アギト第47話『天空の怪!』
(2001/12/30)
■ あらすじ

最後のアンノウンが倒されて一ヶ月、翔一達は新しい人生を歩もうとしていた。同様にG3チームにも、活動凍結指令が通達されていた。戦う力が必要とされない時間、平和なひととき。その静寂は、静かに、密かに、しかし大胆に破られようとしていた。

沢木の目の前に突如現われた謎の青年は、謎の言葉を残して突如消え去った。その言葉の意味する、驚愕の真意に戦慄する沢木。

バイトの帰りに、涼はアンノウンに殺される人間を目撃する。ギルスに変身しアンノウンと戦うが、力はアンノウン・風のエルの方が上だった。そしてギルスは、風のエルによってビルの屋上から空中にに放り出され、そのまま・・・


■ 新展開!

今回から終幕までの突貫工事が始まります。それも新展開で、これまでの謎はきれいさっぱり忘れて、新たな気持ちで楽しんで欲しいと言っているようです。どうやら謎の究明は前回で終わりみたいです(嘘をつくな)

さて、翔一クンと涼には女があてがわれ、自立の道も設定され、後は所帯を持つばかりとなりました(なってへんわい)。では、そこら辺りをバビッと。


■ 冒頭

一ヶ月前。
レイちゃんにパンチくれた翔一クン。
三人ライダーがなぶり殺したネズ公。
夕日に黄昏るレイちゃん。勿論あの台詞の続きは
親父にも殴られたこと無いのに!
です(陳腐)
はいっ、どどんっ、ででどどんっ、びゃ〜♪(久々)

■ G3チーム活動凍結

最初に展開されるのは警視庁。何やら久々の登場に機嫌がよさそうな幹部会御三家。G3チームの一時活動停止という通告に食いつく小沢の姐御にも「まあまあ」と余裕すら伺えます。
っつーか、何故わざわざ立ち上がって元帥閣下の元に・・・?<狩野のダンナと野口のとっさん

しかし、一ヶ月アンノウン出現が確認されなかったからって随分性急な気もしますが・・・。仮面海亀みたいなのもいますし。

そういえば、姐御も尾室君も久々。

■ 美杉家

今度は翔一クン。またいきなり農作業。
農作業に勤しむその姿に逞しさを感じるという太一。そしてそんな太一に知った風にこうのたまう真魚ちゃん
男はさ、壁を乗り越えていく度に強くなってくもんなんだよ。
・・・。
いや、まあいいけどね別に。実際、真魚ちゃんの周りには確かにそういう男がいたからなぁ。実感するのも無理はない。自分が壁だったという自覚はさすがにあるとおもうけどね。

■ 涼とおやっさん

続いては涼。バイクで向かう先は、自動車整備工場。そう!おやっさん再登場!
・・・はまぁ、いっか。そんな重要人物でもなさそうだしさ。

しかし、涼とこのおやっさんのやりとりなんか、いい雰囲気だよな。
コーヒー貰うぜ
おう、勝手にやってくれ
とかさ。

それとか、そろそろバイクを買いかえるように薦めるおやっさんに、
気に入ってるんだ、こいつが。
なんて言っちゃう涼もカッコイイけど、そんな涼の言葉に黙って頷き、
じゃ待ってろ、すぐ見てやる。
と、それ以上強く言わずに作業にかかるおやっさんもカッコイイよな〜。
ホント、涼の周囲にはこう、なんというかツボをつく要素が集まりすぎなんだよな。だから翔一とか誠が貧相でさ(死)。

■ ドナ×ドマ○ック

何が<見出し

翔一クンのお買い物。また新しい魚屋でしょうか。なんか、毎回魚屋が違うような・・・。
そんな翔一クンに近寄る、魅惑の声音を持つ中年。「久しぶりだな!」なんて言い始めるこの中年男性に、最初は戸惑っていた翔一クンも、どうやら思い出したようです。
倉本先生!
・・・?
指先でエム字は描かないのか(そんな番組ちゃう)

