アギト第11話『繋がる過去』
(2001/4/8)

北條、G3装着員の座を一時追われ、捜査一課に再転属。
涼、翔一・真魚、篠原佐恵子の元を尋ねる。
アンチJRA協会の志士登場。北條、無許可出動して気絶。誠も気絶。


☆ 冒頭

まずは前回の戦闘シーンをおさらい。
北條G3が打ちのめされ、すたこらさっさと逃走する姿から、アギトが颯爽と登場してキメポーズするまで。及び、逮捕された謎の青年の図。

☆ 美杉家

ここでは、真魚が翔一の写真を撮る顛末が描かれます。
太一と教授の勘違い加減も秀逸で、特に教授役の升さんはさすがの雰囲気バリバリです。いやぁ、いいですねぇ教授。

☆ 警視庁・北條センセと小沢の姐御

続いて場面は変わって、G3装着員から外されたことに抗議して語気を荒げている北條センセ。
小沢と尾室の意見が一致している以上、数の論理で北條センセの負けですが、ここで引き下がる北條センセならば、投票所でダントツ一位になる筈も無い。はい弁明。
小沢管理官の判断ミスです。私はいわば被害者です。小沢管理官が離脱命令を出さなかったせいで、危うく命を落とすところだったんですから。
おおおお、小沢の姐御、なんか言ってやって下さい。
何言ってるのよ。G3システムはまだ十分戦闘可能な状態にあったのよ。それを勝手に離脱したのは、あなたの肝っ魂に問題があるからでしょ?
・・・どっちもどっち、かな(笑)。
ともかく、G3装着員は再審議。事実上活動停止となります。それを聞いて北條センセ、「そして、またあかつき号の英雄のお出ましですか。」と憎まれ口。が、サラッとかわされた上に暗に圧力をかけられます。おお、敵ばっかり作ってますねセンセ(笑)。

☆ 警視庁・氷川誠と真魚

誠は、殺された三浦智子とどこかで会った気がするとして未だに捜査中。そこへやってくる河野さん。それを聞いて軽く一言。
昔泣かした女じゃないのか?
それに対して誠。
えっ?どういう事ですか?
・・・河野さん、北條センセとは全くタイプの違う厄介な奴ですねぇ(笑)。
河野さんは面会者が来てると誠に告げます。真魚でした。
真魚がきたのは、三浦智子の住所を知りたかったからです。翔一の過去を知るらしい彼女のこと、その友人知人にも翔一の過去を知る人がいるかもしれない、というわけです。
ただ、ここで重要なのは真魚の能力についてです。
この能力は、幼い頃から既に備わっていたもので、父親はその能力を知っていて、かつ「誰にも言っちゃいけない」と真魚に釘をさしています。謎が深まりましたね。ただの人ではなさそうです。

☆ 葦原涼と松井

背番号55(もーええっちゅーに)
どうやら叔父さんは帰るみたいですね。そして、涼は死んだ父の手帳に列挙されている人達の元を尋ねることに。で、その初っ端に選んだのが、篠原佐恵子。
このシーンから、どうやらあかつき号事件は半年前らしいと知れます。

☆ 地下駐車場

車の中でミイラ化した遺体が発見された。早速調査に当たる捜査一課。の誠と北條センセ。
相変わらず丁寧な口調で状況を誠に説明する北條センセでしたが、事件がアンノウンがらみであると語る辺りからが真骨頂(何のだ)。
G3装着員として、誠より自分が優れていると評価されたこと。そして、小沢の判断ミスで捜査一課に転属させられたとまでいう北條センセに、誠が即座に反抗します。
が、北條センセのしたり面は変化無し。自分の優秀さを認めさせて、G3装着員に復帰すると豪語し、かつ・・・
わかりますか。あなたに出番はない。
っく〜!イカスー!(死)

☆ ラーメン屋台

河野さんが昼日中からラーメン屋台でゆでたまごをパクつくという、実に味わい深いシーン(笑)。
河野さんは、誠と北條センセがいいコンビになってくれれば、と考えているようですね。いや、「いい」かどうかは別として、既にコンビにはなっている気が(笑)。

☆ 再び美杉家

真魚が三浦智子の母から聞き出した、三浦智子の親友・篠原佐恵子。明日にも会いに行こうという真魚に、翔一は困惑。ここで美杉教授の金言が飛び出します。さすが升さん、20万円は伊達じゃないですね(関係ない)。
ここでの美杉教授は、実にいいことを言ってます。刻んでおきましょう。早速台所に(待てコラ)

☆ 篠原佐恵子と涼・翔一と真魚と篠原兄(長)

CM明け。篠原佐恵子の元を訪れる涼と、翔一・真魚がすれ違うというシーン。今回は第1話の様に涼が振り返ることはありません。

翔一と真魚は、家に残っていた篠原兄に迎えられます。家の中で翔一は、佐恵子が近くの湖から拾ってきたという土器についている付箋に描かれたマークに、何かを感じます。ほら、あれですよ。アギトマーク。

一方、佐恵子は湖から車で戻ろうとしますが、砂地にタイヤが空回り。それを涼が手助け。ここで漸く佐恵子は涼の言うことを聞きます。
戻ってきた佐恵子を迎えた兄でしたが、肝心の翔一はまた例のアレで出ていった後。しかもから(笑)。お前、もちっとやりかた考えろや。

☆ アンノウン出現、氷川・北條絶体絶命?

