仮面ライダー剣(ブレイド) 第1話『紫紺の戦士』

(2004/1/25)

謎の存在『アンデッド』と戦う2人の戦士。その名は、仮面ライダーギャレンとブレイド。

二人の仮面ライダーは『ボード』と呼ばれる組織に属している。ボードは組織的にアンデッドを研究するかたわら、仮面ライダーと呼ばれる戦士にその『封印』を行なわせている。
だが、ギャレンこと橘朔也は、そのボードの目的に疑惑を抱き、ボード研究所所長・烏丸に噛み付く一面を見せる。

下宿を追い出されたブレイドこと剣崎一真は、都市伝説である「仮面ライダー」を取材したがっているジャーナリスト・白井虎太郎の実家に、取材に応じるという条件つきで住むことに。

その白井虎太郎の義姉の家に居候する寡黙な男・相川始。彼の手には、仮面ライダーへと変身する為のカードが握られていたが、相川はそのこと自体に戸惑いと恐怖を覚えている。

夜中、剣崎にボードから連絡が入る。アンデッドに襲撃されたのだ。
急行してみれば、施設内は凄惨な有様だった。ボードの研究員・広瀬栞に事情を尋ねる剣崎は、「橘が裏切った」と聞かされて愕然とする。尊敬する先輩・橘が裏切った・・・?剣崎は信じられずに居たが、姿を現したアンデッドと変身して戦っているのをギャレンが静観しているのを見て、揺らぎ始める。
本当に橘が裏切ったのか・・・?


■概要把握

はーい、仮面ライダー555(ファイズ)が終わってたった一週間しか経過していないというのにおっぱじまりくさりやがったこの作品、そのタイトルは・・・
仮面ライダー剣(ブレイド)
「武士道」に忠実な戦士を描いたこの作品は実は、ドラマ化に先駆けてゲームとして多くの方々に知られています。
そのゲームのタイトルは「ブシ(長々と引っ張るネタか的削除)
※只今の記述には多大にフィクションが混ざっております。

人類基盤史研究所(通称BOARD)に属する対アンデッド用戦闘要員。それがこの作品における『仮面ライダー』です。今回確認されたのは2名。青い『ブレイド』と赤い『ギャレン』で、それぞれ剣崎 一真橘 朔也が変身します。
剣崎は、先輩である橘を尊敬しています。橘も、剣崎に対して悪い感情は持っていないようです。
ボードには多数の研究員なども属しており、広瀬 栞は仮面ライダー達の補佐を行なうオペレーターです。現時点ではそれ以上の存在ではありません。
そして所長の烏丸という人物。これに対して橘は何かと噛み付いたりしています。少なくとも信用はしていないようです。

下宿先を追い出された剣崎は、仮面ライダーについて取材したがっている売れないジャーナリスト・白井虎太郎の実家に、条件付きで厄介になることに。
その白井の親戚の家には、写真家を目指す寡黙な青年・相川 始が居候していますが、どうやら彼も仮面ライダーに関わる人物の様です。おそらくは3人目なのですが、ボードにも所属していない様子の彼がどうして仮面ライダーなのかは全く不明です。

そして、仮面ライダーが戦う相手は、アンデッドと呼ばれる存在。映像的には、コウモリやバッタの群体が人間の様な姿を取るといった風情。現在、言葉は喋りません。
その名の通り、仮面ライダーも彼等を滅ぼすことはできないようです。その代わり仮面ライダーは、これを打ち負かすことで特殊なカードの中に封印することはできるようです。そして、そのカードを専用デバイスでスリットすることで、特殊な能力を選られる模様。

ボードは今回、バッタのアンデッドによりいきなり壊滅的打撃を受けますが、どうやらそれは橘の仕業らしい、と広瀬。橘を尊敬していた剣崎はそれが信じられなかったけど、アンデッドと戦っている自分に背を向けて去っていくギャレンの姿を見てその信頼が揺らいでしまいます。
というのが第一話で判明した状況。


■感想

今回は第一話ということで、物語の導入部です。各登場人物も、さらりと描かれている程度にとどまっています。この辺は、物語が進むに連れて明らかになっていくという従来の姿勢を崩してはいないようです。
物語が動いていくシーンの多くが暗所である為、暗い印象を受けてしまいます。登場人物の描かれ方からも、明るい性質を感じ取れる人が、よねっちや虎ちゃん一家程度に終わっている為、この作品の基本が『重苦しい物語』であると予感させて今から嫌な感じです。
仮面ライダーの裏切りで組織が崩壊するような導入部を持つ物語ですから、当然といえば当然ですが。

ライダーの戦いは、やはり武器を使用したもの。そして、特殊なカードをスリットするデバイスがあって、それによって必殺の能力を得るような印象。今更カードダスバトル?
変身シーンは一真・ブレイドだけ。その変身シーンはさすがに「一発でカッコイイ!と思わせる」というのを意識していたような気がします。・・・あ、カブトムシなんだ、『契約アンデッド』(笑)。
・・・カブトムシで一本角というと、ギャレンはクワガタでしょうか(笑)。

ライダーマシンは、ギャレンはよく見えませんでしたが、ブレイドはよく見えました。私個人は、その基調色とサイドビューから、どうにもハリケーンを連想してしまいます。
・・・すると、ギャレンのマシンは原子力で、終盤でプルトン爆(削除)