さてこの倉本先生、翔一クンなんか及びもつかない朗らかな笑顔笑い声を持つ猛者(?)にしてレストラン経営者。以前は翔一クンが通っていた調理師学校の講師。記憶を取り戻していたからよかったよな、翔一クン。
というか、レストラン?某ファストフードではなかったのか(だから違うっての)

でも倉本先生の真の目的は、翔一クンを魔空空間へ・・・(違う)もとい、レストランに住み込みで働かせることだった。ふふふ、ピエロの分際で企む奴め(だーら違うってんだろ)

そんな和やかな場に現われた不愛想女・岡村可奈。ニュウキャラ登場で恋の予感(なりません)

っつーか「アンコのスパゲティ」のレシピ希望。>東映

■ 不愛想を通り越す女

さて、翔一に女が出来た(出来てません)ので今度は涼の番です。

なんか、おやっさんが自分のとこでバイトしないかと誘います。このシーン見ると、あんまり深い付き合いをしているわけでもないみたいですが、そこはそれ中屋敷のダンナ慧眼、涼の本質をこう見抜きます。
「お前は荒っぽいが情に厚い。
 俺と同じ、古いタイプの人間だ。」
この言葉に苦笑いを浮かべながらも、まんざら悪い気もしていなさそうな涼が高ポイント。

しかしそこにやってきたバイク乗りが緊張感を煽ります。そのバイク乗りの名は・・・名は・・・あで?
えーっと(カチカチカチ←クリック音)
は。
水原リサ。タンクに輝くサソリ星。ストップゴッ(削除)

阿呆はさておくとして、このリサなる女、愛想が無いというよりトゲがある。確かに涼もガン飛ばしてましたが、涼はリサのバイクを見て、「バイクが可哀相だ」と(つっけんどんに)言いますが、リサも「関係ないでしょ」と(殊更つっけんどんに)言い返します。
うーん・・・無愛想同士のカップルの出会いとしては陳腐(何がなんでもくっつけたいんか)

■ ドクトル元帥復活の兆し

有り得ません<見出し

なんか、レイちゃんパワーが空に送られて、サソリ座を構成する赤色巨星・アンタレスがプレアデス星団から(違います)移動を始めます。しかもあんな速度で。なんかもーめっちゃくちゃ

■ 翔一の決意

さて、美杉家を出て自分の人生を歩もうとする翔一クンですが、その前に、お世話になった美杉教授やみんなには話しておかないとね。ここで太一が「おっ」と思わせることを言うんですが、その後の「だって・・・」で、「ああ、やっぱり太一は太一だな」と大安心。
真魚ちゃんも色々とやっちまった手前、止めることも出来ないので、精一杯翔一クンを支持してますね。

さて美杉家一同の同意を得た翔一クンは、次に涼の元へ。夜中に一体何事かと訝る涼の勘違いが小気味いいですね。余程イヤなんでしょうね、「アギトの会」会員になるのが(笑)。っつーか二名では「会」にはならんが(笑)。
ここでお互い、新しい生活に移ることを告白。翔一クンは、今は亡き木野のダンナの言葉を時々思い出すそうです。
自分の人生を狭めるのは、自分自身だ。
うー。
金言級ですね木野のダンナ。涼も「あの男もきっと喜ぶ」と言って、二人ともなんか感慨深げ。いいなぁ、木野のダンナは生きてるんだよな。
・・・そういえば、真島君は家業を継ぐ為に戻ったのかな?出てこないけど。

■ 戦慄する沢木

さてこちらは死んだ筈の沢木の哲っちゃん。散歩(?)中に突然周囲の時が止まり、目の前にレイちゃんが。
レイちゃんは哲っちゃんに、人間が自分の思っていたより遥かに強く、自分は人間という種そのものに裏切られた、と言い始めます。

それはそうと、このシーンで二人のやり取りから、沢木が自殺した後、謎の青年が接触してきたことが明らかになります。そして、どうやら哲っちゃんの命はもう長くはないらしいです。ほえ?それって、蘇生ではなく延命、ということでしょうか。とすると・・・真魚の力で蘇生した涼は・・・・・・?
うーぶるぶる、縁起でもねぇ

さて、「もう一度、最初からやり直しましょう」という復縁宣言謎の言葉と共に消えるレイちゃん。そして時は動き始め、哲っちゃんはその真意に思いを巡らし、あまりのことに衝撃を受ける、と。
まさか・・・人類を・・・!?

