オルフェノクの辿る道を知り、更に王の正体まで知った巧。そして巧の選んだ『守るべきもの』は・・・。
次回の最終回に向けて、事態は一気に進展します。
冒頭、草加最期のプロセス。そして、漸く到着した巧と三原。勿論勇治達の姿なんかありません。それどころか、草加の姿を必死に探している筈の真理の姿もありません。
そして岩場で見つけたものは、灰の中に埋もれていた幼い真理の写真。草加の最期を意味しています。灰を手に呆然とする巧、草加の名を叫ぶ三原。
因みに海堂の姿もあります。直前まで巧達と一緒に戦ってたからねえ。
連絡を受けた里奈が、歩道橋で三原と遭遇。どうしてそんなところで会うのよチミ達。
草加の死を知らされた里奈は、三原に泣きつきます。またも新婚の癖に役得。奥さんキーキー(そんなわけあるかい)。
「真理には言うな。哀しませたくない。」と里奈を口止め。里奈は哀しませても平気というわけか。この女泣かせめ。奥さん、奥さーん!(呼ぶな)
里奈を抱き止めながら、三原は草加に思いを馳せます。
「草加、俺の中で生きてくれ。君の強さを、俺にくれ!」
草加の存在はそれなりに大きかった様です。
スマブレ。草加の死について勇治に迫る巧は、勇治が草加を殺したことを知ります。何故かここに海堂も居たり。
勇治にしてみれば、全てのオルフェノクを憎み、王を倒そうとしていた草加を始末するのは当然のこと。しかし、王を倒そうといって協力を持ち掛けてきたのは、勇治だった筈。合点がいきません。
「俺達オルフェノクの、死の運命を知るまではね。」(勇治)
勇治は、花形の言葉を伝えます。本当に聞いたままなので割愛。付加情報ありますけど。
それを聞いた海堂、死ぬと聞かされた時は座り込んだのですが、王を覚醒させれば生き残れると聞いて俄然元気に。でも、「王が覚醒すれば、人間は滅びる」という勇治の言葉で、勇治の目的があくまで『人類絶滅』であることを知り後ずさります。頑張れ海堂!人間の為に戦うんだろ?
この話を下で冴子ねーさまが聞いていらっしゃいます。
バークローバー。やってきた勇治に琢磨が詰め寄ります。どうやら冴子ねーさま、聞いた話を伝えたようです。琢磨の狼狽ぶりが嬉しいですね。
しかし北崎はそんな琢磨を一笑。そう、北崎はあくまで王を倒すゲームを続けるつもりなのです。
さて、琢磨と冴子はこのゲームに参加するのでしょうか?
北崎も勇治も去った後、琢磨は冴子に泣き付きます。北崎が王を倒せば、自分達は死ぬ。そんなことはまっぴらゴメンだ、と。そして・・・
「私は死なない。死んで堪るものですか。」
冴子ねーさまも気持ちは同じようです。と、なると・・・?
啓太郎宅。帰っていた真理は、草加を心配していました。そこに巧が一人で戻って来たので余計に不安に。
巧は草加のことを「わからない。会えなかった」とだけ答えるだけ。しかし、その右手にはまだ草加の・・・。
草加の分まで料理を用意する真理の姿に、巧はいたたまれなくなり遂に草加の死を暴露。巧も堪えていた分、かなり錯乱気味です。
「憎いだろ、オルフェノクが?
オルフェノクなんて一人残らず滅べばいいんだ!」
そう叫んで巧は最後に「・・・俺もな」と呟き、出ていきます。茫然としてへたりこむ真理。どうやら、草加が死んだと言われた辺りから頭真っ白の模様(笑)。
その夜、一人でいる巧の元に真理がやってきます。・・・巧追尾システムでもあるのか?(笑)
ともあれ、真理はその胸の中で泣き、巧はそんな真理に「ごめんな・・・」と言うのが精一杯。
ひとしきり泣いて落ち着いたところで真理は「明日、行きたい場所があるの。付き合ってくれる?」と巧を誘います。そこは、真理が草加と初めて出会った想い出の場所。草加のことを忘れない為に・・・。
真理達がやってきたのは『流星塾跡地』。・・・あの『地下35mの教室』は何だったの?
