仮面ライダー剣(ブレイド) 第2話『謎のライダー』

(2004/2/1)

橘が裏切った・・・?剣崎はそのショックからなかなか立ち直れずにいた。
そんな時、広瀬がアンデッドの反応をキャッチした。しかし剣崎はどうでもいいという態度を取る。広瀬の檄で、剣崎はようやくアンデッドの出現した天文台へと向かう。
その頃、アンデッドの気配を感知した相川も、天文台へと向かっていた。

ツタのアンデッドと戦う剣崎だったが、アンデッドは突然姿を消した。アンデッドは、始末し損ねた子供を追い出していたのだ。しかしそこに、相川・カリスが現われてそれを阻止、子供を救出して姿を消す。

その子供が見た『仮面ライダー』はギャレンではなかった。勿論、ブレイドでもない。剣崎と白井は悩む。そこにアンデッドが再び襲いかかってきた。剣崎は変身して戦うが、とても敵うような相手ではなかった。
それでも剣崎は戦いを止めようとはしない。
「これが俺の仕事だ!」
その時、カリスが間に割って入り、そのままアンデッドを倒してしまう。

カリスに問い掛ける剣崎。だが、返って来たのは予想されなかった答えだった。
「全てが俺の敵だ。お前もな!」
立ち去っていくカリス。彼は、仲間ではないのか・・・?


■感想前に

第一話初版エラッタ。
『剣持』→『剣崎』
『からすまる』→『からすま』
『バッタ』→『イナゴ』
第二話放送で初めて気がつきましたよ(笑)。どうかしてますわ特に『剣持』なんて(笑)。
というか、全くツッコミありませんでしたね。やれやれ、ツッコミのひとつもロクに入れられんとは、貴様らそれでも芸人か(誰が芸人か)

続いて設定面の勘違い。
白井はジャーナリストではなく、ライター。以前は出版社に勤めていたけど、辞めちゃったそうです。取材とか言うから勘違いしちゃいましたが、やってることは大差ない様な(笑)。
あと、よく見ればブレイドも二本角でした。横から見るとほぉら・・・ね(笑)。間違いなくカブトムシ風。
また、ギャレンはクワガタ、カリスはカマキリのようです。


■感想

謎のライダー登場編・・・って、まるっきり正体明かしてますなあ。いえ物語の中では明かしてませんが。
このサブタイがつけられた時点で、彼の死は疑い様がなくなりました。番組開始早々死の宣告とは不憫なヤツ(笑)。

■ブレイド/剣崎 一真

橘に裏切られた事で落ち込み、仮面ライダーとして戦う意義を見失っていたのが、天文台の惨状を見るや一気に戦意回復。この戦いで、橘に裏切られた事を当面は忘れた模様。切替が早いというか、単に熱血漢というか。

それにしても剣崎/ブレイドは、戦いがやたらと弱い。まだ戦い方がイマイチ掴めてないのか、ブレイドの戦い方はヒーローものでいうとこの「カッコいい」とは違ってます。今回の話がカリス登場を主体に置いているからでもあるでしょう。
・・・3度目の正直に期待するかな?(二度ある事は云々)

■カリス/相川 始

相川の正体はカリスでした。この呼称は本編ではまだ出てきてません。
この相川、どうにも謎の男です。
相川があの家に姿を現した経緯、アンデッドと同じ体液(おそらく血)の色、アンデッドと言葉を交わす能力、ブレイドさえ敵とみなす傍若無人ぶり、ブレイドの人相書き(?)に反応を示した事。
それでいて、天音ちゃんを身を挺して助けた自分の行動が不可解っぽいところも。

アンデッドの一種とか、アンデッドの気配を感じることで別人格が現れる、などのお話になりそう。別人格だと、変身時にカラスのオプションを用意しないといけませんね。少なくとも一度は。勿論ライトを背に受けてね。今度こそ口笛ね口笛。

カリスの戦い方は、ブレイドとはまるで違って経験豊富な戦士の印象。それでいて荒々しい。まるでどこかのブルースのパクリ師みたいな(笑)。
カリスの武器は弓の様です。実際に矢をつがえるわけではなく、光弾系です。天空ね天空(?)
ところで、こいつのどの辺が『カリス』なんでしょう?というかそもそもカリスとかギャレンとか、ブレイドに比べたら出展がいまいち明確ではありません。何?