■ OSAMUとSATORU

って、何者なのよ

さて、不思議な死を遂げるのはこの内どっちか。突如として目の前に現われた、自分とそっくりな人物。そして、次に登場する時は死体。薄幸な奴だ。
しかしこれ・・・アンノウンの仕業なのか?

■ 捜査一課出動

といっても、河野さんだけ。我等が北條センセは今回はお休み。ケチ>東映

OSAMUあるいはSATORU(端役なんざどっちだってえーわボケ)の自殺の状況は、絶命するまで食べ続けた、というもの。なんか、マスク・ド・ウニにぴったりの能力(笑)。こいつも復活するのかな?わくわく。
(じゅっ)
ひぎゃ〜〜〜っ!?

症状:火傷

ととと、ともかく、この死に様に誠の直感は当然、アンノウンの仕業に・・・。でも、「随分奇妙な死に方」と言うだけにとどまります。これは、誠もこれがアンノウンの仕業でなければいい、と思っていた、ととるべきでしょうか。

■ ド×ルド激昂

いつも笑ってないとお給金に響くよ?(響くか馬鹿者)

場面は倉本のレストラン。翔一も早速勤務に組み込まれてます。っつーか、開店前から人が並ぶとは、随分な繁盛ぶりですね。

可奈に注意を促す翔一クンですが、それで焦ったのか可奈は慌てて皿を落として割ってしまいます。そこに容赦ない上に厳しい倉本の怒声が。
馬鹿野郎!なにやってんだ!
 そんなことで一人前のシェフになれると思ってんのか!
 顔を洗って出直してこい!

おほー、ホントに前シーンの倉本先生と同じ人?

謝る可奈を見て翔一クン、自分が余計なことを言ったからとフォローしようとしますが、可奈はそんな翔一クンにお礼どころか「お節介しないで下さい」とつっけんどん。
翔一クンは親切のつもりなんだろうけど、はっきり言って本当に大きなお世話で余計なお節介だね。ここは可奈が正しいよ。
でも・・・
あたしのことヘンに庇ったりしないで下さい。
 嫌いなんです、そういうの。

って・・・それでもちょっと無愛想に過ぎるなぁ。

■ 無愛想コンビ

カップルでもいいんだがな・・・。

昨日修理に出されたリサのサソリマシンを修理する。おやっさんは本日体調不良でお休み。そんなんでよく一人であそこを切り盛りしてるな。
そこに現われるリサ。「まだ終わらないの?」ってトゲトゲ。相手が涼だからかね(笑)。

リサは、昨日涼が言った言葉についてききます。それに対する涼の応え。
あんたはやけっぱちに生きている。だからバイクも傷つくんだ。
 あんたと同じようにな。

またまた・・・この野郎はキザ臭い台詞を平気で・・・(笑)。
どこかおやっさんの入れ知恵くさいけど(笑)。

で、「知った様なこと言わないでよ」と図星のリサが吐き捨てれば、涼も「ほら、できたぞ。」とシートを乱暴に取り付ける。ったく・・・この二人ってば先が楽しみ。

■ 白バイ野郎

さて、シーンはがらりと変わって交機隊員のアップ。サングラスを外すとそこには尾室君の顔が!尾室君は交機配属なんだ〜。
なかなか、様になってる取り締まりシーンですが、「でもなんか虚しいんだよな〜・・・」とぽつりとこぼすのがいいですね。

そんな尾室君の側を、修理を終えたリサのサソリマシンが疾走。当然、制限速度超過。良い根性してるよなこの娘。ライン取りなんか、挑発だもんな。
それを追跡する尾室君でしたが、やはり曲がり角で左右確認する分だけ相手に逃げる隙を与えてしまう交機の宿命に負けてしまいます。