なんか、どこかを張り込んでいた感じの誠。庭先にいる、どこか影のありそうな女を見つけるが・・・アンノウン出現!咄嗟に間に割って入る誠。どうにか女は逃がしたが・・・。

一方、北條センセは無許可出動を躊躇う小沢を説得にかかります。
しかし・・・先の台詞があったからか、北條センセがかなり焦っているように見えましたね。「人命がどーたら」とかいう台詞、前回の逃げ腰を見せといてよく言う口があるもんだ、と苦笑せずにはいられません(苦笑)。
で、結局出動します。

さて、アンノウン【日向の黒馬】と戦う誠ですが、もはや風前の灯火!というところで北條G3到着!・・・狙ってたな?腹黒い奴だ(死)
北條G3、前回より遥かに善戦しますが、しこたま打ち付けられて気絶。北條の名を叫ぶ誠ですが・・・叫んでるのか?あれ。
ともかく、G3の次は誠ですが、その場にバイクで乗り付けたのがアギト。さあ、戦いだ!

☆ とぼける女

っと、その前に謎を深めておきましょう。
涼が差し出した手帳。自分の父の手帳に何故あなたの名前があるのか、知っていることはないかと問い掛ける涼に、佐恵子は「知らない・・・知らないわ、私は何も」と席を外す。さあ、謎が増えたところでアギト行くぜカメラ!

☆ 熱血の士

アギトと対峙する黒馬ことノクティス。しかし、どうも一方的にアギトに追いつめられてるなぁ(笑)。一撃食らって体勢の崩れたノクティス、というシーンで音楽オン!さあトドメというところで、妙に軽快な声が。見れば、アギトの足元を抑え付けている別のアンノウン・白い馬・・・おお、俺はアーサーか!(違う)
ともあれ、2対1で形勢逆転。倒れたところを白馬ディエスに踏みつけられアギト絶体絶命!?
そこへ傷を負った誠が、GM01を生身で構えて現われる!初弾は外したが、再び体勢を整えて構え、白馬を打ち付ける誠。射撃の凄まじいフィードバックに痛む傷も省みず、ひたすら撃つ!
その銃撃にたじろぐ白馬ディエス、しかし誠も遂にそのGM01のあまりの衝撃に身体が悲鳴を上げ、気絶してしまう。
おっと、ここで次回かぁ!?まったく引き際の悪い番組だなぁブツブツ・・・と、それを楽しみにしている癖によく言う口があったもんだ。


■ 今回の北條透

前回のあの無様な逃走劇をどう弁明するかが個人的に焦点だったのですが、「平然としていた」ってとこですかね。撤退はあの状況で一番良い選択だったと豪語し、戦闘続行を指示した小沢については、判断ミスと批難しました。
うーん・・・ものは言い様か。ただ、それを鵜呑みにするほど上層部の面々も馬鹿ではないわけで、今回の一時転属はまず仕方の無いこと。
そして、「自分の優秀さを示す」舞台。先の聴聞会での小沢の台詞を意識したのか、前回とは違い意欲的に戦いを挑んでいきます。
しかし、どうもこいつの戦い方は妙。GM01では致命傷にならないことを承知している癖に、副武装も持たずにのこのこ近づいて相手の間合いに平気で入る。そこからはもう黒馬のペース。前々回見せたスマートかつクールな戦い方はどこへやら、まるで「タイタンフォームの防御力を過信しすぎていた雄介」みたいだ。
ま、今回は「北條センセが素直に非を認めなかったどころか、北條センセらしい対応で万々歳でイャホーィ♪」って感じです。


■■■ 次 回 ■■■

さて!
またも出てきた「超古代」!アンノウンがなぜ人間を恐れていると思うんだ誠!って、生きてたんかい!(死ぬかボケ)
そして再び登場の涼・ギルス!「人間がみんな自分と同じだと思わない方が良い。」って、そりゃ御尤もです。
ところで。
北條センセはどうなったんですか?!そしてアンチJRA協会の志士達はどう死滅するのか!?翔一と涼の接点は深まるのか!?ところでまたサービス悪いぞアギト女性陣!真魚ちゃんだけが(以下危険思想につき削除)
ええい、とっとときやがれ日曜日!

【 アギト第12話『湖の激突!』 】

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