冒頭、メリトゥスはアギトに触角の片方を切り落とされ逃走。一方、G3-X演習で気を失った氷川の蘇生が完了する。
逃げおおせたメリトゥスは、これまで「血縁関係者を襲う」と思われていたアンノウンの行動理念を覆すように殺人を重ねる。北條はそれを暴走ではないかと推理。
氷川の様子を危ぶんだ小沢は、彼を検査にかける。食い違う本人の主張と医師の判断を考慮した小沢は、氷川をG3-X装着員として相応しくないと判断。他の適任者の存在をも示唆する。その時、アンノウンが出現したと報せが入るが、V1システムが出動、これを撃退する。やや焦りを募らせた氷川は、その適任者に会わせるように小沢に詰め寄る。
そして小沢と氷川が向かった先は美杉家。小沢が適任者と目をつけていたのは津上翔一であった。全く納得のいかない氷川は反論するが、余計に自分の中の焦燥を募らせるだけだった。
V1システムとG3-Xの試験演習。余裕を見せる北條が向けた銃口に、G3-Xが暴走、V1システム及び北條を行動不能に追いやる。丁度その時、アンノウン出現の報せが入り出動するG3-X。
メリトゥスとアギトが戦う中、G3-Xが到着する。ガトリングガンによる銃撃でメリトゥスは爆死する。アギトはG3-Xに近づこうとするが、G3-Xは銃口をアギトに向け、発砲する!
おお〜ッ!らしいらしいらしい!らしいねぇ北條センセ。
まず最初は暴れるアンノウンについての報告会議にて。メリトゥスの行為を『暴走』を推理する北條センセ。さすがエリートと呼ばれるだけはありますねぇ。
・・・って、状況証拠が揃ってれば誰でもあの程度の推理はできるな(笑)。
続いては会議を後にして、階段を先に降りていく誠と姐御のシーン。誠がふらつくのを上から見て声をかける。
「象徴的ですね、氷川さん。(階段を降りつつ)あなたがたG3ユニットも、足元が危ないということですよ。」
うーん、いいですねぇその調子です(何がだ)。
「ハッタリだけは天才的だ。」と姐御をなじったり、V1システムを「私に相応しいシステムで、今度こそ、私の本当の力を発揮できる」と豪語する北條センセ。
それを姐御は「御伽噺」と揶揄しますが、「あなたの与太話よりはましですよ。」と返すのも忘れません。当然です。口で負けては北條センセではありません。
ここで誠が北條センセにライバル宣言しますが、北條センセは口元を歪めただけで立ち去っていきます。またこの表情が実にキマッててもう・・・。素晴らしいの一語。
後はV1での戦闘シーン、試験演習(マヌーバ?)での射撃実演。いやぁ、実に見事に北條センセ。あの姿をしてても北條センセは北條センセだってわかるんですから不思議です。
は、いいんですが・・・G3-Xとすれ違い様にちと挑発してみたのがいけなかったのか、こてんぱにのされてしまいます。あんた、装着したらのされるシーンが多いな(笑)。
久々に主役ってカンジの誠でしたが、どうも『振り回される』シーンばかりでどうも・・・。
体力的な面ではなく、精神面、つまり、力の使い方が間違っているとして姐御にG3-X装着員として不適任と判断された誠。この『無駄な力』っていうのは前々から誠の演出で使われてますね。
そして姐御が目をつけている適任者が翔一と知るや、もうとにかく爆走する!
折角豆腐を摘み上げたと思ったらそれは木綿だから出来たと言われ、わざわざ絹ごし豆腐を買いにいく誠。でも結局摘み上げられず、姐御の「やっぱりね」で爆走に拍車がかかりますが、突っかかり方がまるで子供(笑)。挙げ句に拗ねたりします。
・・・なんてーか、こう、子供ですねこの子。いや、誠らしさってカンジなんですけどね(笑)。そんなに翔一に座を譲るのが嫌なんだなぁ(笑)。
ところで氷川君、そこは美杉義彦さんの家宅であって、決して翔一クンの家宅ではありませんよ?いくら美杉教授が出番がなくて影薄いからってヒドイよあんた(お前もな)。
トレーニングルームでは全身にテーピングしてまで筋トレに励む姿が痛々しい。どうも、我慢を美徳と考えるタイプらしいですね。
後は北條センセとのからみ。
V1システムの優秀さを確信し、勝利者の余裕すら見せて立ち去っていく北條センセを呼び止め、
「僕は負けません。必ず、あなたに勝ってみせます。」
おお、ライバル宣言ですねぇ。いいぞぅ、ライバルと認めてからが生き甲斐のある時だ!
