仮面ライダー剣(ブレイド) 第4話『永遠の命の謎』

(2004/2/15)

「烏丸所長達が封印を解いた」と言われた広瀬は動揺を隠せない。烏丸に絶対の信頼を寄せていた広瀬には、そのことが俄かには信じられなかったし、それに・・・
烏丸の協力者に、亡くなった父がいたことも動揺の理由だった。広瀬の父には、アンデッドの封印を解くだけの動機があったことを、広瀬は思い出したのだ。

一人で烏丸捜索を続ける広瀬は、橘と出会い、烏丸に引き合わされる。そこで橘は、烏丸を連れ出したいきさつを語り、広瀬を残して部屋を後にする。

執拗に相川を呼ぶアンデッド。相川は遂にその相手とめぐり合い、戦いを繰り広げる。そこにアンデッド反応をキャッチして駆けつけたブレイドが乱入。
カリスはブレイドが戦う間、アンデッドを観察し、その攻略法を発見。これを一撃でしとめ上げる。
気に入らないのはブレイド。カリスに戦いを挑むが、「人間如きが」というカリスの言葉に動揺し、まともに戦うことができない。

その頃、広瀬は虎太郎を連れて、烏丸をなんとか連れ出そうとしていた。幸い橘の姿はない。
しかし、二人の目の前で烏丸は突然炎に包まれてしまう。一体何が・・・?


■感想前に

#3での曲名間違い。
『覚醒』が正解っぽい。『BLADE BRAVE』はOP曲の副題です。これまたツッコミ無し。その程度か?


■感想

広瀬がなぜボードに属しているのか。どうしてあそこまで必死に烏丸を助け出そうとしているのか。今回はその答えが・・・ちょっとだけ(笑)。
それと、封印を解いた人物について。広瀬は「意識不明で病床についている母の為に、『永遠の命の謎』を一刻も早く解明しようとした父」という図式を勝手に想像して疑心暗鬼にかられてしまいます。これも、当の本人は死亡しているらしいし、パートナーだったらしい烏丸も炎に包まれてしまい、真相は闇から闇。
ここで、次回ニュウキャラ登場、という寸法ですが・・・さて何者?

相変わらずつっけんどんな相川は、カリスに変身すると人格が若干違う印象。なんかわかりません。アンデッドと戦う理由もはっきりしません。これ、かつての仲間を裏切って人間界に降り、しつこい追っ手から人を守る為に戦う悪魔の姿をついつい思い出しますが。
あと、カリスへの変身が今回はっきり描かれました。ベルトが自然に現われる点や、カードスラッシュによる『スイッチ』での変身とか、まるっきり某サムズアップ男ですねえ(笑)。なんかここまで書いてて、パクリばっかりな気が(笑)。
というか、こいつはボード定義の『仮面ライダー』とは違うようです。何か秘密の匂いがプンスカです。


■永遠の命の謎

広瀬に自分の『人類基盤史研究』の理念を語る烏丸の回想台詞から。
人類は昔、多くの生物と戦った。
 いわば進化のシミュレーションの様なものだ。
 その戦いには、永遠の命の謎が隠されている筈なんだ。

その謎が解ければ、誰も人とは争わなくなる・・・よくはわかりませんが、広瀬は「誰もが幸せになれる」と喜色満面です。そういう「みんなの幸せを願う」キャラクターとは全く思いませんでした。そのはれぼったい、ガンとばしてるような目つきでねえ(関係ない)

それにしても「永遠の命」ですか。有能な護衛兼秘書兼家政夫を連れた弁護士が出てきそうですねえ(出るか)

■封印を解いたのは誰?

烏丸は「私の責任だ」と言ってましたが、状況が分からないことには何に「責任」を感じているのか判断しかねます。色々と想像はできますが。
自分の父が・・・という広瀬の想像もあくまで想像。橘の言ったことは誰も証明してくれる人がいない。まだまだ謎です。尤も、こんな早期にこんな重大なことが解明されては困りますね(笑)。

それに、誰が封印を解いたにせよ、仮面ライダーは「そこにアンデッドがいる限り」戦うんでしょ?


