美杉家へ戻ってきた翔一は真魚に、北條が奇妙な手紙のことで訪問したことを伝える。だが、「雪菜」という名前を聞いてもピンとこない上に文面が謎の文字だらけだったと聞いた翔一は、そのことを特に意識することはなかった。
しかし真魚は、手紙を手に取った時に感じたビジョンが気になっていた。
そして、翔一は誠と会い、話をしているうちにもう一人の「アギト」、木野薫に興味を持ち、会いたいと言い始める。木野の所在を聞く為に涼の元を訪れる翔一と誠。涼は真島のいる部屋へ二人を案内するが、木野は手術依頼を受けて留守だった。だがそこで三人は、木野の過去を、弟を失ったことを知る。
病院にまでやってきた三人だが、手術を終えた木野は険しい表情で「話す事は何も無い」と立ち去る。翔一はそれを追い、誠と涼は木野を翔一に託す。
どうにかして木野を知りたい翔一は様々なアプローチを行うが、木野は全く態度を変えようとしない。ただ、翔一の過去を知っているようなことを口走り、却って翔一の関心を集めてしまう。
同じ頃、誠に「どうやって変身する力を得たのか」をしつこく聞かれていた涼は、あまりのしつこさに誠を殴り倒してしまう。
並走する木野と翔一。その背後から謎の球体が襲いかかる。二人の目の前に姿を現したそれは、水のエルであった。その気配を察知して急行した涼、通報を受けた誠が合流する。
水のエルはしかし、彼等の攻撃をものともせずにいた。ギルス・涼が、アギト・翔一が傷つき倒れ、翔一は変身まで解けてしまう。気を失いつつある中、翔一はある過去の記憶を紡ぎ出そうとしていた。それは、あかつき号のこと・・・。
おバカに転がる前に、レイちゃん哲っちゃん(いい加減その呼び方やめれ)のシーンなどで判明したことがいくつか。
まず、各地で諸説紛紛だった「最初のアギト」、どうやら雪菜でほぼ確定のようです。
そして、レイちゃんが三浦智子を本当にその手で殺したこと。これはちょっと私にとってはショックでした。まさかねぇ、フェミネウスをあんなにしたり劇場版ラストであんなことしたりするレイちゃんが、まさか針金による絞殺なんてねぇ・・・。
三浦智子を殺したのは別の存在だと思っていた人はそこそこいると思いますが、その人達にとってはガッカリした告白でした。どうやら私達が考えているような「神」とは違うようですね。
そして木野薫。「人を救う為に戦う」とか言ってた癖に「お前等は邪魔だ」と涼達を襲ったりした彼ですが、彼は彼なりの正義を貫いているようです。ただ、涼もレイちゃんも指摘している通り、木野は過去にとらわれていますね。そこがまた木野薫の魅力に繋がっているんですけど・・・。
もう一つ、これは既にわかっていたことですが、記憶を失う以前の翔一を知っていること。視聴者は知っていましたが、作品内の登場人物では今回、翔一がそのことを初めて知ったわけです。
物語もいよいよというところにやってきてます。謎についてもこれでもかこれでもか、と詰め込んでいくことが予想されます。ゴールまであと一息!
・・・どうせ謎だらけのまま終わるに決まってるけど(死)
北條センセを冒頭の回想シーンだけでしか使わないとは貴様らいい根性!
・・・って激昂するのももう飽きたな。
ということで、今回の北條センセは一週お休み。そういえば、小沢の姐御もお休み。やっぱりこの二人はセットなんですねぇ(笑)。奥が深い(深くない)。
とテレビ前でポツリと呟いた人が大勢いたとかいないとか(どっちやねん)。
翔一と誠のツーショットのシーンです。
ソフトクリームが絡むと随分コミカル風味に仕上がるものなんですねぇ。私は翔一クンのチョコアイスがいつこぼれおちるかが気になってましたが、結局おちませんでした。
しかし・・・そうか、そういう見方もあるんだなぁ、と改めて再認識しました。・・・は?極めてローカル?
