アギト第12話『湖の激突!』
(2001/4/15)

氷川誠、再びG3装着員に復帰。
湖の伝説。しかしその湖は、それほど古いものではない・・・。
涼と翔一、考え方の相違。
エクウス達、白昼堂々登場。ディエスは佐恵子を襲う。
アギトはノクティス、ギルスはディエスを倒す。北條、アギトに銃口を向けるが、氷川に制止される。
佐恵子、湖に沈む・・・(Fade)


☆ 冒頭

誠の必死の銃撃により、白馬ディエスがひるんだ隙にアギトが形勢を逆転。しかし、エクウス達は信じられないほど迅速に戦線を離脱した。
・・・。黒馬ノクティスは、逃げていたのか・・・なんてやつだ(笑)。

☆ 幹部聴聞会

聴聞会。命令なしで出動した北條センセは詰問されますが、北條センセは「命令より人命を尊重した」と訴えます。そして更に、GM01を無許可で発砲した氷川誠の方にこそ問題ありとまで言います。
その誠、アンノウンがあの女を襲うと思った理由を詰問されます。実は彼女、前回アンノウンに殺された男の配偶者で、お腹にはその男との愛の結晶(笑)が・・・。アンノウンが肉親を襲うことや、被害者が持っていた姓名判断の本からこれを推理した誠を、幹部会は見事と賞賛し、誠をG3装着員に復帰させます。

☆ 湖

再び篠原佐恵子の元を訪れた翔一と真魚でしたが、佐恵子はまた湖に行った後。行ってみると、佐恵子がおぼれかけていた。翔一はすぐさま飛び込んだが、涼に先を越されます。さすが元水泳部
砂浜。佐恵子は、涼の父の手帳のことも知らないと再度言うが、翔一の顔を見た時、激しい動揺を見せる。しかし、翔一のことも知らないと言い放つ。
佐恵子は、この湖に伝わる伝説・・・兄に聞かされた伝説を信じ、潜っているという。遥か古代の戦士の像を探して・・・そう言いながら砂に描かれた模様は、アギトのマーク。翔一がそれを問うと、佐恵子は慌ててそれを消してしまう。

☆ Gトレーラー内

誠のG3装着員復帰を祝福する小沢の姐御ですが、誠の例のグズグズに苛立つ。まったく、誠は自分に自信というものがないのだろうか。
北條センセのG3への思いを、誠は情熱、小沢は妄執と評価。どちらも違う気がするね。
それはそうと、尾室君はG3装着員になりたいのかな。それとも困るのかな。ちょっとわからなかったね。

☆ 後日

その湖の伝説について調べる翔一と真魚だが、その湖はそれほど古いものではないという。では、あの伝説は・・・?
湖にやってきた翔一と真魚は、密かに土器を湖に沈めている篠原の兄を見つける。佐恵子が見つけていた土器は、兄がその都度沈めていたのだ・・・。
佐恵子のことを語る兄。突然心を閉ざした彼女が、唯一興味を示したのが、誰が広めたのかもわからないたわいのない嘘の伝説。だが、それで妹が元気を取り戻すならと、敢えて彼女の幻想を守り続けてきた兄。怪しい雰囲気を漂わせていても、妹思いの良い兄貴ではないですか。
翔一は、現実から目を背け、幻想の中で心を開く彼女の気持ちが理解できず、彼女に真実を伝えようとする。しかし、それを止めたのは涼だった。
人間がみんな自分と同じだと思わない方が良い。
それでも「大丈夫です」と聞かない翔一に、涼パーンチ!・・・あれ?寸止めですか友井さん?
しかし、丁度その時アンノウンの気配を感じた翔一は、バイクで急行する。

☆ 日向の黒馬

その頃、捜査一課は再び現われるであろうアンノウンに対抗すべく、前回襲われた女の家宅周辺を物々しく警備する。しかし、予想通り現われた日向の黒馬は、そんな厳重な警備をものともしない。誠は女を家の外へ脱出させ、パトカーに乗せ、北條センセが運転してその場から離れる。当然追う黒馬。
おかしい、このシーン・・・。警察側の布陣、腑に落ちないことだらけだ。

☆ 白馬の王子

・・・。王子じゃなく、白馬の方だよな、考えてみるまでもなく(死)。
ともかく、再び湖へカメラは戻る。土器を手に浜辺に上がろうとする佐恵子に、白馬ディエスが襲い掛かる!
湖を離れていた涼は、その気配を察知して急転進し湖へ戻る。そして・・・
変身!
途中でギルスに変身だッ!
この変身シーン、以前見せた変身によく似てます。涼とは別の、もう一人の涼・ギルスが涼の姿に重なる、という演出。どうも以前の変身シーンで「あれっ?なんで涼とギルスが一緒にいるの?」と感じた人達は置いていくみたいです。ついていきましょう感性磨いて
湖に到着したギルスは、ギルスレイダーで白馬を引き続けます執拗に。水面で気を失いつつある佐恵子放ったらかしで。

