木野の魔の手から辛くも逃れた涼だが、状況が好転したわけではない。
北條透の任意同行に応じた翔一は、自分がアギトであることを簡単に明かす。北條は、何故翔一がアギトになったのかを調べるべく、翔一に逆光催眠をかける。そして、翔一があかつき号に乗船していたことが判明する。しかしその記憶の追体験により翔一は気を失ってしまう。
木野をアギトと信じて疑わず、葦原涼の所在を探そうとする氷川だが、それを小沢は疑問視する。なおも反抗する氷川に「アギトが複数存在するとしたら?」と投げかける小沢。ちょうどそこに木野から氷川に連絡が入る。
涼を介護する真島だが、ステリオ・シニストラに襲われる。通報を受けたG3-Xが戦うその最中、木野がやってきて誠の目の前で変身する。近寄る誠だが、「邪魔だ」と殴り倒される。シニストラが逃走した後、誠は木野に詰め寄る。だが木野は飄然とその場を去る。
誠は真島に話を聞こうとするが、再びシニストラに襲われる。G3-Xの装着ユニットが無い状態での戦いを強いられる誠・・・。
北條により、津上翔一がアギトであると知らされた小沢は翔一と二人きりでの面会を求める。丁度そこに誠からアンノウン出現の報せが小沢に届く。「助けてくれるかしら、氷川君を。」と翔一にアギトとなって戦うことを願う小沢、「はい。慣れてますから。」と応じる翔一。
なんとかシニストラを防いでいる誠の前に、木野アギトが現われる。「見つけたぞ・・・今度こそ逃さん。」と真島にすごんでみせる木野は、しかしシニストラの存在に気づいていなかった。両者が戦うその隙に逃げ出す誠と真島。木野はシニストラなど眼中に無いといった風情で真島を追うが、そこに小沢の車が到着、翔一が降り立つ。変身しつつ木野アギトに突進する翔一。両者の戦いは・・・?
ホクホクです。
特に今回は実に色んな北條センセが見られて(特にアレ←笑)大満足(貴様なにが目的で見てるんだ)。
アギトが翔一だということが随分意外だったみたいですが、ひょっとして、北條センセは木野が今まで現われていたアギトではないとわかってたのかも?それ以前に、目の前の現実を冷静に分析したってだけの話と思いますけどね。
あの現場に現われたのが、今までのアギトでも木野アギトでも、北條センセにしてみればどっちでもいいこと。人間に戻ったところを捕獲するのは容易ですから。うーん、さすが北條センセ。
後は翔一から事情を聞き出すんですが、東映だったっけかな?扱いに慣れてきたってこと書いてあったけど、どこをどうみたらそうなるんですかね?あそこまでハッキリ書いている以上、もっともーっといいシーンを想像していただけにガッカリ度数120%でフライ(久々なネタの上に若人置いてけぼり)
ともかく、ここで意外な事実。
見ている私たちには意外でも何でもないんですが、実は翔一があかつき号に乗っていたということが発覚しました。北條センセのことですから、あかつき号で救助されたメンバーは調査済みの筈。あとは、あの事件が「一名の行方不明者を除いて全員救助された」ことから、この津上翔一=行方不明者という図式が割り出せるわけです。
そう、アギトと津上翔一、翔一とあかつき号、あかつき号と超能力者、超能力者とアンノウン、アンノウンとアギト、これらがきっぱり繋がった瞬間です。その現場に立ち会わせたのが他ならぬ北條センセであることを、我々が喜ばずして誰が喜ぶか(お前だけだ)。
とまぁ、今回はそんなところはどうでもいいです。
今回のセンセは小沢の姐御との絡みです。
優越感に浸る為に小沢澄子に近づいたものの、アギトの正体が判明したともったいぶっていたら、姐御にスバッと津上翔一だと言い当てられてすっかり立場を無くして歯噛みしている北條センセ!
くぉ〜ッ!
かわいい!かわいすぎるぜ北條センセ!(死)
【現在血の暴走中】
更にその後がいい!
翔一と面会してた姐御が出てきたかと思ったら、なんと翔一を連れていこうとするじゃないですか!冗談じゃない、津上翔一は貴重なサンプルです。折角の私の手柄を横取りされてたまりますか!
って邪魔立てしますが、姐御に膝蹴り食らわされて昏倒(笑)。
これ!