今回は、ジャーナリストが最初から仮面ライダーを取材するという、どこぞのサービスレス女兼エセジャーナリストとは扱いが天地ほど違う作品になってます。そうそう、あの女には落胆ひとしおでしたからね。メガネ娘乳脚娘には大変満足しましたが。
そういう意味で今回は虎ちゃん一家の、未亡人とその娘程度しか期待できないという、作品的に厳しい状況です。何の状況だかわかりませんが(笑)。
・・・広瀬栞については当面、判断保留。

ここからは人物別に。

■ブレイド:剣崎 一真(けんざき かずま)

天涯孤独の身の上のらしい彼が、どうして仮面ライダーとして戦っているのか。その辺りは不明です。当の本人は『人を守る為』とか冗談めかして言ってますが、仕事として割り切っているようなところもあります。

先輩格に当たる橘を尊敬していた様ですが、今回の『裏切り行為』をどう判断するのかは次回に持ち越し。

それにしても、寝言で「ママ・・・」なんて呟いてるのを虎ちゃんに見つからなくてよかったな(「おかあさん」だ痴れ者)

■ギャレン:橘 朔也(たちばな さくや)

剣崎の先輩として登場する男。剣崎がブレイドに採用された時は「共に戦おう」なんて気さくな先輩風を吹かせていたのが、どうも怪しい方向に転がっていったみたいです。
ボード所長・烏丸にかみつくところから、どうもボードの存在意義やら活動理念に疑問を抱いている様子ですが・・・一体何を知っているというのでしょう?

橘の下宿とか私生活とかは、剣崎や相川のようには描かれませんでした。その謎っぽさがラストで強烈な印象を与えることになりましたが・・・果たして橘の真意はどこにあるのでしょうか。

■???:相川 始(あいかわ はじめ)

どうやら仮面ライダーらしいのですが、今回は変身していません。また、仮面ライダーそのものに拒絶反応を見せているようです。忌まわしい記憶の扉が開く、とかいうベタなお話なのか、或いは・・・?

写真家を目指しているらしいのと、寡黙なのと、どこか病的な印象があるのとが知れただけな相川。まさに顔見世興行。これからどういう活躍をするのか、全く予断を許しません。

■白井 虎太郎(しらい こたろう)とその義姉親子

牛乳をこよなく愛する、売れないジャーナリスト・白井 虎太郎。その義姉親子の評価を見れば、悪いヤツではないけど、仕事の腕はイマイチというのは明白です。
というか、そんなに全国牛乳普及協会のスポンサードが欲しいのかね(笑)。

義姉親子のキャラクターは、ボード関連各位よりはしっかり描かれてました。親子揃って気持ちのいい、サッパリした性格をしていそうです。ま、それも白井絡みだからなのかもしれませんが。
もう一人の仮面ライダーらしい相川 始を下宿させているのですが、その経緯とかはまだ不明。相川が写真をやってることから、義姉の亡夫の助手をしていたとかかも。また、相川の忌まわしい記憶というのは・・・なんてベタな話もありそう。

■烏丸所長(からすま)

橘 朔也との口論のシーンがあった他は、あまりキャラクターが描かれませんでした。襲撃された後の研究所でも姿がありませんでしたし。・・・まさか最高責任者が真っ先にトンズラ?(笑)
ただ、橘が噛み付きたくなるほどに、彼等に何か重大な隠し事をしているのは明らかです。

■広瀬 栞(ひろせ しおり)

ラストシーンで剣崎に「キーッ!橘のクソガキが裏切ったんじゃーっ!一真、マメ持ってこいマメ!」と荒れてたのは彼女(やや誇張あり)

今回はあんまり出番が無かったので、そのキャラクターは全く未知数。次回に期待。大した期待は寄せてませんが。


■■■ 次 回 ■■■

さぁ〜て、来週の『カズマさん』は?

タマですニャ。
一真お兄ちゃん、お仕事でお金貰えなくなっちゃうってホント?一方では仕事もしてないのに居候としてのほほんとブルース・リーのモノマネして「サヨナラだ真由美」とかカッコつけて生活していけるお兄ちゃんが居るのに、しけてるのニャ♪
そういうの、なんていうんだったかニャ・・・。
えーっと・・・そうにゃ!『ごくつぶし』ニャ!
一真お兄ちゃんはごくつぶしなのニャ!クスクス♪クスクス♪
楽しみだニャ〜♪また来週なのニャ♪
・一真、失職の危機
・ブルースのパクリ魔〜三人目・始〜
・恐怖の顔面神経痛 栞
そうそう、栞お姉ちゃんって顔がコワイのニャ〜・・・。カウントダウンTVでやってたけど、『整形手術』と『性転換手術』を受けたらきっとモテモテになれるのニャ!今のままじゃ『ブスアマ』なのニャ!コワイのニャ!イヤーンなのニャ!おトイレいけなくなっちゃうのニャ・・・。
ふぅ〜ニャ!
楽しかったニャ。んがぐぐニャ♪

悪意がないから許される、というのが信奉者の弁。マゾ集団。

【 仮面ライダー剣(ブレイド) 第2話『謎のライダー』 】

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