■一時的対立

橘に「身の破滅」宣告を受けたことが一番のショックだった剣崎。僅かに覗かせた自分本意さを広瀬につっつかれて激昂する様は、まだまだ青臭いガキという印象。これが成長していくんだろうなあ。だろうか?だったらなあ?

そんな剣崎に広瀬もつい激昂しちゃったりしますが、実際には烏丸『達』に心当たりがあったことへの動揺から来た一時的なもの。わめく剣崎にコタローが広瀬の辛い立場を代弁して落ち着かせて事無きを得たようです。
ここら辺、剣崎がまだ半人前ということを描いてでもいるかのようです。ますます剣崎育成シミュレーションの発売が待ち遠しくなると言うもの(出るか)
・・・剣崎で駄目なら、受けの良い(削除)

■広瀬栞が執拗な理由

広瀬は父と共に研究を進めていた烏丸に対し、初期状態でそれなりの信頼を寄せていたようです。
父の死後、ボードに属した広瀬は、烏丸の研究理念を聞いて信頼を深めます。それは、烏丸が封印を解いたという橘の言葉にも、最初に自分の父を疑うほど絶大です。お父さんが不憫でなりません(笑)。
勿論、給与未払いの責任を追及しようとかいう魂胆ではないのです。多分(笑)。

でも、烏丸と広瀬の父の関係は、広瀬が思うほど良好だったのでしょうか?二人の関係は『共同研究者』である以外、全くわかっていないのです。この辺りがミソですか。

ともあれ、橘が留守の隙を突いて烏丸を連れ出そうとした広瀬ですが、燃えちゃいましたね、烏丸・・・。どうなるんでしょう?

■魔性の女

栗原家怪現象実況見分にやってきた剣崎とコタロー、というシーンですが、こういう怪現象に詳しいわけでもない彼等を呼んでどうするつもりだったんでしょう天音ちゃん(笑)。

このシーンで、剣崎と相川のお互いの印象がますます悪くなっていきます。おそらくはそれが狙いか。
男二人を狂わせる女・・・か。
うふふ、天音ちゃん、今から魔性の女っぷりに磨きをかけていますなあ(何が魔性か)

■女の下に通う男

それもおそらく毎晩。子供番組だというのに・・・教育上よろしくありませんザマスな奥様!(貴様の存在がな)
それにしても、小夜子とは単に同級生という関係ではなさそうですが・・・一体この二人の関係は何なのでしょう?
因みにジグソーの絵柄はツーショット。おそらく橘と小夜子の学生時代?

というか小夜子、脚の組み替えもしない分際で出てくるんじゃありません。唯一の存在意義を放棄したということは、それなりに物語に関わりがあるということ?

■まだ何か隠していそうな男

広瀬と偶然出会ったは、身の潔白を証明する為か、広瀬を烏丸に引きあわせます。烏丸、意識不明ですけどね。
ここで色々と申し開きをしてます。イナゴ孵化のあのシーンは実はイナゴ殲滅の為とか、烏丸を拉致したのは烏丸を守る為の非常措置とか、烏丸に死なれては困るとか、自分も剣崎と同じ夢を持っていたとか。
でもそれなら、イナゴアンデッドと戦ってるブレイドに背を向けて去っていったのはどう説明するつもりでしょう。剣崎なら一人で大丈夫、とか先輩風吹かせたとでも?

そういえば、今回は咳き込んでませんね?というか、あの状態の烏丸を放っておいて、一体どこに出掛けるたのでしょう?この男、まだなにか裏がありそうですねえ。

■友達宣言

剣崎がコタローと広瀬に対して宣言したもの。コタローとのシーンでは、「寂しかったんだろうか」と思わせる展開で妙にウケました。でも、可愛い系を狙ってるわけでもなさそうなんですよね、剣崎。今年はどこら辺の層を狙ってるんだろう?

