北條透は、2年前に殺された風谷伸幸と、榊亜紀に殺された自衛官の遺体状況から、超能力者が犯人であると共通点を見出す。そして、風谷伸幸殺しにこそ、アンノウン事件の鍵が隠されているのではないか、と・・・。
風谷真魚は、クラブ活動で悩んでいた。先輩たちのイジメにあっていたのである。しかし、リビングで陽気に笑う翔一たちに、それを持ち出す事は出来なかった。近く花火大会があると浮かれ気分の三人を見ても、父との想い出が脳裏に浮かび、浮かれることができないでいた。
美杉家に北條が訪ねてきた。北條は真魚に、風谷伸幸の周りに超能力者がいなかったか、と聞く。犯人は、超能力者である可能性がある、との北條の詰問に、同席していた氷川と翔一が場の話題を逸らす。
沢木哲也は哀しみにくれていた。人はやはり同じなのか、同じ過ちを繰り返すのか。彼は、相良克彦を、霊安室に安置されている葦原涼の遺体の前に連れ出し、蘇生を試みさせる。だが、克彦の力は死者を蘇生させるほどのものではなかった。
やがて、沢木は新たな能力者を得るべく行動を起こす。彼が選んだのは、真魚だった・・・。沢木と出会った真魚は、自分の能力を制御しきれなくなっていく・・・。
花火大会。クラブの先輩と出会った真魚はイジメを受けるが、その時真魚の能力が暴走しかける。
また、大会の会場にいた克彦は、クルスタータ・パレオに襲われる。気配を察知した翔一がアギトとなり立ちはだかり、通報を受けた誠がG3-Xで駆けつける。
しかし、パレオの堅い外骨格に、二人がかりの攻撃も弾き返されてしまう。勝つ手だてはないのか・・・?
一人、真魚は歩いていた。北條にいわれた、この言葉がこだまするまま・・・。
「超能力者は、自らの意思と無関係に、力を発動する事がある」
それじゃあ、父さんを殺したのは・・・。真魚の苦悩は絶えない。
ぼふーっ!
皆のもの、見よ!聞け!ホンモノだ!
J・U・N、ジューン!
ダンバイン、カモーン!
・・・は?パクんな?何を?
・・・は?誠?誰それ。要潤?
愚か者!
北條透で潤とくりゃ山崎潤だろーが!貴様何年アギトファンやっとるか!(まだ年で数えられません)
与太はともかく(また与太かコラ)。
ほぉーらほらほら、北條センセが出てくると物語も進むし展開もキビキビ、お笑いもしっかり忘れず、もういう事ないザマス(ザマス?)。
長らくお待たせしました、久々の北條節絶好調!何年ぶり、ってカンジですねぇ(1年経ってねぇってば)。やはり、アギトはこのお方がいなければいけません。
ビバ・デ・・・
あれ?気のせいか、デコを気にしているように見えますが・・・前髪なんか特に。
ははぁ、さては薬用
【V1ガン乱れ撃ち】
痛ててててて・・・。ええい、何も言ってないのに髪の話となると気の短い奴め。
今回の一番の見せ場といえば、やはり美杉家でのシーンでしょう!いえ、真魚ちゃん問い詰めてるシーンじゃなく・・・ほら、あれ♪翔一クンに手巻き寿司を差し出されてのロ・ウ・バ・イ♪
そっかー、トラウマになっちゃったんだねぇ。すると、ひょっとしたら、焼肉(牛)系アンノウンとかラーメン系アンノウンとかにも襲われてたりするのかもなぁ。
・・・。
ラーメン系?
いや、とにかくあの「手巻き寿司状態」のシーンが2度に渡って展開されようとは夢にも思っていませんでした。いやいいシーンですねぇこうして見ても。素晴らしい。特に最初の榊亜紀の放水攻撃を受けた際のあの・・・
【V1ガン乱射中】
うううううう・・・・・・。
V1って壊れたんじゃないのか・・・?
