殺の10カウントで始末します。
ライオトルーパー:全滅?
ざっぱーん。ここは海岸。
勇治の元に草加が到着。草加の前方には、既に変身して臨戦体制を整えたラッキークローバーの三人の姿があります。
花形の忠告が脳裏を過ぎりますが、草加はじっくり溜めに溜めてカイザへと変身、戦いに臨みます。
3対1で善戦するカイザの様子を、意識を回復した真理が見て、巧に救援を要請。巧と三原は間に合うのか!?間に合うサブタイじゃありませんけどね(笑)。
そして戦いの最中、セイバーを持つカイザの手が、遂に灰化を始めます。体勢を崩したカイザに容赦なく襲い掛かる北崎達。そしてやはり最後は派手に飛ばされてベルト外れ。
ベルトを掴もうとする草加を、更に北崎砲撃が襲い、草加はベルトから引き離されてしまいます。
既に肉体的にも限界を超えているであろう草加は、よろよろと波打ち際まで歩いた後、力尽きて倒れてしまいます。
その側を、草加を探している真理が通りかかりますが、草加には気付かずにあさって方面へ。この娘、草加の戦いを全く見ていなかったのでしょうか?
残された草加の前に、カイザが姿を現します。カイザは、草加の首根っこを片手で掴み上げ、そのまま捻ってトドメ。
力なく倒れ込む草加。カイザが変身を解くと、そこには冷淡に口元を歪めた勇治の姿が・・・。
激しく波が打ち付ける中、真理は必死に草加を捜しています。その間にもその草加が灰となり、この世から姿を消してしまったことにも気付かずに。
草加の名を呼び続ける真理で幕。
草加雅人は、悲惨な最期を遂げました。というか、誰だこのサブタイ(以下削除)
散ったのは確かだからくっだらねーツッコミは免除してやるとして(してへん)。
結局、草加はオルフェノクの記号にある程度順応した為、カイザへの変身能力を得たということでした。変身する毎に蝕まれていった肉体・・・それでも草加は真理を守るために戦いました。この点で草加は十分ヒーローの資格があります。
ただ、普段の素行が悪い為、誰も最期を悲しまないんじゃないかという危惧が(笑)。
その危惧が、あのあまりに報いのない最期を迎えさせた・・・のかどうかは知りません。
それはまあいいとして。
最期はともかく、似たシチュエーションのヒーローがいましたよ。バッシャーの応答音声が「ラーサー」でないのが悔やまれます(どえらくベタ)。
花形もあっさり亡くなられてしまいました。ああ、この人結局何がなんだか分からないまま『父さん』として死んじゃった・・・。ま、予想の範疇ではありましたけどね(笑)。
『自然死』を迎えたことで「オルフェノクはやがて滅ぶ」ということを印象づけたか、という最期。これはつまり、海堂も、勇治も、巧も、みんな死んじゃうって事に繋がります。ええんかそれで(笑)。
生き残る為には、王の復活が必要とか言うことを村上が言ってましたが、その王の意志は欠片も描かれてませんので、これすら真実かどうかわかりません。不確実なことばかりで、勇治も巧もみんなも流されまくってるように思えます。とほほ。
あ。
草加が『黒山羊=花形』を知っていたのかも語られませんでしたね。語られないとは思ってましたけど(笑)。
社長就任以来、勇治はどんどん悪党ぶりを強めていますが・・・私には、勇治が必死に『悪』に染まろうともがいているように見えて仕方がありません。
人間の心を捨てようとあがく度に、心が痛む。痛みを感じる度、心を捨てる為により深くなっていく勇治の業。巧に固執する姿も、勇治が『人間を捨て切れない』でいるように見えます。
勇治の深層心理がどちらであるにせよ、勇治の最期は注目すべき点です。いや最期を迎えるんでしょ?結局は。
・・・ところで、終盤なのに草加のお陰で今回は巧がただの使いっ走りでしたねえ(笑)。まあ、進行に邪魔な人達は次回で始末されると思うので、頑張ってもらいたいところです。
さて!
次回もファイズは色んな奴と戦います。海堂、カイザ、ドラゴン北崎、照夫、里奈。さあ、嘘はどれ?(最後のは何や)
それはともかく。
次回のラッキークローバーはやけっぱちです。特に琢磨。狂ったように北崎をしばいてますが、大丈夫でしょうか色んな意味で。次回死亡者筆頭は琢磨だと思いますが、どんな最期になるか今から楽しみ。
勇治は相変わらず巧にご執心。それでも頑なな巧にどう対処するか?というか終わるんでしょうか?今月末には新番組だぞ?