広瀬も、自分の父親が封印を解いたかもしれない、という自責の念からか、アンデッドと戦いに行こうとする剣崎を止めようとします。これに剣崎がまた嬉しそうな顔をするんですね(笑)。
ああ、わかったわかった、「君は一人じゃないんだ」。いいから行きたまえアンデッドと戦いに。ちょっと可愛いかもとか思った自分に笑えた瞬間。

■コタロー

基本的に「いい奴」として描かれるこの男、嫌でも某洗濯屋を連想させて先行き不安ですが、何とか切り抜けて欲しいところです。

天音ちゃんに「コタロー」と呼ばれるから、剣崎にも「コタロー」と呼ばれることに抵抗がある様子。でも名前を呼ぶってことは、それなりに敬愛の意味がこもってるんじゃないかな。
天音ちゃんの寵愛を受けるとは、この果報者めッ(ぺぺんっ)

■相川始、狙われる理由

無愛想なところは天音ちゃんの全面支持で今のところ平穏に済んでますが、今回の様な態度を取り続けられれば、いくら天音ちゃんでもフォローしきれないでしょうね。
そして、相変わらずアンデッドに好かれてるようですが・・・実は今はアンデッドの繁殖期とか。勿論、自然界ではオスがメスの気を引くのがならわしですから、この場合は相川が(削除)

それにしても・・・この男の存在から既に謎ですが、やはり不○明のパクリなんでしょうか?すると、どっちに一目惚れしたんでしょう?
(沈思黙考)フッ、考えるまでもない。ズバリ(削除)

■KAMA.ちゃん

アンデッド反応をキャッチしたブレイドが現場に到着すると、既にカリスがアンデッドと戦ってました。そういえば、カリスの名前はまだ出てなかったなあ。仮称をつけよう。
んー・・・ザビ(削除)
駄目か・・・じゃあ黒ギル(削除)
ならば・・・吊り目のハカ(削除)
・・・・・・。
カマキリだからカマちゃん。今風にしてKAMA.ちゃん。決定。蟷螂拳の使い手で京劇女優(そっちか)
もとい。
まだKAMA.ちゃんが同じライダーだと思って、加勢するような形でアンデッドと戦うブレイド。でもKAMA.ちゃん、「私の為にアイツと戦ってぇ〜♪」とマネキン神技『プリーズ』発動(?)、その間にアンデッドの弱点を探ったりしてこれを倒しちゃいます。
KAMA.ちゃんの意図を知ったブレイドは、KAMA.ちゃんに絶交宣言
KAMA.ちゃんも「あんたみたいな男が、私につりあうとでも本気で思ってるの!?」と逆ギレ。キレた女は怖いなあ。そうか、KAMA.ちゃん女の子か(腐っとんか貴様)
でまあ、仮にもヒーローが女の子を殴ったとあっては末代までの語り種。ブレイドは叩かれ叩かれ、女の気が済むまで耐えるのです。でも最近の女の子は手加減知らないから、身体だけは鍛えとけよ(誰がだ)


■今回のアンデッド

前回の幕引きで姿を見せたモス(MOTH)は、蛾のアンデッド。
あらゆる攻撃をはね返してしまう能力を持つ卑怯千万な奴ですが、ブレイドをおとりに使ったカリスに弱点を見切られ、カリスに『TORNADE』で倒されます。
カテゴリーは8、能力は『REFLECT』。


■■■ 次 回 ■■■

次回は天音ちゃんまたもピンチ!今度はかなり危険で、お話としてはアンデッドから抗体を抽出しないとならないような雰囲気。天音ちゃんには弱いカリスが、ギャレンやブレイドと一時共闘か?
それにしても「人間になりすましたつもりか、カリス」とかいう謎の男には興味津々です。黒い車の後部座席にグラサン姿という、いかにもなシチュエーションで、レイちゃんが出てきそうな展開です。
さあ、相川はホントに不○明のパクリなのか?ハニーシレーヌの豪華二本立てなら見に行きたいなあ、とか言いつつまた来週〜♪(何の話だ)

【 仮面ライダー剣(ブレイド) 第5話『過去への挑戦』 】

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