このあっけなさがたまりません!残念なのは金的ではなかったことでしょうか(死)。食らってもんどりうってる北條センセも見たいと思いましたが、実現は持ち越しということで(持ち越し?)。
前回は誠を心酔させるあのシーンがあった為、「悪役」と割り切れませんでしたが、今回はもう最初から最後まで悪役でしたねぇ。
前回からの引きですが、これは雅人の右腕が邪魔立てして失敗。やはりこの兄弟、何か隠されたものがまだありますね。今回は木野の闇の一面が強調されていました。・・・というか、回を追うごとに闇だらけになっていくんですがこの人(笑)
誠に「アギトじゃない」と今更看破されても動じない木野。ここら辺はもろカッチョイイんですよねぇ。しかも台詞がふるっています。
「これだけは言っておきましょう。
いずれ私は、あなたが知る、ただ一人のアギトになる。」
どぉーおですか!
惚れるなといったって無理です。木野さんが口を開く度に『全国ステキなオジサマとのロマンス発掘隊』の隊員がテレビ前でバタバタ倒れるんです。広島支部でも本日分の統計が2,715人と発表されています(嘘←どこからだ)。
更には沢木の哲っちゃんが接触を試みてきますが、もうその第一声!
「どなたです。」
ほぉーおらほら!
これだけで1,986名のマリリン(?)が失神したと『全国バリトンヴォイス普及協会女性部』広島支部で発表が(かなり嘘)
それはそれとして、2度目にアギト姿で登場した時なんですが、すっかり無視されたシニストラに襲われるというお茶目ぶりを見せて、新たなファン層を掴もうとしてますね(笑)。あれ、すっげーマヌケな絵だったよなぁ。木野って実はそういう奴?
アギト聖人説を唱えていた誠が心酔した木野薫。しかし、彼は言うほど高潔で純粋ではなかった・・・。と、そう思い始めたと思っていたのに、なんだかんだでやっぱり言いくるめられてましたね(笑)。
そのことで姐御とまた衝突します。
木野からかかってきた電話に姐御が割り込み、一方的にまくしたてて木野は電話を切ってしまいます。「失礼な男ね。」という姐御に激昂し反発する誠。
でも、アンノウン出現の報せを受けて出撃したその先で、木野が自分の思っているアギトではないことを漸く知ります。っつーか、あの姿を見た瞬間に気づかんか(笑)。それとも誠にはアギトがひとくくりに見えるのか?
その後、木野に詰め寄る誠ですが、なんだか必要以上に激昂してます。最近の誠、こんなのが多いなぁ。ま、感情の爆発はこれからの展開には重要になってきますから歓迎すべきですが、どうも激昂の仕方が不自然なんですよね。それをいったら全体的に演技が不(削除)
あと、誠としてのアクションで、涼のバイクでシニストラに突撃しふっ飛ばすシーンが見所の一つですね。しかし、みんな律義にメットかぶるねぇ前回の涼といい今回の誠といい。
さて、これで木野に対する考え方を改めるのかどうか。そして、アギトの本当の正体を、知る日が来るのか。どうやら次回予告がXデーみたいですが(笑)。
なんだこの見出しは。
久々に登場したこの哲っちゃんですが、話をややこしくする以外に芸当が無いのでしょうか(笑)。そんな印象を抱かずにはおれない人です。
で、木野に「どなたです」って聞かれての答がこれ。
「かつて、アギトを葬った者。
これから、アギトを救う者。
神を・・・裏切った者だ。」
おおっ、裏切りの使徒。いいシチュエーションになってきたぞぉ。とすると、この男は・・・って展開もアリかなぁ。
なるほど、人間の可能性を否定する存在から、人間を守る為に戦う、それがアギトですか。でも翔一クンはそこんとこの自覚なんか欠片も無いんですが(笑)。やってることやってるからいいってことか?翔一の前に現われないってことは、それでいいって思っているのかな。
木野を「お前は、アギトの本当の力の使い方を知らない」とかいっちゃいますが、もう一人のアギト・翔一にはそう言いにいかないのはつまり、翔一はアギトの力の使い方を知っている(または使い方が正しい)ってことでしょうか。本人に全く自覚がないのは問題じゃないんでしょうか?(笑)
それにしても・・・「救われる」だとかなんだとか、妖しい宗教だよなぁ(笑)。
今回の姐御はよいですねぇ。Gトレーラーの中でのやりとりは言うに及びませんが、とりわけ今回一番のシーンでもある「北條センセへの膝蹴り」は後世まで語り種となりましょう。