それから試験演習からのシーン。装着した後は、誠というより、G3-Xと呼ぶ方が相応しいカンジです。誠の意思がそこにあったかどうかわからない状態。G3-Xに使われている?
漸く「負けたくない!」という感情が芽生えてきたってカンジです誠。今まではほら、なんてーか、自虐的だったからさ。これからが楽しみな子です。
なにかってーとその大きな瞳をぐるぐる動かすシーンが多かった今回ですが、理論と感情論を制御しきれないでいる、というところでしょうかね。
理屈で考えれば、氷川ではG3-Xが逆に負担になり、性能を生かしきれない。でも、感情でものを判断すれば、それをどうにか努力して克服しようとする誠はやはりG3-Xを装着するに相応しい。だが・・・ってカンジで葛藤ですかつまり。
姐御らしいシーンはさほどありませんでしたが、美杉家にやってきて翔一に冷やっこを出されての一言。
「ビールはないの?」
姐御・・・ビール党かぁ・・・。とすると、どこのビールがって話になりますが、やはりASAHIかなぁ(笑)。
尾室に「氷川さんが可哀相だ」といわれるシーンなんですが・・・。
あれ?ヘンだぞ?
もし翔一をG3-X装着員として採用する気があるのなら、いずれは通らねばならぬ道の筈。もしかして姐御は、翔一を本気でG3-X装着員にする気はなかったんじゃないか?誠に、自分に欠けているものを認識して、それを克服して欲しいんじゃないか?
すると・・・翔一は、亜紀と涼に引き続き、またダシに使われたのか(笑)。
いやぁ、今回はいい役だったねぇ。
G3-Xの適任者に誠以外に目をつけている人がいる、という姐御の台詞に嬉しそうな尾室くん。
で、間ちょっとあって。
その人物に合わせて欲しいと懇願する誠。その後ろで尾室くんが「だから、それって・・・」と自分を指差すんですが、誠と姐御の反応がすこぶる私を上機嫌にしました。
まず誠が、間を置いてゆっくり尾室に視線を向けます。その視線を追って姐御も尾室に視線を向けます。その視線にたじろぐ尾室君がもう絶妙と言ったらもうあーた!
しかもその後、姐御の「いくわよ」で誠が「はい」と即答し、外出するシーンでは、おいてけぼりな尾室君の一人さびしくたたずむ姿が哀愁を帯びて実に絶妙!やったぜ明ちゃん!このシーンではあんたが一番だよ!・・・ってあんまり誉めてないなぁ(死)。
その後、翔一のことをチクッたりと何やらこすいですが、この一言はよかったですね。
「可哀相じゃないですか氷川さん、あんなに頑張ってるのに。少しは氷川さんの気持ちを考えてあげて下さいよ!」
いやぁ、今までの尾室くんの台詞の中で、一番よかったんじゃないか?
とフォローした(?)ところで今回の出番おしまい(笑)。
遂に登場したV1システム!その活躍と挫折(笑)を見てみようっ!
まずは活躍編。
陽炎揺らめく中、白銀の鎧に身を包んだ男が銃を構えてやってくる!さあ、立ち止まって警察手帳を突きつけるのだジ(削除)!
こちらに気が付いたメリトゥス、銃撃だ!ボルティッ(削除)!
しかしあれだ、黒地の上に光り輝く白銀のコンバットスーツ・・・サイ(削除)とか電子星(削除)とかレーザーブ(削除)とか、本気になったら両目が光るとか、そんなシステムじゃないんでしょうか。
・・・って、なんだこの削除の山は。は?番組が違う?ついでに世代も違う!?余計なお世話じゃこらボケーッ!
続いて挫折編。一話の中にこの二編が組み込まれるのって、ある意味贅沢だよな。どっちかというと不幸な気もするけど。
マヌーバと呼ばれる試験演習。
続々と的が立つのにそれを背に立つV1。何をするのかと思えば、背中越しに銃撃!おおおっ、射撃の腕は一級品ってことかッ!・・・しかし、それは北條センセの技量であって、V1の性能ではない気が・・・。
第一次演習を終え、G3-Xとすれ違うV1。すれ違い様、「ざっとこんなもんです。私に、撃ち損じはない。」と銃口を向ける。挑発的〜♪ここで誠がどう返すか興味をそそられたんですが、反応したのはG3-XのAI。銃口を向けたV1を敵と認識し、誠の意思と無関係にV1を襲う!