・・・でも、「翔一クンのソフトクリームになりたい同盟」関西支局の調査では(以下陳腐ネタなので削除)
何がキーワードなのかって、「なめる」ってシチュエーションだけでおかずにできるらしいです。・・・ふむ、気持ちはわからんでも(以下不穏当につき削除)
腰が抜けちゃいましたよ私は(死)。
久々の登場だったからか、出番多めでしたねぇ。
勿論、謎の青年ことレイちゃんです。
最初いきなり喘いでたかと思えば、水のエルに「僕の胸に飛び込んでおいで」と言わんばかりに優しい笑顔と全てを暖かく包み込んでくれそうな両腕の開き具合とかを見せてくれてもう迫ってくる胸の映像(いえ服は着てますが)でまず腰砕け(死)。
次はその水のエルを送り出すシーンですが・・・撃沈率200%。私もこれを読んでる人に「ああ、やっぱりこういうネタにすると思った」と思われるのは癪なんですけど、書かないと「所詮あんたもその程度か」と嘲られるので書きます。人間って哀しいよな(お前だけだ阿呆)。
エル「じゃあ、(アギト殺しに)行ってくるよ。」
レイ「あ、待って・・・。
(すっ、と近づくレイちゃん)
レイ「お・ま・じ・な・い♪」
(迫るレイちゃんのクチビル)
エル「う・・・うわぁぁぁっ!?」
(猛然と部屋を飛び出すエル)
レイ「あ・・・・・。
ふふっ♪照れ屋さん♪」
すいません5万回くらい死んできます(これも随分古い言い回しだな)。
涼、そして翔一と木野、三人が一堂に会して水のエルと戦う為に変身!特に木野がカッコイイわ!決まってるねぇ!いえ別にこの放送前に到着した土曜アギト倶楽部で大ウケしたから推してるわけじゃなくって(バラすな)。
ただ、ちょーっとCG合成が・・・って気がしました。見ていて何か違和感を感じたんですが、みなさんはどうだったでしょうか?なんか、ホントに後から取ってつけたような・・・。でもま、これはこれでいいんですがね。
なんだかよくわかりませんが、強くなったかどうかわかりません。前回はバーニングフォームで圧倒されたので、今回圧倒的な力を見せ付けたとか言われても、ちっともピンときません。大体、最初の登場が今回みたいに圧倒的パワーを誇ってたんだから、「・・・何が変わったの?」ってカンジなんですが・・・。
というか、バーニングフォームやシャイニングフォームは随分ご無沙汰なんですけど。
今回、真剣に身を乗り出してしまったシーンが、哲っちゃんレイちゃんのかけあいですね。特に哲っちゃん役(役名じゃねぇってば)の小川敦史さんの演技がねー・・・。
ついつい見入ってしまったんです。今回は小川さんに負けました(負けってなんや)。
レイちゃんが色々と説明ネームをつらつらと綴ってくれてますので、そういう意味でも大事ですが、やっぱり哲っちゃんの心が見てる私にダイレクトに伝わって・・・テレビ前で胸がつまる想いでした。
・・・そんなこと言っておいて「照れ屋さん♪」なんて見方もする辺り、どうにも腐り方も本格的になっているようで嬉しい限り(嬉しいんかコラ)。
今回の誠は、やっぱり翔一と一緒に涼の元を訪ねたシーンでしょう。勿論、台詞はこれ。
「補欠・・・」
・・・
これしかないですねぇ(笑)。当然です。
アギトの会を作ろうという翔一は、誠もG3-Xとして活躍してるから入れてあげると慈悲深いお言葉を述べ立てますが、最後に「補欠ですけど」とほがらかな笑顔と共に言ったことが誠の心を捉えてしまいます(笑)。
いやぁ、誠らしいわ〜。
もう1つは、涼との絡み。「アギトになりたいのかもしれない」という発言もありましたが、ここではやはり、堰を切ったかのように涼にマシンガントークる誠が印象的。さすがに涼も怒っちゃいましたし・・・でもホント、あれは誠が悪いよな。
更に涼との絡みは続いて、バイクで駆ける涼を車で追う誠が、外部スピーカーで涼に話し掛けるシーンは・・・誠らしいけど、困った警察官だなぁ(笑)。
誠を殴る為に出てきたような気がする(笑)
いやまぁ、それは冗談として。
なんか、翔一や誠を仕切る風な役を貰ってるなぁ。それに、木野のことを意外なほど的確に分析している。やっぱり同じような過去を背負っている人間にはその気持ちが分かるんだろうか・・・。
また、涼といえば今回は誠との絡み。誠でもう既に書いてますが、やっぱりこのシーンは外せません。
エレベーターの中で二人っきり。ほらそこっ!妙に妄想しない!
