アギト第7話『記憶の一片』
(2001/3/11)

謎の少年、涼と接触。
カラスドルゲ(違)登場。
真魚の父の命日。
G3装着者審査、再審議。G3システム活動休止指令。
廃屋、ベッドの涼とそれを見守る謎の少年。
真魚、能力で翔一の記憶らしきものを垣間見る。
誠、美杉教授に会いに来るも翔一の接待を受けなければならなくなる。
翔一、アギトとなりカラスドルゲ(違)と対峙するも敗れる。


■ 今回の北條透

廊下を行く北條センセ。
上層部の通達を受けて激昂の小沢を、歩を休めずに。

声が大きいですよ、小沢さん

続いて何気なく、

話は終わりましたか。

更に、北條に詰め寄る小沢に。

私は知りませんよ、何も。

勝ち誇ったような北條センセのセリフまわしが、らしいといえばらしいです。
今後、情報によれば念願かなって・・・ってな雰囲気らしいですけど、目的は本当にそれなのか?北條センセの動向、ますます目が離せませんね。

■ 真魚

いよいよ彼女の能力が開花を始めたようですね。

父親の夢・・・というより、過去の思い出を反芻しているといった感じでしたね。
なるほど、確かに『風呂敷きみたいな手』ってやつですね。翔一と太一には全く通じていませんが・・・。
その死は2年前・・・未確認生命体第四号の活躍で平和を迎えた辺り。何か因果関係でも?

命日の日。戻ってきた真魚は部屋で倒れている翔一を見つけます。
熱でも出たのかと、翔一の額に手を当てた真魚は、奇妙なビジョンを見ます。

荒い息遣いで移動している誰かの視点・・・
その先には、地面に倒れた父の姿が・・・
事切れた父親を置き、更に荒い息遣いで移動する視点・・・
そして、真魚はそのビジョンの中の鏡に映った、その視点の持ち主の姿を見る。

それは、翔一・・・。

そこから紡ぎ出された、真魚の驚愕の答え・・・。
翔一クンが・・・お父さんを・・・?
うを、物語はミステリアスな展開を強めてきました。

さあ、真魚はこの混乱した思考をどうまとめようとするのでしょうか?

■ 誠

アンノウンの被害者となった人達に共通するもの、それが特殊な能力だと仮定し続ける誠。
しかし、ここで誠達G3チームは上層部から活動の停止を通告されます。
小沢は食い下がりますが、誠は自らの未熟をアッサリ認めて引き下がります。なんか、人間が出来てるというか、何故「自分だからこそ!」という部分が欠片も見られないのかなこの人は。なんかちょっとガッカリ。

さて。
誠は再び美杉教授のもとを訪れます。被害者と超能力の関係を解明する為、教授の助力を求める為ですが、運悪く翔一の接待を受ける事になります。
・・・小沢さんもいってたけど、確かに「ツキがない」な(笑)
ここで翔一と「超能力」について押し問答があるんですが・・・

強くなって、パンチやキックで戦います
という翔一、超能力とは確かに違うが・・・そこまで聞いて誠、
お酒は飲まれますか?
って・・・いかん、ますます心証が悪い(笑)。

ただ、この台詞がどこかで「まさか・・・」に紡がれる事になるのではないか、という気がしますが・・・無理かな、心証悪いし(笑)。

その接待中にアンノウンの気配を感じて飛び出していった翔一に気づく事無く、誠はお茶の葉がお湯に染み込むまで待つのでした。
律義な子(笑)。

■ 翔一

またほうれん草か貴様は。

真魚の部屋で見つけた新聞の切り抜き。そこから、真魚の父は殺害された、と知った翔一の脳裏に、謎のビジョンが映し出されます。地面に崩れる人物・・・誰だ・・・そんなビジョンの中、翔一は気を失ってしまいます。
気が付いたら真魚が自分の額に手を当て、呆然としながらも涙を流しています。どうしたのかと聞くと、真魚に体よく追っ払われます。