というか、なんでこんなに風が強いですか。こんな吹き晒しの土地に学校なんか建てるなよ花形の(笑)。
想い出に浸る真理。楽しいことも悲しいことも、つらいことも詰まったこの場所で、想い出をより深く刻み込もうというのでしょうか。
しかしその時風が止み、突然の砲撃!北崎達の襲撃です。狙いは勿論『王』!
突進してくる北崎を、変身した巧と三原が阻止。その間に真理達に逃げろというのですが・・・冴子ねーさまと琢磨がフリーなんですけど・・・ってあれ?真理達を追いませんね?どこへ行くのよ冴子ねーさま?
北崎の爆発的な強さは相変わらず。しかしその背に、なんと冴子と琢磨の攻撃が炸裂!
「悪いわね北崎君。私達あなたのゲームに付き合うつもりはないの。」
「生きたいんですよ、僕たちは。」
おお、遂に北崎との別離の時が!
絶縁状を叩き付けられた北崎は、高速モードで冴子・琢磨を殴り飛ばし、鎧再装着で巧と三原をネックハンギング。しかしそこは三原が冷静に銃撃をくれ、北崎ヨロリラ。
その隙に二人の必殺技が炸裂!さすがの北崎も、必殺技を2発も食らっては・・・って生きてるぞおい(笑)。ファイとデルタマークって、殴ったら壊れるのか(笑)。さすが、終章だと意外な事実が判明します(笑)。
しかしこの場は北崎、絶叫と共に撤退。
北崎のダメージはハンパではありません。遂には変身も解けて倒れ込みます。そこに琢磨が近寄ってきます。
「いい姿ですねえ、北崎さん。
僕はまってたんですよ!こ の と き を・・・!」
そういうと琢磨は、ムチで北崎をしばきはじめます!予告の様に狂った笑いがないのが残念。でも、それだけ北崎を怖がっていたというのが伝わってきます。琢磨らしい(笑)。
その頃、逃走中の啓太郎達は、照夫が居ないことに気付いて引き返し中。大丈夫かこいつら(笑)。
その照夫の姿は、今お楽しみの真っ最中の琢磨の前に。その影から王が姿を現し、琢磨は畏怖の念に駆られます。
北崎はこの隙に逃げ出しますが、王はそれを追っていきます。
「僕がやられる筈はないんだ!僕は王様なんだから!」
そう呟きながら逃げる北崎に王様ビームが炸裂。北崎は青い炎と共に固まり、近づいてきた王に文字通り貪り食われます。そのあまりの光景に恐怖した琢磨は、一目散に逃走。
必死に逃げ、遂には転んで倒れ込む琢磨。そこに冴子ねーさまが、琢磨の本願成就をお祝いに参上。しかし、尚も何かに怯えている琢磨の様子に、冴子は怪訝な表情。
そう、琢磨は、北崎よりももっと恐ろしい存在に怯えていたのです。そしてそのまま、泣き叫びながら駆け去っていく琢磨。
「何?ヘンな子・・・」
冴子はまだ、王の本性を知らない・・・。俺もな(笑)
琢磨逃走時、巧もその現場に到着。そして、照夫が王であることを知って愕然とします。そんな巧を精神的に追い込むべく、何故かそこに居る勇治が追い討ち。
「君に倒せるかな?あの少年を。
それに今王を倒せば、君は近い内、死ぬことになる。」
勇治は巧にもう一度、オルフェノクとして生きるよう説得。さあ、巧のご注文はDOTCH!?(よせ他局だ)
とある飲食店。海堂の決意の程を聞かされる巧の姿が。
『自分の命を投げ打って、人類の為に、オルフェノクの王を倒す』
決意は立派ですが、「そして俺は真の英雄となるのだ」という下心がある様では、到底無理です。どこぞの弁護士にもレクチャー受けたでしょ?(いつの話&誰)。
しかし、海堂は王が誰なのか知りません。巧もこの場は知らない振り。海堂の為か、それともまた独りで抱え込むつもりか。
菊池洗濯舗開業100周年記念バーベキュー。妙に『いい人』を演じようとする海堂の小気味良い空回りで、巧を除いた全員の注意が一点集中し、照夫が居なくなったことに気付きません。勿論巧は気付いてますとも。
照夫・・・いや、王はオルフェノクを襲っていました。それを見た巧は、変身して襲いかかろうとします。
王は姿を消し、『照夫を襲うファイズ』という図式となり、駆けつけた海堂に巧は阻止されます。「やめろ!何考えてんだ!」
しかし巧、「邪魔するな!」と海堂を殴り付け、これを倒して変身を解かせてしまいます。ここで海堂に「照夫が王」だと説明しても信じてもらえない、だから強攻策に?