それはさておき、あの最後の「ちょっと、気分が・・・」っての、もうすンばらCーの一語!いやー、今回のアギト、90%はこれで稼いだな、ウン(何のパーセンテージだ)。
もう一つは当然、階段。
すれ違おうとする姐御と北條センセ。・・・譲るってことを知らないよな、二人とも(笑)。
そして、北條節はここが真骨頂!ごまかしかたも北條節!(笑)
確かに、実戦部隊と指揮官は全くの別物。そういう意味では、アンノウンの存在を色々推測こそすれ、深く追求しようとしていない(と北條センセは思っている)G3チームの面々は、上の命令であれ撃てこれ撃てするだけの兵士、将棋の歩に過ぎない、か。
そこで小沢さんのツッコミが入るんですけど、人の話全然聞いてないのな、北條センセ(笑)。
しかし、焼肉を食い過ぎると、角が生えるのか・・・知らなかった(死)。いや、「牛」っていいたいんだろうな。あ、なるほど。そして突っついてくる姐御牛をヒラリヒラリと・・・そういうことか!フッフッフッ・・・ニヤリ。
ふー、今回の彼の存在は、実に素晴らしい。フッフッフッ・・・ニヤリ。北條センセでした。
いえ深い意味はありません副題には。
そう、真魚ちゃんですが・・・。早速新人イジメに興じる先輩達。「ちょっとカワイイからって」ってのがホンネという、これまたカワイイ理由でイジメる悪ガキ三人娘。いや〜、よく見つけてくるよなぁ、ああいう適任者。見て一発で「あ、悪党だな」って分かる演技。ひょっとして、悪役商会女性組?
悪ガキ三人娘はどうでもいいとして、遂に真魚ちゃんは、その能力を沢木哲也によって覚醒促進されます。その結果、自分の中の感情が超能力という具現を経て、相手に発現してしまうという何とも厄介なことに。
そして、彼女たちを生かしておいた事が今後、真魚ちゃんに災いとなる、と。・・・っつーか、誰が信じるんだろう、あの連中の言う事(笑)。
「車のバンパーを私に絡み付けて絞め殺そうとした」
って・・・レイちゃんのいる病院に送り込まれそうだよな、ウン。
・・・あ、でも物証があるか。なんにしても、あの車の持ち主、可哀相に(笑)。
「おわーっ!?俺の車にいったい何がー!?」
って。
北條センセに言われた事がかなりショック。そりゃそうです。あの言葉は、真魚ちゃん自身に、
無意識の内に、自分が父を殺したのでは?
という意識を持たせてしまったのですから。
そして悪い事に沢木哲也によってその能力は自分の制御を離れていく。自分の意志とは関係なく・・・待て、意志に同調してないか?あれ。
正確に言うなら、「能力を使おうという意識がないのに発動する」といったところか。迷惑千万だなこりゃ。
これで、真魚ちゃんも物語に大きく巻き込まれ始めました。後は・・・教授待ちですね。
だいぶ話の繋がりが見えて来始めました、哲っちゃんレイちゃん大疾走♪
ぶるぶるばきゅーん、ぶるばきゅーん♪
(若人置いてけぼり・いい大人も置いてけぼり)
まあ、それはそれとして(どれだ)。
焦っているようですね、哲っちゃん。別れた奥さん(レイちゃん)に復縁(涼の蘇生)を頼みにきたのにものの見事に断られて、「男って哀しい生き物よね」(哀しみが見えます、君の中に)と蔑まれ、自暴自棄になった哲っちゃんは、なんと男(克彦)に走ります。克彦に結婚を申し込みます(涼を蘇生させる)が、「俺(の力)じゃ無理だ」と冷や汗ながらに断られ、あろうことか援助交際(真魚との接触)にまで手を染めますが、こちらは校内であったことが災いして志半ばで頓挫。
・・・。
そこまで結婚を急がなくったっていいんじゃないかなぁ。
【ハンドパワー炸裂中】
・
・・
・・・う、うーむ。
ええい、この作品には気の短い連中が多すぎる。私がいったい何をしたと・・・
【ハンドパワー炸裂中】
「お前の肉体の時間を早めた。そろそろ下腹部がでっぷりだ。」(哲っちゃん)
何ィィィ!?貴様一体!?