☆ パトカーの屋根の上で

逃げるパトカー。しかし、黒馬に追いつかれます。・・・どうやって追いついたんだコラ(笑)。
黒馬の執拗な攻撃にピンチに陥るも、それを助けたのは、颯爽とマシントルネイダーを駆るアギト。
屋根の上で黒馬とアギトの攻防が続く中、北條センセはパトカーを飛ばします。しかし、遂にパトカーは駐車中の車両に激突、その勢いでアギトと黒馬は飛ばされます。どうも北條センセの意図的な行為です。
ここで、北條センセがアギトに銃口を向けますが、誠の炎の拳の前に敢え無く撃沈(笑)。ほんと、最近ヒドイ目にばかりあうなこのセンセ(苦笑)。

☆ フィニッシュブロウ!

さあ、ドラマもそこそこ終わったので音楽ゴー!
まずはアギト。角をシャキーンとステテコ、開きます。ググッと構えると黒馬もブルルッといなないて準備OK。さあっ、黒馬何の策も持たずに突っ込みーの、アギト飛びーの、「たあーっ!」と蹴りーの爆発しーの、はいおしまい。あっさり。
さて一方のギルス。
白馬ディエスとの戦いはどうやらギルスの一方的な勝利。最後の極め付けに雄叫びを上げ、ギルスヒールクロウでフィニーッシュ!
後は変身を解いた涼が沈みそうな佐恵子を助けに行きますが、間に合わず佐恵子は湖の底へ・・・。
・・・。
アクション激減。

☆ 病院

そこで今回は終わりかと思えば、突然カメラは全く別の方面に切り替わります。
とある病院・・・黒ずくめのリムジンが玄関口に到着する。そして、そこから降りてくる一人の青年・・・彼を、中の一室から見下ろしている人物がいた。誰あらん、あの黒ずくめの謎の青年だった。
リムジンから降りた男は、面会人名簿にその名を書く。それは一度、途中で止められるのだが、途中まで書かれた文字は「津上翔」。しかしその男は、新たに別の名前を記帳する。「沢木哲也」・・・彼は一体、何者なのか?
というか、作品的にリムジンが凄いギャップで・・・。


■ 今回の北條透

・・・。何を焦っている、北條センセ。前回からかなり明確に焦燥感が伝わってくるのだが・・・。

最初の登場は聴聞会
G3装着員から降ろされた人間が、無許可で出動・装着したのを詰問されます。しかし、これに対する北條センセの解答は、人道的に正しいもの。がその後、自分だけが責められるのは不本意と、無許可でG3用武装GM01を使用した誠を詰問すべきと発言。おいおい、お前何を言ってるのかわかってるのか?
そんな北條センセを半ば無視して、傍目には和気藹々といった風情の幹部連中と氷川誠。しかも、目の前でG3装着員として誠を再任命される。悔しさが隠せないが、これへの反論はない様だ。

次の登場は黒馬とのからみだが、逃走中に車両にぶつかって停止した(させた)後、黒馬と戦っているアギトに銃口を向ける。「ちょっと待てこら。なにしとんねん!」との誠の詰問(注:台詞が微妙に違います)に、「アギトを捕獲するんです!」と。誠に「やめろ!」と一発食らって倒れ込みますが・・・
冷静な判断力まで失っている。
実害を与えている黒馬の方を狙うのが正当というものだし、北條センセもそもそも拳銃程度でどうにかなる相手じゃないのは承知しているだろうに・・・。
一体全体、彼はどうしたというのか?


■■■ 次 回 ■■■

さて!
新たなアンノウン、その名はドクトル・・・ゴフッ!(吐血)
失敬。
湖に沈みゆく佐恵子の運命は?新たな殺人事件、見解の相違、刑事らしく事件の謎に取り組む北條センセのコンビぶりはどうか?ラーメン屋台のおやっさんは出ないのかな(知るか)?
そして。
謎の男・沢木哲也。あれだけ見せて、実は別の人の面会だというんじゃないだろうな!
いよいよ糸が紡ぎ出され、日曜の食生活が規則正しくなり万々歳!次回、『恐怖の大幹部・ド(以下削除)

【 アギト第13話『父の手掛り』 】

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