そこに真理達も到着。海堂の正体はバレず。
その目の前で照夫に襲い掛かる巧でしたが、今度は勇治に制止されます。勇治はカイザに変身し、「君の思い通りには、させない!」と巧を斬りつけてそのベルトを弾き飛ばします。
もう一度ベルトを・・・とファイズフォンを手にした時、巧の手が僅かに灰化を・・・!
近寄ってきた真理達を、巧は振り払うようにしていずこかへと去っていきます。その姿で幕。
勇治が草加を殺したことは、逆に巧に『オルフェノク滅ぶべし』という意志を強固にしてしまったようです。事実巧は、王が照夫であることで僅かな躊躇を見せますが、照夫に拳を振り下ろそうとしました。
なんとか巧を仲間に引き込みたい、と色々揺さ振ってきた勇治でしたが、その意味で草加殺しは悪い方に転んだ模様。
さて。
勇治は、巧のことを諦めるのでしょうか?
そして、自分の身体の異変を感づかれないように逃げた巧は一体何処へ?
「王が覚醒すれば、人間は滅びる」(勇治)
これは、『風が吹けば桶屋が儲かる』論法かな。勇治の最終目的が『人類絶滅』にあるという意志の現われ、というべき台詞。
というか、王が覚醒すればオルフェノクは死を免れる、ってのは誰から聞いた?花形が話してたっけ?村上と話したっけ?あれー?(瞬間揮発性記憶装置搭載)
ラッキークローバー最強の男・北崎の最期は凄惨でした。生き残りたいという冴子・琢磨の裏切りに遭い、ダブルライダーに追いつめられ、ヘロヘロになったところを琢磨の復讐の鞭が襲い、最後にはハラペコ大王が平らげるという始末。
いやあ、てっきり琢磨が最初に死ぬと思ってましたから、意外な展開。でも、こういう展開になるのが全体としては自然なんだろうな、と納得もした次第。
でも、もうライダー達に勝てなくなってる二人では、もう手が出せないのでは?(笑)
海堂は結局、根幹には「英雄になりたい」という、語尾「かも」が癖のどこぞの大学生みたいな欲求があります。こんなことで英雄になれるのでしょうか?
しかしその大学生も、英雄として死にましたから、海堂もきっと・・・って死ぬんかコラ(笑)。いや、まあ・・・海堂みたいな奴が今英雄になると、つけあがるだけだろうし・・・死ぬことで英雄になるのが華か。ちーん(ベタに鼻かコラ)。
ここに至っても、王の意志は不明。食べてばっかり。ハラペコ大王。それなら、村上はどうして食べずにいたのやら。まだ照夫への支配力が足りなかったとかいう理由かな?極上なのに勿体無い。
・・・そういえば、白っぽいオルフェノクって、王の他にはローズだけ・・・何故?
ところでこの王、アークオルフェノクっていうらしいです。ベタにキングオルフェノクでもいいんじゃないかなー。どーせ名前で呼ばれないんだし(笑)。設定マニアもグダグダ言わないだろ。どんな動植物を使っても『王』としては問題あるんだから。
というか、それなら『オルフェノクの王』でも十分か(笑)。こりゃ迂闊。
さて!
王をめぐる最後の戦いに、生き残った全ての戦士が集結!巧と勇治の戦いは、そして物語はどこに行きつくのか?
次回遂に最終回!