・・・ホントに誠の意思と無関係かはおいとくとして(こらこら)。
その猛攻の前にV1は沈黙。ある程度の反撃はしたんですが、本気で倒そうとしていないV1・北條センセに対し、本気で倒そうとしているG3-Xとの差は歴然でしたね。あーあ、穴開いちゃった。
以上、機動刑事V1の誕生と最期をお送りしましたッ(待てコラ)
ブィワ〜〜〜んブィワ〜〜〜ん、人は誰〜ェでも〜〜♪(よさんか)
今回もアクション盛りだくさん。このボリュームがいい感じですね。ドラマ部分もよかったし。
意外と冒頭頑張ったのがリンス不要のメリトゥス姉さん。ストームハルバートを叩き落とすなど、なかなかアギトを追いつめます。
比較的短い割に充実、アギトを最初見たときの印象が復活したってカンジです。
次がV1。銃撃かましただけなので、アクションシーンと呼ぶには抵抗がありますが(笑)。V1登場記念って事で。
その次がV1対G3-X。おおおおおっ、こんなアクションが入ってていいのか!?ってカンジに動き回ります。見たカンジ、V1をなぶってるようにしか見えないけど(笑)。それがV1の宿命かッ!
そしてアギト対メリトゥス。これも、G3-X登場までの間繋ぎとは言えないくらい、なかなか充実。ただ、今までだったら迷わず武器を出してたであろうシーンで、アギトが素手のまま、というのは納得いかない。特に、繰り出した剣を持つ腕を掴んで「お、フレイムセイバー出すか!?」みたいなシーンあったから余計そう思う。
最後にG3-X。ガトリングガンを準備するシーン・・・待て待て!そんなに銃身とかぶつ切りにして使い物になるってのが納得いかんぞ!?
ま、そこは譲るとして・・・ガトリングガンを撃つG3-X・・・以外にアクションないな・・・。格闘戦パートはV1、重火器パートはメリトゥスとで分担したのかね?
G3チームが出動できない場合、それならV1が出動だ。そうしてお互いをフォローしていくことこそが理想なんじゃないですか?警視庁。
は?・・・ふむふむ、両雄並び立たず?ははぁ、上の決定ですか?え?北條センセが?なるほど、いかにもなカンジですねぇ。え?前回とネタが同じ?はっはっは、気にするな健ちゃん。
ということで、北條センセが一方を担う以上、どちらかが滅亡する以外に道はない、と。・・・困った人だな北條センセも(笑)。
考えてみるまでもなく、一般民間人を警視庁組織に登用することは尋常では不可能でしょう。いや、採用とかでなく(笑)。
G3チームはいわば特務機関。しかも翔一は以前の調書で記憶喪失で正体不明ということが知れている。身元のハッキリしない人間を、自分の組織に組み込むのは余程の信用がなければ無理でしょう。狩野のダンナがむずかしいと言ったのは、それでも前向きに検討している姿勢でしょうか。
アンノウンの被害者についての聴聞会議ですが、北條センセのシーンのカット割り。スクロール用カメラと固定カメラとの二種類の映像を駆使した・・・のはいいんだけど、そこまで凝る必要のあるシーンだったかなぁ?
松並医科大学病院。チッ、関東医大病院ではないのか。
日本人なら日本語使え!
あれだけ暴れたらあと2〜3話は出番なしだなぁ・・・。
なにがやばいって・・・主人公、誰?
さあて!
ある程度予想はしてたけど、おおお、かなり楽しめたぞ!書く事も多い!削れねぇ〜ッ!
って、次回の話次回の話・・・。
暴走したG3-Xのまま出動した誠は、アギトに銃口を向けるが力尽きて倒れる!
それをアギトはどうするのか?北條センセはどうなったのか?V1はどうなるのか?というか、あれでもう決定ですか?
そして気絶した氷川はどうなったのか?それよりも、あのアンノウン、何?(笑)
って具合で次回の北條センセの叫びが楽しみ!