でも、どっかのクソ警官が、追跡と称して一人の青年を殺しておいてそれを虚偽報告してのほほんと生きてる事実が判明(いつの話だ)したせいか、どこかハラハラ見てしまいました。このシーンが無事に終わってちょっと安堵してる自分が嫌。

■ 「くじら」なら水だろが

なんで今更「くじら」なんて芸名を持つ人を起用するかね?っていうのは今回初登場の「風のエル」なんですが。「水のエル」はクジラをモチーフにしてるだけに、今回のはややこしくする元凶になるとは思わんか?これも「水のエル」復活の兆し(ないっつーの)

で、夜のシーン。道路を自転車で通行中、雑木林の妖しい光に気づいた一人の男がそこに近寄ると、トランス状態のレイちゃんが・・・そしてレイちゃんから飛び出した球体は、鷹を模した異形に変身。鷹・・・GPタカと命名。略してタカさん。必殺技は「タカさんチェック」(嘘)
因みに歌付き。「まとを〜(削除)
お約束すぎ

っつーかね、道路を走る自転車から見咎められるようなところを「聖地」とは・・・呆れて物が言えないよ。バカらしいったらありゃしない。

■ 涼の激励

シーンはちょっと変わって、翔一クンが働くレストランの側をバイクで通りかかった涼というシーンに。
外から翔一クンの働く姿を見て、
頑張れ、津上
と呟いて駆けていく涼。
ん〜。
偶然通りかかったわけじゃなく、わざわざあの場所を通ったんだね?もう・・・カワイイとこあんじゃない。

■ 唯一の格闘シーン

さてその涼、バイクで進んでいくと目の前に飛び出す人影。それを狙うタカさん、弓をつがえて狙います。
それ、CV変更!
ごぉぉぉぉっど!ごぉぉ(削除)
ただ今のCV:神×明

憐憫のカマサで男を射るタカさん、射られた男は身体を透明化させてすっかり消え失せてしまう。それを見た涼が「変身!」とギルスで挑みかかりますが、ま〜るっきり歯が立ちません。エクシードギルスとなってもタカさんが一枚も二枚も上。一枚が二枚、二枚が四枚、四枚が(もーえー)

最後にはぶんと大きく振りまわされて後は落下を待つばかり。今更万有引力の証明でもあるまいが、前々世紀の遺物の証明は次回を待て!


■ 前回の註釈

次回予告にいく前に前回分感想に関する補足を。

えーっと・・・。
美杉教授が「真魚」の意味を、「天からの恵み云々」とのたまった件で、その部分の私の感想に関して角界各界諸氏からご指摘やお怒りのメールを頂きました。
えー・・・・・・。
いいわけがましく聞こえると思いますが、別に私は本当に教授が間違ったことを言っていると思っていたわけではありません。ちゃんと自分にツッコミ入れてますし。
ただ、書き方や表現に、そう思わせるものが私の記述にあったということです。文章って難しい。
ともあれ、その指摘にお手数をおかけして実に恐縮です。いやホントです。ほらツッコミ入れてない。

っつーか、それでも「マナ」の解釈に色々なものがあるのは正直驚きました。私は単に「旧約聖書(新でもいいかも)・出エジプト記」にズバリそういうのがあったと記憶していたのですが、へそまがりなので素直にそう書くのを避けてああなった次第です。今となっては、正解の方でツッコミなり入れとけばよかったかな、と反省しきり。
ゲームとかでも、魔法の根元は同じ単語を使うのが多いですしね。ほら、いろいろ書くといいわけになるからここらでまくり逃げします。ぴゅ〜(死)。


■■■ 次 回 ■■■

さて!
今回狙われてるのはさそり座の人らしく、アンタレスはその象徴?そして、サソリマシンのリサも、おまけに可奈もさそり座かも。GPタカさんに挑む燃える正義のバーニングアギト。
というか、どうやら涼とリサは急接近の予感。とかいってるとまた道端に横たわる涼。でも、これって多分冒頭だな。タカさんに叩き付けられてのびた涼ってことだろ。思わせぶりなんだからなぁまったくボケが。
さあ、次回「いいえ私はさそり座の元帥」に(出ないっつってんだろ)

【 アギト第48話『星の支配者』 】

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