与太はともかく(与太ばっかりじゃねーか)
青年との会話、克彦との会話から、漸く謎が解きほぐされ始めたのがわかります。いよいよ、主人公たちものほほんと敵と戦っているだけじゃ済まなくなってきますよ!楽しみです、いやホント。
アンノウン反応で気力転身。問答無用。ダイダイダイダイダイナ(削除)。
途中から別物が入っておるな。
与太はいいとして(だから、与太ばっかりだって)。
今回の翔一クンはまず、リビングで夕飯の物色という、主夫・翔一クン。マグロと聞いてニヤリングスマイルの教授が大変印象的(笑)。
また、お客をもてなすのに手巻き寿司を持ち出したりする辺りも、翔一クンらしいというかなんというか、でも、夏はやっぱりきしめんだなぁ。或いは赤いそうめんの入ってるやつ。冷や麦もいい。こいつと麦茶で夏は大安泰。
えーっと、何の話なんだっけ(死)。
他には、花火大会ではちょっとだけ浴衣姿も披露してくれております。浴衣に変身ベルト、という組み合わせはなかなか斬新。
後は、アギトに変身してクルスタータ・パレオにギッタンギッタンにされるだけ。パンチもキックも全く通用してません。最近、アギト弱いなぁ。前回のアラパイマだって、ほとんど滅多打ち状態だったし前半。なんか、変身後の扱いもどんどん悪化しているような・・・(笑)
今回は、やはり手巻き寿司のシーンですね。
北條センセが来て、真魚への容赦ない詰問を端で聞いていた誠が、北條センセに対してつっかかる、というシーンがあるのですが・・・。それは、あなたが真魚ちゃんの超能力を知っているからでしょう?北條センセの捜査姿勢は刑事としては間違ってはいない筈ですが・・・。
「犯人が超能力者だという証拠でもあるのですか?」
って、それを調べるために聴取に来たんじゃないか馬鹿野郎。
しかしま、知ってて黙っていられる男じゃない、っていうのが誠のいいところだよね。
翔一クンが機転を利かせて手巻き寿司に話題を摩り替えたのに便乗し、場の空気を一変すべく打った芝居・・・それが、「不器用な誠のありがちな失敗」でした。
嘘です。
素です。
大マジに不器用なんです。
そんな気の利かせ方が出来る男じゃないんです。それが誠の魅力でもあるか。
北條センセが言うんだから間違いありません。よい子は信じちゃいけません(なら書くな)。
久々に登場して、久々に北條センセとの絡み・・・あっ奥さん!「絡み」で反応(またそんなネタかこら貴様)。
すんません発想が貧困なもので。
でも、今回もやっぱり受け身側。北條センセの一方的なセリフにツッコミを入れるのが精一杯。でも、
「その歩にさえなれなかった」
「角が生えたら真っ先にあなたを突つきに行くわ」
など、魅力的なセリフの数々が姐御らしさを強調していて絶妙なハーモニー。今のところ、コンビとして最高なのはこの二人。というか、このコンビは最後まで変わらない気がする(笑)。
北條センセのセリフがこの後続くとすれば、やはり「マタドール」なんでしょうね、あの「角が生えたら〜」は。うーん、シーンが想像できちゃうところが凄いよな。
青いボディに鉄の爪(違います)。青を基調にした甲殻類怪人はちょっと記憶にない。どうして青なのかはさして問うまい。
名前は【クルスタータ・パレオ】。調べてみたがさっぱり意味不明。パターンから、前者が「蟹」である可能性が大だが、後者は一体・・・?
それにしても、こいつがまた強い!強いというか固い!アギトのパンチを受けても微動だにしない。GM-01(なんで今更そんな軟弱火器を使うのかわからんが)も全く歯が立たない。歯が立たないのは今までと同じだが(死)、歯が立たないレベルがまるで違う!当たっている形跡さえないのだ!・・・それは、外れてるだけか(笑)?
ともかく、アギトとG3-Xどちらの攻撃もものともしないこのアンノウン、敬意を込めて
カニ道楽
と命名しよう。(どこが敬意か)(しかもかなり安直)(ほっとけ)
今回、克彦のセリフで、「俺達はアギトになるんじゃないのか!?」というのがあります。つまり、彼らは「アギト」がなんであるか、どうしてそうなるのかを知っている、ということですね。知らないでそんなセリフはかせたんなら、脚本的に問題大あり。
ここでいう「俺達」が、あかつき号事件の遭遇者なのは周知の通り。とすると、葦原涼の父も、アギトになる予定だったのか?背広姿のいいおっさんが、「変身!」ってアギトに?