一応、急所は外しているようです。このシーン、そういう系統のネタが出やすいだろうなぁ(笑)。北條センセも前屈みに倒れ込んだし(こらこら)。
Gトレーラー内部での誠とのやりとりでも、姐御の「らしさ」が出ていました。
どうやら姐御は前々から「アギトが複数存在する」という可能性に気づいていたようです。今回、木野という存在が登場したことと、その木野が積極的に働きかけてくることから、その可能性が濃厚になった。そう姐御は言っています。事実そうなんですけどね(笑)。
それに至ったのは、ギルスが人間であることが知れてから、いえ、ギルスの存在が知れてからかもしれません。「人を襲う」アンノウンと戦う「謎の存在」アギト・・・ならば、ギルスがどちらに属するか自ずと知れます。姐御のIQはかの本郷猛には遥かに及びませんが、そりゃもう尋常じゃない数値です(もっとも、本郷のIQは「スゴイ天才」を現す為のデフォルメにすぎませんが)。そのくらいの可能性に到達しない筈がありません。ほら、姐御もさして驚いた様子はないですね。
その驚いた様子がないのは、北條センセがアギトの正体を話すのをもったいぶっているところにズバッと言い当ててしまうところでも窺い知れますね。既にそう踏んでいなければ、すぐさま口をついて出ては来ません。
そして翔一との面会。端的に用件だけってところが姐御らしいし、翔一もいつもどおりの翔一。
さてこの姐御、翔一の正体を誠にどう伝えるんでしょうか?誠はまだ「本物のアギト」には幻想を抱いたままみたいですけど・・・でも次回予告で次回がXデーみたいですからねぇ(笑)。楽しみ。
フィニッシュまでいったのは今回は無いんですが、やっぱり木野アギトのアクションシーンっていうのはいいね。特に「邪魔だ」の裏拳がシビれました。
更にシニストラとの格闘シーン全編の映像演出。
ホント、惚れるなというのは無理でしょう。
そしてG3-Xですが、今回は刃物攻勢。
最初の遠距離はGM-01で、接近戦ではGS-03。鍔迫り合いまで見せてもうサービス満点。ただ、あれで実際切ったっていうシーンは、いまだかつて見たことがないような・・・(笑)。
そしてGS-03を弾かれてピンチに陥って咄嗟に刃先止めに使ったのがGK-06!そう、普段は左腕に格納されているアレです。この辺りのアクションの流れが実に良い感じです。
折角のGK-06だからもっと見せ場を、という意見もありそうですが、得物が違いすぎます(笑)。G3-Xには長得物が欠落していますねぇ。レッドアイザーにパーフェクターまで装備している分際で長得物がないとは・・・仮面ライダーとして許せませんね(そしたらもっとパクリやん←笑)。
そして予告編で「いよいよか!」と思われた翔一アギトVS木野アギトはおあずけ。ケチ。
肩の鎧と名前(デクステラ=右)で考えれば、デクステラがこないだ爆死したやつか。
公式サイトを鵜呑みにしちゃイケナイってこと。
修正前に書き残しときますが、第37話放送直後から第38話放送後まで、「赤い」「左腕強化型」がシニストラと紹介されていました。同様に「青い」「右腕強化型」がデクステラ、と。フフッ、これだから公式見解なんかいい加減で話半分で聞いといた方がいいってお話♪
なんてーか・・・謎の少年・隆之介クンと隆文君ライクだよなぁ最近(笑)。
ま、おかげさまで次回は「違う!涼の介護はボクがやるんだ!」って展開が待ってますが(待ってません)。楽しみ♪
さて!
遂に二人のアギトが激突します!が!それは次回では些事に過ぎない!
相変わらずの容態の涼。打つ手もなくうろたえる真島に近づく一人の男・・・「彼が死んでからでは手後れになる!」真島の時が早まり、そして、ギルスの新たな力の顕現が始まる。真島は一体どうなるのか?そして涼は?
また、遂にアギトの正体を知ってしまった一人の哀れな男。あまりの現実に耐え兼ね、彼はその銃口を思わぬところへ突き付ける!・・・って、映像の繋ぎ方の妙で前回散々な目に遭ったからなぁ、繋げない様にしようっと。
翔一に突きつけられた銃口、その持ち主は・・・!?
それはそれとして、誠はやっぱり現実の厳しさに耐え切れるのか!?(笑)
次回、「ああ無情!氷川誠、激情の銃撃!」に、チェーンジゲッ(番組違う)