■広瀬 栞

キャラクター属性は『我の強い女』というところか。なるほど、お世辞にも美人とか可愛いとかいうことを言い難い人材を選んだのはこの為でしたか。得心いきました。さすがプロ。
何気に失礼千万なことをぬかしたのはさておき。
姐御系』、とは違うようですが、それを目指そうとしているようなキャラクターという印象を受けました。前回で属性がイマイチ掴めませんでしたが、性格はともかく、方向性は悪くなさそう。

こうなると、後は演技の問題。この広瀬に限った話じゃないのですが、どうもみんな叫び癖があるらしく、いまいちな印象。最初だから余計にそう思うのでしょうけど・・・早く慣れて欲しいものです。
折角『ナレーション:小杉十郎太』なんて鼻血も耳血も出るほどブラベストな作品なのに(何の関係が&耳?)

■その他の皆様

今回は登場しませんが、広瀬が剣崎に「橘の裏切り」を決定づける資料映像として姿を見せます。ってギャレンだ(笑)。
ギャレンは烏丸を拉致していったようです。意見の対立だとかなんだとかだけではないのは明らかですが、では何が目的なのでしょう?

烏丸所長(烏丸 啓)は、『橘裏切りの証拠映像』と『広瀬が捕らえた謎のホログラム』で登場。って本体出てない(笑)。一体烏丸の身に何が起きたというのやら。というか橘は何をしたのやら。某スケさんみたく当分出演無し状態になる布石?

コタロー、仮面ライダーを写真じゃなくスケッチで天音ちゃんに首実検。絵がうまい、うますぎる。マニア決定。
天音ちゃんと母・遙香さんはロクに出番なし。そもそも、こういう脇役は本来この程度の扱いでいいんですけどね。回を重ねれば結構出ることになるわけですし。
・・・そういえば天音ちゃん、一緒に居た子は誰かしら?うふふ、その歳で早くも下僕ゲットかあ。有望株。


■補足:アンデッドとカード

封印されたアンデッドとカードを整理。
【アンデッド体】:【封印ライダー】【カード能力】【カテゴリー】
コウモリ:ギャレン 『SCOPE』8
イナゴ:ブレイド 『KICK』5
ツタ?:カリス 『???』7
なるほど、それぞれが1枚ずつカードを補充したわけですね。

今のところ数字だけですが、J,Q,K + JOKERもありそうですね、『カテゴリー』。
『カテゴリーA』である仮面ライダーに封印されるアンデッドは、それぞれのスートにつき12体、ということでしょうか。

また、既に封印されたカードで使用されたカードも整理。
【カード絵】:【所有ライダー】【カード能力】【カテゴリー】
???:ギャレン 『DROP(?)』5
???:ギャレン 『FIRE』6
???:ブレイド 『TACKLE』4
猛禽類:カリス 『TORNADE』6
・・・カブトムシと契約(?)しているブレイドの初期カードが『TACKLE』というのは、やはりアレを意識してのことでしょうか(笑)。

■封印のプロセス

前回書き逃しましたが、アンデッドが倒された時、その証としてベルトのバックルみたいなものがパカッと開いて、中に桜の大紋が(出ぇへんわ)
もとい、なんか数字とマークが書いてあったりしました。
コウモリの時、橘が「カテゴリー8か。面白い。」とか言ってたのはどうやらこのことですが、なんでそんな数字が書いてあるのかとか、カテゴリーって何のだとか、何が「面白い」んだとかいうのは全く分かりません。

因みに変身用カード能力は『CHANGE』。他のスートの『CHANGE』カードが、他のバックルで使えるかどうかは不明。
スートで言えば、残るはクローバーですが・・・。

■栞ってばこういうキャラクター

ネタ的なお話。
1コマ目:栞、ひらひら系衣装と杖を手にニコニコと橘を見る。
2コマ目:橘、「下らん」とプイッと背中を向ける。
3コマ目:栞、ひらひら系衣装と杖を手にニコニコと剣崎を見る。
4コマ目:栞、ひらひら系衣装と杖を手にニコニコと相川を見る。
因みに3コマ目4コマ目にはそれぞれ、倒れている橘/倒れている橘の上に倒れ掛かっている剣崎が描かれています。
栞って、こういう奴だろうなあ、と。

勿論、衣装と杖が某「絶対大丈夫娘」風なのはいうまでもありません。
しかし・・・これで「パクリ」だなんだと息巻くアホの気が知れないね。作風も芸風も違いすぎるのに・・・。


■■■ 次 回 ■■■

カリスの正体は、次回で剣崎達に知れてしまいます。そして、その呪われた運命も。
ギャレン・橘が再び姿を見せます。問いただしたいことが山ほどある剣崎の長台詞が今から心配かつ頭痛の種ですが、心配してももう遅いのでやめましょう(笑)。

【 仮面ライダー剣(ブレイド) 第3話『彼らの秘密…』 】

トップ > 仮面ライダー剣(ブレイド)エピソード一覧