わけのわからないままに下に降りると、丁度良いところに遊び相手が。
誠です。
いや、ここでの会話は翔一もマジメに答えてるつもりなんでしょうけどね・・・誠のように思うのも無理無いでしょう。心証悪いし(笑)。

お茶菓子を用意しに台所に行った翔一は、アンノウンの気配を感じて、お客様放っておいて出て行きます(笑)。
相手はカラスドルゲ(違)。
空中戦を得意とするこのアンノウンに、アギトは全く歯が立ちません。一方的にやられて遂には気を失い、翔一の姿に戻ってしまいます。土左衛門みたく。

■ 涼

前回の戦いの後、更に、真由美を見送った後、涼の体に異変が起こります。
ギルスへの変貌、それは、涼の生命力を著しく貪る、いわば死への階段だったのです。
苦悶する涼の目の前に、あの謎の少年が・・・そこまでで涼は力尽き、気を失います。
・・・なんか、気を失うの、流行か?(笑)

再び目覚めた涼の前にいたのは、その少年よりもまだ成長した姿の、しかし相変わらず謎の少年でしかもまた美少年だった。
・・・。
『美少年』って響き・・・なんかヤバい方向に進みそうでヤだなぁ(死)

あい。今回の涼はこれでおしまい。またかいあんた(笑)。

■ カラスドルゲ(違)

コルウス・クロッキオ、これが彼の本名。いわばそう・・・

鳥人間!

あっ、物を投げないで下さいッ!

いやまあ、そりゃいいとして。
カラス・・・というより、天狗って感じだなぁ。口は別にあるみたいだし。鼻だ鼻。天狗天狗天狗党。
・・・待てよ、天狗って元はカラスがモチーフだっけ?(笑)

彼のファイティングスタイルは、空中から超高速でターゲットに特攻をかける、というカミカゼなもの。
しかしこの男、アギトのライダーキックをヒョイと避け、通り抜けに強力な蹴りを一撃食らわすほど戦巧者。侮れません。
結局、アギトは気を失ってしまいます。事実上、アギト初敗北です。

■ 今回のアクションシーン

アギトとカラスドルゲ(違)とのシーンだけですが・・・。

まずは翔一のアギトへの変身シーン。
やっぱりいいっすね、変身ポーズの後、きらめくベルトのまま悠然と歩み来る翔一が、アギトへ変貌を遂げるって演出は。カッコイイっす。
今回は上からのアングルで、陸橋を境界線に翔一→アギトという変身を演出。悪くないですね。

肝心の格闘パートですが、カラスドルゲ(違)の飛行もなかなかサマになっていました。ただ、滑空している割には随分スローな部分がほんの少しありました。もっと「どひゅんっ」ってカンジじゃないとなぁ。
アギトは全く良いとこなしです。ろくに組み合えないまま、カラスドルゲ(違)になぶられ、起死回生にライダーキックを決めようとしますが、空中を滑空するカラスドルゲ(違)に難なく交わされた上、蹴りまで見舞われてもう踏んだり蹴ったり。
気絶したアギトを尻目に「フッハッハッハッハッハッ」とカラスドルゲ(違)、飛び去っていきます。
・・・。
あ、怪人1体って、今回が始めて?(ルテウスの時は『アーギートー』の奴が顔出したからね)


■■■ 次 回 ■■■

さあて!
こてんぱにやられたアギト・翔一はどうやってあの状態から復活するのか!?
待たされ坊主の誠はどうなるのか!?
今度こそ「らしい」活躍を期待します北條センセ!(せんでええ)
謎の少年、突然の苦悶!一体彼は何者なのか?そして、何故涼と接触したのか?
その涼は次回、一体何をしようというのか!?
そして・・・
父親を殺したのが翔一ではないかと疑い始めた真魚の行動は!?
どんどん書く事が多くなってるけどどーしてくれんのよテレ朝さんよぅ(知るか)

【 アギト第8話『赤い炎の剣』 】

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