っつーか、真澄もアギトに!?それだけは絶対許さん!あんな女にアギトの力を持たせたら、国が滅びる。今の内にA級犯罪者として処刑すべきだ。来週なんか特に真魚ちゃん同盟からも命を狙われる事になるんだし。紙ちゃん不憫だよな・・・。ま、しょうがないよな、この役を受けた瞬間から背負うべき十字架だったんだから(背負ってないってば)。
それはさておき。
アギトの定義は何なのか。以前、篠原佐恵子が唯一興味を示したという(嘘の)言い伝え、あれに何か通じるものがあるのではないか?
そして、彼らはギルスの存在を知らなかった。ギルスはアギトの突然変異とでも言えるのだろう。青年も、「珍しいな」と語っておられたくらいだから、あかつき号事件遭遇者が知っている筈もない。つまり、ギルス・涼は、アンノウンと同種と判断されたのではないか。この辺り、未だ登場しないリーダー格・木野薫の意志の所在が不明の為断言は出来ないが・・・。
ますますそのミステリアスな面を強める青年と、今回、行動と言動がわかりやすかった沢木哲也。
青年は、人を愛するがゆえ、人の人でない面を憎む。では、彼の言う「人でない面」とは一体何なのか。以前、「人が人を殺してはならない」というセリフをヒドロゾア・イグニオに喋らせたことから、十戒でも持ち出すんじゃなかろうかと思わせるものがある。
死んだ人間を生き返らせる、これも彼の「人でない面」に当たるのだろうか。しかし、彼はその能力を持っている様子。一体、ついこの間、オーパーツ研究局が遺伝子モデルから産み出した彼に、どんな記憶が、どんな思想が植え付けられているというのだろうか。
そして、その存在をどうやって知り得たのか、という沢木哲也。そこも疑問だが、そうした能力があると言えばそれで終わってしまいそうなので割愛する。
彼は、人が持ってはならない力を与えてきたが、その結末は悲劇に終わった。榊亜紀も相良克彦も、その力を殺人に使った。彼が与えた力は、明らかに間違った使われ方をしたのである。青年は開口一番、彼のその哀しみを指摘する。彼が、どんな目的で自分に再び近づいてきたのかも・・・。
沢木哲也は、一体、何をしようとしているのか。
最初に出てきた、G3チームの昼食風景。昼から焼肉とはいい御身分だ。
ここでの尾室君の扱われ方は、涼とは全く別の不幸を一身に背負っており、心底笑いが止まらない。一言言えよ食いたいんなら。だまーって肉焼いてりゃ食われるだけじゃん。全くもののわからんやつだ。
で、ダーっと飛び出していく尾室君に対する誠と姐御のセリフもひどい(笑)。なんだ青春って。
ホント、いい連中つかうよなー。しかし、お蝶夫人と取り巻き、というには格が低すぎて話にならないな。公式ページの次回予告でちょっと期待していただけに、出てきたこいつらのあまりのチンケさに嫌気が差したのは私だけではあるまい(お前だけだバカモノ)。
テレビマガジン(?)のCMで、付録のアレです。劇場版CMでもお馴染みのいかにも「バーニングファイヤー!」調なアギトのニューフォーム。
名前をバーニングフォーム。・・・ひねれ。
武器はシャイニングカリバー。決め言葉は「ヒートエンド!」。叫び方は(略)
さて!
遂にたまらず家出してしまった真魚!そして、それを拉致監禁するサイコ女・真澄。その誘拐動機は、真魚がカワイイから、ただそれだけだという有り様。
それを知った克彦は単身、真澄の元へ乗り込み、真澄から真魚を奪い出す・・・
は?違う?
えーっと、どういうわけか家出した真魚を拉致監禁するサイコ女・真澄と克彦、というのは間違っていなさそう。サイコ女も全国共通認識だしね。
一体全体何がどうしたんだかさっぱりわからんが、やっぱり冒頭で勝手に逃げ出すのかカニ道楽!?
というか、次回はマシントルネーダーをストームハルバートを抱えて駆るアギトのシーンが、実にイカス的ナイスなシーンで高得点間違いなし(何の点だ)!
さあ、テーマは流鏑馬か那須与一か、待て次回!