落ち着かない誠に的確な台詞を投げかける涼(笑)。そこから誠が吹っ切れたのか、涼に矢継ぎ早に言葉をかけるんですが、鬱陶しいので殴って黙らせる涼(笑)。
いやぁ、なんかこれも涼らしいってカンジになってきましたね。誰かを殴らないと涼じゃない、ってね(笑)。ヒドイ話があったものだ(ねぇっつーの)。
ただの能天気とは違う、主人公たる所以、ここに覚醒!
・・・したかどうかはさておき(死)。
いや、なんか特に木野に「まだ雪山にいるんじゃないですか?」なんて言っちゃうこの男、さすがに主役を張るだけのことはあるよなぁってしみじみ思っちゃった。こういう台詞、たま〜にあるんですよね。ホントにごくわずかですが。
他には、誠と涼の間に割って入って仲裁したりなんて、気の利くことでは歴代ナンバー1ですね。アギトの会・・・順調なら、あかつき号のみんなが会員になってたんだよね・・・。ああ、見てみたかったなぁ、そんなメンバーが和気あいあいと・・・。
しかし他という括りで片づけられないのがやっぱり誠とのツーショット。あのアイスクリームに(以下重複ネタなので削除)
残念、もう服を着てたよ・・・(何が)
与太はともかく、今回は木野=悪党という図式を勝手に成立させていた人には衝撃的でしたねぇ。
まだ回復はしていない筈の身体でオペに向かおうとする木野は、止めようとする真島を突き放し、
「患者はみんな雅人なんだ。
俺は雅人を助けなければならないんだ。」と語る。
うーん、やっぱり陰のあるヒーローっていいね!ついつい引き込まれちゃうんだよね!だから翔一がイマイチなんだけど。
翔一との絡みでは、「相変わらずの性格だな、記憶喪失になっても」とか「記憶を失う前はお前も過去に拘っていたんだ」なんていう台詞が飛び出して、もう北條センセがいない以上はこの人に頑張ってもらうしかないな!って暗黙の了解を経て活躍しているのが手に取るように・・・は?北條センセは関係ない?知ったことか。
そして変身シーン。変身ポーズはやっぱりちょっと難しい。けど・・・やっぱりカッコイイ!
・・・でもさ、あれってみんな各自で考えたんだよね。・・・みんな、何を参考にしてあのポーズにしたんだろう。大体、「変身!」ってキーワードも同じなんてちょっとおかしいよ。「ガオアク×ス!ハァッ!」でもいーじゃんか。特に木野さん携帯持ってるし。あのバリトンボイスがノリノリでやるとこ、見たいなぁ〜♪
・・・あれ、みんなどこいったの?
【背後で何者かが跳躍した音】
あっちょっと!?何!?今のこの音ってひょっとして木野キッ
【突然、映像と音声が途絶】
これで幕かコラ(死)
さて!
次回は翔一クンの記憶の旅です。あかつき号の面々がその中で再び登場する、夢の共演なるか!特に女性陣には見事な脚を・・・(ぽかっ)いや他意は無く(他意しかないじゃんか)。
ともかく!
一切が謎に包まれていた「あかつき号での出来事」が、次回ついにベールを脱ぐ!脱ぐといってもやらしいことではなく(誰がそんなこと想像するか)。
というか、戦いはそっちのけかコラ。
それより今度はレイちゃんの白黒が出ますよ。成長しなくてもいいのに、とかいう抗議メールが殺到しそうですが(いえテレ朝とか東映とかに)、まぁこれはこれで興味深いのでよしとしましょう。
次週、「四国遊覧船ミステリーツアー!そこで乗客達が見たものとは!?謎を秘めたあかつき号で繰り広げられる怪異な殺人事件!何者かの怨念か!?異形の戦士の姿が乗客達に迫る!彼等に救いの手は伸びるのか!?」、お楽しみに。
・・・いえ別に火曜夜9時とかそういう時間帯に2時間スペシャルにはしませんが(誰だお前は)。